まそほ繁盛記
お盆休みも終わり、女将達はけだるい午後を過ごしていた。
「うちはなっ!腕っぷしが強うなりたいですわっ!」Gが、いきなり大声を出した。
「わっ!なんだす?いきなり。それは、格闘技の事でっか?」
「そうですわっ。今日、来る途中、舌打ちされましたんや。ほら、よくありますやろ。道で出くわして、おんなじ方向に行こうとして中々進む事できへん事って。」
「ああ、なんでか、お互いにおんなじ方に動きますわなあ。舌打ちされたんでっか?」
「しょうもない、あんちゃんに、チッて舌打ちされたんですわっ!むかつきますわ。」
「気持ち解りますわ。腕っ節強かったら、睨み返せますもんなあ!舌打ち返しも出来ますしな。」
「そうですわ。空手でもなんでも…。黒帯やったら、喧嘩したらあきまへんやろ。そやから、どんだけ強なっても昇段せえへんかったらよろしいのや。」
「うわあ…やる気満々ですなあ。けど、うちも時々、この両腕がマシンガンやったら…てな妄想しますもんなあ。」
「好戦的ですなあ!蜂の巣ですか?」
「ケケケケケケケケ」
「あかんわ。壊れてますわっ。水かけよ!」
つつくく
「うちはなっ!腕っぷしが強うなりたいですわっ!」Gが、いきなり大声を出した。
「わっ!なんだす?いきなり。それは、格闘技の事でっか?」
「そうですわっ。今日、来る途中、舌打ちされましたんや。ほら、よくありますやろ。道で出くわして、おんなじ方向に行こうとして中々進む事できへん事って。」
「ああ、なんでか、お互いにおんなじ方に動きますわなあ。舌打ちされたんでっか?」
「しょうもない、あんちゃんに、チッて舌打ちされたんですわっ!むかつきますわ。」
「気持ち解りますわ。腕っ節強かったら、睨み返せますもんなあ!舌打ち返しも出来ますしな。」
「そうですわ。空手でもなんでも…。黒帯やったら、喧嘩したらあきまへんやろ。そやから、どんだけ強なっても昇段せえへんかったらよろしいのや。」
「うわあ…やる気満々ですなあ。けど、うちも時々、この両腕がマシンガンやったら…てな妄想しますもんなあ。」
「好戦的ですなあ!蜂の巣ですか?」
「ケケケケケケケケ」
「あかんわ。壊れてますわっ。水かけよ!」
つつくく
あっというま
お休みも、あっというまに終わりです。
何をしたかというと、なーんにもできんかったよ。
お墓参りに行って、草むしりしました。
小さな柘植の木を植えてあるんだけど、そこに空蝉がいっぱいくっついてて、まるで空蝉がなってるみたいだったよ。
たぶん、つくつくぼうしのよ。
ツクツクボウシ、とは聞こえないよね。
ツクツクウィス ツクツクウィス イーヨウィス イーヨウィス と聞こえるけどな…。
たくさん鳴いてて、涼しげでした。
暑かったんだけどねっ!
もうね、身体がとけそうよ、だらあ~と。
そうか~ボディラインがだらあ~としてるのは、暑さのせいかあ…。
又、明日から、まそほ繁盛記、続くよ!
お楽しみに!
何をしたかというと、なーんにもできんかったよ。
お墓参りに行って、草むしりしました。
小さな柘植の木を植えてあるんだけど、そこに空蝉がいっぱいくっついてて、まるで空蝉がなってるみたいだったよ。
たぶん、つくつくぼうしのよ。
ツクツクボウシ、とは聞こえないよね。
ツクツクウィス ツクツクウィス イーヨウィス イーヨウィス と聞こえるけどな…。
たくさん鳴いてて、涼しげでした。
暑かったんだけどねっ!
もうね、身体がとけそうよ、だらあ~と。
そうか~ボディラインがだらあ~としてるのは、暑さのせいかあ…。
又、明日から、まそほ繁盛記、続くよ!
お楽しみに!
アルコールタイム
当店では、開けた時間からアルコールタイム!
いつもでも、どうぞ!
今、お休みで自宅にいるのですが、アルコール タイムしようかなあ!
昼酒!くうう~いいねえ!決めた!今日は、ひるまっからビール飲んで、西瓜食べてお昼寝!
カーテン作りもしないとだめなんだけど、酔っ払いでミシン大丈夫か?
ま、直線縫いだしねっ!
私、上手いしねっ!
昂揚してるわ!
昼日中ビール!枝豆と、冷ヤッコで。
いつもでも、どうぞ!
今、お休みで自宅にいるのですが、アルコール タイムしようかなあ!
