日々是(ひびこれ)デス・ロード

日々是(ひびこれ)デス・ロード

自分の好きなものについて垂れ流していくブログです。基本ネタバレ全開なんでそこんところ注意。



〜ゴミ屑どもには死を!!〜

パニッシャーことフランク・キャッスルは、遂に最後の復讐を終えていた。
だが、パニッシャーであった頃とはうって変わって、家族、友人、知人たちの幻覚に苛まれ、自責を続ける彼の精神はもはや疲弊しきっており、その姿はまるで生ける屍のようでもあった。
そして、フランクが潜伏するリトル・シシリーの街は彼の復讐による代価を払わなくてはならなかった。
街を実質的に牛耳っていたグヌッチ・ファミリーの崩壊によって、街は警察が無力に陥るほどに阿鼻叫喚の地獄絵図と化したのである。
完全無政府状態の中で、ある日、グヌッチ・ファミリーのボスであるイザベラがフランクのもとに訪ねてくる。
彼女はフランクに殺された家族の復讐を誓っていたのだ。
イザベラによって懸賞金をかけられ居場所を拡散されてしまっていたフランクには、無法者たちによる殺戮の魔の手が忍び寄っており、フランクがイザベラの三男を殺した時刻である午後6時47分きっかりに一斉にフランク狩りが始まるという。
そんな絶体絶命の状況下で、今や燃え尽きた灰のようになっている満身創痍のフランクが選んだ道とは、果たして――??



超特急で観ました。
パニッシャーなのでね。
今現在マーベルで特に好きなヒーローは三人。その中の一人がパニッシャーなわけで。

では早速、以下感想をば。


復讐がひとまず終わったフランクは、精神的にもう臨界点を突破して他人が見え、そんでもってひたすら責め苦を受け続け、フランクはボヤいたり叫んだりする等、本気でイカれ度MAXになってしまっていた!

上半身裸の上からくたびれたパーカーを着て外に出るフランクを見た同じアパートの隣近所の母子の「あの人やっと外に出たんだ」という反応からも、フランクが長い間部屋に引きこもっていたことが分かる。

フランクが地元893のグヌッチ・ファミリーをあらかた殺っちゃったためにリトル・シシリーは阿鼻叫喚の地獄絵図と化し、街に一歩踏み出しゃあイカれ野郎共のエデンが広がっているという、まさに読んで字のごとく街はカオスの極み状態!!

ぶっちゃけ言って、戦争がなんだという話でねーのよ。
マッドマックスの世界なんかにはなるわきゃねーんだよ。
これよ、現実の世紀末っちゅーのはこれ。
まさに警察も即機能停止に陥るレベルの完全無政府状態。

この阿鼻叫喚の地獄絵図っぷりは是非その目で見て欲しいですな。
リアルだと思いますよ。
流石に本作レベルの治安崩壊は『ロボコップ』ですらなかったけど、大なり小なり今の日本だって地域差であるでしょこれ。

あと本作を見て切に実感したのは、警察の必要性ですよ。
警察はとにかく超大事だってこと。
けど、その警察が少しでも仕事をサボるとクソ野郎共が調子こきまくってどんどんつけあがり、その地域の治安は瞬く間に悪化していって、最終的にはパニッシャーみたいな過激な自警団が現れてしまうってことっすよね要は。

つまり、警察のニッチを誰かが埋めなければならないという必要性に迫られると自警団が現れる。
けど、その自警団が仕事を放棄したとしたら果たして世界はどうなるかっていうことを本作は如実に描いているわけですわ。

そこら辺、日常生活の延長線上って感じで昨今の荒れた世界情勢と経済状況を見てると余計にそう思わざるを得ないんですが、私怨が更なる私怨を呼び、最終的にその場所が地獄と化し善なる命が悪によって無慈悲に次々と血祭りに上げられていくというこのヤバさのスパイラルよ。

そんな中で、パニッシャー狩りが起こった後に嘘みたいに静まりかえるリトル・シシリーの街が正直言ってかなり不自然で嘘っぽかったということはとりあえず置いておいて、これは精神極めちまったフランクの束の間の救済物語なんですよね。
フランクも分かっていましたけどね。
多分さ、天国からフランクを見守っていたフランクの娘が親父のその痛々しいまでの満身創痍っぷりに対して流石にこりゃいかんと今回救いの手を差し伸べたんだと思いますよ。

そして、地獄の中にも光は必ずあるってことが本作の何よりも一番良かったところ。
現実的じゃねーよとか冷笑ムーブかますアホはフランクにKILLされればいいと思います(断言)

…マジで今は余計に居そうだもんね、こういう奴。
老若男女問わず冷笑することが一種のステータスみたいになってるっぽいよね。
俺もこの間、うちの親父一発殴り飛ばしそうになったよ。
だからさ、日本政府はガチでわけわかんねー輩の動画含めて動画やSNSをどんどん規制した方が良いと思わざるを得ない。
そうしないと近いうちに物理的じゃなくて精神的に崩壊してくよこの国…。

…すんません、話がかなり逸れましたが、本作は救済っつっても一時の休憩みたいな程度なんす。
そこが非常にリアルね。

しかしながら、馴染みの商店の親爺とその娘を助ける道を選んだフランク。
この時、パニッシャーはアンチヒーローでもダークヒーローでもなく、間違いなく正真正銘のヒーローになった瞬間でもあった。

そして、ドクロマークをしっかりキメて復活を遂げるパニッシャー。
もうね、だからフランクはそうなんですよ。パニッシャーやるのがね、生き甲斐なのよこの人(笑)
だからパニッシャーやれなくなると今回みたいなことになっちゃう(笑)

サツがやらねーなら俺が殺る!!といういつもの安心安定のパニッシャーイズムを我々視聴者に最後に拝ませてくれます。

でも、ぶっちゃけパニッシャー狩りという名の害虫駆除が終わってみたら、警察や救急は普通にバンバン仕事してたというオチ。
しかしながら、例えそれが地獄であってもフランク側に居て、彼に味方してくれる人は、たとえその人がどんなに無力な存在であっても必ず一定数は居るという事実。
だから彼らはフランクに希望を託す。
なぜなら、彼には強い力とスキルがあるから。自分には逆立ちしたってできないことができるから。
だから、フランクはそうしたフランクみたいな境遇の人の代わりに悪に制裁を加えてくれる基調な存在でもあるのだ。

そんな本作は、ジョン・バーンサルが自ら脚本を書いてるらしいんですけど、ぶっちゃけ言ってネトフリ&MCUのフランク/パニッシャーのことを知り尽くしたジョン・バーンサルだからこそこのハイクオリティ極まる本作が産めるのだと切に思いましたよ!!


ちゅーわけで、『パニッシャー/ワン・ラスト・キル』の簡単な感想でした。

これまでのジョン・バーンサルのパニッシャーの積み重ねありきの本作は、本当に至上の出来でガチで最高でした!!


〜※ジェダイと関わるとこうなります。〜

銀河帝国が圧政を敷いてから数年。
まだ帝国の支配が及んでいない惑星ジャニックスの地下にモールは潜っていた。
忠実なるルック・キャストをはじめ傭兵や仲間達と共に、モールは自分を裏切った全てに復讐するために動き出したのである。
そんなジャニックスの警察署に所属する警部のブランダー・ローソンは、騒ぎを起こしたモール一味に対処することになる。
その中で、ローソンはダキという謎の男と出会う。
どうやらダキの身内のような関係であるらしい少女のデヴォンが警察署に連行されたようなのだ。
実は、このダキとデヴォンは粛清を生き残りジャニックスに一時的に潜伏するジェダイ・マスターとそのパダワンなのであった。
更に間の悪いことに、モールの捜査情報をローソンの相棒である警官ドロイドのトゥー=ブーツが帝国に報告してしまい、独立中立を何とか保っていたジャニックスは瞬く間に完全に帝国の支配下に置かれてしまった。
復讐の足掛かりとしてデヴォンを狙うモール、そして、そのモールを追うローソンはダキとデヴォンに巻き込まれるかたちで一人息子のライリーと共に指名手配犯となってしまう。
満身創痍になりながらも復讐心に燃えるモールと、成り行き上仕方なく彼と共闘関係を結んだローソンは、名誉も正義も無い暗黒社会の混沌とした戦いに身を落としていく――。



暇を見つけては途切れ途切れに観て、やっと完走しました。
では、以下感想をば。


もうね、すげかったよ…(´Д`;)

え…、なんこれ…。
というか、終始四面楚歌状態でもうヤバかった。

トゥー=ブーツが盛大にやらかしたせいでじわりじわりと次第に詰んでいく前半からラスト手前、そして畳み掛けがガチでパない怒涛の最終話付近から最終話がガチのマジでヤバすぎ!!
もうね、パないよこれ!!

個人的にスター・ウォーズのアニメにハズレなしの法則をまた更新しましたよ!

本作で特に好きになったキャラは三人。モール陣営のあの二人のザブラク兄弟とローソン警部!!

まずは、俺は名を知らぬあのダソミアの兄弟たち。
ダソミアのザブラクって家族愛っていうか同胞愛強いよね。そこが相変わらず良い!!
俺はサヴァージも大好きなんですけど、あのザブラク兄弟は本当に大好きになりすぎたので死んで欲しくなかったなぁ…(´;ω;`)
モールに助太刀に行ったのかな?な弟?の方の散り様と、最後の最後で彼の仇をとって一矢報いたあの兄貴という二人の勇姿にはガチで泣けた(号泣)
兄貴の方はストームトルーパーごときが相手っていうのがまた一抹の寂しさがあってガチで泣けるのよ…(号泣)
しかも酸だぜ酸!?
モールも同胞愛が凄いからあの二人の死はやっぱ堪えたっぽいよね。
そこでモールが完全にブチギレるのが良かった!!
そして、何気に最後まで何も言わずに静かにモールについてきたのは主にこの二人だけだったのも泣ける!!しかもモールも無言でこの二人と頷き合っていたのも信頼の証みたいな感じで倍増しで泣けた!!(号泣)
本当に特別な存在だったんだな、と…(´;ω;`)

そして、ローソン警部もガチで超格好良かった!!
年頃の(でも普通に大人すぎるほど大人)息子を抱えて妻が居ない家庭で悩む一人の父であり、また日々悩みながらも命を張って仕事を頑張る一人の刑事というこれはもうね、大好物ですよ!!
しかもブラスター捌きがパないというのがこれまた超格好良いじゃん!
てか、ハンドブラスターの光弾一発で普通に貫通するキャノピーって一体…。
まああれか、どうせ帝国のことだから予算ケチったんでしょ?或いはローソン警部は独自にカスタマイズしてるとかね。
後者だったらガチで熱い。
そんぐらいしとかないとジャニックスじゃあ命が幾つあっても足りないわな。

最後、「もっといい父親になれたが、努力はした――」は超名台詞を発するローソン警部。
本作で一番なのは勿論、俺的に多分スター・ウォーズ屈指だと思う。クワイ=ガンの「出会いに偶然はない。全て運命(さだめ)なのです」を越えて暫定一位です。
で、光弾を食らいながらも霧の中に消えていく演出が趣があって良いなぁ、と。
素晴らしいよね。
一応、ローソンの親爺さんにはワンチャンあるよね…?
あるよな…?な?

そして、モールが動き出したことはともかく、本作の重罪人は明らかにトゥー=ブーツとダキの爺。
トゥー=ブーツはドロイドだからまだしも(でもドロイドの癖に能無しだから許さんよ)、この旧共和国時代末期のジェダイあるあるな始終超上から目線で己の罪を一切省みないというダキの爺には終始怒りがマッハで、なんていうかフォースのダークサイドに堕ちそうでした。
しかもパダワンのデヴォンがまた短気なのよ(笑)
これ、なんでクローン戦争世代あたりのパダワンってこうも血の気多すぎなのか。
しかも師匠のダキもダキなので、やっぱジェダイは一回滅ぶべきだったのかな〜なんて俺の中でジェダイ離れが進んでしまった昨今、改めて特にそう思ってしまう。
こいつら、何しても許されると思っとんのか?あぁん?みたいな。

で、最終回はやっぱ来たよ俺たちのアナキン坊やが!

