浜松のライブハウス【窓枠】にて、谷山浩子さんのステージを観てきました。2017年の猫森集会に行って以来、およそ二年ぶりの谷山さんです(窓枠に来るのは六年ぶりとか)。久しぶりに聴けるのをとても楽しみにしてました。



ファンの方は周知のことと思いますが、谷山さんは先月に風邪が原因で気管支炎を併発し、九月の猫森集会は三本が中止、今月からのコンサートが中止、中止で、くしくもこの日の浜松がツアーの初日になってしまったのです。

本当に、浜松やれるのかしら、って心配でしたよ。いっそ年内しっかりお休みするって手もあるんじゃ?と思ったりしましたが、無事開催されて良かった。ステージに立てるまで復調されて良かった良かった。


↓谷山さんのツイッターより。

【今日はようこそおいでくださいました。今日がソロツアーの初日になってしまいました。本当は13日と14日の北陸からスタートの予定でしたが、先月体調を崩してから養生していたのですが間に合わず…今日は万全とは言えないけど、歌えます!ハラハラせずに聞いていただけたら嬉しいです。#taniyama】


谷山さんや谷山さんスタッフはSNSがマメで、ツイッターでライブの実況中継してんですね(感想を書くのに参考にさせてもらいました)。きっと日本中のファンが今日の様子を見守っていたことと想像します。

会場入りすると、三列目の席に滑り込むことが出来ました。パイプ椅子の間隔が狭くて、やや窮屈。

定刻19時ピッタリ、まるで時報に合わせたかのように暗転。谷山さん登場。

注目の一曲目は「まっくら森の歌」。声、途中に少ーし震えたりかすれたりしましたが、出てます。谷山さんも慎重に慎重に歌ってる印象でした。

最初のMCで、今回の体調不良のことを説明。《コンサートを五本も飛ばしてしまって、まだ万全とは言えないけど、ようやく歌えるまでになりました(拍手)。今日は歌いやすい歌を選んできました(笑)》

そして、【窓枠】にちなんで、タイトルに《窓》のつく歌を二曲続けて演奏。

2曲目「窓」
3曲目「窓の外を誰かが歩いている」

《タイトルが「ま」で始まる歌が続いたので、次も「ま」から始まる歌を(笑)》

4曲目「街」
5曲目「まもるくん」

「街」はピアノのリズムが良くてカッコ良い。「まもるくん」大好き。こんな歌、谷山さんしか書けない。しかし谷山さんは本当にピアノが上手い。

そして、ここから恒例のリクエストコーナー。チケットの半券をクジ箱から谷山さんが引いて、当たった番号のお客さんにその場でリクエストを募ります。

《はたして、今の体調で(リクエストに)応えることができるか。。できたら、「骨の駅」とか止めてください(笑)、あれ、結構(歌うのが)大変なので(笑)》

一人目のリクエストは河合奈保子さんに提供した「WEATHER SONG」。

二人目は「ほほえみの庭」花博のテーマソング。浜松にちなんでのリクエストとのことでした。《メロディ、覚えてない。。いいか、いざとなれば作れば(笑)》

三人目のリクエストは、僕の真ん前の席の女性より「ドッペル玄関」
《ピアノだけだと、すごくこじんまりした感じになっちゃうけど、いい?》とリクエストくれた方に念を押されてました。

そしてこの日のリクエスト最後は、僕の右となりの男性より「真昼の光は 嘘をつく」。この歌、谷山さんも歌うのが非常に珍しい一曲だそうです。リクエストも来たことないとのこと。

リクエスト四曲、続けて歌われました。ちょっと不思議に思ったのは、谷山さんが、四曲を続けて歌います、と言うと、お客さんみんな四曲終わるまで拍手しないの。一曲終わっても固唾をのんで次の曲を待ってる。演奏が良かったらその都度に拍手したっていいと思うけど、面白いですね。

