『男はつらいよ』シリーズ


いつも『男はつらいよ』を観ていると、
故郷柴又への愛着も勿論いいですが、、
やはり、毎度変わる旅先の景色が素晴らしく、
ふと、ふらりと旅に出てみたい症候群(?)になっています。。行き先も決めずにふらっと、、

週末は、
大分体調が回復してきたので、最終リハビリを兼ねて一人遠出を考えたりもしています。。。

………………………

その前に、、
ルーチンの「寅さん」ブログ☝
今回は1975年公開の第十五~十六作を紹介します!

これから、寅さん絶頂期!と云われる作品が続きます!
心に染みる作品のオンパレードです🎵🎵


『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』

◇ 1975年8月公開
ゲスト出演 : 浅丘 ルリ子、船越英二、岩崎 加根子、久里 千春、早乙女 愛


〈簡単なあらすじ〉

寅次郎が東北旅の途中、八戸で会社重役の兵頭(船越 英二)と出会った。
平凡な生活に飽き飽きした兵頭は、会社に行き先も告げず突然蒸発して、寅次郎の自由気ままな旅烏的な生活に憧れ、以降、北海道までも同行して来たが。。
ある函館のラーメン屋で、偶然にもリリー(浅丘 ルリ子)と再会をした。
リリーは寿司職人と離婚して再びクラブ廻りの歌手に復帰していたのだった。

そして、三人は旅を共にする様になる、、

北上して小樽に着くと、兵頭は初恋の人に会いに行くが、気持ちを告げられないまま、帰って来てしまった。。それに対して兵頭を説教する寅次郎とリリーが考えの違いから口論となり喧嘩別れてしてしまった。。

それから幾日か経ち!柴又へ帰った寅次郎の元へリリーが訪ねて来た。

喧嘩したと思ったら、いつの間にか仲直り、、
寅次郎とリリーは、仲良し夫婦の様な阿吽の呼吸がある。

遂に、寅次郎が身を固める時が来たのか…?

…………………

シリーズ最高傑作との呼び声も高い本作、

マドンナ【浅丘 ルリ子】さんのリリーが再登場❗

名シーンが数多い作品ですが、、
私は特に、雨降る柴又駅に寅さんがリリーを、迎えに行く場面、
喧嘩の後で、照れくさがる寅さんの元へ、笑顔で走り寄るリリー、、
この作品中、一番美しく幸せそうなリリーの顔を見る事が出来ます。
そして、一本の番傘に肩を寄せ合い、相合い傘、リリーの右手を追い、寅さんの傘を持つ手に重なって行くカメラワークは、、正に日本映画の名シーンの一つですね (^-^)/☝

メロン事件の、リリーの啖呵もいいが、、
こちらの方が断然ロマンティック👍

また、
兵頭が、旅先の小樽に住む、初恋の人・信子【岩崎 加根子】さんとの一幕も、、中々いい。。
兵頭の事を覚えていて、会った瞬間に分かったと言う信子は、彼が迎えに来てくれるのを、待っていたかの様な表情を見せるが……
全てを投げ出すまでの覚悟が出来なかった。。

きっと長い間思い続けた事へのわだかまりを、キレイさっぱり立ち切る為に来たのだろう。。自分の為にも・家族の為にも、、
……切なくて、込み上げて来るものがありました。。

それから、、
さくらが、二人の心情に気をもみ、冗談と言いながらも、リリーに寅さんと結婚して欲しいと言ってしまう。
リリーはその言葉を受け止め、、寅さんと一緒になってもいいと話す。。。

しかし、寅さんにその事を話すが、、寅さんは意外な反応をして。。
逆に、失恋する様な形になったリリーは、「とらや」を出ていく……

寅さんがリリーへの思いを、さくらに話す。。

「あいつは頭のいい、気性の強いしっかりした女なんだよ、俺みたいなバカとくっついたって、幸せになれる訳がないだろ……」

雷の閃光に照らされる、寅さんとさくら……

さくらのやるせない、一筋の涙が頬を流れる。

いや、ホント染み~る作品です、

本作品のテーマは「原点」かな……
寅さんとリリー
兵頭と家族
其々が思いを馳せながらも、、
元居た自分の場所へ戻って行く。。

…………………

これまでの作品でゲスト出演していた【上條 恒彦】さん【米倉 斉加年】さん等、が冒頭の「夢」シーンでカメオ出演していますね。。

好きなシーン☝
またも、おばちゃんが大奮闘❗
兵頭の妻【久里 千春】さんが「とらや」を訪れる場面では、
おばちゃんが、兵頭の妻の口調に合わせて「さくらさん、おあがりあそばせ!」等と体裁を取り繕い、ざーます言葉を発するシーン(笑笑)


