まそほ繁盛記
「何や、この頃、しんどいと思いまへんか?うち、もう…しんどうてなあ…」
Gは、緩慢な動きで椅子から立ち上がった。
「うちもですわ。夏の疲れですやろか?うちなんて、夏バテ知らずやのに。今まで夏バテしたことないんですわ。」
「うちかて、そうでしたんや!そやのに…」
「あきまへん、こんな弱ってるとこ、敵にみつかったら、ひとたまりも…」
「どこに、そんな敵がおりますのやっ!あんさんは、いっつも仮想敵と闘ってますなあ。外敵と闘うより、自分の内なる敵と闘うほうが先ですやろっ!」
「なんでっか?うちの中には巨大な敵がおりますのか?ほぉぉーん、どんな敵ですやろなあ?教えとくなはれ!」
「巨大な敵とちごうてな、こーんな、ちっこい敵がいっぱいおりますのやろ?108以上もある煩悩という敵がっ!」
「ははぁん、そういう事でっか!心配ご無用ですわ。うちは、煩悩をも受け入れてますのや。」
「何を空海みたいな事言うてますのや!何一つ、悟てないくせに!好き放題してるだけですやろ?」
二人とも、結構元気だった。
つづくの
Gは、緩慢な動きで椅子から立ち上がった。
「うちもですわ。夏の疲れですやろか?うちなんて、夏バテ知らずやのに。今まで夏バテしたことないんですわ。」
「うちかて、そうでしたんや!そやのに…」
「あきまへん、こんな弱ってるとこ、敵にみつかったら、ひとたまりも…」
「どこに、そんな敵がおりますのやっ!あんさんは、いっつも仮想敵と闘ってますなあ。外敵と闘うより、自分の内なる敵と闘うほうが先ですやろっ!」
「なんでっか?うちの中には巨大な敵がおりますのか?ほぉぉーん、どんな敵ですやろなあ?教えとくなはれ!」
「巨大な敵とちごうてな、こーんな、ちっこい敵がいっぱいおりますのやろ?108以上もある煩悩という敵がっ!」
「ははぁん、そういう事でっか!心配ご無用ですわ。うちは、煩悩をも受け入れてますのや。」
「何を空海みたいな事言うてますのや!何一つ、悟てないくせに!好き放題してるだけですやろ?」
二人とも、結構元気だった。
つづくの
…の名前
昔『薔薇の名前』という映画があったけど、それとは関係なくてね、街などで見掛ける「えっ?」と思った名前の事を少し、言いたいの。
以前、住んでいたところの近所に、『ビバリーうどん』という店があって、通るたびに気になって気になってね。
いつも、閉まってたから、つぶれてたのか、夜からなのか…
けど、『ビバリーうどん』ってなあ…
何なんだ?
今だに、謎!
気になるけど…すごく
実家の近くに『ヌルハチ』というラーメン屋があったが、これは何となく解るよ。
ヌルハチって漢字で書いてあったけど、今わかんね。確か、中国の人だよね。
『ヌルハチの乱』って習ったもん。
Viva!謎のビバリーうどん
以前、住んでいたところの近所に、『ビバリーうどん』という店があって、通るたびに気になって気になってね。
いつも、閉まってたから、つぶれてたのか、夜からなのか…
けど、『ビバリーうどん』ってなあ…
何なんだ?
今だに、謎!
