こんばんはまるごんです。
タイトルを見て、数名のフォロワーさんは、
『まるごん、最後にぶっ込んできた』
と思われたかもしれませんが(笑)
あと3日で中学受検ブログを一区切りにしようと思っていますが、この件は触れずには終われません。
前後編でお届けします。
数年前の合格者数の水増しについては記憶に新しいと思いますが、19社の塾が連名で臨海セミナーに対して業務改善を求めるというニュースがありました
優秀な生徒を無料や特待生として講習を受けさせたり、複数の難関校の受験を勧めて実績に入れるなどは、正直なところ、大なり小なりどこの塾でもやっているのではと思いますが、
この件を受けて全国学習塾協会は、合格実績に含むことのできる塾生徒の範囲を、
「受験直前の6カ月のうち、継続的に3カ月以上在籍し、かつ受講時間数が30時間を超える」
と規定した合格実績に関する自主基準の改正について、全国の塾事業者へ周知しました。
しかし、現在も各塾の合格数を足すと定員をはるかに超える合格実績となることから、複数カウントをしている塾があることは明らで、その前提で実績を判断する必要があると思っています
この話は塾だけではありません。
昔、関西のある私立高校が優秀な生徒一人に、受験料学校負担で(センター試験利用含む)70もの難関大学各学部を受験させて、合格実績を大幅に増やしたということもありました
中高一貫校の志望校を選ぶ時に、この中学の偏差値で早慶複数人合格しているのだからお得だと勧められることがありましたが、学費全免除の特待生一人が、複数合格をとっていく可能性もあるということです。
合格実績数=合格人数ではないことと、特殊な優等生と自分の子供を同じ立場で考えるべきでないことを、正しい判断をするときには忘れていけないと思います。
少子化が進む中生き残りをかけているためか、各校も基準を厳格にして合格実績を下げるという英断を下せず、なかなか不透明さはなくなりませんね
拡大戦略をする塾などは営業も重要視されており、塾の先生達の、本来の学業以外のプレッシャーや負担を考えると、少し気の毒にも思ってしまいます。
〜後編に続く〜
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