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元春
“次の曲も90年代のナンバーから。歌詞を知っている人がいたら、一緒に歌おう”
19.レインボー・イン・マイ・ソウル
「ボヘミアン~」に続けて、アルバム『SWEET16』から。改めて聴くと、この歌って実はすごく長尺な歌なんだな、と感じました。歌の本編があって、そのあとに《破れた胸のどーこかーで》が来て、さらにエンディングの《さよならBLUE~》まで含めると結構に長い。でもしっかりフルコーラスの演奏です。
20.シティチャイルド
畳み掛けるようにイントロが流れ込んで、ステージが一気にヒートアップ。これもオリジナルキー、オリジナルアレンジ。けっして思い入れの強い歌ではないけれど、ちゃんと歌詞を覚えてます。久しぶりに聴けると嬉しいし、カッコイイって思う。
曲が終わりの余韻もそのまま、ドラムがスネア四つ打ちを!
おお、『ナポレオンフィッシュ』つながりで「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」か?と思いきや、ギターのリフが激しく轟きました
21.ヤング・フォーエバー
『THE BARN』から。ロックギター炸裂、長田進ここにあり。深沼君のギターも暴れます。このギターリフは元春ナンバーの中でベストワンだと思います。
22.星の下 路の上
畳み掛ける畳み掛ける、ロックギター炸裂!元春ハンドマイクで右へ左へ駆けまわります。観客も拳を突き上げ、盛り上がりました。
23.世界は慈悲を待っている
イントロが鳴った瞬間からうわーって思う。この歌、良いですよねぇ。多幸感とやるせなさがうまーく均衡した、本当に良く出来た歌だと思うのです。大好きですよ。
今回のセットリストは新旧のナンバーを絶妙にうまく散らしてあって、固まってない。コヨーテ三部作のナンバーも、元春の過去の人気曲に負けることなく、違和感なく溶け込んでいました。思えば元春は昔からそういうセットリストを組む人でした。
元春、ちょっと長めのMC
“僕が名古屋で初めて演奏したのは、○○(会場名)だった。覚えてる人、いる?、、アーァ、、その人はずっとその頃から僕の音楽を知ってくれた訳ですね。あの頃のみんな、女の子はまだお化粧もおぼつかなくて、男の子は、こんな(肩幅を縮めて)感じ(笑)【中略】”
“ひと口に35年と言っても、いろいろあった。もちろん良いことばかりじゃない。みんなもいろいろあったと思う【中略】そして、今、この会場にこうやって集って来れたのは、奇跡みたいなことなんじゃないかって思う”
“僕が言うのもおこがましいですけど、、、みんな、ここまで本当によくサヴァイヴしてきました”
これは、元春にしてはすごく珍しい発言じゃないでしょうか。ここまでダイレクトにファンに慈しみの言葉をステージ上からかけるのって、なかったと思う。お客さん、ド真剣に聞いてましたよ。こんなん言われたら泣く人もいるんじゃないかしら。
頑張って当たり前の世の中、頑張っても頑張りが足りないと言われてしまうご時世にあって、“よく頑張ったね”と、時に誰かに言ってもらいたい気持ちはありますよね。
元春からすればきっと、会場に集まった全員が35年を共に駆け抜けてきた同士、という思いだったんじゃないかと想像します。
“この歌を、みんなに心を込めて歌います”
24.ジャスミンガール
『TIMEOUT!』からのナンバー。あまりに切々としたMCから始まったので、何の歌がくる?と身構えてしまいました。確かに、働く女性、日々と戦う人の歌といえば納得かな。
“みんな、ちょっとシンミリしちゃってない?”
誰のせいだよ(笑)
“みんな、疲れてない?大丈夫?(歓声)みんな凄いね!明日仕事の人もいるんじゃない?(笑)”
25.ヤングブラッズ
周囲の座りっぱなしだったおじさん達も、ここぞと立ち上がって歌ってました。何度聴いても、「ヤングブラッズ」は嬉しいな。この歌こそ、僕にとって初めての元春のリアル新曲でした。
26.約束の橋
コヨーテバンドのヴァージョンのアレンジ。イントロでロックンロールが爆発する。おなじみヒット曲の連投に新旧のファンが拳を突き上げます。
27.サムデイ
会場が一つになりました。“ああ、今日は元春の35周年を祝っているんだった”って思いが一気に胸を突いた。さすがの「SOMEDAY」です。歌いっぷりも見事。もう、このまま本編は終わりーって思っちゃうくらいの大円団でした。だが、まだまだ終わらない!
元春、再び“座って座って”のジェスチャー。観客着席。歌いだしたのは
28.ロックンロール・ナイト
座って聴く「ロックンロールナイト」も珍しいかも。拳を振り上げられない分、じっくり聴く。元春の渾身のシャウトに大きな歓声があがりました。
もう、結構な長時間歌いっぱなしなのに、こんな終盤にきてこんなテンションの高い長尺な歌を、元春大丈夫なのか?と心配になりましたが、歌い切ってくれましたよ。人の心配してる場合じゃない、僕もこの辺りで結構疲れてきてました。8分間座って聴けたのは体にも優しかったです。
29.ニュー・エイジ
オリジナルアレンジ!コーラスの《ルッチュ・チュールッチュル♪》で頭のねじが飛びました。身体の疲れもなんのその。立ち上がって拳を振り上げてました。年を重ねるごとに「NEW AGE」は好きになるなぁ。
“もう一曲行こう!”
