まそほ繁盛記
女将Gは扉の前に立ち、思案顔だった。
「この扉、なんとかせんとあかんなあ…ぎいぎいゆうて、お化け屋敷みたいやもんなあ…」
「うちのことでっか!」
Gの独り言を聞き付けて、Bが小走りにやってきた。狭い店内なのに。
「なんだす!いきなり後ろから大きな声で!びっくりするやおまへんか。あんさんのことちゃいまっせ。この扉やがな。」
「しとしとと、雨の降り続く日…確かに、この扉は、夜泣きしますなあ…
悲しい…つらい…うらめしい…ゆうてなあ。」
「やめなはれっ!何勝手に怪談仕立てにしてますのやっ!はよ、クレ551でもこうてきなはれ!」
「豚まんでっか?錆とりでっかあ?どっちかいなあ。」
「人の揚げ足ばっかりとってたら、そのうち口からイソギンチャクでてきまっせ!」
つづくん
「この扉、なんとかせんとあかんなあ…ぎいぎいゆうて、お化け屋敷みたいやもんなあ…」
「うちのことでっか!」
Gの独り言を聞き付けて、Bが小走りにやってきた。狭い店内なのに。
「なんだす!いきなり後ろから大きな声で!びっくりするやおまへんか。あんさんのことちゃいまっせ。この扉やがな。」
「しとしとと、雨の降り続く日…確かに、この扉は、夜泣きしますなあ…
悲しい…つらい…うらめしい…ゆうてなあ。」
「やめなはれっ!何勝手に怪談仕立てにしてますのやっ!はよ、クレ551でもこうてきなはれ!」
「豚まんでっか?錆とりでっかあ?どっちかいなあ。」
「人の揚げ足ばっかりとってたら、そのうち口からイソギンチャクでてきまっせ!」
つづくん
まそほ繁盛記
まそほの店内 には、片側に棚がしつらえてある。
普段は、そこに様々な人の作品を展示してあるのだが、一週間限定で、女将達の作品展示をすることになった。
「いやあ、Gはん、だいぶ出来ましたなあ!ようできてるわあ、ほんもんみたいやし…」
「ええでっしゃろ?うち、楽しかったわあ、いろぬり…どうです?この色。」
「すごいわあ…展示が終わっても、つかいまひょ。うちのこの人形さんな、幸せ人形ゆうて、売ろかしら」「そんなん誰が買いますのやっ!うちやったらいらんわ。それよりBはん、あんさんが前作って、売った人形さん、返して貰うらしいですな。」
「そうだすがな。あの旦那はんなあ、もういらんらしいわ。返して貰てもなっ、銭は返しまへんで!」
「あんさん、今、泥棒の顔してましたで」
「ああ、あの、ぱっくり人形、はよ返してほしいわあ」
「Bはんは、ほんまに、人の話し聞いてまへんなあ…」
つづく
普段は、そこに様々な人の作品を展示してあるのだが、一週間限定で、女将達の作品展示をすることになった。
「いやあ、Gはん、だいぶ出来ましたなあ!ようできてるわあ、ほんもんみたいやし…」
「ええでっしゃろ?うち、楽しかったわあ、いろぬり…どうです?この色。」
「すごいわあ…展示が終わっても、つかいまひょ。うちのこの人形さんな、幸せ人形ゆうて、売ろかしら」「そんなん誰が買いますのやっ!うちやったらいらんわ。それよりBはん、あんさんが前作って、売った人形さん、返して貰うらしいですな。」
「そうだすがな。あの旦那はんなあ、もういらんらしいわ。返して貰てもなっ、銭は返しまへんで!」
「あんさん、今、泥棒の顔してましたで」
「ああ、あの、ぱっくり人形、はよ返してほしいわあ」
「Bはんは、ほんまに、人の話し聞いてまへんなあ…」
つづく
筍ご飯
今日は筍ご飯を炊いてみようかと思います。
旬ですもの。美味しいんですもの。
鰹と昆布のおだしに酒と薄口醤油…柔らかくゆでた筍、上品なうすあげ、噛むと滋味豊かな鶏肉…これらがあきたこまちと共に、つや良く炊きあげられて…
食すれ ば、鼻くうを通り抜ける春の嵐。
だんだん露山人みたいになってきましたな。
筍はイノシシみたいだな。手触りといい見た目といい。
今、すごくいいこと思いついたのに、一瞬で忘れてしもうた。
哀
旬ですもの。美味しいんですもの。
鰹と昆布のおだしに酒と薄口醤油…柔らかくゆでた筍、上品なうすあげ、噛むと滋味豊かな鶏肉…これらがあきたこまちと共に、つや良く炊きあげられて…
食すれ ば、鼻くうを通り抜ける春の嵐。
だんだん露山人みたいになってきましたな。
筍はイノシシみたいだな。手触りといい見た目といい。
今、すごくいいこと思いついたのに、一瞬で忘れてしもうた。
哀
まそほ繁盛記
「あたたた~頭いたあ~」女将Bは二日酔いだった。「うっ…酒くさっ…あんさん、昨日、ちゃんと帰れましたんか?何や、えろう酔うてましたで。まあ、いつものことやけどな」
「大丈夫だす。今日は、あんさんの作った看板取り付けましょなあ。だんだん、ええ看板になっていきますなあ」
「一年も、かからしまへんでっ!出来上がるまで」
「あ、あんさんも忙しからなあ、今度の(めおとになってから25年も、よう続いたなあ祭)盛り上げまっせえ」
「いつのまに祭になったんだす?」
つづく
「大丈夫だす。今日は、あんさんの作った看板取り付けましょなあ。だんだん、ええ看板になっていきますなあ」
「一年も、かからしまへんでっ!出来上がるまで」
「あ、あんさんも忙しからなあ、今度の(めおとになってから25年も、よう続いたなあ祭)盛り上げまっせえ」
「いつのまに祭になったんだす?」
つづく
お花見
ああ、飲みすぎで、太陽が黄色い。雨なんだけど
お花見しました!昨日。
店は、早じまい。
いそいそと片付けて、天満の水上バス乗り場に…
そしたら、予約制で、通常運航は4時10分で終わりだとさ!