昼酒!くうう~いいねえ!決めた!今日は、ひるまっからビール飲んで、西瓜食べてお昼寝!
カーテン作りもしないとだめなんだけど、酔っ払いでミシン大丈夫か?
ま、直線縫いだしねっ!
私、上手いしねっ!
昂揚してるわ!
昼日中ビール!枝豆と、冷ヤッコで。
まそほ繁盛記
「明日からお盆休みですなあ。Gはんは、どうしはるんでっか?」
「休み言うても、4日しかありまへんし、家の用事が仰山おますしなあ…とりあえず、明日は朝寝しますわ。あんさんは?」
「うちは、モナコでバカンスですわ!プルーストでも読みながら…!」
「はいはい、他には?」
「嘘としても、もう少し聞いてくれてもええんと違いますかっ!優しさのかけらもないおなごですな!」
ぶもおおお~反撃音が鳴り響いた。
「うちに聴いてほしかったらな、もっとましな作り話しなはれっ!そんなぬるい話で、うちの心掴めるおもたんでっか?ああ、うちも嘗められたもんですなあ。へえへえ言うて聴くのんは簡単ですわ。けど、それやったら、あんさんの為になりまへんやろっ!もう少し修行しなはれ!」
「…うわわわ…うちびっくりしたあ!ほな、なんでっか、 うちはいつの間にか話芸を生業としてるんでっかあ~そら大変ですなあ~!あんさんはさぞかし耳もこえてはるんやろなあっ!」「さあ、昼ご飯にしまひょ!」
「そうですな。うちカレー食べたいですわ。」
ちちく
「休み言うても、4日しかありまへんし、家の用事が仰山おますしなあ…とりあえず、明日は朝寝しますわ。あんさんは?」
「うちは、モナコでバカンスですわ!プルーストでも読みながら…!」
「はいはい、他には?」
「嘘としても、もう少し聞いてくれてもええんと違いますかっ!優しさのかけらもないおなごですな!」
ぶもおおお~反撃音が鳴り響いた。
「うちに聴いてほしかったらな、もっとましな作り話しなはれっ!そんなぬるい話で、うちの心掴めるおもたんでっか?ああ、うちも嘗められたもんですなあ。へえへえ言うて聴くのんは簡単ですわ。けど、それやったら、あんさんの為になりまへんやろっ!もう少し修行しなはれ!」
「…うわわわ…うちびっくりしたあ!ほな、なんでっか、 うちはいつの間にか話芸を生業としてるんでっかあ~そら大変ですなあ~!あんさんはさぞかし耳もこえてはるんやろなあっ!」「さあ、昼ご飯にしまひょ!」
「そうですな。うちカレー食べたいですわ。」
ちちく
暑中お見舞い
暑中お見舞い申し上げまする。
あつ あつ なのよ !
まずは、お盆休みのお知らせです。
8月16日までおやすみです。
17日の木曜日から通常営業いたしますので、よろしくお願いいたします。
ああ、海にでも行きたいけれど、昔、母に「お盆は海に行ったら駄目!」と言われて、ずっと守ってるわたくし!
とにかく、みなさん、良い夏休みをね!
あつ あつ なのよ !
まずは、お盆休みのお知らせです。
8月16日までおやすみです。
17日の木曜日から通常営業いたしますので、よろしくお願いいたします。
ああ、海にでも行きたいけれど、昔、母に「お盆は海に行ったら駄目!」と言われて、ずっと守ってるわたくし!
とにかく、みなさん、良い夏休みをね!
