こんにちはまるごんです。
今日は、以前通っていた都立中大手N塾で小学4年12月頃行われたの保護者会の話から始めてみます。
2019年受検を2か月後に控えた年末。
オンラインでN塾の学長が、
「長い人生の中で不合格はむしろ良い経験。受検がダメでも、うちは中学1年の授業料無料で面倒をみます。そして、高校受験でリベンジしよう」
と話していました。
その時は、その塾に入って間もない頃だったので
「なんて、良心的な塾なんだ〜」
なんて思っていました
しかし、一緒に聞いていた6年生の保護者からみれば、受検前の最後の保護者会でこんな話聞きたくないですよね
【利益相反】
表向きは合格を目指すといっても、不合格なら引き続き通ってもらえる可能性がある。
つまり、株式会社なので不合格をごっそり高校受験コースに移した方がより利益が出るのです。
入塾テストがない
クラス分けがない
塾内模試の合否判定が甘め
高校受験コースが同じ校舎にある
高校受験コースと経営母体が同一
株式会社である(営利目的)
拡大戦略(新規校を増やし、人件費をかけない)
合格実績は本科生以外を入れている
本科生の合格者比率を公表しない(できない)
合格の可能性が低い子も含めて多くの生徒を集めるため門戸を広げ、模試の合格判定を甘くして夢をみさせる。
そして、高倍率の公立中高一貫校受検では残念組が多く出るため、小学3年間+中学3年間=6年間通い続けるので、塾(営利企業)のお得意様になってくれます
また、公立中高一貫校は最低点を公表しないので、私立のように最低点が明確でないので合否の理由は学校にしかわかりません。
となると、某塾のマニュアルにあるように、
不合格だったら
内申の良くない子には「報告書が良ければ」
内申の良い子には「相性が悪かった」
と言ってしまえば、保護者も塾にクレームを入れられないし、コツコツお金だけを支払ってくれる、これまた良いお客様になるのです
一方、講師側の本気度はどうでしょうか?
このような性質がある塾では、
「絶対に合格させるぞ」という気持ちよりも、
「中学受検はそこそこで高校受験コースに入れてもうければいい」
という気持ちになりかねないのではと思っています。それでも一生懸命やる講師も多いのですが、もうそこは良心の問題ですね
そして、このような塾はここに限らず、高校受験、大学受験塾と繋がりがあるどこの塾でも起こり得る話です。
塾は慈善団体でもなく教育機関でもない。
サービス業という営利団体なのです。
もちろん、そのような塾を否定するのではなく、そこを理解して、いかに最大限活用するか。
そこに尽きると思います。
学校別の講習や模試などは、その志望校を目指す多くのライバルが集まり刺激を受けることができますし、長年積み重ねた多くの情報があります。
学校別対策などは家庭では不可能なので、良いところはどんどん活用していこうと思っています。