うん、こえーよ!!( ゚д゚;)
まずは呼吸音だけなのがこえーし。
そして、相変わらずの叩きつける感じのセーバー捌きと手首ちょんちょんでブラスター光弾跳ね返すあれが健在で嬉しかった。
ベイダーがいかにつえーかがよく分かったし、おまけに帝国がいかに恐ろしいかがよく分かった。
そしてそんな帝国に真っ向からメンチを切りまくる反乱同盟軍はガチで勇気あるよね。
てか、帝国バックレ組が反乱軍に何気に多いっつーのもなんか笑えるんだけど、本作では帝国の脅威は一切笑えねーっす。

フォーム3に切り替えたのがダキの運の尽き。
明らかにベイダーブチギレてたのが笑えた(笑)
やっぱフォーム5とフォーム3は相性悪いのね。ダキは一矢報いてたけど、あの様を見ればオビ=ワンがいかに剣技に熟達していたかが改めてよく分かるよね。
小説『パダワン』でもオビ=ワンはいじめの主犯からなんかヘイト買ってたしな。

でも、モールにはもっと善戦してほしかった。
でないと、『反乱者たち』のオビ=ワンの顔がなんかさ、立たないじゃないのよ!

そんな本作の殺陣は良かった。
ブゥゥンやブォンブォンと音がひたすら鳴り続け、互いの光刃がギランギラン光りまくってバチバチと火花を散らす鍔迫り合い、俺が観たかったライトセーバー戦がここに復活した!!
これをなぜ実写作品でやらんのだ!?

あとは、ビークルどうしのチェイスとかがガチで良すぎ!
スピード感がパないです。
それに、帝国のガンシップがガチンコで勝負して攻めたり逆にガンガン落とされてくんだけど、帝国のガンシップがガチで脅威だったりする。
つまり、いかにジェダイがチートかがよく分かった。


とまあ、こんな感じでシーズン2が非常に気になるオチを含め、本作はガチの神作。

本作はさ、こう、なんつーの、エピソード4のゴミ溜めに閉じ込められるようなもんっちゅーか。
ゴミ溜めみたいな救いようもない世の中でガチで両側からジリジリと壁が迫ってくんだけど、それがシリアス一辺倒ですよ。

そんな中でも、モールの修行時代が垣間見えたり、彼の意外な一面がまた新たに見られたりしたので良かったです。
モールは屈折しちゃったけど、それは大概あのクソ爺のせいよね。
クローン・ウォーズで判明したのはモールは同族には甘いってことだと思ってますが、本作ではより一層そのウラを取ることができたのでなにより。
あとは、サヴァージの新たな一面も見られたのも良かったです。
モールにとってもサヴァージはやっぱ特別な存在だし、その死はトラウマなんだなぁって(泣)
繰り返しますが、ザブラクってやっぱ家族愛っていうか同胞愛が強いよね。

ベイダー無双、モールの下半身の意外な打たれ弱さ、ジェダイのクズさ、ドロイド脳の無能さ、ザブラク兄弟の家族愛、ローソン警部のいぶし銀のかっこよさ、スター・ウォーズ一般人代表なライリーの巻き込まれっぷり――と、既にこれだけでもかなりの見どころがある本作。

とりあえず、帝国時代にはジェダイにだけは関わるなよ!絶対だぞ!!

〜覚醒めろ、その魂!!〜


西暦2001年、人間の手では不可能な方法を用いた殺人事件が起こっていた。

そんな世界で、美杉家に居候する記憶喪失の青年・津上翔一は、その不可解な殺人事件を引き起こした張本人である謎の存在・アンノウンの出現に際し何かに即されるように謎の戦士・アギトに変身してアンノウンと戦う。

そんな翔一と、G3となって市民を守るために戦う警視庁の刑事・氷川誠、そして事故をきっかけに異形の存在・ギルスになってしまった葦原涼の三人の運命が、一隻のフェリー・「あかつき号」の遭難事件を軸に次第に交差していく。

そこには、二つの絶対的な力の戦いを背景とした人類が決して避けては通れないであろう宿命があったのだ――。




別に新作映画公開がきっかけだったからとかじゃなくて、ガチでただ単にやっと観ることができたからという理由でリアルタイム視聴以来ようやく観ました『仮面ライダーアギト』!!

とにかく、以下感想をば。



いや〜、やっぱ超おもしれーわ!!


リアルタイムの時は文字通り身も心もガキでした。

クウガに続いて本当に毎週楽しみだったよ。

クウガから続く俺の中の特撮革命はアギトを以て無事に更新された感じ。

それが更に龍騎で更新されてくんだけどね。


繰り返しますが当時もすげかったですよ!

毎週本当にいいとこで終わるんで、日曜八時が楽しみすぎてヤバかった。

二回完結の体だったクウガは二周目には大抵スッキリしたりしますが、完全に連続ドラマであるアギトはそんなことにはいかず、次回への引きがすごいから基本的にもやもやしっぱなし。

加えてストーリーはガチヤバで面白かった。ガキの身では細かい部分はよく分からなかったけどね。

①「あかつき号事件が全ての発端で、そこでアンノウン(水のエル)に因縁をつけられるかたちで翔一君と木野さんがアギトの力を持つきっかけになった」

②「翔一君以外の乗客を救った氷川さんが警察の英雄になった」

③「あかつき号事件とは別に現代において超能力者and超能力者予備群狩りが、アンノウンによって人類に因縁をつけているかのごとく息をするようにいやらしく行われている」

④「人類を創ったらしい謎の青年(闇の力)は普通の人類LOVE故に人類の超能力発現を良しとしていない→光と闇の盛大な内輪揉め」

⑤「真魚ちゃんの親父と本物の津上翔一(沢木哲也)、木野さんのエゴ」

⑥「葦原さんがいつもボロボロになる」

⑦「葦原さんがよく水の中に落ちる」

⑧「人類代表=氷川さん」

とりあえず以上の八つが幼子にも一応は理解できましてね。


本作を観て馬鹿なガキの身でもとにかく真っ先に思ったことは、闇の力と風谷教授と沢木(本物の津上翔一)はあまりにも無責任すぎる、と。

特に実質的に人類にとって創造神である闇の力は、超能力発現しない人類が可愛いならなんで人殺すんじゃ!!(怒)って思いました。

結局のところ、最後は美川憲一の歌に触発されたみたいに手始めにさそり座の人間を大量虐殺するとか正直言って子供心にガチでよく分からんかったんです。

さすがの神様でもテンパる時はテンパるのか…、みたいなね。


そして、木野さんに初登場時からノックアウトされた次第。

うん、木野さん、今見返してもやっぱかなり狂ってるけど超渋かっこいいわ。


そんなリアルタイム視聴時から実に25年という歳月が流れた今、超能力が特に発現することもなく心が汚いおっさん化した俺は今更になって本格的に本作を観たのでした。


結果、すげー深かった…。


『仮面ライダーアギト』という作品は、いわば「生きることを諦めない」ことがテーマであり、そしてそこには「人類含めた生物が持つ絶対不変の生存本能」と、その「生存本能に何があってもしがみついて限界まで(或いはそれを超えて)生き抜いてこそ人間である」という、究極の、それも人類の根源たる人間讃歌みたいなものが感じられたのでした。


す、すげぇ…。すげぇよアギト…(´Д`;)


人間讃歌っつっても全然綺麗事なんかじゃないっすよ?

人には一人ひとり善悪があんのなんか小沢さんがわざわざ言わなくたって普通にごく当たり前のことであり、肝心なのは、それを内包しつつも自分はどうあるべきかという点であると俺は小さい頃からずっと思ってるんですが、要はそういうことじゃね?

違う?


まぁとにかく、オラとんでもねーもん観ただ…(´Д`;)

という感じっす。


キャラについては、まずは主人公の翔一君が意外とナイーブだったのに驚いた次第。

ガキの頃に観てた時の翔一君の印象は「能天気な近所のよくわからん兄ちゃん」みたいな感じで、「とりあえずノリで強敵もなんとかする」という感じだった。

ところがですよ!大人になって見返すと、翔一君は基本的に能天気っぽいけど実は根っこは結構喜怒哀楽が普通にあって、記憶喪失故だったり元々が末っ子気質で温厚だったりするせいか何かとナイーブになりやすい感じで事あるごとに結構悩みまくってたという事実。

そこが子供の頃に観た時とは全く違って、翔一君を人間らしいと感じた部分でした。


また、そんな翔一君から不器用とか無骨だとか言われてはキレる氷川さんについては、ガキの頃と変わらず「頑張る刑事(デカ)」という印象。

ガキの頃は氷川さんは「とにかく頑張る人」という印象で、そこが市民を守るという警察官の職務に忠実すぎるほど忠実だったので前作の一条さんと同じく好印象しかなかった。

大人になった今見返してみると、氷川さんは冗談抜きで優秀だったのね…、と。

本作のギャグシーンの大半が翔一君と氷川さんなわけですが、氷川さんへの翔一君の正体バレのくだりも正直引っ張りすぎてかったるかったです。

でも、北條さんが氷川さんにさらっと言った「あなたもまたアギトだ」は地味に感動したのよ。

そうだよ!氷川さんはただの人間だけど一人の立派なライダーじゃねーのよ!ってさぁ!

でも、翔一君=アギトって分かってからの一時の暴走っぷりがあんま受け付けないかな…。

職権濫用はいかんよ氷川さん(苦笑)

で、やっぱ最後に輝くのは氷川さんなのよ!

最終回の出動は最高だったよ!たぶん最終回普通にがっつり観てたと思う。

「ただの、人間だ!!」っていうの、これやっぱ最高すぎでしょ…!俺も言いたいよ…。


そして、多分っていうか確実に本作一の苦労人は葦原さん。俺デミー苦労賞を無事に文句無しの受賞です。

ガキの頃と一切変わらず一番共感して一番感情移入したのは葦原さんでした。

ということはつまり、病弱・虚弱・脆弱・貧弱という『アイシールド21』のまもり姉ちゃんが言ったようなことを体現してる俺はガキの頃と一切変わってなかった、と…。

マジか…。

あと、葦原さんはこの作品で一番仮面ライダー要素を体現していると思います。

孤独・孤立・人間でも怪人でもない異形の存在・苦悩しながらも人々を助けるために戦う――いや、もろ俺が思う仮面ライダーじゃん。

「津上は幸せだ」と葦原さんも言ってますが、翔一君はそこんとこがライダーとして甘い印象。

「夢なんかなくても生きていける。いや、普通に生きていくのが俺の夢だ」っていうシーンと葦原さんの一連の台詞が葦原さんとは事情は違えど昔も今も俺には深々とぶっ刺さって痛すぎるんだよなぁ…。

ぶっちゃけ最後まで救いがない。


更に、第四のライダーである木野薫/アナザーアギト(仮面ライダーアナザーアギト)こと木野さん!

やっぱり子供の頃と変わらずライダーのみならず特撮においてもマイベスト級に好きなのがやっぱ木野さんですよ!!

子供の頃、「仮面ライダーになって怪人と戦う優秀な医者」という木野さんには速攻で惚れた。

いや、木野さんはガチでクレイジーだってことは馬鹿なガキの時だって重々承知してましたよ。

でもさ、超渋かっこいいじゃんか木野さん。

第35話は子供心が即ヤラれたよ。

かっこよすぎる樋口隆則さんの姿・ストイックすぎるその変身・貫禄ありまくりなアナザーアギトの強者すぎるめっちゃかっちょいいデザイン・無駄が無さすぎる戦闘・呼吸法・重量感抜群のアサルトキック・瞬く間にアンノウンを撃破――というこれらの有無を言わせぬ要素に多大なインパクトを受けまして即惚れたんですよ。

カウントしたら約45秒でアンノウンを撃破してました。流石っす木野さん。

ちゅーこんで、そんな木野さんはいざ蓋を空けてみれば中々にクレイジーなお方。

なぜだ雅人ッ!!ってなる木野さんの右腕の件は雅人ではなくて、木野さんの良心の部分だと思います。

そんな木野さんが次第に良心と正義の心を持っていった先の翔一君の手術とアギトの力を取り戻した時は最高に燃える!!

