ブログではこれまで「病院の仲間」のみんなの生まれ月に、お別れしたそれぞれの子のことをなつかしみ、その子のお話をさせて頂いて参りましたハートニコニコ

 

4月も残りあとわずかとなりましたが、今回は4月生まれの「かりんちゃん」のお話をさせてください。かりんちゃんのことを、少し思い出して頂けたら嬉しいです。

 

 

 

「交通事故か何かで体を丸めている猫ちゃんがいると市民からの通報がありましたので・・」と負傷動物出動要請の電話を受け、保護に向かい連れて来られた子猫が、後に「病院の仲間」となった生後5~6か月齢の「かりんちゃん」でしたニコニコ花

 

 

 

検査をしてみたところ、左右の後ろ足数か所の骨折と、横隔膜ヘルニアになっている事が分かり、その後、大きな手術を2度も乗り越え頑張ったかりんちゃん乙女のトキメキ

 

そこにはスタッフ丸ちゃんの献身的な介護と、かりんちゃんの心に負担が掛からない様にと寄り添う優しさがありました照れラブラブ

 

 

 

恐怖により威嚇していたかりちゃんにも、長い時間をかけ色々工夫してくれた丸ちゃんのお陰で、「もしかしたら人って怖くないかも!」と徐々に心の変化が見られ、保護して1ヵ月半ほど経った頃には、膝の上で抱っこをすることも出来るようになりましたおねがいラブラブ

 

 

 

 

そんなかりんちゃんのお話はこちら 下矢印

 

 

文章の途中で  が出てきます。かりんちゃんが保護されてから以降のお話を、丸ちゃんが詳しく書いてくれてありますので、お時間のある方は是非ご覧になってくださいねニコニコスター

 

つづく

YOUKO

 

前回お話をさせて頂いた、ブログを毎回楽しみにしてくださっていたというTさんが、診療の合間に主人への思いもたくさんお話してくださいましたニコニコ

 

以前、他の病院に通っていらした時に、飼っていた子との悲しいお別れを経験されたそうなのですショボーン「その経験があるので、この子に何か少しでも変わったことがあると心配になって、ちょっとしたことでもすぐに来ちゃうんです」とおっしゃっていました。

 

本当にお辛いお別れだったのだと思います。

 

可愛いももちゃんの写真がないので、昔飼い主さんが作ってプレゼントしてくださったプードルのルイちゃんのぬいぐるみの写真を載せさせて頂きました。

 

 

Tさんが初めて来院された時に主人から言われたことで、ずっと頭に残っている言葉があるとお話をしてくださいました。でもすみませんあせる大事なその言葉を忘れてしまいました。ガーンガーン

 

主人にこのことを話すとTさんは昔の辛い経験により、ももちゃんのちょっとしたことでも心配になってすぐに来院されていらしたようでした花

 

「こんな些細なことですみません」と言うので、「飼い主さんは心配だから動物病院に来るので、来ることで安心できるならその方が良いですよニコニコ」とお話をさせてもらったと言っていました。もしかしたら、その様なことだったのかなはてなマーク

 

この時も「いつも先生が親身になってくれたことが本当に心強かったですハート照れ」と言ってくださいました。

 

こちらはももちゃんと同じ白のプードル、我が家のぷっぷちゃんです。ももちゃんはもっと可愛らしいお顔をしていました(笑)。

 

我が家のぷっぷちゃんに何かいつもと違うことが起きたら、私もとても心配になってしまいます。

当たり前に走ったりダッシュ、ジャンプをしたり、普通にご飯を食べたり・・・、その当たり前のことが普通に出来ないと本当に心配になりますよね。

大切な子と暮らしている方は、皆さんそんな思いをお持ちだと思います照れ

 

小さな変化に気付くことはとても大切な場合もあるので、何か気になることがあったら、「先生にどう思われるか」と気にせずに、受診されるのがいいかと思います。

 

Tさん、Tさんの愛情と優しさに包まれて、ももちゃんは本当に幸せですねウインク気づき

どうかももちゃんが健康で長生き出来ますように・・・キラキラ

 

つづく

YOUKO

 

昨年11月いっぱいで閉院することは決まっていたのですが、閉院後、病院のホームページをどうしようかと閉院前からずっと考えていました花

 

「マスダ動物病院」には色々な事情で本院の子となった三毛猫18匹と1羽の「病院の仲間たち」がいて、それぞれに感動のドラマありました。実はその中で、ハ~ト君のお話だけまだ出来ていません。

