梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき -21ページ目

まそほ繁盛記

「あんさん、よう寝てはりましたなあ。ぷしゅう~ゆうてましたで。空気、口から抜けたかと思いましたわ。」
Gは、前日、Bの家に泊まったのだった。
「疲れてましたんやっ!
けどな、面白かったですなあ、だんじり祭!わくわくしましたわ。」
「うちもですわ!だんじりは、最高ですわ。想像以上に楽しかったですなあ。」「それよりも、ご飯食べに行ったあの場所。怖かったですわ。前に行った、香港のクーロンと同じ臭いが…」
「魔窟、でしたな。久々に変な力入って、背中いとうなりましたんや。あんさんのスペアリブ、大丈夫でっか?」
「肋骨て言いなはれっ!
なんや、スペアリブて。
今んとこ、大丈夫ですわ。そのうち、ひっつきますやろ。」
「うちらの再生能力は、ヒトデ並ですからな。さあっホームセンターに、板買いにいきまひょかっ!」
「うちは、もちまへんでっ!」
つちち

たいふーん

台風が来てますがな。
結構おおがた!
昔は、好きだったなあ。
大水、大風。わくわくして外を見たり、増水した河を見たりしたっけ。
自分は、安全、っていうね、思いがあったんだろうと思うよ。
親が守ってくれる、なんてね。
子供だし、学校が休みになるし。
今は、台風が来る度に、それてくれい!頼む!って思う。
早く、低気圧に変わって!いろんな事、自分でしなきゃいけないし、家壊れたらお金かかるし、頭に看板とか当たったら、痛いし。
何より、天災ってほんとに恐ろしい!
阪神大震災の時、思ったもの。

まそほ繁盛記

「おはようさんだす。どないだす?背中の具合は。」Gが、心配そうな顔でやって来た。
「いとうて、首が後ろに回りまへんわ~やっぱり、根つめて、縫いもんしたんがあかんのですやろか?」
「一日中やってましたもんなあ。そら、いわしますわ。あんさん、無茶したらあきまへんわ。なんぼ、はよ完成させたい言うても…」「けど、完成しましたなあ…。我ながら、いい出来やと思いますわ。キルト手芸って面白いですわ。又、作りたなりますわ。」
「あくまで、キルト手芸と言いはりますのか?この、しろものを。キルトやってはる人が怒りまっせ。
この、どこの馬の骨とも、何物の骨とも解らん作品見たら! うちは、好きですけどな。」
「あんさんには、えろう助けてもらいましたなあ。
骨格の事では…。さすがですわ。」
「任しとくなはれ。それより、うち、肋骨がいとうて…ひび入ってるかもしれまへんのや。」
「そら大変ですわ。さらしまいときなはれ。ついでに、いろいろ仕込んどきなはれ。」
「緋牡丹?」
「お竜」
「うははは、笑たら痛い。」
「この、骨キルトの呪いですわ。布の分際で生意気ですわっ!」
「作ったん、あんさんでっせ。」
とつづく

秋ですな

涼しくなって、いいかんじ。食べ物も美味しいし。
私達は、今度、ある所に食事に行くのですが、予約の電話を入れたところ、メニューを教えてくれました。まあ!びっくりです!
そこは、古い建物を利用した、料亭(一応そうらしい)なんだけどね…
「オードブルは大皿で、枝豆、シュウマイ、串かつ、ポテト、ソーセージをご用意させていただくます」だとさ!
うわあ~!それって業務用冷食じゃねえの?
枝豆が、だだ茶豆もしくは丹波黒豆、串かつは、イベリコ豚、ソーセージは、ドイツの白ソーセージ、ポテトはキタアカリを皮付きのまま揚げて、モンゴルの塩で、シュウマイはフカヒレシュウマイ、っていうんなら許す!
違うな!きっと。
シュウマイは揚げシュウマイなのよ、多分ね。
グリンピースが、とれたりしてるのよ。
ポテトは、波型に切った、フニャフニャのよーっ!
興奮してしまいました。
枝豆は、鮮やかな緑ね。
急速冷凍ですもの。
ソーセージは、あらびきかしら?
串かつは、たっぷり付いた厚い衣が、ソースを吸って良い具合にモロモロに…
ああ、楽しみですことね。

まそほ繁盛記

「いらっしゃいませっ」
店のドアがあいた。
「今日は、コーヒー飲みに来ました。それと、私、やっぱり、お隣りに決めます。いろいろ、よろしくお願いします。」
その、綺麗な女性は頭をさげた。
今の店子が9月いっぱいで出る事が決まり、その後に入る人だった。
その夜、パイナップルチャーハンのレタス包を食べながら、二人は、隣の事を話題にしていた。
「Gはん、あの人な、立ち飲みの葡萄酒酒場やりはるらしいでっせ!初めてや、言うてはりましたわ。」
「今、忙しいやろなあ。うちらも思いだしますな。」「別嬪さんやし、感じのええ人ですなあ。お隣りさんに決まってよかったですわ。」
「ほんまですわ。頑張ってほしいですわ。」
「ああ~っ!」
「なんだす?びっくりするやおまへんか。」
「忘れましたんやっ!メロン。」
「昨日言うてた、冷蔵庫の中のかびメロンですか?捨てよと思て、テーブルのうえに出して、ゴミ収集車が行ってしもて、仕方ないから駅で捨てよとして、それも忘れた、あのメロンでっか?」
「またしても、テーブルの上に忘れましたわ!もう、腐敗臭がしてましたんやでっ!うちは、あほですわ。」
「どうせやったら、液体になるまで、おいときなはれっ!」
つうつく

