【アドラー心理学】 宇宙に埋め込まれている私たち ~ スピリチュアルタスク ~ | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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宇宙に埋め込まれている私たち ~ スピリチュアルタスク ~

 

 

空は青く澄み渡り  海を目指して歩く

怖いものなんてない  僕らはもう一人じゃない

 

大切な何かが壊れたあの夜に

僕は星を探して一人で歩いていた

 

ペルセウス座流星群  君も見てただろうか

僕は元気でやってるよ  君は今 「ドコ」 にいるの?

 

(SEKAI NO OWARI 「RPG」 の歌詞より引用)

 

 

この歌詞は、SEKAI NO OWARI の深瀬くんさおりさん

大げんかをして、バンドが解散の危機に陥ったとき、、

 

もう一度お互いの気持ちを確かめ合い、

心が打ちとけあったときに書かれた歌詞。

 

この年、

 

さおりさんの誕生日の8月13日に、

ペルセウス座流星群がきれいに見えたといいます。

 

そんなことが、

さりげなく歌詞に盛り込まれているのです。

 

ロマンチックですね。

 

 

今日は8月8日、あと何日か経てば、

今年も、ペルセウス座流星群が見えます。

 

そんなわけで今日は、

宇宙を意識しながら、

 

アドラー心理学スピリチュアルについて、

 

私の感じていることを

そこはかとなく書き綴っていきます。

 

(「RPG」 の歌詞については、こちらもご覧ください)

 

 

 < ペルセウス座流星群 >

 

 

 < SEKAI NO OWARI 「RPG」 >

 

 

「人の悩みはすべて対人関係である」 

 

オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーはそう言いました。 

 

それを踏まえ、 

 

アドラー心理学では、 

3種類の対人関係の悩みを考えます。 

 

仕事

交友

 

の3種類です。

 

 

その後、

 

時が流れ、、、

 

アドラー亡き後、

弟子であるドライカースモサックは、

さらに2種類の悩みをつけ加えました。

 

セルフ (自分自身)

スピリチュアル

 

の2種類です。

 

現代ではこれらを、

5つのライフタスク (人生の課題) といいます。

 

タスクは課題という意味です。

 

人の悩みは、ほとんどが

この5つのうちどれかであるということです。

 

 

この他には、悩みの種類はないのでしょうか?

 

たとえば、

 

突然、大地震が起こり、地球が滅びるかもしれない

 

と真剣に悩んでいる人がいたとします。

 

この悩みは上の5つに当てはまりません。

 

どういうことでしょうか?

 

 

それは、、

 

大地震が起こるとか、

惑星が衝突するとか、

 

そのような問題は心理学では対処できません。

 

すなわち、

 

心理学の守備範囲の外の問題だということです。

 

冒頭のアドラーの言葉もそのように解釈するといいでしょう。

 

 

まとめると、

 

現代のアドラー心理学で扱うのは、

 

基本的には対人関係で、

あとは自己の内面とスピリチャル

 

ということになります。

 

 

 

 

これら5種類の悩みの中でも、

今回は スピリチュアルについて見ていきます。

 

スピリチュアルな悩み (課題) を、

アドラー心理学では スピリチュアルタスク といいます。

 

学問である心理学が、スピリチュアルを扱っているのですが、

その前提を考えてみます。

 

すなわち、

 

学問 (心理学) とスピリチュアルの境界はどこにあるのでしょうか?

 

最初に、そこをはっきりとさせると、

 

それは、

 

超越的な存在を考えるかどうかによります。

 

アドラー心理学では超越的な存在までは考えません。

 

それがゆえに、逆にいうなら、

 

その人がどんな超越的な存在を信じていても、

その人の立場にたって、悩みのサポートをすることができます。

 

スピリチュアルな問題はデリケートです。

 

超越的な存在を信じるかどうか?

それはどんな存在なのか?

 

神、 仏、 守護霊、 天使、 魂 ・ ・ ・  

 

人によって信じる存在は様々です。

 

また、

 

高次の霊性

祈りや瞑想

宇宙との一体感

輪廻転生

 

などについて、どう考えているのか?

