お母さんにアドラー心理学と算数は必要なのか? | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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お母さんにとって、アドラー心理学と算数は必要なのか?

 

あなたはどう思いますか?

 

 

心理学といったら、

 

心理テスト

相手の心を読む

無意識の世界

 

といったイメージがあるかもしれない。

 

 

ちょっと身構えるというか、

難しそうなイメージもあるかもしれない。

 

 

「さらに、算数??」

 

 

算数は出来ないよりは出来る方がいいというか、

子どもには算数が出来るようになってほしいと思うけど、

 

 

心理学と算数と言われても、

不思議に思うかもしれませんね。

 

 

もしかすると、

 

算数というと、

計算や公式のイメージを持っていませんか?

 

 

算数では、計算もするし、公式もあるけど、

それだけではないのです。

 

 

だからここでは、

心理学や算数に対する、

 

そんな先入観を捨てて、

この記事を読んでほしいと思います。

 

 

 

 

確かに、

 

アドラー心理学は心の動きをみますが、

一般的な心理学のイメージとは違うかもしれません。

 

アドラー心理学は、

 

人が幸せに生きるための心理学

 

なのです。

 

そして、

 

子育てと相性のいい心理学

 

なのです。

 

 

子育てと心理学というと、あまり結びつかないかもしれません。

 

 

なぜ、アドラー心理学は子育てと相性がいいのでしょうか?

 

 

それは、アドラー心理学の理念として、

 

自立する

社会と調和して暮らせる

 

という目的があるからです。

 

これは、野田俊作先生が、アドラー心理学による子育てプログラム

「パセージ」 を開発したときに、中心にすえた目的です。

 

 

将来、子どもたちが

 

自立して、社会と調和して暮らす

 

ことができるというのは大切なことです。

 

 

とても大きなテーマですが、

 

これがアドラー心理学にもとづく

子育ての目的なのです。

 

 

 

だけどね、

 

もしかしたら、あなたは、

 

子どものことが好きすぎて、

 

 

「いつも一緒にいたい」

 

「いつもお母さんに頼ってほしい」

 

 

と思っているかもしれません。

 

気持ちは分かります。

 

 

子どもといつも一緒にいたら、幸せですし、

頼ってくれたら、うれしいです。

 

それに、子どもが自立して、

自分で自分のことをするようになったら、

 

なんだか巣立っていくようで寂しいですね。

 

 

 

だけど、子どものことが好きすぎて、

お母さんが手をかけ過ぎて、

 

お互いに依存的な関係になってしまったらどうでしょう?

 

 

これを共依存といいますが、

 

 

共依存の関係は、

 

子どもにとっても、お母さんにとっても、

好ましくないですよね。

 

 

そう思うと、 子育てには、「勇気」 も必要なのです。

 

寂しさと向き合う勇気

 

というべきでしょうか。

 

 

 

子どもといつも一緒にいたい、

何でも手をかけたい、

 

そんな気持ちを抑えて、

 

 

子どもが自立できるような接し方

子どもが社会の中で調和して過ごせるような接し方

 

 

を出来るような勇気を持ちませんか。

 

 

それが本当の優しさだと思います。

 

 

 

 

それでは、算数はどうでしょうか?

 

 

実は、

 

今の話は、算数にも当てはまります。

 

 

算数は誤解されやすく、

計算や公式のイメージがあるのですが、

 

それらは算数の目的ではありません。

 

 

算数(数学)で大切なことは、

 

 

自分の力で問題を見つけ、

自分の力で考え、

自分の力で解決する

 

 

ことです。

 

 

そんな姿勢を養うのが、本当の目的なのです。

 

これは先ほどの、自立した姿勢と同じです。

 

 

それにより、

 

将来、社会で自立して

過ごせる力が身につくのです。

 

 

 

ただね、

 

このことは、なかなか気づかないのです。

 

私自身も、大学生のときに初めて気づきました。

 

当時の大学の数学科の先生は、

あまり手とり足とり、教えないのですね。

 

 

最初、私は 「どうしてだろう?」 と、

そんな様子が不思議でした。

 