 

ハ~ト君との思い出があり過ぎて、ハ~ト君との日々のお話を11月いっぱいまでずっとこのブログにアップしていましたニコニコ そしてお話はまだ続いているので、そのことも気になっていました。

「でもそんなに沢山の方に見て頂いている訳でもないから、もう止めてもいいかな~」と、そんな思いもありました。(でもやめるのも寂しいような・・・)

 

そんな時、診療の合間にももちゃん(トイプードル)の飼い主のTさんが「ハートいつもブログを楽しみにしています」と、そんな嬉しいことを言ってくださったのです。嬉し涙えーん汗

しかもほとんど毎回見てくださっていると伺ってびっくりビックリびっくりマーク

 

ハート君がカーテンにくるまって嬉しそうな顔をしていた昔のブログのお話をしてくださったのには本当に驚きました。とても嬉しかったです爆  笑ラブラブ

 

こちらがお話に出て来たハ~ト君です。

 

 

簡単なお話なので、よろしかったら覗いてみてくださいね。

 

 

ブログを見ると病院やスタッフたちの様子が分かるので、それがすごく楽しみだと話してくださいました。

「ブログを見てそんな風に言ってくださるんだぁ」と心の中で再び感激の涙えーん汗

 

Tさんがブログのファンでいてくださったことをその時初めて知り、心がポカポカして本当に嬉しかったです。Tさん、本当にありがとうございました照れラブラブ

 

またある日、ぷっぷちゃんとお散歩をしていた時に、ワンちゃんとお散歩中の方に出会いました。

ワンちゃん好きのぷっぷちゃんが嬉しそうに近寄るので、「ワンちゃんは大丈夫ですか?」とお声を掛けさせて頂くと、そのワンちゃんも嬉しそうに近付いてご挨拶をしてくれました。

 

すると飼い主さんが「もしかしたら、ぷっぷちゃんじゃあないですかはてなマーク」と仰るのです。「ぷっぷちゃんですよねえ。いつもブログで見せてもらっているので・・」と言ってくださったのです。

 

昨年の春まで約20年ほど診療の現場から離れていたので、この時は飼い主さんのことが分かりませんでしたが、レン君(ミニチュアダックス)の飼い主のKさんだと教えて下さり、ぷっぷちゃんに会ってみたかったと言ってくださったのですニコニコピンク音符

 

更にKさんが11月の「うちの子相談」にみえた時に、スタッフにブログを是非続けて欲しいと伝えて下っているのを耳にして、ここでも心の中で感激の涙えーん汗でした。

 

スタッフみんなと一緒に細々と続けて来たホームページです。でもいつも思いを込めて作って来ましたおねがいそれを楽しみにしてくださっていた方々の存在を知って「やって来て良かったな~ラブラブ」と心から思いました。

Kさんも、本当にありがとうございました。照れラブラブ

 

そんな方々に感謝をしながら、もうしばらくゆっくりのんびりと続けて行きたいと思います。

良かったら、時々覗いてみてくださいねウインクキラキラ

 

つづく

YOUKO

2月13日にアップしたブログ“ふたりでランチ♪”から2か月以上経ちました。まだまだ続いていますよ~“ふたりでランチ♪”が・・ウインクピンク音符

 

ランチに行き慣れていない私達ですが、その後も楽しみながら続けています。

これまでに頂いたランチメニューは、「海老カツ丼」「牡蠣のみぞれ蕎麦」「カレースパイシー・シーフードカレー」「もり蕎麦&とろろセット」

 

相変わらず頼んだものが運ばれてくると、「爆  笑待ってました~音譜」と二人ともモリモリ食べ始めてしまうので、写真を撮り忘れてしまいましたあせる

 

そしてこちらは「マスダ動物病院」を閉院する際に、これまでの労いの意味を込め獣医師会からプレゼントをして頂いた(本当にありがとうございましたラブラブ)ホテルの「オールデイダイニングTHETABLE」ナイフとフォークランチコース!(「写真、写真」と二人で何度も言っていたので、この時は無事に撮れました~)

 

フロアの一角に色とりどりに美しく盛り付けられた器が整然と並び、どのお料理もとても美味しそうで、見ているだけでワクワクと心躍るものがありました照れラブラブ

 

 

この他にもチョコカップケーキプリンスイーツのコーナーには、美味しそうなケーキや可愛らしいデザートが並び、少し離れた席にいらしたお嬢さんがテーブルにスイーツをいっぱい並べて、嬉しそうに笑うその笑顔が可愛らしくて、とってもしあわせそうでした。

