この日曜日、夢華さんにうちへ来てもらいました。ラフレシアの音源を作るためです。とりあえず手始めの第一回目です。

実は5年ほど前、ラフレシアの音源を録音しかけたことがあって、その音源の、ちょこっと失敗したとこだけ歌い直しすれば、すぐにCD作れるな、とか思ってたのですけど、5年経つと歌も演奏も前と違うから、CDにするなら新しく録りたい、との本人たちの希望を受け、丸々最初からやることにしました。

座敷に機材を広げて準備。
録音、といっても、DATとかのパソコン使用のそれでなく、MTRに吹き込む古式ゆかしい録音です(こんな機材しか使えなくて申し訳ない)。録音はもとより、機械機材を扱うこと全般苦手な僕ですので、クオリティやら作業の不手際はお許し願いたい(言い訳ばかり)。

予定曲数は5曲。この日はそのうちの3曲の素材を集めました。だいたい一曲に一時間かけて録るペースでした。

本当は歌もピアノも同時に《せーの》で録れたら早いのですけど、マイクの数の都合で(後からの部分的な録り直しもやり易いので)、最初にピアノをまず録らせてもらい、それをカラオケにして後から二人の歌を録る、といった作業です。

ピアノの録音の間も、夢華さんには演奏に合わせて一緒に歌っていてもらいました。クリックなしで弾いてもらう時、夢華さんの歌の呼吸、《間》がリズムを取る形になるので、あるとないではピアノが変わってくるのです(声出しのつもりで、とお願いしました)。

で、歌は一曲につき、二人ともテイク2以上は録らせて(残させて)もらった。自分の録音の時もそうですけれど、すごく一回目が良くても、一応何回か歌って残す。緊張してる一回目のかっちりしたところと、二回目以降のノビノビしたところ、両方の良いところを使えるように。キーワードは《素材集め》。貧乏性なのでいっぱい残しておきたいのです。

まあ、当たり前ですけど、ノビノビと歌ってる方がたいてい良いテイクです。ノリすぎて息継ぎを忘れたり、音程が怪しかったりとかはあっても、どちらが聴いていて心地良いかは歴然としてます。

午後2時から5時過ぎまで、二人とも休憩もろくにとらずに頑張ってくれました。今回の録り直し部分も含め、残りの2曲はまた後日です。


録音の合間に、5年前の録音を聴いてみたのですけど、そんな大して違いなかろうと思いきや、現在の方が明らかに演奏がこなれてていい。二人とも成長してるのです。

5年前の演奏は歌がハツラツと元気で、《元気だら!》《若い!》と笑いました。それはそれでとても良いのですけどね。これをボーナストラックでいれるか?と冗談言ったりして。

いつも一人でやってる自宅録音が、大勢でやるとなるとにぎやかで楽しい。二人とも最初こそ少し緊張気味でしたが、次第にいつものラフレシアになってきて、順調に素材を収穫できた。この調子でなんとか完成にこぎ着けたいものです。

目標は来年、1月26日(日)に考えているマシスのイベントで、CDを会場で買ってもらえるようにしたいとの野望です。まあ、ラフレシアだけは仕上げたい。自分の録音も頑張るけど。頑張らねば。


時間は前後しますが、日曜日は朝からお祭りの提灯付けをしていて、番線のドラムを一人で転がして腕がパンパンになった。大汗をかいてヘトヘトになりました。
夜、試しに灯りをつけたところ、ついた。今週末はいよいよお祭りですよ。


来月のPOPS倶楽部で参加させてもらうイベントのタイムテーブルを頂きました。
11月10日(日)浜松POPS倶楽部【宴】
OPEN 17:00  START  18:00

18:00~18:35
大林メディカル
18:40~19:15
創太
19:20~19:55
マシス
20:00~20:35
Lily
20:40~21:15
アルパカセブンス
21:20~21:55
暗黒楽団~鵺
22:05~22:20
spacial


これ、面子からしてとても面白いイベントになりそうなので、たくさんの方に是非のお運びを願えたらと思います。僕も(少し怖いけど)楽しみです。


10月は、音楽とは別の予定で週末のスケジュールが埋まってしまってます。音楽で外出はできないから(平日に谷山浩子は観にいくけど)、今月は家で一人でやれることを頑張って、11月の浜松POPS倶楽部でうっぷんを晴らしたいものです。【宴】の翌週にはフリーダムフォーク集会もありますよ


マシス
先日の旅行でのこと。都庁の展望デッキ(無料)へ上がった時、エレベーターの扉が開くといきなり、BGMにしては生々しいピアノの音が耳に飛び込んできました。

フロアの中央にピアノが置いてあって、どうやら生演奏をしてる様子。おお、もしかして《空港ピアノ》みたいな、アレか、と、とっさに思いました。

一曲演奏するごとに弾き手が入れ替わって、僕が居たわずかな時間の間にも6~7人の演奏が途切れることなく聴けました。一曲ごとにフロアで休憩している一般客から拍手が起こります。

みんな譜面なしで弾いていくけど、あまりにも演奏が途切れないから、もしかしたら仕込みの演者だったかもしれない。音大の学生さんとかのアルバイトだったりして。

クラシックを弾く人もいれば、「赤いスイートピー」や「手紙~拝啓十五の君へ」みたいなJPOPをインストで聴かせたり、とっても短い不思議な曲を弾いたり(あれはオリジナルだと思う)と、ジャンルはいろいろでした。