 

でもね、

 

気づいたのです。

 

 

数学科の先生方は、

 

学生が主体的に学ぶことを尊重していたのです。

 

 

私はそんな空気に触れて、

 

数学をするとはどういうことか、

理解できたように思います。

 

 

 

 

だけど、

 

今の世の中を見渡すと、

 

世間の風潮として、

 

問題の解き方を暗記させたり、

公式をパターン化したり、

 

ほとんど考えさせない教え方 (教育) が、

まん延しています。

 

 

私はそんな状況に、

 

「悲しいなぁ」

 

と思っています。

 

 

パターン化して、覚えさせて、点数をとらせる

 

 

そんな機械的なことをして、どうなるんだろう。

 

機械的な仕事は、これからは、

ますます AI がやる時代です。

 

 

人にしかできない 「考える」 という営みを

体験するのが算数の役割なのです。

 

 

 

数学者のフロイデンタールは、

暗記型の算数ではなくて、

 

子どもが自ら算数をするためには

どうすればいいかを追求しました。

 

そして、彼は、

 

考えること自体に意味があることに気づきました。

 

フロイデンタールは、

 

「『考えること』 をいかに教えるか?」 

 

といいました。

 

 

このように、 算数 (数学) は、

 

自分自身で考え、

判断できるような姿勢

 

 

つまり、

 

主体性

 

を養うことが大切なのです。

 

 

 

 

このように見ていると、

 

アドラー心理学と算数、

 

まったく違うように見えて、

実は共通したテーマを持っていることに気づきます。

 

 

不思議ですね。

 

 

 

思うのですが、

 

人って依存しやすい生き物なんですね。

 

 

誰かとつながっていたい

という感情がわいてくると思うのです。

 

 

あなたはどうですか?

 

「寂しい」

「そばにいてほしい」

 

という気持ちに満たされたりしませんか?

 

 

それは自然にわきでてくる感情だから、

それはそれでいいと思うのです。

 

 

ただね、

 

寂しさに流されて、

 

依存的な体質にならないように、

気をつけなければいけないと思います。

 

 

私は寂しいときは、音楽を聴きます。

 

その曲の世界観に共感して、

せつなくなることもあるけど、

 

心の充電ができるのです。

 

 

ほかには、

 

ホワイトセージの香りに触れると、

 

気持ちが落ち着いて、

エネルギーチャージができます。

 

 

 

そんな風に、

 

あなたなりの方法で、

寂しさと向き合えたらいいですね。

 

 

そして、

 

寂しさと向き合い、

前に進むためにも、

 

アドラー心理学と算数がとても効果がある

 

と私は思っています。

 

 

どちらも

 

主体性

 

が大きなテーマの1つだから。

 

 

ただ、

 

目的が共通していても

アプローチするための手法が異なります。

 

手法として、

 

アドラー心理学は 「勇気づけ」 を重視します。

 

これにより子どもの優しい気持ちを育むことができます。

 

 

一方、算数 (数学) は論理的に 「考える」 ことが中心です。

 

これにより、子どもの知性を磨きます。

 

 

 

右脳と左脳とでもいうべきでしょうか。

 

アドラー心理学と算数を

組み合わせることによって、

 

情緒的な側面と知性的な側面の

両方を育むことができるのです。

 

 

アドラー心理学と算数は相性がいいのですね。

 

トマトとバジルみたいですね。

 

 

 

いろいろ書いてきましたが、

最後にまとめると、

 

 

アドラー心理学や算数に共通したテーマとして、

 

子どもの主体性を養う

という理念があり、

 

 

さらに、

 

アドラー心理学は優しい心を育み

算数は知性を磨く ことができます。

 

 

子どもも、お母さんも

 

優しさや知性をもち、

主体性を身につけられたら素敵ですね。

 

 

それに、

 

アドラー心理学や算数には、

人を癒す力もあると私は思っています。

 

 

だから、

 

お母さんにとって、アドラー心理学と算数は、

とても大切な素養なのです。

 

 

 

 

 

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