最後の手術(翔一君の緊急手術)の時には右手は震えてなかったのが木野さんが真の仮面ライダーとなったなによりの証拠。

そして、全てをやりきったかのように微笑みを浮かべる木野さんと、最後の「浩二、コーヒーを頼む……」はやはり今見ても良すぎ!!

更に、死したシーンの後、雪山で弟を背負いながらひたすら歩いていく幕切れが大変良い。

あれは、死してなお木野さんの苦悶は続くってことなんかしら…?

当時と同じでよく分からんけど、でもあの苛烈で幻想的な感じが良い。

木野さん関連は未だにしっかりと覚えてんのな〜。

でも、見返したら登場話数意外と少ないのな…。

しかしながら、25年経った今でもしっかりと覚えてるあのインパクト。

やっぱ木野さんはめちゃくちゃ濃い良キャラですよ!

大好き!!


そして、アギトには絶対に欠かすことのできないキャラは個人的にはやはり小沢さん!そう、G3ユニットの肝っ玉母ちゃんこと小沢澄子さんです!

ガキの時にリアルタイムで第1話を観たときはその威勢の良さに即座に圧倒されたもんですよ!

でも、大人になって観てみると小沢さんのその威勢の良さは実は自分を守るための鎧だったのかもしれないと思いましてね…。

小沢さんだって天才故に孤独を感じたのかもしれないし、まして女性だからあの時代は尚更、周りからの色眼鏡を回避するべく身に付けて防御せざるを得なかったかもしれないじゃんか!

だってさ、反抗してきた氷川さんにたじろぐ姿とかめっちゃ可愛いじゃん!

意外と押しに弱い面はあれど、小沢さんは基本的に人に命令して仕切るタイプだと思う。

これ付き合ったら絶対に束縛してくるタイプでしょ(蹴

てか、今見返すと氷川さんへの指示が非常にアバウトすぎて現場でボロボロになりまくる氷川さんの姿がより一層見てて泣けてくる。

これってもしかして小沢さん普通に現場泣かせの人じゃねーすかね…?

北條さんのアシストの方が普通にまだマシに感じたというか…。

でもまぁ小沢さんは装着者に発破かけてナンボですからね。

小沢さんに発破かけられたら有無を言わず軽く普段の力の五倍くらいは出せると思います。

てか、小沢さんの着ボイス欲しいわ〜。もしガラケー全盛期だったら絶対にありそうだよね。

小沢さんに発破かけられたり喝入れられたらガチのマジで問答無用でほんと頑張れるよ俺は。

「〇〇君、早く起きなさい!!」とか言われたら有無を言わず朝起きられるよ俺。

「根性見せなさい!!」とか言われたら有無を言わず頑張れるよ俺は。

「G3-Xとしてでなく人間〇〇として戦いなさい!!」って言われたら有無を言わず頭部ユニット脱ぎ捨てて戦いますよ!!

そんな圧倒的な元気と勇気と根性を貰えるよね小沢さんからは。


あと、大人になった今特に心に染み入るキャラは尾室君です。

うむ…、まさかの尾室君ですよ!!

尾室君、すごく良い味出してるよね。

尾室君はガキの頃にはただのサブキャラの一人でしかなかったけど、ガキの頃には絶対に感じなかった魅力が彼には確かにある。

尾室君の魅力や存在意義は大人にしか分からねーんじゃねーかな…?

尾室君の敷居の低い身近な感じっちゅーかなんつーか、とにかく良いのよ!この等身大の人間らしさが尾室君の一番の味であり魅力ですよ!

周りからはやれ影が薄いだの存在が忘れられたりとか散々な扱いだけども、画面の節々で普通に存在感発揮してて毎話見てて楽しかったよ俺は。「今週の尾室君」っつって結構楽しみだったから。

つか、この人居なかったら地味にG3ユニット回ってなくね?って全話観て思いますよ。

あの当たり障りなさすぎる上層部や何かと小癪すぎる北條さんにいちいちひたすら噛みつくだけの小沢さんや、意外と周りに惑わされまくって主体性が無くて融通の利かない氷川さんの二人ではG3ユニットは地味にうまく回らなかったような気がするのよね。

そこんところ尾室君が時に結構鋭いツッコミを入れつつ、またある意味でG3ユニットの潤滑油の役割をしてた印象っすかね。周りからは相手にされてなかったけど。

白バイ警官姿は様になってたし、実際に普通に仕事こなしてた印象だしなので、文句垂れてても仕事はきっちりできるタイプなんだよね尾室君は。

あとは、上で「人類代表=氷川さん」と書きましたが、大人になってからは「人類代表=尾室君」と俺の中で無事に更新した次第。

最後の最後でG3システムを身に纏った尾室君の姿には、いい歳こいた大人になった身からするとなんか感動しちゃったよ…(´;ω;`)

そうすよ、G3は確かに打たれ弱いけどへたすりゃ俺みたいなそこらのパンピーでも(主に小沢さんの許可があれば)纏おうと思えば纏うことができる=「変身できる」というライダーなんですよね!

で、念願叶ってG3になれたけど自分の立ち位置に迷う尾室君の姿は良かった。

等身大の人間らしいと書きましたが、そんな尾室君はミーハーで主体性もないしブレブレではあるしちょっと薄情でもあるけど(笑)、でも人間って基本的にみんなそんな感じじゃね?って。

だけど、ひたすら迷い続けながらも何とか自分なりに道を切り拓いて歩もうとするのが人間のベストな姿だと俺は思うんですよ。

なんか尾室君についてめっちゃ熱く書いちゃったけど、そうしたことを大人になった今では彼を見てそう強く思いました。

そんな、旨いジャムには絶対入らなきゃいけないレモン汁みたいなキャラである尾室君。

最終回のラストは良かったよ!!たった一年で威勢の良さと貫禄の凄さにガチでビビった!

なんか将来的に現場の鬼教官になってく印象がするな〜(笑)


で、北條さんは子供の頃に観た時と変わらずなんか憎めないキャラでしたね〜笑

でも、今見返すと「この人こんなん必死こいて一体何と戦ってんの?」って感じが終始否めかったっちゅーか…。

主体性無い以前に、インテリ面したいい大人のくせになんかこう地に足がついてない感じがなんともね…。

でもこれ、河野さんが全て早々に氷川さんと我々視聴者にちゃんと言ってくれてたんすよね。

その言葉を借りると北條さんって、要は親にもぶたれたことないようなガキンチョなんすよねぇ…。

だから言動にもなんも説得力ねーし、それなりに正義感あってもいかんせん信頼性0なんだよなぁ…。

そんな自分の出世になる利益しか考えない北條さんは口八丁手八丁だし狡いし小癪だし八方美人だから普通に出世していく人だとは思うんだけど、その過程で周囲は北條さんにどんどん寄生してくだけだろうし、北條さんはそれを吸い尽くすだけ吸い尽くしたら即蹴落とすでしょうが、ぶっちゃけそれはいかんよ〜って(笑)

とにかく、そんな一歩間違えれば嫌味や軽いキャラになりかねない北條さんを演者の山崎潤さんはうま〜く演じている感じがして、再見してもとても良かったですよ。

てか、そういや北條さん、もしかして春巻あたりもダメなんじゃねーの…?


あと、メインヒロインの真魚ちゃんは、子供の頃に観てた時の印象は「我慢強いしっかりしてるお姉さん」って感じ。正直、美人すぎて毎週ドキドキしてたのはナイショ。

でも今改めて見直すと「既に精神的にかなり追い込まれてるナイーブな女の子」でした。

いや、非常に危なっかしすぎて見ててハラハラしましたよ。

翔一君が居てガチで良かったっていうかマジでほんとに…。

てか、テニス部の先輩とかざまぁねぇな!

「真魚ちゃん、超能力でいっちょシバいたれ!」ってずっと思ってたけど、実際やらなくてガチで良かったです。

真魚ちゃんは救われてほしい。

親父さんの真実をちゃんと受け止められる日が来るといいですね。多分近いうちにきっと来ると思うけどさ。



そして、そんな本作のライダーは実に四人(劇場版第一作加えて五人!)という、リアタイ当時は非常に衝撃的でした。

複数フォームを物語で巧く使いこなして単体ライダーでバラエティ性をみせたクウガとは対照的なアギト。

でも、今見返すとちゃんと四人には個性と個人のドラマがそれぞれあって、ライダーごとにちゃんと差別化されているからすごく分かりやすかった。


中でも一番好きなライダーは相変わらずアナザーアギトなんだけど、ジオウでの解釈も一応は一理あるかなとは思います。それはそれでありかな、って。

だってリアタイ当時も「?」って思ったんだけど、そこは「デザインが違うけど劇中では全然関係ないパターン」として雑に脳内処理してましたからね。

でも、更に俺独自に深掘りすると、若干違うように思えてならないんす…。

つまりね、俺が言いたいことは要するに、「アナザーアギトとは、歪んでしまった木野さんの精神の影響でアギトの力が発現の際にグランドフォームからアナザーアギトの姿に変質した姿なのかもしれん」ということですよ。

だって劇中ではアギト発現者は一様にグランドフォームと同じだから、その理論なら木野さんの中のアギトの力も同じと解釈するのが自然。

だとしたら、それが木野さんは只でさえ心を病んでいた身で超能力の倍増と共に心(精神=価値観)に何らかの支障がより顕著に出てしまったから、それに共鳴してアギトの力発現の際にグランドフォームが形を変えてアナザーアギトの歪な感じになってしまったのかもしれない、と…。

少なくとも『仮面ライダーアギト』としては、そう解釈すると俺個人としてはなんかかなり納得するんすよね。


で、アギトは子供の頃から変わらずやっぱバーニングフォームが一番好きです。

活躍少なかったけど…。

いや、なんかほんと少なかったけど…。


そんでもって、ギルスは相変わらずきっちり格好良い!

ギルスは子供の頃は「格好良いけど絶対に変身したくないライダー」筆頭だったんですけど(初めて葦原さんに老化現象が出たシーンを観たときはクウガの生物兵器云々の件よりも正直ドン引きした)、改めてやっぱなりたくねーよな…。

だって真魚ちゃん居ないと無理じゃん!!

あと意外と打たれ弱かったのが印象的でした。

でも葦原さんの粘り強さは折り紙付きなのよね!


てか、アナザーアギトにしろバーニングフォームにしろギルスにしろ、俺はこういう生物系のデザインが好きなのかもしれんなぁ〜。

響鬼の鬼さん方もすげー好きなんですよ。


でも、大人になった今ではG3系の魅力がかなり分かった気がします。正直言って好きなライダーのかなり上位に無事食い込んだ感じ。

子供の頃もG3はデザインがかなり好きだったんですが、しかしながらG3-Xの方は駄目だった。

でも、大人になった今では、子供の頃はなんか理由もなしに受け付けなかったG3-Xの肩装甲も格好良いと思えるようになったし、基本的に股間に装甲が無いのが相変わらず見てて気にはなったんですけど、そこは小沢さんはやはり女性ですからね。

男が女の痛みを分からないように、彼女も男の息子とタマの重要性を理解できないのかもしれない…。

因みにG3系で一番好きなのは子供の頃と変わらずG4です。

絶対装着したくねーよ…(´Д`;)



というわけで、書くことも大体書いたのでこんくらいかな…。


とにかく、25年ぶりにまともに観たアギトは新しい発見がバンバンあって超最高だったということ!


そして、何気にクウガと同じくライダー作品の中では結構異色の部類に入るかもしれない、とそう思った次第。

やっぱ平成ライダーのスタイルが本格的に確立したのは龍騎だと思った。

で、続く555で作風のバリエーションが増えて、その次の剣で地盤がより一層しっかりした印象というか…。


で、『PROJECT G4』はもう既に観ちゃったん♪

ちゅーわけで、そっちの感想もできたら挙げたいと思います。


とりあえず、アナザーアギトをもう一度、装動とか掌動とかの食玩化希望!!