もうちょい聴いてたら「戦メリ」弾くやつが出てきそうだな、どうせなら「ラストエンペラー」とか「東風」演ってくんないかな、とか考えながら休憩してました。

一人、「エリーゼのために」を弾いた人がいて、その方は飛び入りっぽかったですね。あの雰囲気の中で、あえてエリーゼを弾くってのがね、すごく《空港ピアノ》っぽい。これは今でも弾けますーって出てきた感じ(とても上手でした)。

《空港ピアノ》ならぬ《都庁ピアノ》は、なかなか短い時間で楽しめました。そう、自分がもしピアノが弾けたら、あの場で何を弾くだろう、と想像しました。何も弾けないから、飛び入りしようもないのですが、何か弾けたらよかった。ピアノを上手に弾ける人がうらやましい。僕もあの空間の一部になってみたかった。

誰もがみな、あの空間の一部になろうとして、自らを作品にするため、ピアノの前に身を踊らせる。美術館の展示物に並ぶごとく、演奏者は代わる代わる音楽という形で作品を置いていく。やってることは大道芸のソレと変わらないのに、都庁という場所で観ると面白いものです。《生きたまま作品になった(「マリーナとウーライ」友部正人)》のフレーズが浮かびました。


もしもピアノが弾けたなら、僕だったら、あの場で何を弾きたいか。

「もしもピアノが弾けたなら」でももちろんいいけど(大好きな歌だし)、あの場であの流れだったら、ぜったい音が跳ねるヤツがいい。あの時ジャズ弾く人が一人もいなかったから、いきなりスイングしたら格好良い。ジャズバラードでもいい。

個人的に、「鉄人28号」をジャージーに弾いたら素敵だとずっと思ってるのです。誰か弾いてくれないかしら。



マシス

地元のお兄さん(オジサン)達と、土日に東京へ旅行に行って来ました。当たり前ですが、CD屋にも本屋にも立ち寄らない遠出です。音楽と本、大好きを封印された週末、なんて珍しいことかと新鮮な二日間でした。

旅行の話が決まった時は、多少ですが、スマホ依存な人が電波の届かない山奥に隔離されるに似た気分も(ちょっとだけ)してましたが、せっかくですし、山で自然を楽しむごとく、音楽も本も抜きで、フツーに観光を楽しもうと、実際楽しんできたのです。

とはいえ、アビーロード・バスが走ってるのを見つけた時は、おおっと思いました。

ここはイギリスか。東京です。ビートルズ『アビーロード』のデラックスエディション宣伝カー万歳。


最初は築地から。






都庁も行きました

高いところに上がりたがるオヤジ達。


夜の屋形船が、思いの外に楽しかった。屋形船っていいですねェ。
船遊びは御大尽気分。



お宿の窓からスカイツリーが見えた。

壁にはなぜか槍がかかってた。おそらく獣の槍だと思います。

二日目の朝イチで、スカイツリーへ。

朝の8時半に展望デッキ。高くて怖い。

からの、浅草寺。

皇居周辺も歩きました。

ツアーガイドもいない、自分たちでひたすら歩く旅行で、こんなにちゃんと観光するなんて、オヤジ達は本当にエライ。僕だったら神保町とレコード屋で二日間終わっちゃう。買ってきた戦利品を抱え、お宿でニコニコだらだらと拡げて楽しんで、他はどっこにも出ない旅行になってるところです。そういう東京訪問は一人でまた来よう。




マシス
浜松POPS倶楽部での11月のイベントに、マシスも呼んでもらうことになりました。ありがたや。

フライヤはPOPS倶楽部ママの日記より拝借。
コメントにもありますが、六組がガッツリ演奏したら、ほぼフェス。一日が長いよ。11月10日(日)浜松POPS倶楽部【宴】。
アルパカセブンスと、創太くんと、Lilyさん以外の演者さんとは今回がお初。お初なのに、一筋縄でいかない気配がプンプンします。おそらくは、たいへん濃ゆい催しになることでしょう。

以前に創太くんとご一緒した時は、アレお客さん受け止めきれたか?と心配になるような熱量でした。アルパカの時も濃かった。Lilyさんはいつだって濃い。他の方もきっと間違いなく濃い。そうに違いない。

そんなん一日に六組。濃い面子に囲まれ、僕の歌は一人だけ清涼飲料水のごとくサラサラ爽やかに聴こえるでしょう。11月10日(日)楽しみです。よろしくお願いします。



来年、自分のイベント(初)をやろうと思っているのです。来年1月、フリーダムの番外編って形で、マシスの作った歌を聴いてもらえる催しを考えてます。おそれ多いことですが、一回やってみます。

フライヤってどうやって作ればいいんだろう。エスケリータのマダムみたいに、全部手描きの方が(僕みたいなパソコン音痴には)手っ取り早いかとも思う。

で、夜勤仕事へ行く前に、ちょっと落書きしてみた





↑こんなイメージか。イベントタイトルも開演時間もまだ(仮)ですが、日程は2020年1月26日(日)でお店に言ったので、ここは確定。日曜日の昼間にやりますので、よかったら覚えておいてくださいませ。フライヤはやはり写真とかも使った方がいいかな。いろいろとこれから要検討です。



マシス


先日、家族でイオンへ買い物に行った際、娘とガシャポンコーナーを見ていたら、楽器のガシャポンがいくつかあった。可愛いじゃんと欲しくなり、ついギターのガシャポンを回してしまいました。