★★★★★☆☆☆☆☆★★★★★

『男はつらいよ 葛飾立志編』

◇ 1975年12月公開
ゲスト出演 : 樫山 文枝、桜田 淳子、小林 圭樹、米倉 斉加年、大滝 秀治


〈簡単なあらすじ〉

ある秋の日、山形から修学旅行で上京した高校生・順子(桜田 淳子)が、寅次郎を訪ね「とらや」にやって来た。
そこへ偶然にも、寅次郎が久し振りに帰郷して来た。。
寅次郎は順子を見るなり「お雪さん!?」順子は寅次郎に「お父さん!」と呼びあったが……
勿論、順子は寅次郎の実子ではなく、、お雪とは順子の母の名であった。
17年前、寅次郎が恋した、お雪に長年に渡り手紙と共にお金を仕送りしていた為、順子は寅次郎を父親と勘違いしていたらしい。。
その、お雪が、つい最近亡くなったと聞き、順子を不憫に思う寅次郎だった。。

間もなく、、おいちゃんとの口喧嘩から寅次郎は、また旅にでた、、すぐに、お雪の墓参りを兼ね、山形を訪れたが、そこで寺の住職から学問の重要性を説法され、寅次郎は勉学に励む事を決心して「とらや」へ戻るが。。

「とらや」には、御前様の親戚で大学助教授・礼子(樫山 文枝)が下宿していた。

奇遇にも、同じ志を持った礼子に出会い、、
寅次郎は、恋愛と勉学の両立を叶えられるのか……?

………………………

今回は、冒頭から、まさかの寅さんの隠し子騒動があり、、ホッコりエピソードで早くも、涙が溢れる展開。。

順子役の【桜田 淳子】さんは、この頃人気絶頂期だった❗
寅さんらしい、とても良い、エピソードだったので、、この先もちょいちょい、出て来て欲しいと思いました!
(※ 残念ながら、、この配役は本作のみでした。。)

今回のマドンナは【樫山 文枝】さん、
前作リリーとは正反対で、インテリ系のマドンナ、
考古学を研究する大学助教授で、、
割りと地味なお顔立ちながら、優しい癒し系のお嬢さんという感じで丁度よい👍

しかし、少し残念なのが寅さん……
この礼子さんに対しての愛情が他の作品と比べると希薄だった様に感じてしまった。。

引き際がちょっと、アッサリし過ぎてて……

もしや、前作から間もなく、リリーとの別れのダメージが大きかったのか、。。🙏

今回のテーマは「学び」!

「人は何のために学ぶのか?」
「己を知るためよ!」
……いつもの、受け売りですが、深いですね。。

結局、恋愛も、勉学も中途半端に投げ出す寅さんなのでした。。。

………………

礼子さんに想いを寄せる大学教授・田所【小林圭樹】さん、、それなりに権威のある方の様だが、、とにかく、チェーンスモーカーで、タバコが無いと生きて行けない……
そら、振られるはなと、変わり者ぶり全開でしたね!
その田所教授の「とらや」での食事のシーン 、
タバコの煙を吐きながら、だんごを口にしては、間髪入れず、またタバコを吸っての連続があまりにも滑稽でした。
あんな食べ方したら、、味もへったくれも無い
ですね。。

好きなシーン☝
いつもの通り、何でも形から入る寅さん(笑)
眼鏡屋でダテ眼鏡を買い、さも秀才ぶる寅さんに、これまた、いつもの博が寅さんを諭す。。
「勉強して目が悪くなって、眼鏡を掛けるんですよ!眼鏡を掛けたからっと言って勉強した事にはなりませんよ!」(-。-;) 
毎回ですが、この二人の関係性は最高です👍