 

美味しいものが食べられるのって、やっぱりとてもしあわせなことですねおねがいラブラブ

 

この他にも3月29日の結婚記念日に人宿町に移転したというイタリアンの人気店に行きましたが、そこもとても素敵なお店でしたピンク音符

 

 

そして先週行ったのが、某ホテル内の日本料理でした。

一応、写真は撮りましたよ~。初めて忘れず全てのお料理を撮ることが出来ましたグッ気づき

 

 

 

 

 

私は特にこちらの桜えびがいっぱいの炊き込みご飯が気に入りました。とっても美味しかったですよ照れ音譜

 

 

 

 

そして昨日はラーメン中華料理店で、主人が「中華丼と餃子」私が「えびチャーハン」を頂きました。

 

これまで経験出来なかったこんなひと時を、これからも続けて行けたらなと思います。それにはとにかく“健康・健康”これに限りますねウインク気づき

 

つづく

YOUKO
 

ある日、「僕は今日から我が家のボランティア活動をすることにしたよニコニコ」と、突然主人が“お家ボランティア宣言!!”をしてくれました。

 

 

爆  笑え~ほんと~はてなマークそんなことしてくれるの~はてなマーク」と大喜びの妻の私。

そこで早速、手が回らなかった園芸のお仕事を手伝ってもらうことに。花壇に奥行きがなかったので、もう少し幅を広くする作業をお願いしました。

 

土を掘ったり、腐葉土や肥料を混ぜて土作りをしたり、掘った溝に再生した土を入れて球根を植えたりと、やり慣れない作業を時に文句を言いながら(笑)、なんとか最後まで頑張ってくれた主人でした。

 

ひと月ほど前の様子がこちらラブラブ

 

 

そしてこちらが現在のお花の様子です。ハナニラが彩りを添えて、ぱっと華やかで可愛らしい花壇になりました照れ音譜

 

 

そしてちょっと分かり難いと思いますが、一番手前に主人が植えてくれたムスカリも出て来てくれました。

 

 

ところが折角きれいに咲いた花が、虫に食べられてしまったようなのですガーンあせる

オルトランやナメクジ退治のお薬を撒いたのですが、それでもまだ花びらの淵がギザギザと食べられた跡や、ポコポコと幾つもの穴が・・・えーん泣

 

 

そこで主人が食害された花を手に、自転車バイクをブ~ンと飛ばして量販店に行き、一番適したものを買って来てくれました。これで回復してくれたらいいのですが・・。

 

 

「主人も少しずつ園芸の楽しさが分かり始めて来たのかな~はてなマーク それなら嬉しいんだけどな~」と思う妻なのでありましたハート照れ

 

つづく

YOUKO

 

 

 

桜の時期になるとちょっと切なくなるこの散歩道を、今年もぷっぷちゃんと一緒にお散歩してみましたニコニコラブラブ

 

 

「ぷっぷちゃん、桜がとっても綺麗だね~音譜

 

ニコニコぷっぷちゃん、折角だから写真を撮ってみようよ」ということで、

「ぷっぷちゃん、おすわり」・・・ハイ、ちゃんとおすわりが出来ましたグッ

「それじゃあ、ぷっぷちゃんこっち向いて~ビックリマーク

 

 

あら、ぷっぷちゃんが全然こちらを向いてくれません。

「ぷっぷちゃ~ん、ぷっぷちゃ~んビックリマーク

 

 

「この光景どこかで見たような・・」と思ったら・・・

そうでした。3年前に桜を見に行った時も、ぷっぷちゃんはカメラから目線をはずすので、苦労したことを思い出しましたあせるそれって、ハ~ト君そっくりです。

 

ハ~ト君もぷっぷちゃんも活発ではあるのですが、ちょっと怖がりさんなところもあるので、我が家だとしっかり目線を合わせることが出来るのですが、屋外にいる時は落ち着かないのか、なかなか目線を合わせることが出来ないのです。

 

 

それでもなんとか撮れました。貴重な一枚が・・・ラブラブ

 

 

そしてまた3日後に行ってみました。

まだ綺麗に咲いているのかな~。

 

この数日、生憎のお天気だったので「もしかしたら散ってしまったかな~」と心配していたのですが、とっても綺麗に咲いていましたおねがいラブラブ

 

 