何が出たかなーと、その場で開けてみたら、思ってたよりもパーツが多くて、やばいコレこんなとこで広げたら部品を無くす、と思ってすぐフタをした。で、家に帰ってから組み立てました。
ボディにネックつけて、弦を一本一本張らなければならない。結構めんどい。



出来た。

全6種類、シークレットが2種類で、計8種類あるそうです。コンプリートまではいかずとも、こういうのって集めたくなるものです。もう二、三個欲しい。またイオンに行ったら回そう。


これまたイオンにて、HMVの試聴コーナーで聴いたアンダーソン・パークって人の新譜が、とても格好良かったので、アーティストのことを何も知らないまま、衝動買い。
調べたら、アンダーソン・パークはとても人気のあるミュージシャンらしいですね。過去にグラミー賞もノミネートされてる。知らなくてお恥ずかしい。

一曲目からツカマレました。
古き良き時代の懐かしいスイート・ソウル・ミュージックを思わせるグルーヴ。KREVAの作るトラックにちょっと既視感を覚えそうな音、横揺れの多幸感。自分より若くて新しいミュージシャンに好みの音楽が見つかるって嬉しいですね。

最新作がこんなにいいなら、過去のも良いに違いない。前のアルバムも欲しくなりました(前作『マリブ』がたいへんな名盤とのことでブレイクしたらしいです)。

↓こちらは新作から、スモーキーロビンソンとのコラボ。



マシス
フリーダムフォーク集会の翌日、日曜日の朝に袋井市三川地区、みつかわ夢の丘公園でのイベントに顔を出して来ました。【秋祭りやすらぎコンサート】です。

主宰はフリーダムフォーク集会でもお馴染み、黒岩靖子さんです。



幼稚園のちびっこがオープニングをダンスで飾り、客席はたくさんの父兄(撮影隊)で賑わってました。三川の地元有志による美味しいもの露店もいっぱい出てたので、匂いに惹かれてつい買ってしまう。フランクフルト150円、肉が激ウマでした。

小一時間くらいしか居られませんでしたが、心配された天気も良くて、無事開催なにより。きっと大成功だったことでしょう。黒岩さんPAよしひろさん、そして演者のみなさんお疲れ様でした。


日中に用事を済まして、僕は夜にまたまた一人で夜遊びへ。先週の友部さんに引き続いて、二週連続でエスケリータ68へ。矢野絢子さんのライブを観てきました。


↑矢野さんのエスケリータライブのフライヤは、ギタリストじゃがいも君の奥さまが描かれてるとか。素敵な筆ですね。会場に親子三人で来てました。二歳の小僧さんがとても可愛い。

そして、これまた先週同様、だあこえさんにフルーキーと同席させてもらいました。後から仕事を終えたタカベさんも合流して、ホントに先週と同じ面子で盛り上がったのです。

定刻19時に矢野さん登場。と言っても開始前よりフツーに店内を歩いてらしたけど。
写真は矢野さんのFacebookより拝借。

アーティストというより、高知から来た知り合いのお姉ちゃんにまた会えた、って気安さが矢野さんにはあります。歌い出すとガラリと変わるのですが、その親密な空気も矢野絢子ライブです。

前回、前々回に観た時は、他ミュージシャンを連れたツアーでしたが、今回はピアノ一本弾き語り、ソロで二時間のステージ。マァ素晴らしい。僕にしたらよくぞ歌ってくれた、これを正に聴きたかった!という歌を連発してくれて、泣けた泣けた。

ツアー中なのでネタばれはどうかと控えますが、矢野絢子さんは今年、なんと新作CDを四枚リリースされてて(!)、そのレコ初ツアーということで、がっつりその四枚から満遍なく歌ってくれたのです。

矢野さんの代表曲「てろてろ」「ニーナ」を、ようやく聴けた。矢野さんライブ四回目にしてようやくです。にわかファンの発言ですみませんが、やはりこれをきっかけに矢野さん好きになった歌だから、聴けて嬉しいですよ。

で、で、その前に歌ったのが、これまた僕が好きな「二つのプレゼント」。これ、僕が初めて矢野さんのライブ観た時、アンコールでリクエストしたらやってくれた思い出もある。《元気でいます/歌を歌っています》のところでボタボタ落涙してしまった。


知らないとこに行きたいな
嘘だよ 本当はね
ここにいたい
ここにいたいんだ
僕はまぬけな顔をしてるだろ
弱くて泣き虫で
おまけにへっぴり腰で
てろてろ おかしいね
(「てろてろ」)

何か彫ってあるよ
母さん ねえ素敵だわ
きっとこの椅子の名前だわ
私と同じ名前なのね!
(「ニーナ」)


いい歳をしたオヤジが、歌を聴いてぼろぼろ泣くのもお恥ずかしい話ですが、この三曲に関してはダメです。これ聴けただけでも元を取ったと思いました。

矢野さんは決して洗練された言葉選びをされる創り手でなくて、結構ベタだったり、比喩や描写が直球なのが多いのですけど、歌と声の力で聴き手にねじ込んでくる。それで説得してハァーって思わせちゃうのだから大した芸なのです。《街灯の明かりが星の光を消しても》なんて言われちゃモウだめですよ泣きますよ。