まそほ繁盛記

「なあ、こないだは嬉しかったですなあ。」
Gは、目を細めてチョコレートを食べた。
以前、頻繁に来てくれていた6人グループが、再度集まってくれたのだ。
「ほんまですなあ。みんな勤務地が、ばらばらになったみたいですけど、ああやって集まってくれはって、嬉しいですわ。かわいらしい若者ですわ。」
「あんな、グループがあと5組くらい、ありましたらなあ…はあ~」
「客が、絶滅したんやないかと思う日がありますもんなあ。絶滅危惧種『うちの客』ですな。」
「ギャハハハ!あんさん、うまい事言いますなあ!笑い事ちがいますけど、笑ろてしまいますわ。」
「どんな事でも、わろてしもたら笑い事ですわ。たいがいは…多分…」
「腰引けてまっせ。うちは、それより今度行く、だんじり祭の事で頭がいっぱいですわ。」
「うちもですわっ!わくわくしますなあ。祭と聞いただけで、もう…だんじり囃子が…」
「だんじり囃子て、どんなんだす?」
「しりまへんけど、多分、ピーヒャララとかですやろ。」
厨房では、やかんのとっ手が静かに焦げていた。
つづきや

9月

9月に入って、少し涼しい日々が続いてます。
いやあ~助かるね。
寝やすいもの。
合間に作品を作っておりますが、針仕事なもんで目が疲れて疲れて。
肩凝りがひどくて大変ですわ。
店でじっとしてると、運動不足になるので、何かしなければ…なにを?
と、ここで、ふと手元を見ると(電車の中です、今)扉の持ち手のところにシールが貼ってあるではないの。べったりこと、10枚くらい…。
名前シール!「ひょうすけ」だって。??
「ひょうすけ」って名前か?漢字が全く浮かばじ。
すけ、は介か助だな。
ひょうは?豹?かっこいい豹助!瓢介は?
千成瓢介!
「僕は、瓢箪なんだっ!酒や水を入れるんだよっ!」着いちまっただ。

まそほ繁盛記

「ああ~、もう~!いらいらしますわっ!」
Bは、針と糸をテーブルの上に放り出した。
「糸、とおりまへんのでっか?焦らんとゆっくりやりなはれ。ここ暗いし、目ぇ疲れますやろ。」
「針の穴て、小さ過ぎると思いまへんか?ますます目ぇ悪なりそうですわ。」
「それで、何作ってはるんだす?」
「これはですなあ…縫いぐるみですわ。かわいい縫いぐるみが出来ますのや!
何か解りますか?」
「まだ、そんだけしか縫うてないのに、解りますかいな!テディベアでないのは解りますわ。」
「あのクマ公、人気ありますのやなあ。」
「キングオブ縫いぐるみに向かって、クマ公呼ばわりはやめなはれ!あれて、イギリス生まれでっか?アメリカでっか?」
「うち、知りまへんわ。あのトランシルバニアンファミリーのうさぎはイギリスですわ。」
「シルバニアンファミリーですやろ!何や!トランシルバニアンて!吸血鬼一家みたいやおまへんか。…そうでしたんか。イギリスやったんですな!あのウサ公は。」
「あんさんも、ウサ公呼ばわりやめなはれ。キングオブキャラクターに対して。」
「あ、つい、言うてしまいましたわ。ところで、何の縫いぐるみだす?」
「キングオブモチーフ!
されこうべ、ですわっ!」「やっぱり!」
つづぐ

色が変わった

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大変だ!
テレビの色が、突然、緑に…!
正確に言うと、画像が緑になったんだけどね。
これは、まさに、壊れようとしているのか。
きっと、そうだよねえ。
人の顔が緑ですぜ。
かっぱみたいや。
青かったら、デスラーみたいやのに。
テレビ、買いたいけど、お金ないし、当分グリーンテレビでいきますわ!
目に優しいかも…

まそほ繁盛記

「あのなあ、こないだテレビで見ましたんやけど…」昼食を食べながら、Bが話しはじめた。
「なんだす?あ、この水茄子おいしいですわ。」
「山岳修業の事をやってましたんやけどな、ほんまに大変ですなあ、あれ。
ひたすら山を駆け登ったりしますんやで!もう、見ただけで、フゥーとなりそうでしたわ。」
「山岳修業て、山伏がやってはるやつですな。えんの行者が始祖ですのやろ?」「それでですな、打たれて見たいと思いまへんか?」「何にです?」
「滝ですわ!うちは、前から言うてましたやろ。滝に打たれたいて。」
「そういえば、言うてはりましたなあ。それも修業の為やのうて、脳内麻薬出したいが為に。けど、山のぼらなあきまへんのやで。あんさん出来ますのか?」
「そやから、滝近くの道まではタクシーつこて…」
「呆れ返りますわ。そのうち、ばちあたりまっせ。だいたい、いきなり滝には打たせてくれまへんやろ。
スパーランドの打たせ湯で我慢しなはれ!」
「滝、滝!何がなんでも滝に打たれたいんだすっ!」「雷に打たれたらええんですわっ!」
つづか