散ってしまった桜も、まるで花びらの絨毯のように美しかったので、やっぱりこれは撮っておかなくっちゃね~ウインクキラキラということで・・・

またまた「ぷっぷちゃ~ん、ぷっぷちゃ~んビックリマーク」・・・やっぱり目線を外し続けるぷっぷちゃんあせる

 

 

「あ、行けるかなはてなマーク」と思ったら、やっぱり微妙な感じで・・

 

 

そしてこんな感じにもなっちゃうし・・あせる

 

 

でもお母さんはしつこかった!!笑

だって、あまりにも綺麗なんだも~ん音譜やっぱり一枚くらいまともな写真を撮っておきたいたいじゃな~い。

という訳で、ぷっぷちゃんに付き合ってもらって・・撮れました。しっかりカメラ目線のぷっぷちゃんがキラキラ

 

キョロキョロでもちっとも楽しそうではありませんあせる ムリもないか~あせる

 

 

ぷっぷちゃん、付き合わせちゃってごめんね。でも撮らせてくれてありがと~ラブラブ 記念の一枚になったよ

これに懲りずにまた来年も付き合ってねウインク飛び出すハート

 

 

やっぱり桜って、本当に素敵ですねラブラブ

 

つづく

YOUKO

 

閉院して時間も出来たので、桜桜満開のこの時期にあちこち行ってもおかしくないのですが、何かとやることがあり、更にフットワークが軽い方ではないので、今年も桜の名所には行かずに終わってしまいそうです。

 

そんな中でも先週の金曜日に藤枝に用事があって、そのついでにぷっぷちゃんを連れて主人と蓮華寺公園にお花見に行って来ました。ぷっぷちゃんもウキウキと足取り軽く、嬉しそうに歩いていました音譜

でも残念!!写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたあせる

 

そして次の土曜日も、ぷっぷちゃんとお散歩ですニコニコピンク音符

 

 

お散歩のコースはその日によって色々ですが、この日は我が家から真っ直ぐ南に向かって歩いて行った先に桜がいっぱいの遊歩道があるので、そちらに行ってみました照れラブラブ

 

 

この道は、ミニチュアシュナウザーのココアを連れて、よく行ったお散歩コースです。

ココアと歩いたこの道には大切な思い出が・・・おねがいキラキラ

 

 

この写真を探し出すために以前のブログを見ていたら、「ああ、あの時はこんな切ない想いでこの道を歩いていたんだな~」と思い出しました。

ココアにも沢山助けてもらっていたんだなあと、改めて思いました。

「ココア、あの時は本当にありがとねおねがいラブラブ

 

 

私の想いとは無関係にスタスタ歩くココアが可愛らしいので、よかったらその時のお話をちょっと覗いてみてくださいねニコニコクローバー

 

  

 

 

 

つづく

 YOUKO

 

 

 

院長が大学病院の研修生だった頃、帰省する際に連れて来られたのが、三ヶ月齢の仔犬のねこちゃんでした。

犬なのになぜか名前が「ねこちゃん」。そんなねこちゃんが16歳の時、心臓発作で倒れたことが切っ掛けで「病院のなかま」になりましたハート

 

お耳を触られるのが大好き♪  

 

 

 

お嫁に来た時「ねこちゃんは噛むから触っちゃあダメ気づき」と言われたほど、気性が荒い所があったねこちゃんが、

 

病院内をテクテクお散歩中♪

 

晩年はとても穏やかな性格になり、昼間は病院の中を自由気ままに歩き回り、19歳ながら元気なねこちゃんを見て、飼い主さんたちに勇気を与える存在となりましたキラキラ

 

体を支えながらのお食事タイム♪

                

認知症になったねこちゃんは後退が出来なくなりました。

でも大丈夫!すぐに助けに行きま~す!!

 

 

毎日のんびりと過ごしていたねこちゃんは、老犬らしい優しさと愛らしい姿で19歳と長生きをして、最期はとても穏やかなお別れができました。

 

 

19歳のねこちゃん。穏やかな寝顔♡

 

お別れは、桜桜の花が咲く春の日のことでした。

毎年桜の季節が訪れると、ねこちゃんのことが思い出されて来ます。

 

 

そんなねこちゃんのお話はこちら 

 

 

つづく

YOUKO

 

 

2月27日 ・・・ 今年も駐車場の奥にある桃に小さな蕾発見飛び出すハート

今年はどのくらいお花が咲いてくれるかな~はてなマーク

 

 

 

3月13日 ・・・ 桃色の可愛いお花・みっけビックリマーク  やった~爆  笑音譜

 