知らない歌も凄く良かったねじ込まれた。妖怪の歌も方言の歌も、メロディきれいだわ歌声スゴいわ。矢野絢子の生歌はCDなんかと比べられないスゴい。


この日のライブで素敵だったこと。

ライブ序盤で、じゃがいも君のお子さんが演奏中に声をあげたりして、慌ててご夫妻は静かにさせようとしてたのですけど、それを見た矢野さんが

《(他のお客さんに)子供の声は自然の音、風の音と同じやから、ああ風の音やなーと、気にせんでやりましょう。(夫妻に)いいよ、せっかく歌を聴きに来てくれたんやから。黙らせようなんてせんと、そのままにしとき》って。

素晴らしい対応です。矢野さんがこう言うと本当にお子さんがアーアー言っても気にならなくなるものです。そして、夫妻は矢野さんの言葉がなかったらライブ途中に(他のお客さんに気遣って)外へ出たかもしれません。子供の声は自然の音、なんて素敵な言い回しでしょう。

言われたとたんに小僧さんがアーアーゆって《おお、お許しが出たって、わかってんな(笑)》

ライブ後にお店に残ってた人と記念撮影。《じゃ試しに一枚》と撮った一枚で《バッチリじゃーん》と撮影終了。だあこえさんと矢野さんの披露宴会場みたい。


矢野さんの二枚組ライブアルバム『クロスロード』を聴きながら帰路に着きました。現在の歌声の「てろてろ」「二つのプレゼント」の他、アンコールで盛り上がった「汽笛が泣いて」も収録されてます。散財悔いなし。



マシス
昨夜、9月21日は袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、奇数月第三土曜日恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。

フォーク集会とうたいながらジャンルレスな通常運転で、楽しい夜になりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
オープニングの一枚。大石さん写真ありがとうございます。

一次会出演者は以下の通りです。

【NSS】
アメリカの「ツィン・マン」が聴けて嬉しい。いつか「名前のない馬」もやってほしい。アメリカ大好き。いつもいつも三声のコーラスが素晴らしいNSSです。

【NEW MOON】
初披露のオリジナル「虹を見ていた」が、まるで昔からあるスタンダード曲みたいに雰囲気のある素敵な楽曲でした。マッキーさんの声にピッタリ。「大阪ラプソディー」もピッタリ。

【てぃあ~ず】
てぃあ~ずはもうすっかりフォーク集会の良心。浜名湖フォークジャンボリーのポロシャツを着て楽しく盛り上げてくれました。フォークジャンボリーでも頑張って来てくださいね。

【クロール】
毎年九月に必ずマムゼルに訪れて演奏していく、というフリーダムでの独特の立ち位置を確立しているクロールさんです。鬼才奇才ぶりに拍車をかけて、渾身の三曲を今年もフリーダムに落としていってくださいました。

以下、二次会出演者です。写真のみで失敬。






僕も久しぶりに二次会で歌わせてもらいました。いきなりで慌てたので帽子を被るのを忘れてしまいました。

いつもの面々、久しぶりの方、とーっても久しぶりの方にびっくりするほど珍しい方(驚いた嬉しかった)、皆さん聴けて楽しかったです。たくさんの参加ありがとうございました。昨夜はお客さんも皆さんとても真摯に聴いてくださってて、お行儀良かった。ありがたいかぎりです。ガヤガヤやってくれてもいいし、静かに聴くのもいい。

この日、僕のギターをLilyさんに弾いてもらったのですが、自分のギターの音を客観的に聴くと新鮮ですね。おお良い音だなと嬉しくなった。弾く人が良いとギターが喜んでるようだ。

次回のフリーダムフォーク集会は11月16日です。一次会は今のところ二組打診中。今月出なかった楽人さんも次は出てくれるはず。2019年最後のフリーダムです。皆さんまたたくさんのお運びよろしくお願いします。



マシス
夜勤の休憩中です。

日が替わって今日はフリーダムフォーク集会の日です。時差ぼけしないよう、しっかり寝て、元気にマムゼルに行けたらと思っています。

今回の瓦版のアンケート、お題が【私の選ぶ吉田拓郎三曲】。フォーク集会という名のイベントにふさわしく、ついにフォークのプリンス拓郎をアンケートで取り上げさせてもらいました。
たくさんの方よりアンケート回答をもらって、面白い紙面になったと思います(どの歌も好きだから選べない、という声もあった)。結果は今夜のマムゼルで確認してくださいね。

僕も、吉田拓郎三曲、考えてみました。僕は完全に後追い世代、その上、どちらかといえば陽水派でしたので、コアなファンからすれば、お前が何をいうって所ですが、おそれおおくも好きな歌はたくさんあります。好きな歌、ってだけなら三曲になんか絶対に納まらない。そこを今回、今の気分で選んだのが以下。


「高円寺」

動画は「マークII」とのメドレー。ライブからですが、「高円寺」はレコードのオリジナルが好きです。二つの声が掛け合いになるところ、カッコいい。


「新しい朝」

動画なし。ぼくーらのことをー知らーない人もー/ぼくーらの声にー耳をすましてるー。歌詞が好きですし、メロディもとてもいい。テンポが上がるサビの部分、尾崎豊の某有名曲を聴いた時に、これ「新しい朝」そっくりじゃん、って思ったことあります。


「舞姫」
アンケートで誰も選ばなかったので、僕が挙げさせてもらいます。近年「舞姫」がしみじみと好きで、なーんて良い歌か、と思い直している次第なのです。


僕が陽水派、と書きましたが、あくまで拓郎陽水で比べるならの話。陽水がキレイな声で朗々と良いメロディを歌うのに対して、拓郎は喉も裂けよとガナッてたのが、最初はちょっと戸惑ったのです。なんでこの人はこんなに喉を詰まらせて叫ぶのかって(後年、拓郎のガナリが色っぽいと思えるようになるのですが)。

