『トランスフォーマー/ビースト覚醒』 | 日々是(ひびこれ)デス・ロード

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〜ワン・チーム!宇宙を一つに!!〜

西暦1994年、アメリカ。
ある夜、生活が切羽詰まった元軍人の青年ノアは病気の弟クリスの多額の治療費を得るために悪友のサポートで高級ホテルの駐車場に高級車を盗みに行く。
そこで一台のポルシェ・964に狙いをつけたが、突如、そのポルシェはノアを乗せたまま勝手に走り出した。
なんとか警察を撒いた後、そのポルシェはノアの目の前で巨大な人型ロボットへと変形。
そんな彼は、自らをミラージュと名乗った――。



今更ながら遂に観ましたよ!『トランスフォーマー/ビースト覚醒』!!
ビースト・ウォーズ(以下、BW)ど直球ど真ん中世代の俺は、もう公開前から期待値が爆上がりまくり!!
なんつったって、あのコンボイ(ビーストコンボイ)にチータスやライノックス、エアラザーが出るんだっつーし、そんでもって吹き替えには子安武人さんに高木渉さんがそのまま登板し、柚木涼香さん等の所謂ビースト声優も参加!しかも音響は岩浪美和さんという!
もうね…、もう…、感激…。

で、息をするように当然日本語吹き替えで鑑賞。

いや、本当にね、素晴らしく面白かったです!!
個人的にトランスフォーマーの実写版シリーズでは一番面白かったですよー!!

まずね、ストーリー展開がめちゃくちゃわかりやすくていいですよね。
で、あとは考古学的アドベンチャー要素が◎!!

キャラも人間側は主に元軍人(情報将校)の主人公ノアとヒロインで博物館の考古学研究員のエレーナの二人のみという潔さ!
そして、TF側もオートボットはお馴染みのコンボイ司令官ことオプティマスプライムを筆頭に個性豊かなメンバーが集結!
そこに新たなる勢力としてBW世代ならば号泣必至!な動物などの有機体にTF可能な進化したTFである“マクシマル”が参戦!
で、敵としては遂にユニクロンが参戦し、ユニクロン配下の“テラーコン”がヒーロー達を襲うのです!

個人的には、ビースト戦士ことマクシマルにもう感激ですわ。
ビーストコンボイことオプティマスプライマル(ゴリラ)、チータスことチーター(チーター)、ライノックス(サイ)、エアラザーことエアレイザー(ハヤブサ)に加えて、大塚明夫ボイスが激渋なゴリラことエイプリンク。
時間稼ぎとして自らを犠牲にしたエイプリンクがのっけからテラーコンのリーダーであるスカージに殺される中、母星を脱出して時元を超えたオプティマスプライマル達。
生命を尊ぶ彼らは惑星を食らう超巨大な悪玉TFユニクロンの魔の手から時元を超えられる“トランスワープキー”を守り抜くのが使命なのだ!

今回は、要はユニクロンの脅威が地球に迫る中でこのトランスワープキーを巡って世界をすったもんだする話なわけだが、二つに分割していたトランスワープキーがすんなり見つかるという展開が非常にストレスフリーで話も分かりやすいという超親切設計であるので、体力が落ちた虚弱な身でも2時間超の一気見とかガチで余裕であった。

オートボットでは、やはり主人公格のミラージュのキャラが立ちまくっており、人間側の主人公であるノアとの掛け合いがめちゃくちゃ良かった。
また、そんな中でのミラージュの捨て身の変身と復活は感動。
ミラージュはぶっちゃけバンブルビーよりも好きかもしんない。

で、やっぱりBW世代ならば注目すべきはオプティマスプライマル達ビースト戦士ですよ!

中でも個人的に凄い大好きになったのがエアレイザー。
沈着冷静で温厚、思いやりに溢れた優しくて逞しく、温かい心の持ち主である女性エアレイザー。
ぶっちゃけ、実写版シリーズでは指折りのマトモな人であり、超聖人――つーか、もう聖母!!
そんなエアレイザーがスカージによって精神を犯され、オプティマスプライマルによって抱きしめられながら逝くというシーンはオプティマスプライマル達じゃなくても非常に悲しかった。

ぶっちゃけ、スカージ以下テラーコンは実写版シリーズで一番嫌いなTF。
スカージの最期なんか、ノアとオプティマスプライムの共同作業からオプティマスプライムの安定のブチギレ猛攻っぷりがガチでカタルシスがヤバかった感じ。

で、最終決戦時にオプティマスプライマルの「マクシマイズ!!」で、チーターとライノックスがまずロボットモードに変身し、そしてオプティマスプライマルが変身するのがやっぱり至高。

でも、ぶっちゃけ実写版ではマクシマルはライノックス以外はデザインが微妙な感は否めないかな…。
てか、ライノックスも武器が肉たたきみたいなハンマーなのもなんかなぁ…。
オプティマスプライマルはなぜ初期玩具のデザインでいかなかったのか…。
てか、妙にのっぺり顔しているチータスはもうあれなんだけども、ゴリラの顔が胸の装飾になってこそビーストコンボイだと思うんですわ。
それがなによあれ!?

で、フルフェイスマスクもビーストコンボイには似合わねーなー、と。
鼻と口だしてましたけど、ビーストコンボイならば口だけ出してるのがやっぱデフォでしょ!?みたいな。
まあ、ビーストコンボイではメタルスコンボイが一番好きなんすけどね…。ははは…。

といっても、なにはともあれ子安コンボイと高木チータスがちゃんと実写で拝めて大満足でしたよ。

チータスがちゃんと「〜じゃん」って言ってくれてたのが本当に良かったです。
校長先生、大好き!!


てなわけで、本作はもうね、めっちゃくちゃ良かったです!!
オプティマスプライマル達は再登場してほしい気はしますが、地元の方々と共にゆっくりと過ごしてほしい気もしますね。

「宇宙を一つに!!」という、オートボット、マクシマル、人間の共同作業のシーンが本当に見たかったやつでした。

BW世代のおっさんの胸には確実に響く一作で、おじさんは本当に感動しましたよ!!