社労士のたまご  -33ページ目

名刺交換の形骸化

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現在在職する会社にA氏という営業部長がいます。私は、彼が一担当者であった時代の名刺を2枚持っています。別に、私が同じ人の名刺を複数枚蒐集するのが趣味だという訳ではありません。

10数年前、当社に転職した時、各部署、各営業所に挨拶回りに行きました。当時、ある営業所の所長だったA氏に「始めまして」と挨拶したところ、A氏は「まさたけさん、お久しぶりです。私は、まさたけさんの名刺を2枚持っているんですよ。」と皮肉られました。こっちは、皮肉られていることも知らず、ポカーンとしてしまいました。

実は、話は更に10年昔、私が食品会社の人事部に在籍していた時代に遡ります。ちょっとややこしくなりますので、仮に食品会社をX社、今在籍する会社をY社としておきます。Y社の営業担当者は、私の上司と同窓であったことから、よくX社に顔を出していました。X社では、当時、人事制度を改訂するPJが発足した頃でした。

それは、チャンスだと思ったのでしょう。Y社の営業担当者は先輩のA氏同行でやってきたので、こちらも、上司と私が応対しました。それが、私とA氏との初顔合わせでした。商談中、A氏は私の正面に座り、名刺はテーブルにずっと置いていた筈にも関わらず、全く彼の印象は頭に残りませんでした。

そういう訳で、2ヵ月後、再度同行してきた時も、A氏から「以前お会いしました。」との言葉がなかったので、全く初対面であるかのごとく、名刺交換をしたようです。

A氏にとっては、屈辱以外の何物でもなかったことだろうと思います。失礼なことをしたと、反省し、名刺交換には気を遣うようになりました。

なんで、私の話は、こんなに前置きが長くなってしまうのでしょうか。スミマセン。これからが、本題なんです。

さて、明日は、人事コンサルタント養成講座の4回目になります。受講者は、私を含めて7名と少数のため、私にとっては有難いことだと思っています。

初回、まだ私は新たな名刺(開業前の期間限定品ではありますが)が出来上がっていませんでした。他の方の名刺を受け取りましたが、HPをお持ちの方は、事前に一通り見ておき、2回目の昼食時の話題に使わせていただきました。

これは、人に関する仕事を行っていく上で、最低限のマナーではないかと思っています。

実は、2回目に私の名刺を6名の方にお渡ししました。このブログのURLも記入しましたが、敢えて口頭での売込みは控えました。内心、3回目には、誰か私のブログを読んで話題に出してもらえるかな、と期待していました。でも、見ていただいた形跡はありませんでした。

明日、第4回目もちょっとだけ期待はしてみたいとは思います。それでも、なかった場合、最終回の日まで開示はしないでおこうと思っています。

いくら名刺を交換したところで、形式的に交換するだけに終わってしまいがちなことは、否めません。しかし、たった7人が一緒に勉強するのですから、多少はメンバーがどんな人間なのか興味を持つのではないか、とも思うのですが。偏に、自分のインパクトの無さが、主要因なのでしょうね。


仮に、趣向を凝らした名刺であれば、確かに目を引き付ける効用はあるかも知れません。しかし、所詮はたった1枚の紙切れです。その場では、関心を向けられるかも知れませんが、要は、人物本意だろうと思います。

アメリカの優秀なビジネスマンの一つに「マグネチックマン」と呼ばれる人が挙げられる、ということを過去に聞いたことがあります。磁石のようにいかに人を引き付けることができるかが、重要視されているのでしょう。

私も、何か一つでも引き付けられるようなものを身につけられるように、研鑽を重ねたいと思います。併せて、名刺交換も形骸化しないようにしていきたいと思っています。

お疲れの中、長々とお読み頂き、ありがとうございました。


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朝食バイキングで計画性のなさが露呈

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昔は、大学も粋な教授が大勢いらっしゃったと聞きます。母校でも、学内試験で試験問題がさっぱりわからず、「手も足も出ない」と達磨の絵だけを描いて解答用紙を提出した学生がおりました。それを見た教授が、単位を与えたという話が、まことしやかに流れていました。