じゃ、拓郎の何から入門できたか。ありがちですが、最初は歌詞から。「イメージの詩」の、自然に生きてるってわかるなんて何て不自然なんだろう、ってアレとか。「親切」の、他人の心にまで土足でハイ失礼ってね、とか、そういうのにオッと思いました。

聴くにつれ、メロディも凄く良いじゃんと気づくのです。「襟裳岬」とか「狼なんか怖くない」とか。他人に提供する曲を聴くと、メロディメーカーとしての拓郎のスゴさがわかります。

あと、最近やたらと秀樹の「聖・少女」が好き。昔聴いた時は、なーにがセイイェイイェイだって笑っちゃったけど、あれって超絶名曲でしょ。本当にメロディが良い歌ですよ。

サビのステップが懐かしい。


ちなみに、次回、11月の瓦版のアンケートは「私が選ぶ中島みゆき三曲」です。こちらもまた回答にご協力お願いします。
第167回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年9月21日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・NSS
・てぃあーず
・NEW MOON
・クロール
・楽人

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分



そしてフリーダムの翌日、みつかわ夢の丘公園にて、今年も黒岩先生主宰の秋祭りイベントがやるそうです。


夢の丘公園で音楽を楽しめて、地元有志の出店も美味しものいっぱいで楽しめそうです。天候が心配ですが、なんとかやれるといいですね。



マシス
前日のエスケリータ68に続き、昨夜9月14日(土)は名古屋の【得三】にて、友部正人さんのライブを観て来ました。2連チャン、友部2Days、無事終了です。ああ疲れた楽しかった。

この日はお客さんのリクエストで演目が決まる、オールリクエストライブ。東京や仙台で開催されているリクエスト大会が、ようやく名古屋で観れるとあって、二日連チャンだけどこれは行くしかない、とチケット取りました。金曜土曜という日程も都合良かった。

二日続けて同じ人のライブなんて酔狂な、と思われるでしょうが、リクエストライブってのが楽しいんです。二年前の谷山浩子さんの時もそうでしたが、客がどんな曲を言うかわからないから、とんでもないマニアックな曲が出て、演者が困ったりして。とにかく、ファンとしたらめったに聴けない歌を聴けるチャンスなのです。
(リクエスト大会って大抵、演者があらかじめ準備したリストの中から客に選ばせることが主流のようで、友部正人と谷山浩子のように、いきなりの客の声に即座に応える、いわばガチの大喜利をやれる人って少ないですよ)

開場時間の18時前から、お店の前には入場を待つお客さんの列が出来ていました。僕は列には並ばず、隣にある中古レコード屋【ワイルドハニー】で時間を潰して、列が消えた頃にゆるゆると入場しました。

入口にて、いきなりユミさんと遭遇。目が合うなり《昨日もいたでしょ!二日続けて?》とのお言葉。顔を覚えててくださって嬉しい。

入口で料金を払うと同時に紙を渡され、そこにリクエスト曲を書くのです。
「おしゃべりがたくさん聞こえる夜に」はアルバム『読みかけの本』に収録された一曲で、なぜこれを演奏してくれないのかとずっと思ってる佳曲。「マリーナとウーライ」と迷ったけど、演ってくれたら嬉しいので、僕のリクエストはコレにしました。

ゆっくり入場したけど、空いてる前の席に滑り込み、良席確保ラッキー。当日券も出てたようですが、開演時間には会場がお客さんでいっぱいになって、なかなかの人口密度でした。年配の方に混じって若い人も多く来ていました。


定刻より10分ほど過ぎて、友部さん登場。客は歓声で迎えます。

友部さん《今日は、、リクエストを歌うので、少し緊張しています(拍手)、、途中、ズルするかもしれませんが(笑)、よろしくお願いします(歓声拍手)》
テーブルに置かれた紙袋に手を突っ込んで、中からお客さんがリクエストを書いた紙を抜き出し、歌うのです。谷山浩子の時とだいたい同じ方法です。誰のが選ばれるかはくじ運次第で、うらみっこなし。

友部《歌詞を探すのに、時間がかかるかもしれないので、(紙袋から)一回に二曲、引きます》
ステージに譜面台が七つ置いてあって、リクエストを見て後ろを振り向き、歌詞カードを探しに行きます。おそらく、左から古い順に歌詞が準備してあったようで、年代を目安に探してました。

そして、名古屋初のリクエストライブ、記念すべき一曲目は、

「乾杯」!