 

そのようなスピリチュアルな感性は、

人によって違います。

 

スピリチュアルな悩みを抱えている人をサポートしようとしても、

相手のスピリチュアルな感性に寄り添って考えないと、うまくいきません。

 

スピリチュアルタスクは、

 

「超越的な存在からみたときの人が存在する意味」

 

と捉えることもできます。

 

このことに関して、

アドラー心理学の専門家である岩井俊憲氏はご自身のブログで、

 

「embeddedness (埋め込まれていること)」

 

という言葉に注目し、

 

スピリチュアルタスクのことを、

アドラー心理学の書物の中では、

 

超越的な存在から見た 「宇宙的な埋め込み」

 

と表現することもあると述べています。

 

宇宙に埋め込まれている私たち

 

そんな視点です。

 

ここでいう宇宙とは、

神、 仏、 守護霊、 天使、 魂 ・ ・ ・  などの超越的な存在を含みます。

 

 

 

 

なんだか壮大な雰囲気がしますが、

身近なところにも スピリチュアルなセラピーはあります。

 

 

たとえば、カードリーディング。

 

私は何年も前、

オラクルカードを引く機会がありました。

 

 

< フラワーパワー >

 

 

< スピリチュアル・ティーチャー >

 

 

< 運動する >

 

 

< 高みを目指す >

 

 

そのとき、

 

私は、 なんだかスピリチャルな気持ちになりました。

 

 

さらに、、、

 

カードの絵柄や言葉から

 

 「気づき」

 

が生まれ、

自分の目指すべき方向性に気づきました。

 

 

そのとき、

 

私は、 ヒーリング・ハートの絵柄を見て、

自分自身、「癒し」 を大切にしていることに気づき、

 

数学や心理学で人々を癒せないだろうか

 

という思いがこみ上げました。

 

 

< ヒーリング・ハート >

 

 

カードを用いたセラピーは、

アドラー心理学ではありませんが、

 

「気づき」 をうながすという意味で、

 

私はアドラー心理学の枠組みの中で、

カードを用いるのも1つの手段として有効だと考えています。

 

特に、

 

スピリチュアルやセルフのタスクにおいて。

 

 

それは、 、

 

アドラー心理学の理論を踏まえて、

その範囲の中で1つの手段として用いるのなら、

他の分野の手段を用いることも可能である

 

というアドラー心理学の包容力の広さに支えられています。

 

 

 

 

「宇宙に埋め込まれている私たち」

という話に戻りますが、

 

私たちが埋め込まれている宇宙は、

一体、どこまで広がるのでしょうか。

 

これは興味深い問題です。

 

 

一般的に、、

 

多くの星の集団を

 

銀河

 

と呼びます。

 

私たちの地球は

 

天の川銀河

 

という銀河に属しています。

 

 

 < 天の川銀河の想像図 >

 

 

天の川銀河には数千億ほどの星が所属していると考えられています。

 

円盤状の形をしていて、

直径が10万光年、

 

つまり、

 

天の川銀河の端から端まで移動するのに、

光の速さでも10万年かかるのです!

 

 

他にも、

 

私たちの宇宙には、

アンドロメダ銀河、大マゼラン銀河など、

数多くの銀河が存在します。

 

 

 < アンドロメダ銀河 >

 

 

 < 大マゼラン銀河 >

 

 

銀河は一体どれだけあるのでしょうか?

 

これも難しい問題ですが、

 

ざっくり大ざっぱに見積もっても、

約400億個は銀河が存在するといいます。

 

とてつもなく大きいですね!

 

 

私たちの天の川銀河は、

他にも50~60個の銀河が集まって銀河群を結成しています。

 

50個前後の銀河が集まった集団を

 

銀河群

 

といいます。

 

 

私たちの所属する銀河群の中で、

一番大きい銀河は、アンドロメダ銀河です。

 

 

また、

 

私たちの銀河群の近くに、

さらに多くの銀河の集まりが存在します。

 

約2000個の銀河が集まる

おとめ座銀河団です。

 

近くといっても約6000万光年ですから、

光の速さで約6000万年かかる距離です。

 

数百個から数千個の銀河が集まった集団のことを、

 

銀河団

 

と言います。

 

 

 < おとめざ銀河団 >

 

 

まとめると、

 

銀河 → 銀河群 → 銀河団

 

の順に、星の集団として大きくなります。

 

 

私たちの住む地球は、

1つの銀河に含まれる太陽系第3惑星ということになります。

 

 

 

宇宙は壮大です。

 

このような壮大な宇宙の中に、

私たちは埋め込まれているのです。

 

そんな神聖な視点で、

 生きる意味や目的を見出したいものです。

 

それが、アドラー心理学のいう共同体感覚なのです。

 

 

 

※アドラー心理学とスピリチュアルの境界領域の探究と実践について、

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【執筆者】

 

 

松岡 学

 

数学者、博士 (学術)

高知工科大学 准教授

 

大学で研究や教育に携わる傍ら、

一般向けの講座を行っている。

 

アドラー心理学の造詣も深く、

数学の教育や一般向け講座に取り入れている。

 

音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。

ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。

 

出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。 

『5歳からはじめる いつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。

『キララな恋愛や結婚生活を送るエッセンス』CLAP。

 

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