しかし、谷山さんの記憶力は凄い。お客さんにパッと言われた歌のタイトルで、その歌はどのアルバムの何曲目で、とすぐ答えられる。歌にまつわるエピソードも事細かで、だからこそこういうリクエストコーナーが成立するのだな、と感心しました。


ここで一部終了。10分の休憩を挟んで、二部スタート。


二部最初の歌は、今年9月にリリースしたアルバムから、タイトルトラック「花さかニャンコ」。

《良かったら、一緒に歌ってください》

谷山さんの歌に合わせて、客席からささやかな合唱が湧きます。すると谷山さん、手を止めて、《あのね、、、皆さん、いま歌ってくださってたけど、(きっぱりと)歌うならハッキリ歌おう!(笑、拍手)》。

そして、仕切り直してもう一度最初から歌うと、今度は会場から力強い合唱が起こりました。僕は聴いたことなくて歌えませんでしたが、覚えやすい歌です。谷山さんらしい可愛らしくて変な歌でした。


そして続けてアルバム『花さかニャンコ』から二曲、「ネムルル」と「ピヨの恩返し」。

この二曲とも未聴でしたが、すげー良かった。特に「ピヨの恩返し」には参った。最後の《窓の外、月がきれいです》まで聴いて鳥肌ブワーッて立った。てっきり「恋するニワトリ」っぽい子供向けな歌かと思いきや、いや、ある意味そうなのだけど、これは凄い歌ですよ。本当に感動しました。

この辺りから、声がやや安定して来たように聞こえました。尻上がりに調子が上がってきたか。


谷山さんのツイッターで確認すると、ここで谷山さんおススメのドラマのお話をされてました。九月に終了したドラマの中から、谷山さんが選ぶ作品賞、そして浩子賞を発表。

作品賞が「盤上の向日葵」「ノーサイド・ゲーム」、浩子賞が「チャンネルはそのまま!」。「ノーサイド・ゲーム」は、《スポーツをしないこの私が、観るたびに勇気をもらった!》と強くおススメしていました。

次は少女の曲を3曲、ということで、以下三曲。

「カントリーガール」
「SAKANA-GIRL」
「時の少女」

「SAKANA-GIRL」も「時の少女」も初めて聴いた。なんて怖くて格好良い歌なのでしょう。これがあるから谷山浩子はハマるんです。

気づけばあっという間に21時、本編最後の歌は「さよならのかわりに」。本当に良い歌です。


暖かい拍手に呼ばれてアンコール。《お礼の歌は、せっかく浜松に来たので》と、「ヤマハ発動機社歌」を。《サビは一緒に歌ってくださいね。他社の方も(笑)》。

大合唱となりました。僕、実は両親が二人ともヤマハに勤めてたもので、この歌は小学生の頃から聴いてました(毎年のヤマハの運動会で流れてたのです)。2008年の袋井月見ホールで聴けた以来か。感慨深いです。

いやいや、楽しかった。正直、聴きながらハラハラもしましたが、さすが谷山浩子です。僕は谷山浩子こそ世界最高峰のソングライターの一人だと思ってまして、この日も良い刺激をいっぱい頂きました。どうか身体に気をつけてツアー頑張ってもらいたいものです。

《コンサート五本も飛ばして、マネージャーが(売り上げで)狼狽えてたので、お金持ちの方はぜひ物販をたくさん買ってってください(笑)》

持ってないCD買わせて頂きました。


感想は思い出したら追記します。



《谷山浩子ソロライブツアー2019 at 浜松窓枠》

【一部】
まっくら森の歌
窓の外を誰かが歩いている
まもるくん
WEATHER SONG(リクエスト)
ほほえみの庭(リクエスト)
ドッペル玄関(リクエスト)
真昼の光は 嘘をつく(リクエスト)

【二部】
花さかニャンコ
ネムルル
ピヨの恩返し
カントリーガール
SAKANA-GIRL
時の少女
さよならのかわりに

【encore】
ヤマハ発動機社歌


マシス