〜袖すり合うも他生の縁!!〜


えりかの母・さくらの誘いでファッションショーのモデルとしてパリを訪れた、つぼみ、えりか、いつき、ゆりの四人。

“花の都”と謳われるパリで花が見当たらないという現実を目の前にしたつぼみは、花を探すために街中を一人で奔走してしまう。

言葉も地理も分からぬこの土地で挙句の果てに迷子になってしまったつぼみは、突如、建物の屋根から飛び降りてきた“ルー・ガルー”という一人の少年と遭遇する。

彼は砂漠の使徒のサラマンダー男爵に何らかの理由で追われているのだった。

満身創痍のルー・ガルーを放っておけないつぼみ。

そして、サラマンダー男爵はルー・ガルーのこころの花を抜き取ってデザトリアンを生み出してしまった。

キュアブロッサムに変身したつぼみは、合流したえりかといつきと共にデザトリアンを浄化するも、ルー・ガルーのこころの花は狼の影を纏うなど、いつもと何処か様子がおかしい。

それは、まさに少年とサラマンダー男爵の因縁のほんの一端に過ぎなかったのだ。

そして、謎多きルー・ガルーを匿うことになったつぼみ達。

中でも彼に何かと世話を焼くつぼみは、彼のこころの花からキンモクセイの英名である“オリヴィエ”の名を彼に授けるのだった。

実は、サラマンダー男爵の目的とは初代プリキュア・キュアアンジェに受けた屈辱から憎しみに支配されたが故に全てを破壊しようとすることであったが、オリヴィエはそれを阻止せんと孤軍奮闘していたのだ。

そんなオリヴィエを救い、サラマンダー男爵の復讐を止めるべくブロッサムたち現代のプリキュアは立ち上がる。

果たして、つぼみはサラマンダー男爵の憎しみの影響によって力を暴走させるオリヴィエを、そして、憎しみに囚われたサラマンダー男爵を救うことができるのだろうか――。




ちゅーこんで、テレビシリーズ完走に伴いサブスクでやっと観ました人生初プリキュア映画。


一言で言うと、なんかすげかったです…(´Д`;)


では、以下感想をば。



なんというか、ガキの頃を思い出しましたよ。


デジモンやONE PIECEの映画を映画館に観に行った時の理屈抜きのワクワク感っていうか、そうした感じ、めっちゃくちゃ久々に感じながらスマホの小さい画面で観てました。

理由が分からないあのワクワク感、いつの間にか無くなってたんだよな…。

だから、ある意味でなんか小学生だった頃の心の一片を取り戻したような錯覚が起こっていた。


で、この映画、もうね、作画もさることながら全てが非常に美しい作品ですよ。

ん〜、オッシャレ〜☆(*´∀`*)シャレオツ!

んもぅ〜、すんげーお洒落で可憐で綺麗!

すげーよ!!

いや、ガチですんげーから!!


そんな感じで、おされな花の都・パリで繰り広げられるプリキュアと文字通り“狼少年”の心にくる親愛と、狂心の男爵の救済をこれでもかと描き切った物語が本作。


つぼみを主として、えりか、いつき、ゆりさん皆に見せ場が均等にあるっていうのが凄く良かった!


そして、可憐で、哀しくも、同時に温かい――それが本作でした。


相変わらず全てを包み込むかのような慈愛の戦士つぼみの勇姿の他に良かった点では、まずは、えりかの部活以外の仕事モードが見れた(多分、将来えりかはあんなスマートで格好いい感じになるんだな〜って)のとつぼみに対する本音が聞けたのが超GOOD(*゚∀゚)b

あと、男装女子に興味が無い人なら「ですよねー」っていう問いかけを(自分が狼男故に)いつきにするオリヴィエとそれに真正面から答えるいつきも良かった!

そして、テレビシリーズではなんか説教・叱咤・叱責ばっかで口から出る言葉が一方通行でとにかく子供相手以外はキツすぎる印象だったゆりさんがオリヴィエに叱咤激励しまくってたことが良かった!

こういう厳しくもある温かい人的なゆりさんを肝心のテレビシリーズでももっと見たかった。


で、加えて本作で何が良かったって、テレビシリーズよりも倍増しで四人のプリキュアが人(本作ではオリヴィエ)を常に自分なりにフォローしてたところ!

「相手を思いやる=優しさ」をプリキュアが体現してこそハートキャッチプリキュアだな!って強く思ったし、内容がある程度の年齢向け(小学校高学年くらい)に見えたので、やっぱテレビシリーズとは違ったこの劇場版の空気感っちゅーか、マジで最高ですな。


そんな本作は、オリヴィエの物語と見せかけて実は真の主役はサラマンダー男爵で、その実、彼の救済物語だったというようなオチ。

サラマンダー男爵の飄々としながら鋭すぎる狂気を内包している独特の食えない感じとか、やっぱ藤原啓治さんしか出せないよな〜ってね…。


そして、戦闘モードのオリヴィエのカッコ良さよ!!

神!!



というわけで、回数分けて書いても体力尽きたのでここまで。


本作はハトプリの〆として観られて本当に良かったです。

プリキュアには拘りも特に無いし当然詳しくもないけど、『ハートキャッチプリキュア!』という作品に出会えて本当に良かった!とオジサンは改めて思ったでがす。


ていうか、どうやらプリキュアって映画は観客参加型らしいんですが、多分ここら辺で応援するんだなってのは一応分かったつもりだけど(実に唐突に「世界中の皆、プリキュアを応援してくれでしゅ!今でしゅ!」っていうあの感じ)、ぶっちゃけすげー見入ってしまっていた中での不意打ちだったので正直言って「えぇ…」(´Д`;)ココデ…?って感じになったのはヒ☆ミ☆ツ♡

小さい娘は尚更これちゃんと乗っかることできたんでしょうかね…?

〜真紅の親友(とも)、再び――〜


我々の住む世界とは似て非なる、とある世界。

青年・ジンは、突然、見知らぬ部屋で目覚めた。

記憶を失っていたジンは、傍らに立っていた謎の女性・エレアから「世界を救ってほしい」と言われ、赤い眼鏡型のアイテムを受け取る。

エレアと別れたジンは、エージェントの一人としてDEUS本部からの指令により、ケイとエスというエージェントの仲間たちと共に社会の影に潜み地球人類の平穏を脅かす数々の敵対エイリアンと戦う。

その中で、ジンはエレアから託されたその赤いアイテムを使って赤い巨人・ULTRASEVEN Xへと変身し、エイリアン達を次々に葬り去っていく――。




Q.「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」を止めるにはどうしたらいいですか?

A.エイリアンが地球人類を飼い殺しにする。


ウルトラセブンの永遠のテーマである「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」を解決する方法の一つが明確に示されているのがこの『ULTRASEVEN X』です。


てなわけで、サブスクで観ました。

懐かし過ぎてワクワクしながら観て泣いた(ガチ)


大好きなんすよ。

でも、正直リアルタイムの時は深夜だったので数話しか観れなかったから、はっきり言って話の内容は殆ど覚えてない。

だけど、深夜慣れしてない俺にとっては深夜の空気感とその静かな作風が、まさにSEVEN Xを観ている時だけテレビの画面に吸い込まれて異世界であるSEVEN Xの世界に一人だけ迷い込んだかのような不思議な感覚を与えていた。


そんなSEVEN Xは、ソフビも喉から出が出るほど欲しかった。

実家地域のとあるスーパーにてウルトラヒーローシリーズが並ぶ中で子供になど一切媚びずひときわ異彩を放ちまくるSEVEN Xのソフビは最高に映えていたのであった。

放送当時、学校帰りに寄ったコンビニで買ったHGでナイトカラーバージョンが一発で当たった時にはガチで歓喜し心の中で咽び泣いたのは良い思い出。


そして、登場するエイリアンたちの殆どがかっちょいいんだよね。


そんな思い出補正有りきの感想です。



『ウルトラQ』の「2020年の挑戦」+『ウルトラセブン』+刑事ドラマみたいな本作。

基本的にジンをはじめとするDEUSのエージェント達による刑事ドラマが主で、SEVEN Xの活躍は最後の最後。

でも、その戦闘シーンまでに繋がるストーリーがガチで良いので、一話一話が実に見応えたっぷり。


個人的に特に第9話が超好み。

一番好きです。

シーンの節々に記憶があったので、多分この回は観てるし観た中では一番記憶に残ってるっぽい。


ラストスパートの一歩前、嵐の前の静けさ的な第9話は良いな〜。

悲しすぎるけど、あれはお嬢さんがいけねーよね。

でも、もし自分がノゾム君の立場だったとすると…とつい思ってしまうことも事実で…。


てっきり兄のサク(演:高野八誠)が悪役かと思ったら全然違っていて、たとえ暴走しても弟のことは殺せなかったというのが悲しかった。

サク兄貴はジンというよりもセブンに全てを賭けていたというようなオチ、そして最後の兄弟揃って月食を見るシーンは非常に美しかった。

第9話はそんな感じでしたが、まさかまさかの太田愛脚本だったというね。

そりゃ俺の琴線に触れるわけだわさ!

コスモスの「雪の扉」とか、あとはマックスの「クリスマスのエリー」とかと空気感がなんか似てるな〜って思ったら(ノスタルジック感とかどこか独特の神秘的な感じ)、そりゃそうだよ!!

「脚本 太田愛」ってさぁ!

いや、クレジットはちゃんと見よう…。


太田愛さんの脚本は俺好きだと思います。

ちょっと他探してみる…。


あと、キャラクターとしてはDXプリン君ことケイが一番好きですね。

性格は2枚目半でキザだけど、最初から義理堅いのが好きだなー。

ジンとケイのコンビとケイとエスのやり取りが好きでした。


エイリアンが地球人類を飼い殺しにするというのも、「情報によって」という言葉が頭に付く。

放送当時よりも情報化がより高度に一層緻密化した社会となった昨今、物事や他人にひたすら無関心な人々、生き場のない心の孤独を抱える人々、情報に踊らされて単調すぎる毎日を過ごす人々、といった数々の要素がやたらとリアル過ぎてヤバい。


ていうか、ゲストキャラに唐橋充さんや高野八誠さんというね!

なんか歓喜でしたよ!


あと、多分、最終回は昔しっかり観ていてネタバレとオチはしっかり知ってました。

でもそこまでの繋がりはよく分かんなかったから改めて観られて良かったですよ。


セブンは基本的に強すぎなんだけど、容赦の無さとゴリ押しっぷりがなんかセブンらしくて「ああ、姿変わってもやっぱセブンなんだな〜」と。

意識はジンだとは思いますが、でも、SEVEN Xはちゃんとセブンだと思った。


でも、どっちかっつったら敵のデザインの方が好みだった…(笑)

特にガルキメス、ヒュプナス、獣人がめっちゃ好みすぎてガチでヤバい。

その中でもやっぱ獣人(ノゾム)が一番。


さて、そんなSEVEN Xはやっぱ「Another day comes」が神曲。

放送当時から大好きで、まだMP3プレイヤー持ってなかった時期にもケータイに買った曲入れてたくらい大好きすぎてヤバい。

今でも普通によく聴くもん。

SEVEN Xといったら「Another day comes」。

「Another day comes」といったらSEVEN Xなんだよな〜。


そんな『ULTRASEVEN X』。

全12話という短い話数でありながら、とても綺麗にまとまっている傑作だと思います。


そして、ウルトラセブンは俺たち地球人類にとって、遠い星から来たかけがえのない親友なんだなって改めて思いますよ。


ジンがセブンと一体化した経緯と、赤い球体となって湖に入っていくセブンを見送るジン、エレア、ケイ、エスの姿と、ダンとアンヌの再会はしっかり覚えてるんで、多分最終回付近は確実に観てる。


こういうように、長い時を経ても何か確実に覚えているってのが名作の証なんじゃないでしょうか。


体調の関係で短くなるのが惜しいですが、以上にしますよ。


やっぱ良いよねSEVEN X。

てかさ、SEVEN Xのウルトラヒーローシリーズ化(再ソフビ化)ガチのマジで真面目に長い間めっちゃ待ってんすけど、まだ…?