30.アンジェリーナ
ついに元春が赤のストラトキャスターを手に!観客は大喜びです。一階席から三階席までひっくり返るように盛り上がりました。歌い終えたあと、ストラトを高く掲げて客にアピール。本編終了です。
本編だけで2時間40分を経過してました。まさかこの時点で30曲も演ってたとは思わなかったけど、たっぷり聴いた感は凄かったですね。
アンコールの手拍子を打ちながら、ああ、『STONES AND EGGS』からまだ演奏してないな、アンコールにあのアルバムから演れそうな曲ってあるかなぁ?とか考えたりしてました。
Tシャツに着替えたメンバーが再登場。
元春
“アンコールどうもありがとう!みんな、凄いね!アンコールは、、この歌を”
31.スターダスト・キッズ
イントロは元春のハーモニカです。キーはオリジナルのEからちょっと下げたキー、おそらくDで歌ってたと思います。
これで『NO DAMEGE』からも選曲されたことになるか。どうせなら「モリスンは朝、空港で」をライブで聴きたいものですが。いつか演奏して欲しいな。
32.ダウンタウン・ボーイ
長田進のスライドギターがイントロのメロディを優しく奏でていました。やはり「ダウンタウンボーイ」を聴けると嬉しい。元春の“シャララ”に泣きそうになります。
そしてこの歌でアンコールの一回目終了。バンドが退場して再び暗転。
時計を見れば九時、この時点ですでに三時間近く演奏してます。アンコールはあと一回か?なら何を演ってくれるんだろう?レディオで締めか、クリスマスは演らないのか。ナイトライフやデリケートで締めるってのもありそうだな、とか考えてるうちに、、
再登場したのは渡辺シュンスケと元春の二人。え?何を演るの?と思ったら、まさかのこの歌が!
33.グッドバイから始めよう
ビックリ!これはまったく予想してなかった。まさか「グッドバイ~」を歌うとは!嬉しいけど、この歌は切ないですよ。これでコンサートが終わるなんて、まるで元春がどこかへ行ってしまうような、妙なデジャヴを覚えてしまいます。切ないったらない。
元春
“もう一度バンドのメンバーを呼ぼう!、、12月、、この歌はこの季節しか演奏できないんだ”
大歓声!もちろんこの歌!
34.クリスマス・タイム・イン・ブルー
やっぱり来ましたね!「グッドバイからはじめよう」の切なさから、一瞬で温かい気持ちに会場の空気が変わりました。エンディングでは「サンタが街にやってくる」のフレーズを朗々と歌い上げて“メリークリスマス!”多幸感いっぱいのエンディングです。
さすがに、これで終わりかと思った。(時間的にも)すごくいっぱい演奏してくれたと思いましたもの。こちらも目一杯楽しんで、クタクタになってて、いやーおなかいっぱいだ、元春ありがとう、と真剣に思った。
しかし終わらなかった(笑)。思わずつぶやいてしまいました。“マジかー!”
35.悲しきレイディオ~メドレー
最後の最後にレディオ!もう歌うしかない。飛ぶしかない。元春に負けるか!って感じです。体力を搾り取られました。真っ白に燃え尽きましたよ。
21時20分。終演。汗だくで会場を後にしました。
凄かった。5年前の30周年の時よりも、10年前のTHE SUNツアーの時よりも、この夜の元春ははるかに元気でした。動き回ってましたし、声も出てました。こんなステージをやって、大丈夫なのか?裏で倒れてるんじゃないかって心配してしまうくらい、凄いステージでした。
一晩に35曲。こんな風に、とにかく曲を詰め込む、一夜に出来る限りたくさん演奏するってステージは、ほんと久しぶりじゃないかしら。80年代の元春って、そうだったよなって思った夜でした。
僕も体力には自信があったのですけど、帰りの車の中でもうフラフラでしたから、病み上がりとはいえ、負けましたねー。
拙い文を長々と書いて、失礼しました。誤字や間違った内容は随時訂正します。以下、セットリストです。
終演後のセトリ看板の前は撮影者がごった返してました。
ピンぼけだけど、まだこちらの方が全体が写ってるかな
佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKESTRA
2015年12月6日
愛知芸術劇場
セットリスト
1.シュガータイム
2.優しい闇
3.ジュジュ
4.ヴィジターズ
5.カム・シャイニング
6.ワイルド・ハーツ
7.バルセロナの夜
8.すべてうまくいかなくても
9.ポーラスタア
10.君を探している
11.希望
12.境界線
13.La Vita e Bella
14.バイ・ザ・シー
15.紅い月
16.私の太陽
17.東京スカイライン
18.ボヘミアン・グレイブヤード
19.レインボー・イン・マイ・ソウル
20.シティチャイルド
21.ヤング・フォーエバー
22.星の下 路の上
23.世界は慈悲を待っている
24.ジャスミンガール
25.ヤングブラッズ
26.約束の橋
27.サムデイ
28.ロックンロール・ナイト
29.ニュー・エイジ
30.アンジェリーナ
encore1
31.スターダスト・キッズ
32.ダウンタウン・ボーイ
encore2
33.グッドバイから始めよう
34.クリスマス・タイム・イン・ブルー
35.悲しきレイディオ~メドレー
マシス