日本ベビーサイン協会認定講師
森本祥子です。
大好評の“私”シリーズ(笑)
に続きまして、“私について”を書いてみます
第4回目のテーマは、“人に嫌われたくないという葛藤と苦悩”です。
ベビーサインの講師育成を受け、無事にベビーサイン講師となった私は、さっそくベビーサイン講師のお仕事を始めました。
運よく色んなタイミングも重なり、夫のおじさんがお教室の場所を提供してくださったりしたため、とんとん拍子でした。
最初はとてもマイペースで、お教室に来てくださる方も少なかったのですが、1年くらい経った頃から少しずつ、来てくださる方が増えてきました。
が、以前から感じていたある不安と恐怖に襲われます・・・
私、今までの人生、ずっと人に嫌われないように生きてきた人間でした。
できるだけ周りの人に合わせて・・・
人並みに・・・
無難に・・・
自分の意見と違う人がいたら、あまり自分の意見は言わないようにしよう・・・
みんなが笑っているから、とりあえず笑っておこう・・・
みんなが怒っているから、とりあえず怒っておこう・・・
みんなが右を向いているから、とりあえず右を向いておこう・・・
とにかく周りの人に合わせて、人に嫌われないように・・・嫌われないように・・・
ものすごく、周りを反映分析しながら生きてきました。
でもそうやって生きてきながらも、
“自分の意見をはっきりと言える人”
“自分の思った道を自信をもって進んでいる人”
“周りに賛同してくれる人が一人もいなくても、自分自身を信じている人”
そんな主体行動的な生き方をしている人を、とても羨ましく思っていました。
そんな葛藤の間で、自分でお教室を開いて、自分でお仕事をしていくということは、完全に主体行動的に生きていくことになります。
今まで周りの人に合わせて、できるだけ自分の意見を出さないように、できるだけ無難に生きてきた私にとって、
この主体行動的に生きていくことは、すごく勇気のいることでした。
当然、自分の意見を言うと、私とは違った意見を持っている人も出てきます。
それは当たり前のことです。
そういう違う意見を言ってくださる方を、見たり聞いたり感じたりすることを、極力避けて生きてきた私にとって、そういう方が現れること事態、最初は怖かったです。
でもよく考えてみると、自分の意見を出さずに、誰とでも無難に波風を立たせずに生きていくことって、確かに無難な人生かもしれないけれど、
そうやって生きていくと、人と深い関係を築くことが出来ていなかったなと思います。
自分と意見が違うからこそ、そこから、深い関係が築けたり、人との深い信頼が作れたりしますよね。
そして、自分の意見をちゃんと出して、自己表現をしていく方が、やっぱり自分らしいし、
生きていくということがすごく楽しいな、ということにも気づきました。
つづく・・・