大阪市教委、教研集会に校舎貸さず 市教組は市を提訴

9月に開かれる大阪市教職員組合(日教組系、組合員約5千人)の教育研究集会で、毎年会場を貸してきた市教育委員会が、今年は「労働組合に関する便宜供与は行わない」と定めた市条例の成立を根拠に使用を拒否したことがわかった。市教組はこれを不当として14日、市を相手取り、使用許可を求めて大阪地裁に提訴した。

市教組によると、集会は40年以上前から毎年9月、市立学校の教室を無料で借りて開催。近年は教諭ら300~400人が参加して授業や生徒指導のあり方を学び合ってきた。今年は「障害児の進路保障」「東日本大震災」など九つの分科会で授業報告などを計画、市立西九条小学校を借りる予定だった。

ところが先月27日、市役所で勤務時間中の組合活動が常態化していることを問題視した橋下徹市長の主導で、「労使関係に関する条例」が市議会で成立。「労働組合活動に関する便宜供与は行わない」との条文を根拠に、西九条小学校の校長が今月7日、市教組に「学校使用願は労使条例に基づき不許可とする」と文書で通告した。

朝日新聞 2012815

行政財産を無料で特定の団体に貸し付けることは是か非かを争うことになるな

市立学校のグラウンドや体育館を地元のスポーツ少年団やその他の団体に無料で貸し付けることは、多くの自治体がやっている

開催予定の98日は土曜日なので、勤務時間内の組合活動ではない

判決公判がみものだな