冬至の波動取り・丹生川上 | まーりんのまりんエッセンス

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魂・心・体に響き渡る、これから先の時代のエッセンス
「海のエッセンス」「月のエッセンス」の物語

 

しょっぱなは御所。 かわらしいJR御所駅。
 
 
 

 

2020年12月21日

冬至の朝7時半、下市口。

 

夜行バスは乗客が5名だったこともあり

ほとんど停車せずに奈良に入ったからか、

予定より小一時間早く到着した。

 

 

吉野川を渡っていくと、

駅前より開けた、下市温泉の入り口という土地本来の姿を見た気がした。

 

グーグルマップでは早朝から開いてることになってる喫茶店に行ってみたら、閉まっていた。もう何年もやってないかのような気配に、扉を触る気も起きなかった。 下市口駅にゆっくり戻り、コンビニに入り、弁財天社行きのバスを待つ。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

天河弁財天へ行く唯一の公的交通機関、奈良交通バスは日に数本しかでないので、どれに乗るかで数時間スケジュールが違ってくる。

 

冬至前に東京の自宅でバス時刻表をみながらスケジュールを考えているときに、

今回は丹生川上神社にいこう

という氣が湧いてきたのを思い出していた。

 

 

 

丹生川上神社には、上社、中社、下社があり、

いずれが本当の式内大社・丹生川上神社かという議論は決着していない。

 

それぞれご祭神は

 

上社 高龗神 (たかおかみのかみ)、もとは罔象女神

中社 罔象女神

下社 闇龗神(くらおかみのかみ)、もとは高龗神

 

龗(おかみ)、龍体か

罔象女(みずはのめ)、という水の女神。

まさしく折口信夫の「水の女」である。

 

また丹生は丹(水銀)。

 

高野口の丹生都比売つながり。

 

結局、天河と同じで空海につながってくる。

 

 

鉱脈と鉱物植物、自然を司る修験の技

天文方位星読み、時空を司る陰陽道

 

 

持参したお水は高野山麓・神野の「月のしずく」。

通常とは異なるクラスター構造でその浄化力が世界的に研究されている地下水で、”1000年後の世を水で救う” という空海の予言はこの水のことだと言われている。

 

 

 

今いこうかいけるだろうかと思案してるのは、

下市天河バスルート上にある、下社である。

 

天河にのぼるとき、

長谷(ながたに)で大きく曲がる川沿いのカーブに青々とした昇り旗と神社をみるたび、決まって

「ああああ!」と思う。

 

ここで降りたい。 が、いかんせん本数がないため気軽な途中下車ができず、毎回未練たらしく「すみません~また今度来ます」と心のなかで手を合わせるしかなかった場所である。

 

 

なんで今回は行けそうと思ったかというと、

午前中にバスは30分間隔で2本でる。

 

きょうのように、一番のバスに乗れれば、30分後のバスに乗れる。

もしくは、今回波動取りの旅ではじめて宿をとってみたのだが、そこのオーナーは普段は下で暮らしているそうで、当日時間が合えば下市から天川ピックアップしてもよいと言ってくださっていたので、川上神社から上は乗せてもらえそうだった。

 

そんなことも思いながら、

今回はいける。

 

そういう感じになっていた。

 

 

しかし晴れていてよかった。

そう思ったとたん、朝の駅から出てきた子どもたちが同じ方向に歩いていくのだが、その一群のちょうどすれ違った女の子たちがみな手に長傘を持っているのに気づいた。

誰かが「雨が降るよ」と言いに来ている・・・

 

 

バスの運転手さんは、長谷で降りるゆうとえらい心配してくれて(?)

長谷は神社だけで何にもないよ~とか

そうだ先に天河にいって、午後洞川からのバスで・・・とルートを提案してくれたり。

吉本新喜劇的な、インドのお芝居のハヌマーンのようなノリで、近すぎない親しみでもって気遣ってくれて本当にリラックスできた。

 

 

 

そうして今回

思い切って途中下車が叶い、

 

丹生川上神社下社に

はじめてご挨拶できた。

 

2020年の冬至という記念すべきときに。

 

 
 

 

ぱっとみて、

貴船を想った。

 
 
 

 

 

 

鳥居をくぐって本殿を見上げたとき

 

樹に囲まれた

屋根の上の部分が真っ白で

白い雲がかかっているようにみえた。

 

 

何だろう?

 

と思って眼鏡をかけ直していると

すうううっと切れていき、

茶色になった。

 

近づくと、そこはかの

山上の神のもとに続く長く急な階段の、屋根であって、

それは茶色だった。

 

では最初の白いのは?

 

 

 

参拝していると

雪解けの水音が絶え間なく聴こえ

雨降りのようだった。

 

 

時折ぱらぱら降った。

 

その音だけ。

 

 

ずっと水の中にいるようだった。

 

 

誰もいない

誰も来ない

 

水のシールドのなか。

 

 

 

 

ここにつながる

龍よ。水の神よ。

最高のエッセンスをつくるのを手伝って。

 

 

 

 

ご神水を汲むための蛇口が目に入った。

天の川の水を採取するつもりで準備したペットボトルを、ここで使う。

(後からみれば、それも予定通りだった)

 

 

 

 

本殿左のご神木が、

やさしく、のびやかなエネルギーをくれる。

 

 

 
たまたま神社の隣のかたが外に出ておられて
おっしゃるには
 
この大樹は
2又ではなく2本の樹なのだそう。
 
木材としては価値がない。
けれども用がないからと無礙にせず生かしていると、このように大きくなって、いまではご神木になった。
だから、今は何の役にも立たなくてもいつか替えが効かないものになるかもしれん、この世には何の役にも立たないというものはない、というようなことを伝えてもいるのだと。
 
 
 
 
 
 

・・・ここのエネルギーは、本殿に向かって左右対称ではない。

元からの力と社のベクトルがずれているか、時間が経ってずれたか。

 

数年前、ここの長い階段をネット上で見たときは

心躍ったけど

いま目の前にして、どうしても登らなくてはという感覚ではなかった。

 

山の上の方から霧のように

冷たい特有の氣が流れてくる。

 

その意味は

東京に帰ったそのときにわかる。

まるで玉手箱のように。

 

 

 

(つづく)

 

 

七色の魔術師まーりん

 

 

 

 

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