気になるけど…すごく
実家の近くに『ヌルハチ』というラーメン屋があったが、これは何となく解るよ。
ヌルハチって漢字で書いてあったけど、今わかんね。確か、中国の人だよね。
『ヌルハチの乱』って習ったもん。
Viva!謎のビバリーうどん
まそほ繁盛記
店内の電話がなった。
「へえ、まそほでございます。へえ、おおきに。…へえ…ほな、お待ちしとります。」
「どなたはんでっか?」
「ギャラリーで使うてくれそうですわ。いっぺん見にきはるて!」
「ええ感じですなあ。気軽に来てもろて、気にいってくれはったら、又お友達にも言うてくれて…一人が二人…二人が四人…てなぐあいにひろがったらええですなあ…」
「Bはん、何うっとりしてますのや、気色の悪い…ネズミ算しなはんなっ!」
「うちは、学校は、経済学部ネズミ講学科卒業ですのやっ!」
「嘘つきなはれっ!国文でしたやろ!けど、とらたぬ算は早いですなあ。」
「なんだす、とらたぬて。…あっ!とらぬたぬき…ですなっ!そら早いですわ。人生大学の『うかうかしてたらドツボにはまる学部』で学びましたんやさかい。」
つづけ
「へえ、まそほでございます。へえ、おおきに。…へえ…ほな、お待ちしとります。」
「どなたはんでっか?」
「ギャラリーで使うてくれそうですわ。いっぺん見にきはるて!」
「ええ感じですなあ。気軽に来てもろて、気にいってくれはったら、又お友達にも言うてくれて…一人が二人…二人が四人…てなぐあいにひろがったらええですなあ…」
「Bはん、何うっとりしてますのや、気色の悪い…ネズミ算しなはんなっ!」
「うちは、学校は、経済学部ネズミ講学科卒業ですのやっ!」
「嘘つきなはれっ!国文でしたやろ!けど、とらたぬ算は早いですなあ。」
「なんだす、とらたぬて。…あっ!とらぬたぬき…ですなっ!そら早いですわ。人生大学の『うかうかしてたらドツボにはまる学部』で学びましたんやさかい。」
つづけ
朝ごはん
朝食にカレーは、食べられるでしょうか?
私は、食べられます。
朝から、そんなん無理、という言葉を よく耳にしますが、私は、何が食べられないか考えてみました。
二日酔いの朝のすき焼き。同じく、二日酔いの朝のカツ丼。
二日酔いでさえなければ、結構大丈夫。なんでも。
ちなみに、今日の朝ごはんは一夜干しの烏賊。
まるごとよっ!
それと、ジンジャエール。人として何かが抜け落ちてる朝ごはん。
品がないったら…
でも、おいしゅうございました。
若狭の烏賊でございますのよ。
肉厚!
もう、結構な歳なんだし、胃は大切にしないとね。
肝臓もね。
肺も血管も。
全部やんか!
腹八分目に医者いらず
酒三本目に医者いかず
うはははは
私は、食べられます。
朝から、そんなん無理、という言葉を よく耳にしますが、私は、何が食べられないか考えてみました。
二日酔いの朝のすき焼き。同じく、二日酔いの朝のカツ丼。
二日酔いでさえなければ、結構大丈夫。なんでも。
ちなみに、今日の朝ごはんは一夜干しの烏賊。
まるごとよっ!
それと、ジンジャエール。人として何かが抜け落ちてる朝ごはん。
品がないったら…
でも、おいしゅうございました。
若狭の烏賊でございますのよ。
肉厚!
もう、結構な歳なんだし、胃は大切にしないとね。
肝臓もね。
肺も血管も。
全部やんか!
腹八分目に医者いらず
酒三本目に医者いかず
うはははは
まそほ繁盛記
Bが踊るような足どりで、買い物から帰ってきた。
「おお、この燃える陽光!金色の矢先に塗られた、毒は、僕の目を貫く 。碧玉の盃をあけようではないか。」
「おかえりやす。なんだすその台詞は…」
「ランボー作、堀口大学訳ですわ。」
「へええ~。うちランボーの詩は知りまへんわ。」
「うそですわっ!いひひ
うちが今作りましたんや。ランボーっぽいですやろ?なっ?けど、知りはれへんのやったら、つまらんですわ。」
「あほくさっ!そしたら高村光太郎はどないだす?出来ますか?」
「まかしとくなはれ、頭上の太陽は、あまねく、矢を放ち、じりりと僕を焼くのだ。どないですか?」
「ちょっときいたら解らんけど、ポイントは『じりり』ですやろ?『がりりとレモンをかじった』のちょいパクリやおまへんか。」
「ばれましたか。けど、それがコツですわ。」
「そんなコツ、知らんでもよろしわっ!」
「人生が楽しめまっせ。」つじしく
「おお、この燃える陽光!金色の矢先に塗られた、毒は、僕の目を貫く 。碧玉の盃をあけようではないか。」
「おかえりやす。なんだすその台詞は…」
「ランボー作、堀口大学訳ですわ。」
「へええ~。うちランボーの詩は知りまへんわ。」
「うそですわっ!いひひ
うちが今作りましたんや。ランボーっぽいですやろ?なっ?けど、知りはれへんのやったら、つまらんですわ。」
「あほくさっ!そしたら高村光太郎はどないだす?出来ますか?」
「まかしとくなはれ、頭上の太陽は、あまねく、矢を放ち、じりりと僕を焼くのだ。どないですか?」
「ちょっときいたら解らんけど、ポイントは『じりり』ですやろ?『がりりとレモンをかじった』のちょいパクリやおまへんか。」
「ばれましたか。けど、それがコツですわ。」
「そんなコツ、知らんでもよろしわっ!」
「人生が楽しめまっせ。」つじしく
アブサン
飲んでみたいな。アブサンアルチュール.ランボーも好んだという。
モーパッサンをも虜にした緑の魔酒。
ニガヨモギが入ってるらしい。
あと、アニスやらいろいろ水で割ると白濁するらしいよ。
私の愛してやまないウゾみたい。
アブサンは90度もあるそうだけど…
思うに、ウゾにニガヨモギを入れたら、かなり近い味になるのではと…。
あれ?ニガヨモギって日本にあったっけ?