タイトルを読み上げた瞬間、客から小さな歓声があがりました。そりゃそうでしょう。友部作品の中で最も感動的な一曲。「乾杯」は僕は毎回だって聴きたいよ。これが聴けただけで来た甲斐があった。いきなり一曲目からもう昇天。

二曲目は「地獄のレストラン」。わりと新しめの作品です。前日のエスケリータでも演った歌だけど、エンディングにハミングを入れて、別の歌い方してました。

再び紙袋から選んだ二曲は、「中道商店街」。そして「少年とライオン」。僕も大好きな二曲です。ランダムなリクエストのはずなのに、まるで用意したかのように流れが良いと思いました。

この日は一曲ごとに友部さんがその歌のエピソードをポソッと喋って、それもちょっと珍しい光景。

友部《子供の頃、名古屋に住んでて、、今もあるかな、○○て映画館で、「猿の惑星」を学校帰りに観ました。あと、西部劇とか。おっきいスクリーンで観るのが楽しかったんです》

「少年とライオン」はその頃の、名古屋での少年時代を歌った歌なのだそうです。

ここで友部さん、《二曲ずつ選ぶって、、やりにくいな(笑)》と、ここから一曲選んでは(歌詞カード)探して歌って、と進行していきます。

「弟の墓」
友部《実は、弟の墓って、名古屋にあるんです。これをリクエストしてくれたのは、それを知ってて書いてくれたのかな》

「私の踊り子」
これは大好き。僕もリクエストしたかったくらい。本当にジーンとしました。

「Don't Think Twice It's Allright」
お客さんが嬉しそうに聴いてました。ボブ・ディランのカバーだけど、みんな好きなのですね。僕は初めてライブで聴けました。
友部《この歌は30周年の鎌倉でのライブの時、客席の通路で歌ったんです》

「長崎慕情」
これも初めて聴けた一曲。僕の反対側にいたご夫婦が、選ばれたわよ、と喜んでました。
友部《(長崎慕情を歌うと)旅行でも行ったような気分になりますね(客席がウンウンとうなずいてた)》

友部《アルバム『にんじん』は、もうCDという形では製造されてなくて、配信のみみたいなのですが、どこか(のレコード会社)でレコードで出してくれないかなって、思ってるんですけど》

友部《では、同じく『にんじん』ってアルバムから、「にんじん」(歓声)》

「にんじん」

そして、一部最後に歌われたのは、

「どうして旅に出なかったんだ」

でした。「にんじん」と「どうして旅に~」は歌詞カードなしで歌われました。


15分ほどに休憩後、第二部の一曲目は「ガーディナーさん」で再開。これも実は生で聴くのは初めて。可愛らしい歌です。

で、次のリクエストを見て、友部さんの様子が変わった。おもむろにギターのコードを確認しだして、たどたどしく何回か弾いた後、黙ってマイクから離れ、紙袋に再び手を突っ込んだ(お客さん爆笑)。

友部《(笑いながら)何の曲だったかって?三宅(伸治)くんと作った「曇り空」だけど、今日は、3KINGSは外してきたんだよな、、、》

歌詞カードがなかったようです。


友部《今日は、、長いステージになります(歓声)。ああ、良かった。反対の反応されたら困った(笑)》

「OUR FRIEND SHOKO」これも初めて聴けた。アルバム『ポカラ』から。

「こわれてしまった一日」歌い出したとたんに拍手が起こりました。人気曲です。

「もうずっと長い間」これもお初。ずっと長い間聴きたくて聴けなかった一曲。

ここで再びアクシデント。次のリクエストの歌詞が見つからず、譜面台をウロウロ。《あるはずなんです。「絵はがき」って、年代いつだっけな、、》結局見つからず、後回しに。

気を取り直して、次のリクエストを見た友部さん、《ああ、これはまさに名古屋のリクエストって曲ですね》と、「フーテンのノリ」。これは嬉しい!僕個人としてもずっと聴きたかった名曲です。あまりにも長い長いこの大曲を、途中咳払いしながらも見事歌ってくれました。


後方の譜面台が、左から古い順に歌詞が並んでる、とお客さんも気付きます。だから友部さんが左側に探しに行くと、あ、古い歌だ、と、ちょっとお客さんが嬉しそうなざわつきがあって、面白かった。

次の歌は、この日ではもっとも右寄りの譜面台に歌詞が置いてあったと思われる曲、「マリーナとウーライ」。これはもう、僕もリクエスト候補だったので、よくぞ書いてくれたとリクエストしてくれた誰かに感謝。

この時点で、時刻は21時を回ってました。友部《(紙袋を振りながら)まだ三分の一しか演ってない、、あ、全部はやりませんよ(笑)》

「水門」を感動的に歌った後、ステージにユミさんが駆け寄ってきて、友部さんに歌詞を渡しました。どうやら、さきほどの歌詞のなかったリクエストをプリントアウトしてきたようです。

友部《「絵はがき」は、春一番のライブにしか入ってない歌で、あと、『展覧会の絵』ってライブアルバムにも入ってる。毎回、リクエストライブをやると必ず書いてもらう曲なんです》

と、「絵はがき」。これは良かった。素晴らしい歌、素晴らしい演奏でした。個人的にこの日のハイライト。帰ったら『展覧会の絵』を聞き直そうと思いました。

そして、友部さんしきりに《不安だな》と言いながら、「曇り空」。これも改めて聴いてとっても良い歌じゃんと思った。途中で友部さん、歌い回しがわからくなって、何度も歌い直して、絶句。《わかんない。ここ、三宅くんが歌ってるパートだから(爆笑)》でもギターは止まらず、完走しました。


そして、本編最後に選ばれたリクエストは

「大道芸人」

でした。会場に見事な余韻を残しながら、一旦ここで友部さん退場。アンコールの盛大な拍手に呼ばれて、再登場。ここからアンコール。

「スカーフ」は、今のところ一番新しい音源『王さまのノイズ』(/3KINGS)より。こんな新しい歌にリクエストがあるとは。最近の作品のファンが来ているってことでしょう。歌詞カードなしで熱唱。