まそほ繁盛記
「8月に入ってから、とんと暇ですなあ。どないなってますのや。」
「どないも こないも…ほんまになあ…くさってても仕方ありまへんから、気持ちを盛り上げんとあきまへんな。」
「Gはん、あのな、うち、つくづく思いますんやけど店してたら、いろんな人がきますなあ。面白いおもてなあ…」
「ほんまですわ。あっ、そやっ!暇やから、強盗が来た時の対策でも考えまひょか。」
「そら、ええですなあ。まず、うちが引き止めておきますから、その隙に、あんさんが外に出て、助けを呼んでおくんなはれ。」
「あほですか?あんさん!そんなんせんでも、レジごとやったらよろしいんや。小銭しか入ってまへんのやからっ!」
「けどっ、レジに入ってる金より、レジ本体の方が高いやなんて…!どうせやるんやったら、レジごと投げつけてやりますわっ!大体人の稼ぎ、あてにしてからに、あいつら、落雷におうたらええんですわっ!」
二人とも、強盗の心配をしていたが、心配するべきところは、他にあった。
つくづく
「どないも こないも…ほんまになあ…くさってても仕方ありまへんから、気持ちを盛り上げんとあきまへんな。」
「Gはん、あのな、うち、つくづく思いますんやけど店してたら、いろんな人がきますなあ。面白いおもてなあ…」
「ほんまですわ。あっ、そやっ!暇やから、強盗が来た時の対策でも考えまひょか。」
「そら、ええですなあ。まず、うちが引き止めておきますから、その隙に、あんさんが外に出て、助けを呼んでおくんなはれ。」
「あほですか?あんさん!そんなんせんでも、レジごとやったらよろしいんや。小銭しか入ってまへんのやからっ!」
「けどっ、レジに入ってる金より、レジ本体の方が高いやなんて…!どうせやるんやったら、レジごと投げつけてやりますわっ!大体人の稼ぎ、あてにしてからに、あいつら、落雷におうたらええんですわっ!」
二人とも、強盗の心配をしていたが、心配するべきところは、他にあった。
つくづく
まそほ繁盛記
「ああ~、こないだは参りましたなあ。」
「そうですな。片付けよとしてた矢先でしたもんなあ。」
女将達が話しているのは、二、三日前の夜の出来事についてだった。
その日は、一日中暇で、片付けようとしていた 時に、その客は登場したのだ。
「えらいこと、濃いキャラでしたなあ。だいたい、怪しいもんに限って、なんで自分の事『けして怪しいもんと違うから』言いはるんやろか?」
「黙っとったら怪しい事おまへんのに、そないな事いうから怪しさが増すんですわ。えろう酔っ払うてはりましたけど、無事に帰りついたんですやろか…」
「『またねぇーん』言うて投げキッスして帰りはりましたで。そこで、『おっちゃんバイバイ』なんか言うたら怒りはるやろなあ。」「当たり前ですがな。そうやなくても、おっちゃんは失礼ですのに、まして…なあ…言うんやったら『ねえさん』でっしゃろ。」
「あの、ねえさん、又きはるやろか?」
「うちの場所、覚えてまへんわ。来た事すら、覚えてはれへんですやろ。」
つつつん
「そうですな。片付けよとしてた矢先でしたもんなあ。」
女将達が話しているのは、二、三日前の夜の出来事についてだった。
その日は、一日中暇で、片付けようとしていた 時に、その客は登場したのだ。
「えらいこと、濃いキャラでしたなあ。だいたい、怪しいもんに限って、なんで自分の事『けして怪しいもんと違うから』言いはるんやろか?」
「黙っとったら怪しい事おまへんのに、そないな事いうから怪しさが増すんですわ。えろう酔っ払うてはりましたけど、無事に帰りついたんですやろか…」
「『またねぇーん』言うて投げキッスして帰りはりましたで。そこで、『おっちゃんバイバイ』なんか言うたら怒りはるやろなあ。」「当たり前ですがな。そうやなくても、おっちゃんは失礼ですのに、まして…なあ…言うんやったら『ねえさん』でっしゃろ。」
「あの、ねえさん、又きはるやろか?」
「うちの場所、覚えてまへんわ。来た事すら、覚えてはれへんですやろ。」
つつつん
まそほ繁盛記
「うち、気絶しそうですわ~」
Bは、情けない声を出した。
「はいはい、眠いんですやろ?椅子並べて寝たらどないですか!いつものように。」
「なんで解ったんでっか?眠たいて。」
「他に何がありますのや。大酒呑んでも気絶せんくせに!」
「あたりぃ。それはそうと、お腹かいですわ。あああ痒いっ!あせもやろか。」「あんさん、寝たら、いっつも寝間着めくりあげて、お腹かいてまっせ。うち、ボリボリいう音で目が覚めるんやから…」
「ええ~!いつもでっか?」
「泊めてもろた時は、いつもでっせ。知らんかったんですか?」
「確かに、お腹かくのん、小さい頃からの癖ですのや。寝て、無意識にかきますんやけど、大人になってからは、なおったと思てましたわ。」
「派手にかいてまっせ。
べろーっとめくりあげて。」
「ひええ~見られたんですな。けど、今まで誰もそんな事言いはりませんでしたで。」
「誰も、て、誰です?」
「いや、それはいろいろ…」
「変装だけやおまへんな。振られた理由。ふへへ」
「いっそ身体に鱗でもはえたらええんですわっ!うちなんか!」
つちき
Bは、情けない声を出した。
「はいはい、眠いんですやろ?椅子並べて寝たらどないですか!いつものように。」
「なんで解ったんでっか?眠たいて。」
「他に何がありますのや。大酒呑んでも気絶せんくせに!」
「あたりぃ。それはそうと、お腹かいですわ。あああ痒いっ!あせもやろか。」「あんさん、寝たら、いっつも寝間着めくりあげて、お腹かいてまっせ。うち、ボリボリいう音で目が覚めるんやから…」
「ええ~!いつもでっか?」
「泊めてもろた時は、いつもでっせ。知らんかったんですか?」
「確かに、お腹かくのん、小さい頃からの癖ですのや。寝て、無意識にかきますんやけど、大人になってからは、なおったと思てましたわ。」
「派手にかいてまっせ。
べろーっとめくりあげて。」
「ひええ~見られたんですな。けど、今まで誰もそんな事言いはりませんでしたで。」
「誰も、て、誰です?」
「いや、それはいろいろ…」
「変装だけやおまへんな。振られた理由。ふへへ」
「いっそ身体に鱗でもはえたらええんですわっ!うちなんか!」
つちき
歩道橋
暑中お見舞い申し上げます暑いでございます!