見た事ないよねえ。
蓬じゃ、だめかな。
ニガヨモギというぐらいだから、よもぎ属なんだろうし。
あっ、乾燥蓬が売ってるじゃないの、スーパーに。
草餅に入れるやつよ。
やってみよっ!
けど、本物、飲んだ事ないから、比べようがないね。そうまでして……やってみるわ!
モーパッサンをも虜にした緑の魔酒。
ニガヨモギが入ってるらしい。
あと、アニスやらいろいろ水で割ると白濁するらしいよ。
私の愛してやまないウゾみたい。
アブサンは90度もあるそうだけど…
思うに、ウゾにニガヨモギを入れたら、かなり近い味になるのではと…。
あれ?ニガヨモギって日本にあったっけ?
見た事ないよねえ。
蓬じゃ、だめかな。
ニガヨモギというぐらいだから、よもぎ属なんだろうし。
あっ、乾燥蓬が売ってるじゃないの、スーパーに。
草餅に入れるやつよ。
やってみよっ!
けど、本物、飲んだ事ないから、比べようがないね。そうまでして……やってみるわ!
まそほ繁盛記
「大変でっせ!Gはん!これ、ここの床!」
Bは、エアコンの前の床を指さした。
「ほんまですなあ、なんやボコボコしてますな。湿気のせいですやろか…」
「木ぃやから、縮んだり、反ったりするんやろか?
下から筍でも出てくるんやないですか。」
「こう湿気が多いと、しんどいですなあ。暇やし…
あんさん、又身体かいてますのか?貧乏臭いこと、この上ないですなあ。」
「湿気が多いと、背中の鱗が痒いんだすっ。なあ、うちのうろこ何色やと思います?」
「へえ、鯉みたいな、きちゃない色の鱗ですやろ。
どうせ、自分では、虹色とか、玉虫色とか、銀鱗とかぬかしますのやろっ!
おあいにくさま!あんさんには、鯉みたいな鱗がお似合いですわ。」
「くくぅ…言わせておけば…ピラルクですわっ!アマゾンの巨大魚ですわっ!
靴べらにもなりますんやでっ!色は、群青色が好きですわ!」
「好きですわ、て、何を言うてますのやら…はあ~、守りが大変だす。」
つづきゅ
Bは、エアコンの前の床を指さした。
「ほんまですなあ、なんやボコボコしてますな。湿気のせいですやろか…」
「木ぃやから、縮んだり、反ったりするんやろか?
下から筍でも出てくるんやないですか。」
「こう湿気が多いと、しんどいですなあ。暇やし…
あんさん、又身体かいてますのか?貧乏臭いこと、この上ないですなあ。」
「湿気が多いと、背中の鱗が痒いんだすっ。なあ、うちのうろこ何色やと思います?」
「へえ、鯉みたいな、きちゃない色の鱗ですやろ。
どうせ、自分では、虹色とか、玉虫色とか、銀鱗とかぬかしますのやろっ!
おあいにくさま!あんさんには、鯉みたいな鱗がお似合いですわ。」
「くくぅ…言わせておけば…ピラルクですわっ!アマゾンの巨大魚ですわっ!