百貨店時代に、そんな話をしていたところ、KO大学出身の後輩が、「私の大学でも、面白い教授がいましたよ。」という話を聞かせてくれました。

なんでも、その教授の授業は、出席率が大変悪かったそうです。後期試験の時期になるまで、一度も出席しなかった学生も多かったようです。後期試験になって、件の教授は、どんな試験問題を出したかというと、第1問に顔写真を3枚並べたそうです。1枚は、その教授自身の写真、あとの2枚は、全くの別人の写真。

その問題とは、「さて、私の顔はどれでしょう?」

いやあ、KO大学にもお茶目な教授がいたものだと、感心しました。

今、仕事のため京都のホテルに連泊しています。上記のような気の利いたものではありませんが、問題です。「さて、下の写真は、連泊しているホテルの朝食バイキング料理です。私がトレイに盛った料理は、どれでしょうか?」


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正解は、これです。今日は、2日目なので、バランスよく並べました。昨日の学習効果のおかけです。

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実は、昨日に自分自身の計画性のなさにあきれてしまって、こんな話を始めたわけです。

バイキング料理も、意外と計画性が必要なんです。昨日は久しぶりにバイキングだったので、ウキウキと調子に乗って、どんどん料理をトレイに乗せていきました。納豆に手を伸ばして熱々のご飯にかけて食べるイメージをしておきながら、ご飯とお粥の前に立つと、急にお粥の方がカロリーが低かったと思い、お粥を選んでしまいました。

テーブルについて、はたと気づいて、この納豆どうやって食べんのよと、我ながら呆れてしまいました。本当に行き当たりばったりの性格です。



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かくも人間の心理とは脆きものなり(後編)

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では、昨日の話の続きです。

折角の発見を披瀝したつもりが、あっさりと否定されてしまった反動は大きく、自分の目に自信を失ってしまいました。返す言葉もなく、味気ない昼食を済ませました。

その後、コーヒーを飲んでいると、C氏が「ちょっとこっちに来てください。」と声を掛けてきました。C氏に促されて廊下を曲がったところの壁を見ると、日本地図が貼ってありました。

C氏は地図を指差しながら、「まさたけさんの方が正しかったですよ。いやあ、名古屋に住んでいますが、意外だったなあ。」と感想を漏らしていました。

お前なあ、無責任に確証もなく、いい加減なことを言っておいて、謝罪の一言もないのか、なーんてことは言いません。

それよりも、私が安易に妥協してしまった悔しさの方が先に立ちました。最後にうっちゃりで勝ったという嬉しさもありません。

それと同時に、仲間のA氏が得意としている「ある実験の話」を思い出しました。

それは、こんな実験です。20~30名ぐらいの集団の中で、サクラを3名事前に用意して置きます。その上で、下図のような3本の直線をホワイトボードに書きます。































「さてこの3本の直線ですが、どれが一番長いと思いますか。」という質問をサクラⅩに投げかけます。すると、サクラⅩはすかさず「Aです。」と答えます。周りは、どっと笑いに包まれます。「バカな奴だ。」というように。今度は、サクラYに質問をします。するとYも真面目な顔をして「Aです。」と答えます。ここで、周囲の笑い声がちょっと少なくなります。すこし変な空気が流れ始めます。そこで、サクラZに質問をします。そこでも当然に「Aです。」と答えます。そうなると、場内がどよめきます。

そこで、改めて任意のDに質問をします。すると、大抵の場合、「うっ。」と躊躇しながらも、大半が「Aです。」と答えてしまうそうです。

まさに、私もその落とし穴に、まんまと嵌ってしまった訳です。

3人以上集まると、世論が構成されるといいます。それが本来白であったとしても、3人寄れば白いものも黒とする力があるのですね。

山本七平氏も、「空気は非常に強固でほぼ絶対的な支配力をもつ『判断の基準』であり、それに抵抗する者を異端として、社会的に葬るほどの力をもつ超能力である」と述べています。

人間の心理とは、かくして脆きものなんですね。


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かくも人間の心理とは脆きものなり(前編)