〜振るえ!テキ屋怒りの日本刀!!〜


故郷は九州の炭鉱から抜け出した青年・武田勇は、一人残した母の想いを胸に秘め職を求めて一路東京へと向かった。

そこで作業員として雇われるも、地元の漁業組合に対する会社の酷な仕打ちに持ち前の義侠心から怒りが湧いた勇は、その会社を仕切る唐沢組と対立する。

作業員から流れ流れて勇がやっと落ち着いたのはテキ屋の親分に縁あって声をかけられたが故のテキ屋であった。

こうして、不器用ながらもテキ屋として食っていこうとする勇。

だがしかし、そんな勇やテキ屋の先輩達に唐沢組の執拗な嫌がらせが容赦なく襲いかかるのだった――。




完全に盲点だった一作、『ごろつき無宿』。

非常に良い映画でした!!


では、以下感想をば、



で、今回の健さんは炭鉱夫→土方→無職→テキ屋とジョブチェンジを繰り返す九州男児ばい!

そう、ケーキ屋ケンちゃんならぬテキ屋の健さんなのが本作。


そんなテキ屋の健さんのわくわくテキ屋ライフは当然そんなに続くはずもなく…。


因縁付けられた唐沢組の度重なる嫌がらせにも耐えまくる健さんが実に痛々しい。

「テキ屋をやるなら喧嘩は絶対にするな」という掟のもとでボロボロになっていく健さん。

だが、そういうテキ屋の先輩たちも志村喬演じる親分含めて理不尽な仕打ちにずっと耐えてきたという事実があったのであった。


生来の不器用さから棒読みの売り文句でバナナを売る健さん。

とある少年との出会い。

胸に染みる母ちゃん手製の餡餅。

東京行きの汽車の中で出会った同郷のバレー部の姉ちゃん。

なんだかんだ言ってノリが良い漁業組合の人達。

そして、そんな漁業組合に迫る唐沢組の魔の手と親分の死――。


理不尽さと自責の念から遂に日本刀に縛られた紐を千切る健さん。

その怒涛の殴り込みが光るクライマックスは本当最高でした。

今回の健さんは長ドスではなくて日本刀を装備!

加えて途中で敵からパクったピストルも装備してバンバン撃ちまくる!

敵側も撃ちまくる!

車庫でのバトルでは、弾が飛び交うわ車が火を噴くわですげぇ!

こればかりは戦後を舞台にしたやつでしかできないよね。

敵も撃ちまくるからすぐ弾が尽きる→結局ドス同士の勝負というところがガチで最高!

洋画とかになると下手したら無限に撃てちゃったりしますからね。だからこういう日本らしいリアルさが実にナイス。

そして事務所の部屋でのラストバトル!

狭い室内であろうことか敵は槍!(笑)

てなこって、日本刀vs槍のサシのバトルですよ!

それも真面目に迫力あんのよ!

日本の槍って叩くこともできる武器だから、その威力が垣間見えますよ!

で、健さんの日本刀はやっぱ良い刀なんでしょうな。とにかくスパスパ斬れる。


〆に〆た末の健さん放心エンドは、正直もう一声なんか欲しいところだったけどそれなりに風情があったから良し!!



てなわけで、テキ屋に勤しむ健さんの人情味溢れるドラマとアットホームな空気から一転する怒涛のクライマックスは、もう最高っす。

今回は健さんは全く非が無いし12000%唐沢組が悪いから、クライマックスバトルにおける健さんの怒りと唐沢組を血祭りに上げるカタルシスがパない。



そんな、バナナを買うなら台湾産ということを覚えた、母の愛と人情が溢れる大傑作映画でした!

おすすめ!!



〜渡世人はつらいよ……〜


博徒・番場の忠太郎は、ようやく生き別れになった実母の居所が掴めそうだった。

舎弟・金町の半次郎が飯岡一家に因縁をつけてしまい、それに対して全てを背負った忠太郎は、半次郎を堅気にし、母の為に溜めた百両を懐にそのまま江戸へと旅立った。

江戸でも持ち前の義侠心を発揮する忠太郎は、人助けで得た情報から実母が料理茶屋“水熊”の女将となっているのではないかと疑い、会いに行くことにする。

だが、証拠を列挙する忠太郎の涙ながらの懸命な訴えにも拘らず、女将は忠太郎を詐欺師と決めつけて実子だとは頑なに認めない。

なぜなら、自分の息子の忠太郎は幼い頃に死んだと言い張る女将は保身を優先していたからであった――。




股旅ものの傑作『瞼の母』。

萬屋錦之介のこの映画、観ました。

で、泣きました。

一人で観ていてよかった。


因みに、長谷川伸の原作は読みました。


では以下感想をば。


もうね、底なし沼の渡世の掟に生きながらも、義侠心を貫く忠太郎のその人柄に惚れた!


いやね、もう忠太郎の格好良さと健気さ、そしてその儚さよ。

夢を目の前で実の母に打ち砕かれた忠太郎でしたが、それでも最後は必死に堪えて母と妹たちの幸せのために人知れず涙を流す…。

いくら渡世人だとしてもっすよ、これを泣かないという方が無理っすわ…。


そして、忠太郎が最後に流した涙と瞼の母の姿はこれまでとは違って女将の姿なんだと思いました。

そこが唯一の救いだったというかなんというか…。


いやもうさ、繰り返すようですが、番場の忠太郎が良い男すぎ!

忠太郎の漢気に惚れましたよ俺ぁ!

アニキと呼ばせてくだせぇ!!


そんなようなことを思った次第。


こういう日本人の人情に訴えかける作品、最近はめっきり見かけなくなったなぁ…。

斜に構えたスカした面した野郎共の薄情な群像劇なんざ一体全体どこが面白えっつーのよ??



〜轟き狂え!はみ出し者たちへの讃美歌!!〜

一見すると冴えない高校生のケビンは、親友のハンターと「スカルファッカー」というヘヴィメタル・バンドを組んでいる。
中一の時に両親が離婚して以来ヘヴィメタルの信奉者となったハンターは、学校でも浮く存在であると同時にいじめの標的でもあった。
そんなハンターは、ケビンとコンビでヘヴィメタル・バンドとしてデビューする夢を賭けてバンドの王者を競うバンドバトルに出場するためにケビンに発破をかけまくるのであった。
一方、ハンターから課せられたヘヴィメタル・バンドの伴奏リストをこなしながらドラムの才を発揮していくケビンは、次第に本格的にヘヴィメタルに開眼していった。
だが、そんなニ人にはある一つの大きな問題があった。
それはベースの不在。
いっそのこと二人体制で行こうと言い張るハンターをよそに、ヘヴィメタルの神はケビンに天才的なチェロの才能を持つ同じ高校の生徒・エミリーを引き合わせたのだった――。



最近、体調不良や家族の影響により精神衛生が非常に宜しくなく、気付けば荒れてます。
そんな中、ある日偶然テレビのネトフリのホーム画面に大々的に映し出されて吸い込まれるように自然と観た『目指せメタルロード』。
とても良かった…。

まるで、ヘヴィメタルの神が鬱屈としたものを抱え込み心身共に限界を迎えた俺に救いの手を差しのべてくれたようであった…。
或いは、「これを観ろ!!」とヘヴィメタルの神の俺への啓示だったのかもしれん。

俺はヘヴィメタルは全く詳しくないが、メタリカの「Enter Sandman」をはじめとするヘヴィメタルや或いはかなりのレベルまでのハードロックが好きという超絶にわか
気付けばいつも聴く音楽は大体ヘヴィメタルかハードロックという超絶にわか
つまり、本作にゲスト出演した面子は顔は分かる人はいるにはいるというレベルです。
そんなヘヴィメタルの下戸が観た感想です。あしからず。


本作は、様々な問題を抱えたはみ出し者たちが手と手を取り合いFワードを連発しながらヘヴィメタル街道を突っ走る青春映画です。

冴えない隠れイケメン的なケビン、情緒不安定なハンター、精神病を抱えたエミリー、この三人が自分の問題を乗り越えて最終的にヘヴィメタル・バンド「スカルフラワー」として完成されるまでを描いています。

傷の舐め合いもなければ甘々な甘ったるい青春群像劇もない。
ただ、そこにはヘヴィメタルだけがある!!
その点がヘヴィメタルのノリに相まって、まるで雷に打たれた鋼鉄の如くビリンビリンジンジンバリンバリンと俺の魂にビシンビシンと来て、いつまでも余韻を残したのでした。

最終的に何もお咎目を受けないというのがやけにリアルだったハンターをいじめていた不良の主犯格という要素は実は本作においては殆ど重要ではなかったように思います。
バンドバトルでエレキギターを掻き鳴らしてヘブン状態になるハンターを現実に引き戻したのがこいつなわけなんですが、しかしながら最後まで不必要的なキャラで存在自体がめっちゃ疑問でした。

なぜなら、父親のすねにかじりながらも父親を否定して周囲には不平不満しか吐かない独善的なハンターの問題というのは、何を隠そうハンター自身にあるのですからね。
そして、最終的に彼は自らを顧みて人に謝ることができるようになりました。
↓アホ共に髪を切られ少しだけイメチェン
↓もうやってられっか!!と開眼!!
(↑もれなくリハビリセンターに行くことになるパンク野郎の図)

一方、そんなハンターの親友である主人公のケビンはケビンで冴えない奴に見えて実は見た目を変えれば陽キャになり得るということが判明する美味しいキャラでもありますが、彼の独白によって物語が進行するので観ていて違和感は無かったし面白かったです。
↑ナウいハリポタみたいなこれが…
↓開眼!!

また、エミリーは精神病か精神疾患っぽくて向精神薬が手放せない。
でも、彼女は向精神薬を自ら否定し、向精神薬から解放されます。
これは俺はよく理解できる。
多分、このエミリーの苦悩と葛藤と解放(救済)は精神を病んだ人間にしか分からない気がします。
↑こんな控えめな彼女が…
↓イカしたネーチャンに!!

ヘヴィメタルの神の導きにより「スカルファッカー」改め「スカルフラワー」としてバンドバトルで観客を盛り上がらせる三人。
ハンターが歌い、彼とエミリーがかき鳴らし、ケビンが轟かせる「拷問マシーン」は名曲すぎて最高だった。
これ作れるのはやっぱハンターしかいねぇし、これを魂で歌って人々の魂というエンジンに勇気と励まし、そして闘志を与えられるのもハンターしかいねぇんだわ。
こうした高校生にしか作れないヘヴィメタルを発揮したスカルフラワーに拍手。
故に、ハンターいじめの主犯格であるあの糞野郎は絶対に許さん。そんなケツの穴野郎はマジのガチでファッ◯!!

そして自ら口説いた美人のネーチャンに愛撫されつつ煩悩を振り払うケビンの漢気が良かったですな。ネーチャンは可哀想だったけど、あんたは出遅れたのよ。

そんなこんなで、友情をとったケビンは、思いっきしメイクと服装をバッチリキメてイカれまくった結果自分のオヤジにリハビリセンターに入れられてしまったハンターを単身救いに行く。
「俺はお前の親友失格だ…」と謝るハンターに「だけど僕の親友は君しかいない」と即答するケビンが熱い!

更に、エミリーをバンドに入れたいケビンに対して俺たちのバンドに女は要らねぇ!なぜならゲイっぽくなるからだ!とケビンを取られたことに対する嫉妬も加わって一方的にエミリーを拒否し続けていたハンターは、遂にエミリーを認めるのであった。

そして、エミリーも覚醒!
バンドバトルにて白熱しまくる三人であった。

結果は、ハンターいじめの主犯によってバンドの晴れ舞台を台無しにされたことによって銀賞。

だが、三人は…特にハンターはそれで満足だった。
一般大衆には俺たちは理解できねぇのさ!ってところが良かった。

友情・努力・勝利を己が手で見事に掴み取ったケビン、ハンター、エミリー。


観たあとには大好きな「エンター・サンドマン」をまた改めて無性に聴きたくなりました。

俺的に今まで観た中で一番最高の青春映画です!!!!!


※ちょこっと訂正

※体力できたので追記修正しました!


