2月27日 ・・・ 今年も駐車場の奥にある桃に小さな蕾発見飛び出すハート

今年はどのくらいお花が咲いてくれるかな~はてなマーク

 

 

 

3月13日 ・・・ 桃色の可愛いお花・みっけビックリマーク  やった~爆  笑音譜

 

   

 

 

でもやっぱり今年は花数がとっても少ないみたいです。

 

 

お別れした猫の甲斐ちゃんのことを思って植えた桃の木も、今年樹齢28年となりました。

 

ちょっと調べてみたら、桃の木の寿命が20年ということなので、我が家の桃の木はもうかなりのお年のようです。

 

収穫が目的ならお役目御免で新しい苗を植えるところなのですが、この桃は私にとって特別な意味のある木なので、出来る限りこのまま大切にして行こうと思っています照れラブラブ

 

 

3月22日 ・・・ なんとか今年も可愛いお花がいくつも咲いてくれました。やっぱり桃の花っていいな~ハートおねがい

 

 

こうして毎年「甲斐ちゃんの桃の花」のことをお話させて頂いていますので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、初めてHPをご覧になってくださった方は、「キョロキョロはてなマーク 甲斐ちゃんの桃? 何それ?」と思われると思いますので、11年前にアップさせて頂いたブログをここに載せさせて頂きたいと思います。

 

 

甲斐ちゃんの桃の花 ①  ・・・ 甲斐ちゃんとの出会い

2013-06-29 07:32:54

 

 

毎年病院の片隅でそっと花開く、可愛らしいピンク色した桃の花コスモス

この桃の花は、こうして17年前からずっと静かに私達のそばで咲き続け、春の訪れを告げ、心を和ませてくれています照れ

 

開業して間もない頃、一匹の仔猫との出会いがありました。

昔住んでいた自宅の隣のおばあちゃんおばあさんから「仔猫が迷い込んだから来て 」と主人が呼ばれ、そのまま自宅に連れ帰った仔猫、それが甲斐ちゃんでした黒猫

 

子猫は感染症に罹り目ヤニと鼻水で顔はぐちゃぐちゃ、身体中が泥で汚れ、げっそりと痩せこけて、声は鳴き続けたせいなのかガラガラ声で、それはそれは悲惨な状態の仔猫でしたあせる

 

小さな頃に怖い思いをしたことが切っ掛けで、“猫”が世の中で一番苦手だった当時の私

それなのに、なぜかその猫ちゃんが「私のこと治してね 」と毎日病院にやってくる、そんな猫ちゃんやわんちゃん達の病気を治す動物のお医者さんのところに嫁ぐことになりましたニコニコ

 

 

 覚悟はしていたものの、初めて出会った仔猫のあまりの恐ろし過ぎるその姿に、私は全身硬直し、「この子を病院の子にするから・・・」の主人の言葉に、思わず「止めて~えーんあせる 」と泣き崩れたのが25年前のことでした

 

しかし恐ろしいと思ったその姿とは反対に、甲斐犬と同じ色をした所から名付けた猫の「甲斐ちゃん」は、素直で優しく愛らしく、とても心の美しい猫ちゃんでした

ラブラブ

あんなに苦手だった猫ちゃんという生きものが、こんなにも優しく愛くるしいものだということを私に教えてくれたのが甲斐ちゃんでした照れ

 

そんな甲斐ちゃんは7歳の時、腎臓病を患い、それから2年の闘病生活を経て、9年という短い生涯を閉じましたショボーン

 

甲斐ちゃんは私に、最後の最後に動物とのお別れの辛さを教えてくれました。 こんなにも動物とのお別れが切なく辛いものなのかということを、この時初めて身を持って知ることが出来ました。


 

この様な思いを経験して、初めて病気の子を抱え、来院される飼い主さん達の不安な思いを感じることが出来るようになれるのだと思います。

 

飼い主さんの思いに寄り添える、そんな人になれるようにと、開業早々に甲斐ちゃんが出会ってくれたのだと、甲斐ちゃんとお別れしてから17年経った今でも甲斐ちゃんには心から感謝していますキラキラ

 

その後、そんな甲斐ちゃんのことをずっと忘れないように、何か記念になることをしたいと考え、購入したのが桃の苗木でした。

なぜその時桃の苗を購入したのかは思い出せないのですが、きっと可愛らしいピンク色した桃の花が、可愛らしい甲斐ちゃんのイメージにピッタリだったのではないかと思います照れ

 

 

 

 

 

桃の苗木は病院の一番奥の片隅に植えました。

 

毎年奥の方でひっそりと咲いているので、桃の木の存在に気付かれた方は少ないのかもしれません。 でもそれも甲斐ちゃんらしくていいかな~と思っていますおねがい花

そして今年の春も甲斐ちゃんの桃の花が一斉に花開き、実を結んでくれました

さあ、今年はどんな桃が出来たのでしょうか。

 

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そしてこちらが2024年3月30日、28年目を迎えた甲斐ちゃんの桃の花です。

最盛期に比べて枝の数も少なくなり寂しい感じがしますが、それでも愛しさに変わりはありません照れラブラブ

 

毎年スタッフのみんなと一緒に袋掛けをして、6月頃に桃の実を収穫をするのですが、今年は主人とふたりでの作業になります。ふたりでやるので、花の数も少なくなって丁度良かったのかもしれません。

 

甲斐ちゃんの桃の木もかなりなお年なので、閉院と共に終わりを迎えてしまうのかな!と気になっていたのですが、甲斐ちゃんの木はまだまだ頑張ってくれそうでほっとしましたニコニコ

 

甲斐ちゃんのことを思いながら、今年も桃のお世話をして行きたいと思いますラブラブ

 

 

 

「甲斐ちゃん、今年も本当にありがとラブラブ そしてよろしくねウインクピンク音符

 

つづく

YOUKO