しかたない、歩きますか、と歩いてたら水上カフェなるものを発見!
入ってみました!
水上に浮かんでるんだけどビニールハウスみたいだった。そして中に雨樋が取り付けられてて、なんと紙コップを半分に切ったものが使われてました。
何とも、だらあ~とした感じが全体的に漂ってて、面白かった。
そこではビール1ぱいだけ。
次の店で、たくさん飲んでしまいました。ついつい
あ~しんどいよお。
今週は断酒します!多分
お花見しました!昨日。
店は、早じまい。
いそいそと片付けて、天満の水上バス乗り場に…
そしたら、予約制で、通常運航は4時10分で終わりだとさ!
しかたない、歩きますか、と歩いてたら水上カフェなるものを発見!
入ってみました!
水上に浮かんでるんだけどビニールハウスみたいだった。そして中に雨樋が取り付けられてて、なんと紙コップを半分に切ったものが使われてました。
何とも、だらあ~とした感じが全体的に漂ってて、面白かった。
そこではビール1ぱいだけ。
次の店で、たくさん飲んでしまいました。ついつい
あ~しんどいよお。
今週は断酒します!多分
まそほ繁盛記
「Gはん!おはようさん。今日も、きばって働くきまひょなあ。」
「あのなあ、プトラはんなあ、弁護士の試験に受からはったんやてえ~」
プトラは、女将達が、何度か訪れている南の島で、ガイドをしている青年で、王様の子孫であるらしい。
知り合った時には、まだ二十代だったのだが、もう三十半ばになろうとしていた。
「へええ、良かったなあ、頭ええもんなあ。 」
「昨日、うちに電話あってな、喜んだはったでえ、うちらのこと、日本のお母はんやとおもてるからなあ~何でも送ってくれはる、いうとったで!」
「ほんまでっか?何がええやろかっ」
Bの顔が欲の炎に包まれた。ぼうぼう
「Bはんっ!それよりなっ南の島で家借りたり、こうたりするとき、相談に乗ってもらいまひょ!」
女将達の夢は、宇宙のように果てしなく、ざらめのように甘かった。
つづくか
「あのなあ、プトラはんなあ、弁護士の試験に受からはったんやてえ~」
プトラは、女将達が、何度か訪れている南の島で、ガイドをしている青年で、王様の子孫であるらしい。
知り合った時には、まだ二十代だったのだが、もう三十半ばになろうとしていた。
「へええ、良かったなあ、頭ええもんなあ。 」
「昨日、うちに電話あってな、喜んだはったでえ、うちらのこと、日本のお母はんやとおもてるからなあ~何でも送ってくれはる、いうとったで!」
「ほんまでっか?何がええやろかっ」
Bの顔が欲の炎に包まれた。ぼうぼう
「Bはんっ!それよりなっ南の島で家借りたり、こうたりするとき、相談に乗ってもらいまひょ!」
女将達の夢は、宇宙のように果てしなく、ざらめのように甘かった。
つづくか
フル
今、電車の中です。前の座席で、フルメイクをしている人がいます。
面白いので、実況してみます。
前髪は、すでにヘアクリップで留めてあります。
今、塗っているのは、ベースでしょうか。25cm四方位の鏡を片手に、器用に塗っております。建築用語でいうと、土間下地セメント仕上げ、といったところでしょうか。面積が広そうなので、コストがかかりそうです。
あ、そうこうしているうちに、上塗りまで終わった模様です。
まさに、職人わざ!
下地が、完璧に隠れております。
マスカラを丁寧につけていますっ!