〜頑張れば輝くこころの花!!〜


鎌倉から希望ヶ花に家族と共に越してきた中学2年生の花咲つぼみは、転校先の私立明堂学園で今度こそ自分の内面を変えたいと思っていた。

だが、引っ込み思案で上がり症のつぼみは、転校初日から天真爛漫でマイペース一直線なクラスメートの来海えりかに出鼻をくじかれてしまった。

クラスの自己紹介で醜態を晒すつぼみに興味を持ったえりかはつぼみに積極的に話しかけるも、えりかはつぼみが非常に苦手とするタイプだった。

結局、えりかと席が隣同士となってしまった上に、一日のうちに様々なことが起こり、完全に彼女のペースに巻き込まれたつぼみは、家も隣同士という衝撃の事実に直面し狼狽してしまう。

一方で、自分を変えたいというつぼみの願いを知って何としても手を貸したいと思うえりかだったが、つぼみのことを顧みないが為に全てが空回りしてしまった挙げ句、遂につぼみを怒らせてしまった。

コンプレックスの元である姉に苦言を呈されたことで余計に心の整理がつかずにむしゃくしゃするえりかは、謎の女・サソリーナに襲われて自身の“こころの花”を抜き取られて小さな球体に拘束されてしまう。

このサソリーナこそ、人が心の内に宿すこころの花を“デザトリアン”という怪物に変貌させて暴れさせ、最終的に地球の砂漠化を目論む邪悪な“砂漠の使徒”の大幹部だったのだ。

砂漠の使徒に唯一立ち向かえるのは、“こころの大樹”の加護の下で戦う正義の使者“プリキュア”のみ。

そのうちの一人・キュアムーンライトの壮絶な決戦の光景を繰り返し夢で見ていたつぼみは、キュアムーンライトの先輩プリキュアに当たるキュアフラワーを求めて空から降ってきた妖精のシプレとコフレとの偶然の出会いをきっかけに球体の中で苦しむえりかの姿を見る。

デザトリアンを浄化せず心の花が枯れ切ってしまうと、その持ち主は永遠に球体に閉じ込められたままということを妖精たちから聞くつぼみは、えりかの純粋な気持ちを怪物に変えて悪事に利用するサソリーナに対して怒りが湧いた。

その心に呼応するかのようにシプレがキュアムーンライトから預かっていたプリキュアの変身アイテム・“ココロパフューム”が眩い光を放つ。

そう、何を隠そうつぼみこそがキュアムーンライトのココロパフュームを受け次ぐプリキュア・キュアブロッサムだったのだ――!!




てなわけで、人生初プリキュアです。

いや、YouTube公式でガチでなんとな〜く第一話を観たら「え…なにこれ…めっさ丁寧に作ってあるしガチで面白いじゃん…!!」っつってなって、毎日一話ずつの更新を欠かさず無事完走したという…。


いや、大のおっさんがプリキュアっすよ…。

でも、とにかくすげー面白かったし感動した!!

それに考えることも色々あった。


女児向けアニメ観たのって確かガキの時に結構好きでチラホラ観てた『怪盗セイント・テール』以来じゃねーかな…。


『ハートキャッチプリキュア!』は、(多分)あらゆる男女の年代層に響きまくる子供騙しではない子供向けアニメでした。


てなわけで、プリキュアにわかにも満たない初心者の感想です。



まずはキャラデザが非常に親しみやすかった。

『おジャ魔女どれみ』のスタッフが関わっているそうな。

でもすまんな、おじさんは『おジャ魔女どれみ』は『デジモンアドベンチャー02』の夏映画の同時上映くらいしか知らんのよ…(´・ω・`)


でも、たとえ『おジャ魔女どれみ』を知らずとも、程よくデフォルメされたキャラクター達が織り成す色彩豊かなドラマは、ほんとに動いてるだけで魅力的だったですよ!


本作で特に好きになったキャラは、好きな順に、ななみ(なみなみ)、えりか、ゆり、もも姉、つぼみ、いつき、大幹部トリオ、鶴崎先生、ダークプリキュアです。

でも、ぱっと出のキャラに至るまで皆魅力的でしたよ!


最初の方は特につぼみに非常に感情移入して観てました。

だって、つぼみみたいな真面目キャラって大抵はいじられ(時にいじりという名のいじめ)みたいに大概が周りに茶化されたり馬鹿にされてばっかで終わりがちじゃないですか。

でも、本作は違った。

四人の中で終始一貫して精神的に打たれ強いとか、非常にかっこよかったですよ!

つぼみは精神的に非常に根性があるタフなキャラですが、史上最弱のプリキュアと言われたのも今や昔、物語を通して人間的として、そしてプリキュアとしても成長していくドラマがめっちゃ良かったです!


そして、姉要素が順調に構築されていった(奥手なだけで元々人に対する面倒見はよかったし、人に寄り添える人物だった)つぼみ。

クリスマス回こと第44話は、嘘つき少女に説教をするシーンが水樹奈々さんの「――でも、嘘はつきませんでした」っていうあそこの演技が良すぎたので倍増しで本当に良かったし、つぼみの成長を象徴する場面だとも思うので、つぼみの人間的成長が実感できて良かったですよ。


本作は、自分の(苦しみ・悲しみ・辛さやetcからはじまる)弱さと向き合ってそれを受け入れて前へ進む物語であると思うんですけど、つぼみは最終的に大地の女神ガイアの如く雄大な慈悲の心で自分を含めて全ての悪い部分を受け入れ、愛に昇華するというね…。

この娘、まだ中二っすよ奥さん…。


そしてまた、つぼみがその境地に至ったのはえりかの存在が欠かせないのも事実。

まずは、えりかが自分のことを「素敵」とか「ブロッサムが良い!」といったようにはっきりと言葉にして直にしっかりとストレート投球して伝えてくれたおかげですよ。

第四話はほんとに良いの!


えりかは登場早々つぼみに茶々を入れた時に「な、中々手強いの来たわ…(´Д`;)」なんて思ったけど、つぼみに即座に興味を持って「なんとかしてつぼみと仲良くなりたい」っていう感じで目をキラキラさせてつぼみを見つめていた時点で「うん、ただマジでめっちゃマイペースってだけでめっちゃ良い娘じゃん」っておじさんは思いました。


元気爆発なえりかには第1話から毎回ほんとに元気を貰った。

うざかわ?な最初期のえりかにはとにかく大人の視点から見てるので、とにかく穏やかに笑いっぱなし笑

ワチャワチャバタバタしてて非常に危なっかしい妹って感じがしてしまいまして、ちょっとハラハラしたり、その言動にいちいち吹き出したり笑

しんみり顔していたら、なんか心配になっちゃったり…。

こんなに感情移入したキャラも珍しいです。


えりかは一見すると無神経に捉えられがちかもしれないけど、感受性が非常に高いデリケートな娘なんですよね。

えりかが発する言葉はどストレートすぎて無遠慮なのが笑うんだけど、えりかが他人を元気づけるための結果なんだよね。最初期は空振りするのが常だけど。

だからこそです。非常に不器用ながらお節介焼きなえりかは、つぼみを一目見た時からお節介があるものの、その実つぼみが自分と全く違うものを持つ人間だと感じたのかもしれないですな。


だから、第四話の名台詞(そして俺が本作で最も好きなセリフ)「あたしはブロッサムが好き!頭が良くて色んなところに気が付けるなんて素敵だよ!」

そして、「きっとあたしたちはお互いが必要なんだよ!」に繋がるわけですよな。素晴らしい。

「あたしたちは“ふたりでプリキュア”なんだよ!」「ブロッサム“が”良いの!」

…泣ける(´;ω;`)


ピッチャーのえりか、キャッチーのつぼみ。

バッテリーを組むことが運命だったかのような彼女たちは、まさに俺が思う「ふたりはプリキュア」だったというか…。


4話分だけでこの濃さっすよ奥さん…。


そして、本作はプリキュアとしての活動と並行して、えりかが部長(つぼみは園芸部と掛け持ち!で、えりか曰く副部長!)を務めるファッション部の活動が密に描かれています。

周囲に対して主体性がほぼ無かった(だけど肝っ玉だけはある)つぼみがここまで主体的になれて他人を気遣う余裕が生まれたのは、何を隠そう彼女をぐいぐいと引っ張って陽の下に連れ出してくれたえりかのおかげ。

えりかに影響されたかのように、回を追う毎に程よい積極性を身に着けていくつぼみは第三のプリキュアことキュアサンシャインになる運命を担う明堂学園生徒会長・明堂院いつきをえりかと共にサポート!


して、このいつき会長は所謂男装女子!

彼女は、病弱なさつきお兄様(やたらセクシー)の代わりに実家の明堂院流次期当主となるべく周囲に本音を隠して何かとひたすら懸命に気張っておりました。

そんな彼女をファッション部へと誘って一人の女の子として覚醒させる一連のドラマも泣けた。

そして、対人関係の進展も。


女の子はオシャレしなきゃ駄目!と言うえりか。

そう、オシャレは女子の特権なのです!

超美人で超人気ファッションモデルの姉(ももか)に対するコンプレックスに苦しんでいた彼女もまた、つぼみとの出会いからプリキュアへ、そしてつぼみと一緒にファッション部を率いていく中で周りをちゃんと見ることができるようになるという人間的に目覚ましい進歩を遂げていく。

その一連のドラマも非常に泣ける(何回目だ)。


変身アイテムとか色々みても、恐らく本作のテーマの一つはファッションなんですね。

これは、別に女の子じゃなくても一度は直面するもんじゃないかね…?


そして、もも姉です。

もも姉も特に好きなキャラの一人です。

モデルキャラって高飛車なイメージだったけど、もも姉によって俺んなかで良い意味でそれが覆された。

周りに対して常に細かな気配りができる優しいステキなもも姉には第一話から好感しかなかった。


モデルになったことでより一層犠牲になった沢山のこと、それを悲しく寂しく思う一方で、もも姉は胸を張って自分のモデル道を突き進んでいく武士(もののふ)なのでした。

そんなもも姉の真の姿が明らかになったもも姉デザトリアン回で、もも姉のことがより一層好きになりましたよ。

しかも、自分は服を魅せるためのモデルという、もも姉のファッションモデルとしてのスタンスがもうね、すげぇよ…。

もも姉が活躍するエピソードでは、実質的に主役だったもも姉回、えりか農業体験回、そしてノリノリで盛り上げてくれた文化祭回が特に良いんですよね。

文化祭ではファッション部のためにひと肌脱いでくれたのが流石っていうか。


そして、とにかく洒落にならんレベルで壮絶すぎる月影ゆり嬢。

コロン、親父、妹(クローン)を失って、なおかつ父の失踪によって傷心の母を抱えながら生きることを強いられていくとかガチで洒落にならんです。

クールでワイルドで自他共に基本的に手厳しく子供には優しいゆりさんは、とにかくめっちゃかっこよかった…。

キュアムーンライトの美しさとカリスマ性がヤバかったし、肉体言語主体の戦闘スタイルや浄化(物理)ってのがあまりにもストレートすぎるので、「これ、テレビの前の女の子たちには一体どう映ってたんだろ…?」って思わずには居られなかったっす。


また、彼女と対を成すダークプリキュア。

キュアムーンライト絶対殺る殺るガールで人造生命体でクローン妹でしたというてんこ盛り要素満載の彼女。

タイガージョーにしろブラックビートにしろダークカブトにしろ魔進チェイサーにしろ、ライバル枠に惹かれる俺っすよ。

最初はイマイチ乗れなかった俺でしたが、ダークプリキュアがキュアムーンライトと戦う宿命にあるという時点でノる。

そして極めつけが散る回で垣間見せた「父を慕い過ぎて父を盗られまいと必死になる女の子」の姿から一気に可愛く魅力的に見えるようになったこと。

最後にゆりさんに勝ち誇るような、或いは何か求めるような顔をするダークプリキュアが散った時は本当にやるせなかった。

ダークプリキュアの無情さは華かもしれない。だが、こころの花も無かった存在(つまり、キュアムーンライトを殺れなければガチで存在価値がなんもねーっていうね…)だったのが非常にやりきれなかったんですよ。

デューンマジ許さん。


砂漠の使徒といえば大幹部トリオ!