そして、友部さん《さっき歌詞を持ってきてくれた、ユミからもリクエストがあったので、歌わせてください。11日に亡くなったダニエル・ジョンストンのナンバーで、日本語歌詞はふちがみとふなとの渕上純子さん~》と、「歌う人」。タイミングとしても、これはおそらく友部さんがいま一番歌いたい歌でもあるのでしょう。前日のエスケリータでの演奏とは、エンディングを変えてきました。ラララを抜かして、新しい言葉を一言加えた。流石。

すでに時刻は22時を過ぎてる。さすがに終わりかと思ったら友部さん、《もう一曲だけ、リクエストを選んで、終わりにしたいと思います。(選んだ紙を見て)ああ、これは(最後に歌うのに)ピッタリの曲ですね》

本当に最後に選ばれたのは、

「すばらしいさよなら」

でした。


友部さんのオールリクエストライブ、とても楽しかったです。また機会があったら観てみたい。この日のリクエスト大会は、いわゆる往年のファンの人気曲や、普段歌われてないマニアックな曲に偏らず、友部さんが今でもステージで歌われてる新しい歌にもリクエストも多くて、ちょっと驚きました。

友部さんいわく《名古屋のリクエストは、本当に今聴きたいって歌を素直に書いてくださってる》とのこと。なんだこれなら友部さんしょっちゅう歌ってるじゃん、て思うより、これだってこの会場に来てる方が聴きたくってリクエストしたんだな、と、素直に楽しみました。

僕のリクエスト「おしゃべりがたくさん聞こえる夜に」は残念ながら選ばれなかったけど、それでも聴けて嬉しい歌をいっぱい演ってくれて、楽しかったですよ。

公演後、友部さんおそらく全てのリクエストをチェックしたと思うけど、そこで僕のリクエストも目を通してくれたら、いつかレパートリーに加えてくれるかもしれないものね(他の選ばれなかった曲が何だったか知りたい。気になりますね)。


リクエストライブは特別なもので、一度絶対観ておきたかったし、また行きたいけど、あえて比べていうなら、友部さんはいつものライブの方が、リクエストライブよりも断然僕は好きだな、と思いました。

二日間の一人夜遊びはたいへん充実したものとなったのです。友部さんお疲れ様でした。


2019年9月14日(土)
友部正人オールリクエストライブ at 得三

【一部】
乾杯
地獄のレストラン
中道商店街
少年とライオン
弟の墓
私の踊り子
Don't Think Twice It's Allright
長崎慕情
にんじん
どうして旅に出なかったんだ

【二部】
ガーディナーさん
OUR FRIEND SHOKO
こわれてしまった一日
もうずっと長い間
フーテンのノリ
マリーナとウーライ
水門
絵はがき
曇り空
大道芸人

【encore】
スカーフ
歌う人
すばらしいさよなら


終演後に得三のキーマカレーを食べました。美味しかったです。


この日の自分へのお土産。ワイルドハニーにてロイ・ウッドのベスト。




マシス
9月13日は金曜日、浜松のエスケリータ68にて、今年も友部正人さんのライブを観ることができました。まだ興奮冷めやらぬ感じで、感想も上手く書けませんが、覚え書きします。思い出すことがあれば追記するということで。


僕の自分史上最大のアイドルは佐野元春ですが、友部さんもまた僕にとってナンバーワン(音楽にナンバーワンはいくつあってもいい)。日本の70年代フォーク勢の中でも、飛び抜けて好きな存在です。フォークとかジャンルはどうでもいいってくらい好き。

そんな日本一好きな友部さんの生歌生演奏を、近年は毎年のようにエスケリータで聴けてしまってる。なんて贅沢、どんなラッキーな運命か。拓郎や陽水や泉谷だってもちろん観たいけど、僕はその誰より友部正人を観たいのだから。

昨夜も友部さんの目の前、靴先よりほんの1.5mの距離で陣取ってしまった。隣は昨年同様、タカベさんとだあこえさん(僕の席をとっておいてくれてありがとうございます)。

最前列の三人が終始キャッキャとはしゃいでたせいか、友部さんも、

《なんか、不思議な雰囲気ですね。エスケリータ・マジック?》

《エスケリータは、、ほかのお店より拍手が長い(客笑)》

《今夜は、特別ですね(歓声)》

と、特別感をことさら呟いてました。そして演奏時間もたっぷりで、まさに特別な夜になりました。エスケリータあんな遅くまで音だして大丈夫だったか?


2019年9月13日(金)
友部正人ライブ at エスケリータ68

【一部】
ニューヨークシティマラソンに捧げる
歌う人(LDK)
タイトル不明(未レコーディング曲《詩集の話は進まない~》)
地獄のレストラン
クジャクのジャック
愛はぼくのとっておきの色
From Brooklyn
ニレはELM
日本に地震があったのに
追伸
ただそれだけで(未レコーディング曲)

【二部】
誰もぼくの絵を描けないだろう
いじわるそうな女の子
中道商店街
タイトル不明(未レコーディング曲《ブルースは元気がない時は歌えない》)
にんじん
古い切符
スカーフ(3KINGS)
大阪へやって来た
歌う人(LDK)

【encore】
タイトル不明(未レコーディング曲《いじわるな人は~》)
一月一日午後一時(未レコーディング曲)


いつもそうだけど、昨夜の友部さんのステージは殊更格好良かった。良いとこ尽くしだったと思います。ポテティ中村さんも言ってましたが、《あそこ(終盤)で「大阪へやって来た」やるのは、友部さんが元気でないと》って。確かに、すごく調子良さそうでした。声もすごく出てた。