帰り、歩道橋の上を通るんだけど、実にいろんな人がいるね。
一番多いのが、ストリートミュージシャン。
ジャンルは様々。
次に、物売り。
アクセサリーやら自分で描いた絵やら。
そして、歩道橋を住まいとしている人達。
変わったところでは、『ネタやります』っていう看板を前に置いて、後ろ向きに座っている人がいたよ。
頭の後ろに、紙で作 った目を貼り付けてた。
今度出会ったら、声をかけてみようと思うんだけど、一度見掛けたきりで、もういないのよね。残念
あと、外人は、なぜ歩道橋の上でビールを飲むのだろうか?
500mlぐらいの、大きい缶ビールを手に「アーハン!」とか「ヤー」とか言ってるんですぜ。
ほとんど毎日見掛ける。
違う人達なんだけどね。
くつろいでるのか?
心地いいのか?歩道橋は。
帰り、歩道橋の上を通るんだけど、実にいろんな人がいるね。
一番多いのが、ストリートミュージシャン。
ジャンルは様々。
次に、物売り。
アクセサリーやら自分で描いた絵やら。
そして、歩道橋を住まいとしている人達。
変わったところでは、『ネタやります』っていう看板を前に置いて、後ろ向きに座っている人がいたよ。
頭の後ろに、紙で作 った目を貼り付けてた。
今度出会ったら、声をかけてみようと思うんだけど、一度見掛けたきりで、もういないのよね。残念
あと、外人は、なぜ歩道橋の上でビールを飲むのだろうか?
500mlぐらいの、大きい缶ビールを手に「アーハン!」とか「ヤー」とか言ってるんですぜ。
ほとんど毎日見掛ける。
違う人達なんだけどね。
くつろいでるのか?
心地いいのか?歩道橋は。
まそほ繁盛記
梅雨が明けたと思ったら、戸外は、いきなりの強い陽射しで眩しかった。
「あっつう~、こう暑いと外に出たないですなあ。」「体力、激減ですもんなあ。ところで、晩御飯何食べます?茸でも食べますか。茸汁は、どないですやろ?昼、どっさり食べたさかいに、お腹減りませんなあ。」
「きのこ汁、いう響きは、何かタヌキ汁みたいですなあ。」
Bは、鍋に茸を入れスープを作り始めた。
「味見しよかいな…。うっ…」
「Bはん、どないしはりました?」
「うち、この臭い、あきまへんわ!臭いですわっ!食べられまへんわっ!」
「自分で作っといて…解らんかったんですか?今まで!」
「しらんかったんだすう。茸、好きやから…そやから…美味しいかと思たんだ す。炒めてもよし、煮てもよし、汁も又よし、かと思たのに…大好きやったのにっ…きのこ」
「ええい!泣きなはんなっ、そんな事で…あっ!」
「こんな、腐れきのこ汁なんか、こうしてやりますわ!こうやっ!」
ざばあ~
つつきい
「あっつう~、こう暑いと外に出たないですなあ。」「体力、激減ですもんなあ。ところで、晩御飯何食べます?茸でも食べますか。茸汁は、どないですやろ?昼、どっさり食べたさかいに、お腹減りませんなあ。」
「きのこ汁、いう響きは、何かタヌキ汁みたいですなあ。」
Bは、鍋に茸を入れスープを作り始めた。
「味見しよかいな…。うっ…」
「Bはん、どないしはりました?」
「うち、この臭い、あきまへんわ!臭いですわっ!食べられまへんわっ!」
「自分で作っといて…解らんかったんですか?今まで!」
「しらんかったんだすう。茸、好きやから…そやから…美味しいかと思たんだ す。炒めてもよし、煮てもよし、汁も又よし、かと思たのに…大好きやったのにっ…きのこ」
「ええい!泣きなはんなっ、そんな事で…あっ!」
「こんな、腐れきのこ汁なんか、こうしてやりますわ!こうやっ!」
ざばあ~
つつきい