細かいツッコミが冴える褐色美人サソリーナ、熱い武人クモジャキー、美の貴人コブラージャ――三人ともすごく楽しくて憎めなくて……本当に最高の悪役だったですよ!

回を追う毎に彼らの方に注目してしまっていた。

でも最後は、サソリーナは優しさを得、あとの二人は自分の意味を見いだして救われて本当に良かった。

サソリーナの仇を討つためにプリキュアと執拗に戦うクモジャキーにはガチで泣けるし、そんな彼に味方するコブラージャにも泣けた…(´;ω;`)

あと彼らは砂漠の使徒としての人格は死んだわけなんで、その点(事実上の人殺し)と、サソリーナの顛末から彼らは完全にデューンによる被害者っぽかったので、それらのことについて正直言うと三人とも少しだけでもいいから掘り下げてほしかった。


そして、なみなみです。

一番好きなキャラです。

なみなみは見た目が良かったんですけどね、性格も良すぎるのよ。

でね、もうさ、なみなみ回はガチで泣いたっす…。

あと、なみなみの台所に立つ背中はもう何も言うまい…。

なんというかさ…、めっちゃ好きです。

なみなみも準レギュになってくれてガチでよかった。 

ていうか、えりか&つぼみ以外のファッション部員の中で一番出番あったな。

なみなみやるみちゃんにお父さんには幸せになってほしいですね(´;ω;`)

あと、文化祭での和装ウェイトレス姿(「おまたせしましたー!」ってノリノリのつぼみの後ろで紅茶入れてる娘がコスプレなみなみだと思います)が素晴らしき哉。


んで、つぼみ達を温かく見守る担任の鶴崎先生。

美人だし、まとまった髪型に、きっちりしたスーツ姿がまさにデキる女って感じでガチで良かった!

苦手なものも明らかになったけど、それ教師的なやつと全く関係ないと思う…。

っつーのが、やっぱり鶴崎先生回のテーマなんでしょうね。

結局は鶴崎先生の一人相撲であって、人徳のおかげで別に何ともなかったっていうオチは良かったし、むしろ生徒たちには余計に親近感を持たれたんじゃねーかね。

学校にデザトリアンが出た時は決まって真っ先に駆けつけたりしてるからね。

その時点で既に教師の鑑というか。



で、そんな感じのハトプリ。

ブレない高水準の作画は本当に観ていてとにかく観やすかったし、キャラクターたちの生き生きとした姿に感動しましたよ。


特に好きな回は第1話〜2話、4話、8話、14話、35〜36話、39話、42話、44話、48話です(結構多い…)。


人を思いやる心を正義として、プリキュアと変身前に人としても発揮していくつぼみ達の姿が、丁寧な描写と濃密な人間ドラマの中で全49話にわたって丹念に描かれています。


“史上最弱のプリキュア”としてスタートを切ったつぼみの初陣は面白かった。

運動苦手に拘らず人間が突然超人的なパワーを手に入れたらそりゃそうなるよな、と。


そして、マリン初陣からの“二人でプリキュア”な第4話。

更に、三浦ラーメン回の「この次までに何か考えとくよ!」なマリンにはめっちゃ吹いた。

そんでもって、もも姉のお話。

その手は桑名の焼き蛤!


てな訳ですが、全編を通してやはり俺の心をえぐり取り、そしてとにかく悲哀を感じると共に最後は感動で涙が止まらなかったのが第14話。

なみなみ回は神回。

ベタといえばベタかもしれん。

だが、絶対に神回。

特に、なみなみが自分が笑顔でいる理由を忘れていたこと(つまり、ある種機械的に暮らしていた)、そんな彼女のこころの花は鍵付きの檻に閉じ込められていたことが何より観ていて辛かった…。

そして、「まだ中学生の自分には母親代わりになるなんて難しい」とデザトリアンが言ったこと。

母親代わりになるのが「嫌」なのではなく「難しい」って、それだけでも彼女がいかに愛が深い人間なのかがよく分かります。

なみなみ…(´;ω;`)

お父さんが休日出勤ということからも、なみなみのお家はお父さんがかなりハードに頑張っていることが分かる。

お父さんはどうやら技術職っぽいですな。

そうした細かいとこまで一目で分かるのがハトプリの凄い&素晴らしいところです。


二話にわたる文化祭回も神回。

まずは、女袴って良いよね…。

ブーツが足されるとより一層素晴らしいよね…。


そんな文化祭仕様のつぼみが似合いすぎていて実に素晴らしかったっす。

てか、なんか生き生きしていて笑った(笑)

つぼみはプリキュアに初めてなった時もそうだけど、コスプレすると覚醒するタイプだと思う(笑)

その他ムーンライトの無双等々見どころはありますが、何よりもトリのファッションショーがとにかく最高だったですよ!

それは、ファッション部の晴れ舞台。

ファッション部の頑張りを見てきた身として泣くしかねーじゃんあんなの…。


言うなればハトプリの学園青春編っていうのは学園祭回がその集大成となって終わり。

これ以降は、プリキュア主体の物語にシフトしていきます。

より苛烈さを増す砂漠の使徒との戦い、その中で遂に姿を現した砂漠の使徒の元締・デューン。

こいつがガチで理論が無茶苦茶すぎるわけだが、こいつが何者でなぜ地球(とこころの大樹)にこだわりがあるのかについて、アニメ以外の知識皆無の俺には全く分からなかったが、全く分からないが故に不気味で恐ろしい奴だった。


二人の家族の死を乗り越えたゆりさん、コブラージャを美しく癒したいつき、クモジャキーに本当の強さを教え込んだえりか、そして決して挫けぬつぼみ、この四人が「愛などいらぬ!」状態のデューンを徐々に圧していく最後の戦いが本当に凄かった。


そして、ハートキャッチオーケストラすらも効かぬその果てに…「無限の力と無限の愛を持つ星の瞳のプリキュア――ハートキャッチプリキュア無限シルエット!!」


この宇宙に咲く大輪の花“無限シルエット”の登場シーンは、僕らのウォーゲームのオメガモン初登場を連想してしまった。

そのくらい可憐で神々しい美しさを放つプリキュアでした。


なんつーかアポカリモン的なデューンに、「なら俺は愛のために戦おう!!」というケンシロウみたいな無限シルエットは愛でもって地球を、否、宇宙を救った――。


たとえ最弱でもいい、皆のために一生懸命頑張ることができれば――。

最終話を観てから振り返ってみると、確かに未熟なところは多々あれどブロッサムは最初ですら決して最弱なんかじゃなかったように思います。


「私、変わります!変わってみせます!チェンジ、するのです!」と自らを変えようとする勇気。

「すみません!えりかさんのこころの花を返してください!」と、サソリーナに毅然とした態度で直談判しに行く立派な正義感と行動力。

「月影ゆり!!」とゆりさんに喝を入れた愛情深さと激しさ。

確かに悩む時はあれども、基本的に一貫して全くブレることのなかった精神的タフさこそつぼみの最大の武器であり、そして、それは最初から最強だったのです。

きっと、こころの大樹はそんなつぼみのことを最初からしっかりと分かっていたのでしょう。

肉体面では、えりか・いつき・ゆりさんは四人の中では確かに優れているかもしれない。けれど、この三人は精神面に大きな欠点がありました。

感情の浮き沈みが激しく精神的に隙が多すぎるえりか、思い切った行動力が無かった結果として鬱屈したものを抱え続けてしまったいつき、そして、“泣き虫”のゆりさん。


人間にはそれぞれに天命と運命があり、それは他者が干渉することはできません。

ですが、自分で一本筋を通すことはできる。

この四人のプリキュアたちの時間をかけて丁寧に描かれた成長譚が本当に素晴らしかったです。



――それでは、長くなったのでまとめ。


「愛」とか以前に「罪を憎んで人を憎まず」というのが『ハートキャッチプリキュア!』の真髄だと個人的に思います。


プリキュア達が掲げる主義主張を所謂「綺麗事」と捉えるかはもちろん個人の自由だし、それを馬鹿にするのも個人の自由だと思います。

けれど、少なくとも、「綺麗事は非現実的」という主張があればそれは俺はいただけない。

俺は幼い頃から大変な目に散々遭ってきたし、沢山の人達にも散々嫌なことされてきました。

俺は多分、そこらの人間よりもずっと人生ハードモードですし、これからも多分そうです。


そんな俺から言わせてもらうと、「苛烈な現実の中であっても綺麗事を大切にして実現させるのが一番」なんです。

これは例えば『仮面ライダークウガ』の五代くんの受け売りなんかではないけど、彼の思うことと主張は幼い頃から痛いほどよく分かるんですよ。


人を思いやって綺麗事を少しでも現実にするために頑張れる――こんなに素晴らしいことって他に無いと思うんすよ。


だから、この様なテーマを常に感じられる『ハートキャッチプリキュア!』って凄く素晴らしい作品なんだなって思います。


綺麗事は嘘くさい、綺麗事は非現実的だなどと嘲笑う人なんて当然居ますが、俺だって現実も人の心も苛烈であるし綺麗事を唱えるのも非現実性の方が大きいことなんてのは重々承知していますよ。

でも、だからって周りを自分の不満・批判・屁理屈のはけ口にするのは迷惑千万だし、そんな人間は嫌いですね。

そして、そのまま立ち止まっているのは間違っているのではないでしょうか。

現実も人も厳しくても、せめて最低限の人情だけは無くしてはならないんじゃないですかね。


女児(子供)向けだからこそ、子供たちに理想を訴えかける必要がある。

なぜなら、子供たちが汚れた未来を歩まないようにね。


『ハートキャッチプリキュア!』を完走しながら、そんなことを改めて熟考してしまいました。


まったく、久々にすげーアニメ観たぜ…。

大傑作!!

〜総ては愛ゆえに――!!〜

197X年、日本で一人の赤子が誕生した。
その赤子の頭に北斗七星の形のアザを見た第63代北斗神拳伝承者・霞羅門(後のリュウケン)は、常に蒼天と共にあった兄に思いを馳せる――。
時は遡り、1935年。
戦争の暗雲が訪れる直前の混沌とした魔都上海の裏社会に“閻王”として名を轟かせた第62代北斗神拳伝承者・霞拳志郎。
拳志郎は、武術家や紅華会との戦いの果てに最愛の女性・潘玉玲や彼女の兄であり青幇の親分である光琳をはじめとする数々の朋友を残して日本へと帰国。
そして、今や素性を隠してうだつの上がらない一教師として女学院の教壇に立っていた。
そんな中、愛親覚羅溥儀の訪日と共に拳志郎の朋友の一人である元青幇の李永健が遠く中国から拳志郎の元を訪ねてくる。
涙の再会もつかの間、拳志郎は李老人から衝撃の事実を知る。
拳志郎が上海を離れている間に、覇権を握ったはずの光琳たち青幇は西洋列強と手を組んだ紅華会によって壊滅し、更に玉玲も殺害されてしまったというのだ。
愕然とする拳志郎の前に彼との死合を望む拳士・金克栄が現れ、李が病の犠牲となってしまう。
李の魂を中国の地に持っていくこと、そして、全ての真実を確かめる決意をした拳志郎は再び魔都の地を踏むが、彼の行く手を紅華会と北斗の分派拳士達が拒む。
やはり、この時代の北斗神拳伝承者も北斗の宿命からは逃れられない運命にあるのであった――。



かの『北斗の拳』の前日譚的位置にある『蒼天の拳』。
暇を見つけては数年越しで完走。
これまた長いマラソンであった…(´Д`;)

で、早速感想をば。


『蒼天の拳』は、動乱の193X年代の中国を舞台にし、ケンシロウから数えて2代前の北斗神拳伝承者・霞拳志郎の宿命を描き、そして、やたら態度がデカい拳志郎が主に煽りと拳でもって北斗の関係者たちを軒並み更生させていく話です。

そんな、朋友(心の友的なやつ)を第一にして漢の仁義に厚い拳士・拳志郎は、第61代伝承者・霞鉄心の実子にて北斗神拳の始祖であるシュケンの血を引き継ぐ者。
即ち、ケンシロウと同じくバリバリに北斗宗家の本家の血が流れとるんですな。
そして、ケンシロウの養父・リュウケンはこの時はまだ生意気すぎるガキンチョ。
リュウケンの本名は霞羅門といい、拳志郎とは異母弟という関係。
で、リュウケンの母は謎なんですけど、実は拳志郎の実母の存在がすげー重要になってくるんですわ。
早速ネタバレすると、もう拳志郎はサラブレッドの中のサラブレッドというか、もう生まれるべくして生まれたという北斗というか天の申し子的な存在というかね。スター・ウォーズでいうところのアナキンみたいな。
『蒼天の拳』において判明した新設定事実で、北斗神拳は三国時代に三つに分派したんですが、拳志郎の実母の本名・月英こと美福庵主はその中の一派である“北斗劉家拳”伝承者の娘なんす。
してこの北斗劉家拳、もう明らかに北斗琉拳の前身っすよ。
つまり、『北斗の拳』において決して交わることがなかった北斗神拳と北斗琉拳という二つの流派の血が交わってるのが拳志郎なんですよ!
はえ〜、凄くね?

