冬至の波動取り・天の川の夜明、天河の冬至明け | まーりんのまりんエッセンス

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魂・心・体に響き渡る、これから先の時代のエッセンス
「海のエッセンス」「月のエッセンス」の物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづきです。

 

 

 

 

翌朝5時半

重たい布団の外からわずかに触れる外気が

凍るほど冷たい。

 

普通なら寝ていたいところだから、

今朝だけは起きなければならない、ボトルを回収しに行かねばならないことを忘れ果てないよう、昨晩までの間に何度も繰り返し身体に言い聞かせていた。

 

さっさと衣類を身に着けて

お湯を飲む。

 

玄関の引き戸を開けようとしたが、開かない。

鍵が外れてなかったかと何度もがたがたやって

やっと戸が凍ってすぐに開かなかったとわかった。

 

 

 

 

空の色はもう真っ暗ではない。

凍った道を、ゆっくり歩く。

 

山あいには、白い霧がずっしりと立ち込めている。

 

 

 

禊殿への道沿いでは、

まだ暗いのにもう洗濯物を干しているひとがいた。

 

 

 

天の川の川合にでる。

 

 

夜とおなじ、

だれもいない。

 

 

 

 

6時半、ボトルの撤収、波動取り完了。

 

冬至明けの朝陽の波動を入れてみようと思った1本だけ残しておいた。

 

 

川合の赤岩の上

(どの岩でもいいわけではなく、これという岩のここだという位置がたったひとつだけあった)

に置いたブルーボトルのキャップが、斜めになっていた。

 

なかのお水が凍って、キャップを押し上げたのだ。 キッチリ閉めていたはずのプラスチックのキャップは、ねじ山を無視して蝋粘土のように引っ張りあげられていた。

深夜の岩の上は、果たして何度だったのか。

 

手袋越しにボトルを持つ。 ・・・諏訪で冬至の波動取りをしたとき、うっかりボトルの表面を素手で触ったら切れるように痛んだのを思い出したから。 あのときの霜焼けは、お風呂や極端に気温が低いところでいまだに手の甲が赤くなる。

 

 

 

 

あんなに乱暴にねじ切られたキャップ、

歪んで使い物にならないのではと思ったのに、

意外にも元通りになった。

 

氷が解けたらきちんと閉め切るつもりで

とりあえず氷の上にキャップをする。

 

 

※あまりにも溶けないので、後でこのように。

 

 

 

そのあいだにも

刻々と明るさが増す。

 

 

カメラで樹が判別できるくらいに

あたりが明るくなった。

 

 

 

 

 

もう朝だけど

ここまで朝陽は射してこれない。

 

禊殿そばの残りの1本を

7時に回収した。

 

 

 

 

 

 

 

 

7時半から

天河神社で朝のお勤めに参加させていただいた。

 

禰宜さんが階の上で祝詞をあげておられるとき、

ご神体の宮と拝殿のあいだを山鳥がなんどかスーッと通り抜けたと思うと、禰宜さんの真ん前でハチドリのように空中静止して御簾越しに向き合って鳴いた。

 

数名の参拝者はみなハッとして

誰の口からか小さく「おお」と漏れた。

 

 

新型コロナが収まるよう、

世界の調和から

崇敬の皆さまが健やかでおられるようにと

身近なところまで

祈りを致し

 

冬至明けの朝のご祈祷が終わる。

 

 

祈りが終わるか終わらないかのうちに

わたしのスマホが8時のタイマーが鳴り始めた。

止めようとしていたら、

禰宜さんの声がかき消えるくらいの大音響が、外の世界からふわーっと入ってきた。

 

村の朝の放送だった。

 

毎朝この放送を合図にしているかのように、

同じタイミングでご祈祷も終わった。

 

 

 

 

 

 

 

2020年12月22日朝

 

波動取りの任務のカタチの部分は完了した。

 

とりあえず、純粋な波動をトラブルなくとることができ

最後を天河の御祈祷で締めくくった。

 

後はそのままの状態で持ち帰ってリーディングするのみ。

 

 

 

 

この日はそのあと、

飛鳥のキトラ古墳に向かう。

 

前夜あんなに辟易したオーナーさんが、行かれたらどうですかと勧めてくれた場所である。

 

これもまだ、波動取りというか、わたしの何かにつながるプロセスで、

そこでも色々なサインをもらうことになっていた。

 

 

 

(つづく)

 

 

七色の魔術師まーりん

 

 

 

 

できたエッセンス達

 

 

 

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