ルーマニア国際ジュニア音楽コンクール | マサミのブログ Road to 42.195km

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今週の月曜日と火曜日、私が勤務する施設で、ジュニア世代を対象にした音楽コンクールが開かれました。

 

 

 

もう隠しても意味ないので書いちゃいますが、はい。東京都港区にある赤坂区民ホールです。ここの1階と2階には港区役所の赤坂支所があって、私はこの建物で地下駐車場の管理人や、巡回警備などの仕事をしています。

 

「ルーマニア国際ジュニア音楽コンクール」は今回で7回目。主催は日本ルーマニア音楽協会で、前回までは「赤坂ジュニア音楽コンクール」という名称だったようです。年中~中学生までが対象で、ピアノソロ・ピアノ連弾・弦楽器・管楽器・ギターの5部門。

全国各地での予選を通過した参加者が赤坂区民ホールでの本選に出場し、グランプリと各部門1位から3位まではルーマニアでの演奏会に参加できます。

 

 

私がこのコンクールを知ったのは、フォローさせて頂いている加林あき子さんのブログがきっかけでした。

 

ルーマニア国際ジュニア音楽コンクール | Dear Piano 加林あき子の音日記 (ameblo.jp)

 

加林さんは四国・徳島でピアノ教室を主宰されていて、このコンクールの徳島予選(実質、四国予選かと思います)の審査員を務められました。加林さんのブログにコンクールのポスターの画像があって、それを見た私が「え?これって、俺の勤務先じゃん!」と気がついたというわけ。

加林さんは本選にはいらっしゃいませんでしたが、赤坂区民ホールにはいらしたことがあるそうです。

 

 

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3/25、26の両日とも私は出勤日でした。25日の月曜は休憩時間中に少しだけ皆さんの演奏を聴かせて頂きました。

 

 

私が見た時、会場の予定表では古いほうのコンクール名になっていました。しかも「第5回」って。あとで修正されたのかな?

 

 

 

 

 

場内は審査員の先生方と、出場者のご家族しか入れないかなと思いましたが、受付の方に訊きましたら「どうぞ、どなたでも」ということだったので入場しました。上の写真は演奏風景。ロビーに設置されたモニターの画面を撮影したものです。

 

演奏時間は一人3分~6分ほど。次々に入れ替わり立ち代わり交替します。その交替時のわずかなスキをついて?客席には出場者の家族の皆さんが出たり入ったりするのですが、ザワついた雰囲気にはなりませんでした。

出場者は「ナンバーフィフティーン」などのように番号だけが英語で呼ばれて登場。演奏の前と後に客席に向かってお辞儀をします。その時には拍手。

 

私は1時間の休憩時間の間ずっと客席にいて(私服に着替えましたよ)、7~8人の演奏を聴きました。全員、ピアノソロです。クラシックにもピアノにもド素人ですから詳しいことは分かりませんが、とても楽しかった! 次から次にいろんな人がいろんな曲を演奏するので飽きないし、興味深く聴くことが出来ました。時間が許せばずーっと聴いていたかったです。

 

私が聴いたなかでは、二人、とても印象に残った人がいました。一人は、こう、なんていうか…言葉がみつからないのですが、技術的に上手い!凄い!というよりも、「情念の深さ」みたいなものを感じました。安っぽい言葉で恥ずかしいけれど、音に魂が深くこもっているような。

 

その人の2番あとに弾いた人は、音の響きがとても美しいことに驚きました。私の頭に浮かんだのは「ピアノから虹が溢れ出て来るような感じ」という言葉。そう。音に色彩があった。あれは何なんでしょうね。鍵盤のタッチとペダルの使い方が絶妙に上手いっていうことなのかな。

 

プログラムをもらおうとしたら既に品切れで手に入らなかったので、演奏していた人の名前も曲名も分からないのが残念です。3/25(月)の、19時20分~19時40分ぐらいの間に弾いたお二人でした。どちらも女性。

 

 

コンクールは翌26日(火)も行われ、最後に結果発表と表彰式が行われました。私はこの日も出勤していましたが、休憩時間と合わず、残念ながら演奏は聴けませんでした。上の写真は表彰式風景。モニター画面の撮影です。

 

主催者である日本ルーマニア音楽協会のサイトを見ても、この記事を書いている3/28(木)の正午現在、まだ結果がUPされていません。いずれ発表されるのでしょう。

 

クラシックの音楽コンクールを聴くのは生れて初めてでしたが、楽しい経験でした。入場料タダというのも嬉しいしウインク 機会をみつけて、またどこかで聴いてみたいと思っています。

 

 

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で、ちょっと(かなり!)驚いたことがあるんです。やはり私がフォローさせて頂いている角野美智子(すみの みちこ)さんというピアノの先生のブログを拝見したところ、なんと、このコンクールで、生徒さんが入賞されたそうです。

 

ルーマニア国際ジュニアコンクールで金賞&特別賞おめでとう㊗️ | 角野美智子ピアノ教室オフィシャルブログ (ameblo.jp)

 

えっ! 角野さん、区民ホールに来てらしたんだ! 私とはブログでコメントのやりとりをするほどの交流はないのですが、そうかぁ。角野さんは千葉県八千代市のほか、港区内にもピアノの教室をお持ちだそうですから、地元のようなものですよね。

 

それに…蛇足ながら付け加えますと、角野美智子さんは今をときめくピアノ界の天才、角野隼斗(すみの はやと)さんのお母様なんです。

 

 

画像↑は「ぷらあぼ」からお借りしました。角野隼斗さんは「かてぃん」という愛称でお馴染み。東京芸大でなく東大の理系を出ているという異色のジーニアス。私はフジロックフェスティバルで演奏を聴いたことがあります。かてぃん君のお母様が区民ホールに来てたなんて!なんかちょっと興奮しました。巡回警備中にすれ違っていたかもしれないニコニコ

 

 

 

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私はこの機会に、ずっと気になっていたことを区民ホールの職員さんに訊いてみました。

●赤坂区民ホールに備え付けのピアノは何台あるのか?

●ピアノのメーカーは?

答えは「1台」「ベーゼンドルファー」とのことでした。

 

 

角野美智子さんのブログにもステージ上の実物が写っていますが、これがベーゼンドルファー。私は有名なピアノメーカーと言ったらスタインウェイしか知りませんでしたが、アメリカ生まれの「スタインウェイ&サンズ」、オーストリア・ウィーン生まれの「ベーゼンドルファー」、ドイツ・ベルリン生まれの「ベヒシュタイン」。この3社が「世界3大ピアノメーカー」なんだそうですね。また少し知識が広がりました。嬉しい!

 

去年訪問した、浜松の駅前にある「楽器博物館」にまた行きたい気持ちで一杯です。あそこ、ピアノの構造も良く分かるように展示してあって、勉強になるし楽しめたし、すごく良かったなぁ。去年と同じように、掛川の「ねむの木美術館」→「さわやかのハンバーグ」→「楽器博物館」→「浜松餃子」というルートで再訪しようかな?と考えているところです。