友部さんのソロステージは毎日選曲が変わるので、こうして書いてもネタばれにならないと信じて、今回もあげてしまう。僕がセトリをメモしてるのをだあこえさんにツッコマレましたが、友部さんは曲が多くて、メモしないととっさにタイトルが思い出せなかったりして、仕方ないのです。しかし、友部さん、「地獄のレストラン」好きだな。「クジャクのジャック」も。

余談ですが、僕は昨夜の演奏を聴いて、「クジャクのジャック」って実は良い歌だったのだなぁ、と改めて思いました。客席に一人小学生の男の子がいたんだけど、友部さんはまるでその子に聴かせてるみたいに見えて、ちょっとグッときました。


選曲もバッチリで、一部は新しめの歌、二部は新旧織り混ぜてきた。昨夜のステージを観たら往年の友部ファンも文句なしだったことでしょう。でも、例え新曲でも知らない歌でも、友部さんのステージは全く問題ないのです。友部さんの歌詞はすぐお客さんに伝わるから。

《僕は白人じゃない/ただそれだけのこと(ただそれだけで)》

《悲しみを理由にしない旅が始まる(From Brooklyn)》

こういうフレーズが、前もって知ってなくたって、スッと身体に飛び込んでくる。歌詞の伝達スピードが友部さんのステージは尋常じゃなく速い。

毎回書いてますけど、友部さん以外のこの世代の歌い手で、未レコーディングの新曲をこんなにたくさんステージでかける人っていないと思う。つまり、いわゆる《過去の人気曲》をちょっとしか演らないってことだけれど、それでも新曲が初めて聴くお客さんにちゃんと届いて沸かせるのだから、誰にでも出来ることじゃないのです。

話が逸れますが、近年の友部さんについて、《くだらないことばかり歌うようになった》《才能が枯渇した》なんてヒドイことを書く人がいますが、それは全く的はずれの意見。友部さんの歌の素晴らしさは、別に《凄いこと》を歌うから特別なのでなく、何でもないことでも《特別な言い回し》で歌えるから素晴らしいのだから(もちろん視点だって素晴らしい)。

近年の友部作品が分かりやすく聞こえても、どんなにありふれた題材を歌おうとも、凡個の作詞家とは言葉の切れ味がぜんぜん違うってことです。少なくとも、僕はその美しさが今も昔も堪らない。


だあこえさんは《今日の友部さんは尖っている》との感想を幕間でおっしゃってましたが、「ただそれだけで」のようなシリアスな新曲がそれだけ強い歌だということでしょう。もちろん、尖っているだけでなく、最後に歌った「一月一日午後一時」のような友人への挽歌は、「ただそれだけで」のそれ以上に胸に刺さり、思わず落涙してしまうのです。もう、何度、昨夜は目頭が潤んだことか。

そして、特別というならば、昨夜は「歌う人」を二回歌ったのが珍しかったのではないでしょうか。二日前に亡くなったダニエル・ジョンストンの日本語カバー(作詞は渕上純子さん)ですが、《きみの歌はつらいよ/きみにファンはいるのかい/もしかしたらきみは/おかしいんじゃないのかい》という歌詞が素晴らしくて、原曲を知らないくせにジーンとしました。

で、で、この日遅れて会場入りしたフルーキーさんが、なんとダニエル・ジョンストンのTシャツを着てて、友部さんとユミさんが驚いてらっしゃった。なんて奇遇なのかと。

フルーキーさんだけならず、この日は平日だったせいか、開演してから演奏の途中で入ってくるお客さんもたくさんいたのですけど、その方たちは「歌う人」を聴き逃がしてるワケですね。おそらく二回目の「歌う人」は、一回目を聴けなかった人のため、そしてTシャツ着てきたフルーキーさんに向けて歌ったのだと思います。

この日は「古い切符」もそうですが、いまはもういない人への思慕を、ステージから強く感じた気がします。

「追伸」のブルージーなギターはとてもライブで映えて盛り上がった。「誰もぼくの絵を描けないだろう」や「大阪へやって来た」では迫力のブルースハープを吹き鳴らす姿に大興奮でした。ひたむきな一生懸命さはテクニックを凌駕します。演奏がつんのめっても、惚れ惚れするほどカッコいい。


19時15分から、21時半まで、途中休憩を挟みながら二時間強のステージ。堪能しました。立ち見も出るほど盛況でなにより。友部さんのステージはいっぱいの人に観てもらいたい(でも、僕ひとりのモノにしたい音楽でもある)。何度でもこの先観れたらと思います。


帰りに、僕が車へ乗り込もうとした際に、ちょうど友部さんが外へ出てきて目があったので、お疲れ様でしたーと挨拶しました。そして《明日も行かせてもらいまーす》と叫ぶと、友部さん驚いた顔で、《車で来られるんですか?気をつけて来てください》と笑ってくださった。

ありがとうございまーすと返事をしてエスケリータを後にしました。

会場で購入した友部さんと鮎川誠と三宅伸治の3KINGSのアルバムを聴きながら帰りました。


さて、今日はこれから名古屋へ向かいます。名古屋の【得三】にて友部正人オールリクエストライブに参戦してきます。ずっと行ってみたかったオールリクエストライブです。楽しみすぎる。僕のリクエストは「おしゃべりがたくさん聞こえる夜に」にしました。

では、行ってきます。


マシス