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今日は、大阪へ飛行機で向かいました。通常は、早めに出たいがために通路側に座ることが多いのですが、今回は窓側に座りました。そして、窓から地形を再確認し、一人ほくそ笑んでいました。

なんのこっちゃ、さっぱり判らないと思います。

話は昨年の冬に遡ります。やはり、大阪での出張に飛行機で行った時のことです。向かって左側の窓側に座り、地形を眺めていました。遠州灘の海岸線はほぼきれいな直線です。海岸線が途切れると、紀伊半島が見えてきます。丁度、海岸線が切れた先に、なにやら見慣れた筏の群が見えました。あれは確かに、鳥羽の研修所からもよく見える筏の群ではないか。座席の前のポケットにある地図でも確認しました。遠州灘の海岸線の延長線上に鳥羽が位置する、という新たな発見でした。

鳥羽というと、名古屋から近鉄特急でも2時間近くかかります。非常に遠いという印象があったので、まさか遠州灘の先に鳥羽があるとは思いませんでした。

その1ヶ月後、会社の仲間4人と、その鳥羽の研修所に入ったときのことです。昼食時に、食堂から筏の群が見えたので、飛行機から見えた情景を思い出しました。そこで、その新たな発見を仲間に伝えました。

すると、仲間のA氏が、「そんなことあるかい。鳥羽はもっと南にあるはずや。お前の見間違いや。」と一蹴されました。私が反論すると、今度はB氏が、「私はよく飛行機に乗りますが、見たことないですよ。」と追い討ちをかけてきました。ちょっと弱気になりつつも、まだ、私が食い下がると、今度はC氏が、「私は、名古屋人ですが、そんな話は聞いたことがありません。」と止めの一発。

2人目までは、なんとか抗弁しましたが、さすがに、3人が3人とも異論を発すると、だんだん自信喪失状態に陥ってしまいました。私の記憶違いだったかも知れないとさえ、思い始めてきました。

「やっぱり私の間違いですかね?」と言うと、「そやで」「間違いですよ」「そうそう」と3人から否定されて、完全に敗北を喫しました。

ちょっと長くなりますので、この話の続きは、明日にさせていただきます。


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副業をしていた頃の些末なお話

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今から約10年前、事情があって、副業に手を伸ばすことを余儀なくされました。現職に就きながら、4年ほど続けました。その背景や経緯については、開業準備の話題の中でお話をすると思いますので、その機会に譲ります。

どういった副業かと言いますと、パソコン教室の経営をしていました。今は消滅してしまいましたが、東京にフランチャイザーの会社があり、フランチャイジーとして加盟しました。

まだ各家庭にパソコンが普及し始めた頃で、基本コンセプトは「初心者向けのパソコン教室」でした。私自身も、ITを「イット」と読んだ森前首相のレベルには及びませんが、それほどスキルは有していませんでした。

そのため、経験者を2名チューターとして採用し、平日はその2人に任せました。ただ、経営する以上は自分も全てを把握しておかねばならないので、土曜日は私が授業を4コマ担当しました。

生徒さんは、平日の夜は、お勤め帰りの比較的若い層が多く、私の担当の土曜日は、高齢の女性が8割を占めていました。

その頃の些末なお話です。

その日は、電子メールを初めて扱う授業でした。まず、電子メールとはどんなものか、から説明しなくてはなりません。

「電子メールは、パソコンで送る手紙と一緒と考えてください。上にある宛先や件名の欄を、封筒の表書き、下の空間を手紙の本文を書くところと考えてください。」

「ハーイ。」

「では、まず手紙の本文を書いてみましょう。下の空間をクリックして、私宛に簡単な挨拶文を打ち込んで下さい。」

「『まさたけせんせい、こんにちは。いいおてんきですね。』っと、はい打ちました。」

「はい、ではここに私のアドレスが書いてあります。これは手紙で言うと住所と同じです。宛先欄をクリックしてこの通り打ちこんで下さい。」

「・・・・@・・・・・・っと。はい、できました。」

「では、最後に件名欄をクリックして、件名を打ちこんで下さい。」

「ハーイ、けん名ですね。」 「さ」 「い」 「た」 「ま」 「け」 「ん」・・・???

つまらない話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


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