   

 

 

でもやっぱり今年は花数がとっても少ないみたいです。

 

 

お別れした猫の甲斐ちゃんのことを思って植えた桃の木も、今年樹齢28年となりました。

 

ちょっと調べてみたら、桃の木の寿命が20年ということなので、我が家の桃の木はもうかなりのお年のようです。

 

収穫が目的ならお役目御免で新しい苗を植えるところなのですが、この桃は私にとって特別な意味のある木なので、出来る限りこのまま大切にして行こうと思っています照れラブラブ

 

 

3月22日 ・・・ なんとか今年も可愛いお花がいくつも咲いてくれました。やっぱり桃の花っていいな~ハートおねがい

 

 

こうして毎年「甲斐ちゃんの桃の花」のことをお話させて頂いていますので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、初めてHPをご覧になってくださった方は、「キョロキョロはてなマーク 甲斐ちゃんの桃? 何それ?」と思われると思いますので、11年前にアップさせて頂いたブログをここに載せさせて頂きたいと思います。

 

 

甲斐ちゃんの桃の花 ①  ・・・ 甲斐ちゃんとの出会い

2013-06-29 07:32:54

 

 

毎年病院の片隅でそっと花開く、可愛らしいピンク色した桃の花コスモス

この桃の花は、こうして17年前からずっと静かに私達のそばで咲き続け、春の訪れを告げ、心を和ませてくれています照れ

 

開業して間もない頃、一匹の仔猫との出会いがありました。

昔住んでいた自宅の隣のおばあちゃんおばあさんから「仔猫が迷い込んだから来て 」と主人が呼ばれ、そのまま自宅に連れ帰った仔猫、それが甲斐ちゃんでした黒猫

 

子猫は感染症に罹り目ヤニと鼻水で顔はぐちゃぐちゃ、身体中が泥で汚れ、げっそりと痩せこけて、声は鳴き続けたせいなのかガラガラ声で、それはそれは悲惨な状態の仔猫でしたあせる

 

小さな頃に怖い思いをしたことが切っ掛けで、“猫”が世の中で一番苦手だった当時の私

それなのに、なぜかその猫ちゃんが「私のこと治してね 」と毎日病院にやってくる、そんな猫ちゃんやわんちゃん達の病気を治す動物のお医者さんのところに嫁ぐことになりましたニコニコ

 

 

 覚悟はしていたものの、初めて出会った仔猫のあまりの恐ろし過ぎるその姿に、私は全身硬直し、「この子を病院の子にするから・・・」の主人の言葉に、思わず「止めて~えーんあせる 」と泣き崩れたのが25年前のことでした

 

しかし恐ろしいと思ったその姿とは反対に、甲斐犬と同じ色をした所から名付けた猫の「甲斐ちゃん」は、素直で優しく愛らしく、とても心の美しい猫ちゃんでした

ラブラブ

あんなに苦手だった猫ちゃんという生きものが、こんなにも優しく愛くるしいものだということを私に教えてくれたのが甲斐ちゃんでした照れ

 

そんな甲斐ちゃんは7歳の時、腎臓病を患い、それから2年の闘病生活を経て、9年という短い生涯を閉じましたショボーン

 

甲斐ちゃんは私に、最後の最後に動物とのお別れの辛さを教えてくれました。 こんなにも動物とのお別れが切なく辛いものなのかということを、この時初めて身を持って知ることが出来ました。


 

この様な思いを経験して、初めて病気の子を抱え、来院される飼い主さん達の不安な思いを感じることが出来るようになれるのだと思います。

 

飼い主さんの思いに寄り添える、そんな人になれるようにと、開業早々に甲斐ちゃんが出会ってくれたのだと、甲斐ちゃんとお別れしてから17年経った今でも甲斐ちゃんには心から感謝していますキラキラ

 

その後、そんな甲斐ちゃんのことをずっと忘れないように、何か記念になることをしたいと考え、購入したのが桃の苗木でした。

なぜその時桃の苗を購入したのかは思い出せないのですが、きっと可愛らしいピンク色した桃の花が、可愛らしい甲斐ちゃんのイメージにピッタリだったのではないかと思います照れ

 

 

 

 

 

桃の苗木は病院の一番奥の片隅に植えました。

 

毎年奥の方でひっそりと咲いているので、桃の木の存在に気付かれた方は少ないのかもしれません。 でもそれも甲斐ちゃんらしくていいかな~と思っていますおねがい花

そして今年の春も甲斐ちゃんの桃の花が一斉に花開き、実を結んでくれました

さあ、今年はどんな桃が出来たのでしょうか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♡

 