まだ、塗るのでしょうか!あらら…十三でおりました。続きは、どこでするのでしょうか。
最後まで見届けたかった!非常に残念です。
面白いので、実況してみます。
前髪は、すでにヘアクリップで留めてあります。
今、塗っているのは、ベースでしょうか。25cm四方位の鏡を片手に、器用に塗っております。建築用語でいうと、土間下地セメント仕上げ、といったところでしょうか。面積が広そうなので、コストがかかりそうです。
あ、そうこうしているうちに、上塗りまで終わった模様です。
まさに、職人わざ!
下地が、完璧に隠れております。
マスカラを丁寧につけていますっ!
まだ、塗るのでしょうか!あらら…十三でおりました。続きは、どこでするのでしょうか。
最後まで見届けたかった!非常に残念です。
まそほ繁盛記
二人して、さんざん探したが、とうとう砂糖入れは、見つからなかった。
「ないもんは、ないですなあ…あきらめましょか」
「そうでんなあ…なんか、かわりのもんに入れまひょ!」
二人は、諦めるのが早かった。
「女将G!あんさん、それ、何してますのん?」
Bは、信じがたいものを目にしたのだった。
「何て、見てわからんか?因数分解やがな。うちなあ、数学の問題解くとなあ、スゥーとしますのや!答が解ってますさかいにな。」「うわあ~!学校出て何十年もたってんのに、そんなん趣味でやってはる人、初めてみましたわ。うち、頭いたなってきた。なんか、ぽっくりさんでも、やりたなったわ。」
「コックリさんやろ!それ。あんさんは、とっくりさんでもよびなはれ。酒いれて登場してくれはるで、ウハハハ」
「大きなお世話だすっ!」 つづけ
「ないもんは、ないですなあ…あきらめましょか」
「そうでんなあ…なんか、かわりのもんに入れまひょ!」
二人は、諦めるのが早かった。
「女将G!あんさん、それ、何してますのん?」
Bは、信じがたいものを目にしたのだった。
「何て、見てわからんか?因数分解やがな。うちなあ、数学の問題解くとなあ、スゥーとしますのや!答が解ってますさかいにな。」「うわあ~!学校出て何十年もたってんのに、そんなん趣味でやってはる人、初めてみましたわ。うち、頭いたなってきた。なんか、ぽっくりさんでも、やりたなったわ。」
「コックリさんやろ!それ。あんさんは、とっくりさんでもよびなはれ。酒いれて登場してくれはるで、ウハハハ」
「大きなお世話だすっ!」 つづけ
まそほ繁盛記
「おっかしいなあ…」
女将Gが、しきりに首をかしげている。
「ひい、ふう、みい…」
「ろうしたんでっかあ~」呂律がまわらなくなったBが、奥から顔をのぞかせた。
「ああ、あんさん、のんきに飲んでる場合とちゃいまっせ。砂糖のいれもんがなあ、一個足らんのや…」
「ええええー!あの上等な、こうたら高い、ええ塗りの、重文級の、人間国宝の、砂糖のイレモンでっか?」
「あんさん、酔うて、むちゃくちゃ言うてますなあ、そうですがな。うちらが気に入って、おいといたやつですがな。こないだまで、ここにあったと思たのになあ…!!あんさん、まさか持ち出して、売っぱろうたんやないやろなっ?
「う、う、うちやないでっ。もっぺん、考えまひょ」ツヅク
女将Gが、しきりに首をかしげている。
「ひい、ふう、みい…」
「ろうしたんでっかあ~」呂律がまわらなくなったBが、奥から顔をのぞかせた。
「ああ、あんさん、のんきに飲んでる場合とちゃいまっせ。砂糖のいれもんがなあ、一個足らんのや…」
「ええええー!あの上等な、こうたら高い、ええ塗りの、重文級の、人間国宝の、砂糖のイレモンでっか?」
「あんさん、酔うて、むちゃくちゃ言うてますなあ、そうですがな。うちらが気に入って、おいといたやつですがな。こないだまで、ここにあったと思たのになあ…!!あんさん、まさか持ち出して、売っぱろうたんやないやろなっ?
「う、う、うちやないでっ。もっぺん、考えまひょ」ツヅク
春の盛り
春ですなあ。ほかほかした陽射しが気持ち良いねえ。春の宵の香が、私は好き。色んな事、思い出すねえ。記憶って、匂いと強く結び付いてるみたいだから、普段、忘れてる事でも、その匂いを嗅ぐと、思い出すものね。
ああ、ゆきやなぎ咲いてる。
桜だけじゃないんだった。…いいはなししてるのに、今、一瞬カレーの匂いがしたら、私の頭はカレー色!カレー食べたい!すごく!昨日は、モダン焼き食べて満足!
今日はタイカレー食べたい!
ゼッタイニ!
ああ、ゆきやなぎ咲いてる。
桜だけじゃないんだった。…いいはなししてるのに、今、一瞬カレーの匂いがしたら、私の頭はカレー色!カレー食べたい!すごく!昨日は、モダン焼き食べて満足!
今日はタイカレー食べたい!
ゼッタイニ!