靴べらにもなりますんやでっ!色は、群青色が好きですわ!」
「好きですわ、て、何を言うてますのやら…はあ~、守りが大変だす。」
つづきゅ
ありがとうございます
えーっと、まずは、みなさまへのメッセージ!
ごうこさん!ありがとうござりまする、来て下さってうれしいです。次の作品もお楽しみに。
チェリーさんは、元気にしてるのか?顔をしばらく見てないので寂しいわ。
あずさちゃーん!
馬乳酒ありがとう!美味しかったよ。又おいでねえ。小僧!元気か?死んでないだろうなっ!
艦長!わたくしは元気にしております。どうぞ、お体をおいといあそばして。
お父様、この星は、騒々しいですわ。でも、もうしばらく…ここに、留まろうと思います。
さて、いじょう、嘘と真をとりまぜました。
わかるかな?
わかるよねえ。
ごうこさん!ありがとうござりまする、来て下さってうれしいです。次の作品もお楽しみに。
チェリーさんは、元気にしてるのか?顔をしばらく見てないので寂しいわ。
あずさちゃーん!
馬乳酒ありがとう!美味しかったよ。又おいでねえ。小僧!元気か?死んでないだろうなっ!
艦長!わたくしは元気にしております。どうぞ、お体をおいといあそばして。
お父様、この星は、騒々しいですわ。でも、もうしばらく…ここに、留まろうと思います。
さて、いじょう、嘘と真をとりまぜました。
わかるかな?
わかるよねえ。
まそほ繁盛記
「買うてきましたで、買うてきましたで。」
Bが、 いそいそと取出したのは、メーテルリンクの『青い鳥』だった。
次の作品づくりの参考にする為である。
「うち、久しぶりですわ。結構、忘れてますのやろなあ。」
「うちも…ほなら、うちから読みまっせ。」
Gは、朗読し始めた。
一人づつ読むより、朗読したほうが早い、という事で交代で朗読する事になったのだ。
「ああー、なんや呂律がまわりまへんわ。代わっておくれやす。」
「へえ、うちは感情込めて読みまっせ…チルチルは…」
朗読はしばらく続いた。
「ふうっ、ようやっと終わりましたなあ。こんな話でしたんや…。」
「途中、木の精にボコボコにされますのやな。知らんかったわ。それに、最後逃げるやなんて…。どう思います?」
「なんか、説教がましい話でしたなあ。うち、嫌いだす。なっとくいかへん。」「鳥が、赤なったり、黒なったりは仕方ないとしても、なーんか嫌ですなあ。裏切り者の猫は、そしらぬ顔やし、ミルクの精なんか、登場させる意味解らんし。この話やめまひょ。」
「そうですな。あっ!あんさんの腕に幸せの青いあざがっ!」
「どこぞで、ぶつけましたんやろ。黄色に変わりますのや。そのうち。」
「幸せの青いあざやおまへんな!」
ちちち
Bが、 いそいそと取出したのは、メーテルリンクの『青い鳥』だった。
次の作品づくりの参考にする為である。
「うち、久しぶりですわ。結構、忘れてますのやろなあ。」
「うちも…ほなら、うちから読みまっせ。」
Gは、朗読し始めた。
一人づつ読むより、朗読したほうが早い、という事で交代で朗読する事になったのだ。
「ああー、なんや呂律がまわりまへんわ。代わっておくれやす。」
「へえ、うちは感情込めて読みまっせ…チルチルは…」
朗読はしばらく続いた。
「ふうっ、ようやっと終わりましたなあ。こんな話でしたんや…。」
「途中、木の精にボコボコにされますのやな。知らんかったわ。それに、最後逃げるやなんて…。どう思います?」
「なんか、説教がましい話でしたなあ。うち、嫌いだす。なっとくいかへん。」「鳥が、赤なったり、黒なったりは仕方ないとしても、なーんか嫌ですなあ。裏切り者の猫は、そしらぬ顔やし、ミルクの精なんか、登場させる意味解らんし。この話やめまひょ。」
「そうですな。あっ!あんさんの腕に幸せの青いあざがっ!」
「どこぞで、ぶつけましたんやろ。黄色に変わりますのや。そのうち。」
「幸せの青いあざやおまへんな!」
ちちち
