スーツのパンツだけがダメになった場合、綺麗なジャケットはどうする? | オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」春貴政享のブログ(できる男のスーツスタイル)東京 南青山・福井

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お客さまの多くで、「パンツが破けた!」と連絡来る時があります。
これは、先日直し屋のおばちゃんと話ししていた内容とも重なるの
ですが、最近のパンツの型紙が動きに耐え切れなくなっているの
ですね。

この最近のパンツの型紙やサイズの問題は後日書きます。

さて、今回はパンツが破けたり、傷んだり、サイズが合わなくなって
履けなくなった場合、スーツの上着だけ残ります。
しかも綺麗な状態で残っていることもあります。

私の場合もサイズが合わなくなったスーツのパンツが直しても駄目
でどうしようもない状態になっています。言い訳を言えば数年前に
まだ少し細かった時、身体にフィットしたスーツを作ろうと思い仕立て
たその後に太ってきてしまい全く履けなくなりました(泣)

柄はウィンドペーンのお洒落なErmenegildo Zegna生地なので何か
方法がないかと考えました。

そこで、上着はボタンを付け替えてジャケットにすることに。

オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」のblog (できる男のスーツスタイル)-パンツ

オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」のblog (できる男のスーツスタイル)-エルメネジルド・ゼニア

このErmenegildo Zegnaロゴ入りのボタンを付けることでスーツ
としては機能しなくなった上着をブレザーに変身させます。

柄がウィンドペーンなのでボタン変えずにジャケットとして利用
することも可能ですがErmenegildo Zegnaのボタンがゴージャス
なので付ければ価値が上がるでしょう。

パンツには、無地のライトグレーやこのストライプと同色の淡い
ブルーなどを合わせればアパレル屋さんっぽくていいでしょう。
私自身、アパレルさんのジャケパンスタイルは余り好きではない
のですが、この際良しです。

もう一つ、着なくなった上着の活用方法としては、親しくしている
クリーニング屋さんに練習用&実験用として活用してもらう。
技術屋としてのクリーニングの職人は様々な素材を洗うことで
さらなる技術が高まるので練習用として使用してもらいます。

職人気質なクリーニング職人は喜ぶと思います。

このように着なくなったスーツの上着が余っていても活用する
方法がありますのでお試し下さい。


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