そしてこちらが2024年3月30日、28年目を迎えた甲斐ちゃんの桃の花です。

最盛期に比べて枝の数も少なくなり寂しい感じがしますが、それでも愛しさに変わりはありません照れラブラブ

 

毎年スタッフのみんなと一緒に袋掛けをして、6月頃に桃の実を収穫をするのですが、今年は主人とふたりでの作業になります。ふたりでやるので、花の数も少なくなって丁度良かったのかもしれません。

 

甲斐ちゃんの桃の木もかなりなお年なので、閉院と共に終わりを迎えてしまうのかな!と気になっていたのですが、甲斐ちゃんの木はまだまだ頑張ってくれそうでほっとしましたニコニコ

 

甲斐ちゃんのことを思いながら、今年も桃のお世話をして行きたいと思いますラブラブ

 

 

 

「甲斐ちゃん、今年も本当にありがとラブラブ そしてよろしくねウインクピンク音符

 

つづく

YOUKO

 

 

 

閉院までの数か月間、スタッフが本当によく頑張ってくれました。飼い主さん達がスタッフのことを本当によく褒めてくださいました。

 

一番嬉しかったのが、「ここのスタッフさんは、優しくて温かいのが本当にいいですねハート照れ」そんな風に何人もの方が言ってくださいました。

「優しい」に「温かい」がついているのがとても嬉しいことでした。それはずっとそんな病院でありたいと思っていたからでした。

 

「次はどこの病院に行かれるのですか?私もその病院にしたくて、その方が安心だし・・ニコニコむらさき音符」そう言葉をかけて頂いていました。

とても嬉しい言葉でした。スタッフのことを褒めてもらえるのが、私は何より嬉しくてすぐに泣きそうになってしまいます。

 

 

またある飼い主さんに、「ここの病院のいい所は、スタッフさんの勤続年数が長いことビックリマーク」と言ってくださいました。

石川ちゃんは勤続20年、同期の堀田ちゃんと丸ちゃんは15年、またまた同期の山ちゃんとこばちゃんは6年勤めてくれましたウインクキラキラ

 

以前に勤続6年の山ちゃんが「自分もこんなに長く勤めるとは思っていませんでした」と話してくれたことがありました。

「6年で長いのはてなマーク」と思ったのですが、山ちゃんの友達で動物病院に勤め続けている人はひとりもいないと言うのです。やっぱりどこにも強い人がいて、労働環境が良くないので辞めてしまうのだそうです。

 

当院の先輩たちは誰もが穏やかな性格で、先輩風など吹かす様なタイプではなく、後輩思いのとても優しい先輩でしたラブラブ

 

またそんな先輩達にとって後輩に当たる山ちゃんはしっかり者で頼りになり、こばちゃんは頑張り屋さんで素直な可愛らしい後輩だったのだと思いますキラキラ

そんなみんなが大変な時も助け合っていた姿を目にして来ました。

 

 

 

閉院に際しても、閉院するのはこちらの事情なので、「もし新しい所が決まったら、いつでもそちらに行ってもらってもいいから、遠慮しないようにね」と主人が話していました。

「ああそうだなあ。こちらの事情に合わせてなんて言えないし・・」と、それは当然のことだと思っていました。

 

しかしその後、こばちゃんが次の就職先が決まりそうだということを耳にして「え~びっくり 最後を一緒に迎えられないかもしれないの~はてなマーク」とそんな風に思ったらとてもショボーン寂しくなってしまって、思わず涙がこぼれてしまいましたえーんあせる

 

でもその後、最後までいるために再就職先に事情を話して待って頂いて、閉院日翌日の12月1日から新しい所で働くようにしてくれたと言うのです。

また新婚の山ちゃんも閉院まで勤務するために他県勤務のご主人に待ってもらって、閉院後に引っ越して就職先を探すようにしてくれました。「山ちゃん、こばちゃん、本当にありがと~~~笑い泣き(嬉し泣き)ラブラブ

 

そんな風にスタッフみんなが病院のことを第一に考えて、最後の最後まで気持ちよく一生懸命働いてくれました。

 

みんな優しかったな照れ そんな優しいスタッフ全員と病院の最後を迎えられた事は本当に幸せなことでしたピンクハート

 

 

みんな、本当に本当にありがとう~~~~~~ドキドキ

 

つづく

YOUKO