難病ALSの進行抑えるたんぱく質発見…岐阜薬科大
岐阜薬科大などの研究グループは、全身の筋肉が徐々に萎縮する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の進行を抑えるたんぱく質を発見したと発表した。新しい治療薬の開発につながる成果としている。
研究成果は英科学誌「ネイチャー」の姉妹誌「サイエンティフィック・リポーツ」の13日付電子版に掲載される。
グループは、ALSを発症させたマウスを使った実験で、「膜貫通糖たんぱく質(GPNMB)」と呼ばれる遺伝子を働かせると、ALSの進行を抑制できることを突き止めた。GPNMBを働かせたマウスは、働かせないマウスよりも発症時期が遅く、生存期間が10日ほど長くなった。
さらに、運動神経細胞にGPNMBを加えたところ、障害が改善されたとしている。また、遺伝性でないALS患者の脊髄の組織などに、GPNMBが多く含まれていることも確認。
同大の原英彰教授(薬効解析学)は「ALSは早期に発症を把握することが難しく、治療が遅れる例も多い。GPNMBの研究が進めば、早期の診断が可能になる」と指摘。
今後、発症のメカニズムの解明とともに、早い時期に患者に治療の手を差し伸べることもできると期待している。
(2012年8月13日 読売新聞)
なんとも微妙な発見だな
有効な治療法がないALSを早期に診断する?
健康診査にALS診断項目を入れる?
早期に発見できたとしても有効な治療法がない
自覚症状が表れてGPNMBで進行を遅らせる
マウスで10日程度延命できた
マウスの寿命は800日程度だから、人間にすれば1年程
う~~~ん