シュケンとリュウオウからはじまる1800年もの間相容れなかった北斗の二つの宿命が、なんと男女の愛という形で拳志郎にて実は既に帰結していた、と…。
す、凄え…。

そして、ケンシロウが垣間見たであろう北斗神拳の誕生譚がこの作品にて判明。
ケンシロウとヒョウまで続く北斗宗家の血筋、そして、北斗神拳とはシュケンによる血みどろの記憶を内包しながらも、同時に、シュケンと恋に落ちた女性・ヤーマとの愛の結晶であったことが最終局面にて判明!
“北斗宗家の拳”拳士であるシュケンは北斗宗家の高僧たちの命により、戦乱の世にて行き詰まっていた北斗宗家の拳を新たな次元へ押し上げるべく西方の秘拳・“西斗月拳”を採り入れることを目指した。
西斗月拳とは、人体各所に存在する秘孔を突いて相手を倒す戦うための戦場の拳法。
そして、月氏の民にうまく取り入ったと仲良くなったシュケンはヤーマと電撃的な恋に落ち、シュケンを心から愛したヤーマはシュケンにヘアヌードその身を以て秘孔の知識を授けたのでした。
こうして、シュケンとヤーマのセッk愛の営みによって北斗神拳が誕生!
そう、北斗神拳は死神の拳法なんかじゃなかったんですよ。
だから、『北斗の拳』にて女人像が示した北斗神拳の真髄「愛に彷徨する者の救済こそが北斗神拳伝承者の使命」というのは、まさに北斗神拳が男女の尊き愛によって誕生した愛の拳法だからだったんですよ!!
す、すっげえ…!!!!!

そして、『北斗の拳』が漢たちの物語だったことに対して、『蒼天の拳』は女たちの物語
玉玲、美玉、エリカ、庵主様、文麗、ヤーマ、女人像etc.…、『蒼天の拳』に出てくる女性は皆揃いも揃って強い。強すぎ!!
慈愛という、ただその一点のみにおいて唯一絶対無二の揺るぎなき神々しさ。
そして、『北斗の拳』同様に愛がテーマですが、『北斗の拳』と同じく様々な愛が描かれるのも時代は違えどやはり北斗ワールド。
実に様々な愛。
けれど、やはり帰結するのは慈愛なんですなぁ。
尊い…(´ω`*)

そんな本作のキャラの中では、ぶっちぎりで玉玲が大好き!!
てか、北斗シリーズの女性キャラで一番好き!!

「男たちはみんな勝手な理由で死んでいく。でも…、女は違うわ…。女は生き延びるのよ、愛した男たちの思いを抱いて…。それが女の役目…」

玉玲は、まずは、清らかで慈悲深い心を体現したその美しさ!
そして、馬賊でかなり鍛え上げられたのか記憶を取り戻して以降の肝っ玉の凄さよ!
更に、光琳のアニキの跡目を継いで青幇のボスとなって以降は特に女傑としての貫禄がヤバすぎ!!
完璧超人な拳志郎とはお似合いの夫婦なんですが、それにしたって玉玲、かっこよすぎ!!

レジェンズリバイブでは、一番最初期に光琳のアニキと連続で当たって本当に咽び泣くほど嬉しかった。

そして、次に好きなのが流飛燕!!
本当に好きだわ…。
子安武人さんで脳内再生して読んでたら(漫画や本を読む際には、俺は登場人物は声優さんで脳内再生する癖があります)、アニメ版でやっぱ子安さんだったという!!(笑)
北斗劉家拳の流れをくむ極十字聖拳の使い手である素朴な飛燕。
ギーズ大佐殺ったことにはじまり色々と無駄な殺戮は全然擁護できねーんだけども、飛燕はエリカに命を救われて無事に改心して更生!
一度失った命を以降はまっさらな心になって義と愛に生きる漢になった飛燕は、なによりも子供たちの味方!
ヤサカのクソ野郎が子供を出汁に飛燕を襲った際に、飛燕は子供を危険な目に遭わせたことの方に激怒してましたからね。
その独特の口調等、最初から非常に存在感がある魅力的なキャラでした。
故に、ヤサカは絶対に許せん。

そして、次いで好きなのが「男の顔は生き方で決まる」でもお馴染みの光琳のアニキ!
光琳のアニキ、本当に良い漢っす…。
この兄貴の啖呵は序盤で一番、通しでも指折りに好きなところです。
いや〜本当に良い男。
皆ついてくわけだわ。

更に、光琳のアニキと同率で大好きなのがギーズ大佐。
ニヒルで食えない軍人キャラ(主に見た目)かと思ってみれば、作中屈指の普通の人だった(笑)
そして、良き兄であり、また良き人でもあった…。
北斗孫家拳は護身術と言いながら、劇中の節々の様子から彼もまた一人の拳法家であったという気がしてなりませんよ。
軍人と拳法家としてのその塩梅が凄く良かった。
でもさ、殺される意味はあったの…?(´;ω;`)

飛燕とギーズ大佐は、レジェンズリバイブで当たらなかったのが唯一未だに悔やまれる!

また、北斗孫家拳の師父も好きです。
北斗シリーズの師匠キャラではオウガイと並んでまともっぽい師父ですね。
人は神には勝てないと弟子の狂雲に諭した師父。
惜しかったですね。

で、どう転んでも一番嫌いなのがヤサカ。
いや、流石に最初から最後まで擁護できんわ…。
まさか、リュウガやジュウケイを超える屑キャラだとは思わんかったし、加えて全く反省すらしねーで自分の罪からトンズラここうとしてましたからね。
いえね、キャラデザは結構好みだったんですよ。
何故にあんな全く意味のないことを…。
ふざけんなよガチで。
てか、エリカや拳志郎とか人間デカすぎだろ…。
ムリムリ。

また、本作はこれた「聴いてねぇよ!(´Д`;)」ってことで、上の通りで北斗神拳はとっくの昔に三つに分派していました。
それが、“北斗三家拳”。
時の支配者を守護し導くのが北斗神拳の役目。
ということで、中国の三国時代に魏・呉・蜀の三皇帝を守るために三つの分派したと。
魏の国は“北斗曹家拳”。剛の流れを汲む連続攻撃が特徴的な流派です。そして、秘孔は相手を操ることに特化しています。
呉の国は“北斗孫家拳”。“操気術”という、闘気を自由自在に操ることに特化した流派です。
蜀の国は“北斗劉家拳”。闘気によって周囲に結界を形成して空間を歪ませる等、明らかに北斗琉拳の前進であることを伺わせる流派です。

このような三派のそれぞれの使い手と戦ったり和解したりして拳志郎は終始無双していきます。
だが、そんな拳志郎も所詮人間だった。
一人の孤児と拳志郎は出会う。
その少年こそ、後の北斗琉拳拳士・ジュウケイであった。
それは結果論でしかないし、第一、天が定めた宿命だったのだとも思う。
多分、てか明らかにジュウケイは成長した後、北斗劉家拳伝承者の劉宗武の門下に入るのだろう。
そうじゃないと理屈が合わない。
で、多分なんですが、宗武の後を継いで北斗劉家拳拳士となったジュウケイは結局自らの闘気を憎しみにして耐えられなくなってしまったわけですが、ジュウケイの代をもって北斗琉拳と改めたか、或いは北斗劉家拳と改められたリュウオウの拳を回帰させたのだと思います。
正直な話、多分俺は後者なのではないかと思います。
リュウオウの拳は北斗宗家から溢れた者たちによって継承されてきた憎しみの拳。
しかしながら、劉玄信も魏瑞鷹も宗武も憎しみに支配されて自我を失った描写は全く無い(但し、宗武は慢心に支配された模様)。
つまり、三国時代の折に北斗琉拳は闘気を憎しみで満たさぬ北斗劉家拳として改められたのではないか。
即ち、北斗琉拳→北斗劉家拳→北斗琉拳という変移だったのではないかと。
それなら一応合点がいくのです。

そして、北斗神拳伝承者として真に認められるには、天に認められねばならない。
北斗神拳伝承者は、寧波にある北斗劉家拳の菩提寺である泰聖院にて、天が見守る中で北斗劉家拳の者と死合わなければならないのである。
この“天授の儀”が本作のクライマックス。
拳志郎が寧波に赴く18巻から、ほんとにガチでマジに最高で神でしたよ!!
天命に挑む拳志郎の本気と、荒波のような気性を頭を丸めると共に聖なる炎の中へと捨て去った宗武の本気、まさに武の境地である死括(死中において括を見出すこと)に至った拳志郎と宗武の魂のぶつかり合いと魂の輝きは本当に神々しくて美しかった!!

まず、生まれずに死んだ我が子に父としての役目を果たすことを決意した宗武がたどり着いた悟り、「己にも誰にも恥じず、そしてなんとも快い負け」は本当に感動した!
いつもの北斗ワールドのように、いつの間にやら宗武の方に感情移入してたよ!
人間を超えようとしていた…というか軽く超えた拳志郎。
人間の域を出ず(出られず)、最後には一人の人間の父となった劉宗武。
俺は、宗武の方を応援してたかな…。

そして、天は…いや女人像は、一端人間を離れたような拳志郎を、母を求める一人の子として人間に引き戻してくれた。
拳志郎の天授の儀の意味。
その締めが本当に良かった。
『北斗の拳』と同じで泣いたよ、ガチで。
天も本当に粋なことをするよね!!(*´ω`*)

拳志郎だけじゃない。
天は、天授の儀を通して拳志郎に関わる者を皆救ってくれたんだよ。

本当に素晴らしいじゃないか!!
その他に一体どう表現すればいいのか全く分からん!!

そして“天帰掌(てんきしょう)”
そう、『北斗の拳』にてケンシロウとトキが交わしたあの構え北斗天帰掌が本作では非常に重要な意味を持つ!
その意味とは、「拳士ならば、死合う時はたとえ死しても相手を恨まず、ただ強敵とめぐり合えたことを天に感謝する」、そして、「たとえ死すとも一片の後悔をせず、ただ天に帰るのみ」!!

更に、北斗神拳の真の究極奥義・“蒼龍天羅(そうりゅうてんら)”が登場!!
もうね、拳志郎は息をするように人間を更に辞めていきますな…(´Д`;)
てか、煩悩を捨て去って自然体であるらしい拳志郎はやっぱケンシロウの域を余裕で凌駕しているのか…。
つーか、ケンシロウは最終話の時点でもまだまだ発展途上だった感じなんで、やがてこの蒼龍天羅の域に至って欲しいですね。

そして、伝授の儀編が終わって、また最初期の空気で〆!
「これが、魔都上海!!ドオォォォン」って(笑)

ん〜、この後先考えてない投げやり感が実に蒼天の拳らしくて良い流れだったかと(爆)

そんな『蒼天の拳』は、作風が『北斗の拳』よりも更にぶっ飛びまくりな感がしましたけど、最後まで至るとやっぱ『北斗の拳』シリーズの一作だと思いました。
俺は寧波編からが特に大好きです。
要は、そう…、これは大変良い漫画です!!(*´ω`*)