『男はつらいよ』シリーズ

今回は1973年公開の第十一作と十二作を、紹介します。


※ 記事がたまって来てしまったので少し間隔を詰めて投稿させていただきますm(__)m


『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』
◇ 1973年8月公開
ゲスト出演 : 浅丘 ルリ子、織本 順吉、毒蝮 三太夫、江戸家 小猫


〈簡単なあらすじ〉

北海道・網走へ向かう寅次郎は旅の途中、列車内で、涙を流す一際美しい女性を見掛ける……

寅次郎は網走に到着するなり、商売を始めるが一向に売れずに途方に暮れる寅次郎に、声を掛けてきた女性は、、車内で泣いていたあの女性だった。
彼女はリリー松岡(浅丘 ルリ子)と言う、地方のキャバレー廻りの三流歌手だった。
二人は少しの時間、お互いの身の上話をして、意気投合するがそのまま別れる。。

寅次郎はその後、広大な酪農牧場で働くが、馴れない仕事で、体調を崩してしまい!妹・さくらに迎えに来てもらい、柴又へ帰郷した。

そしてまた、いつもの他愛もない口喧嘩で、、
寅次郎が家を出て行くと直ぐに、、、
網走で知り合ったリリーが、聞いていた地名と名前を頼りに寅次郎を探しに柴又に来ていた所で、バッタリ!

運命の出合いの様に、二人は急接近して行く……

…………………

今回のマドンナ役は、【浅丘 ルリ子】さん、
これまでのマドンナとはひと味もふた味も違う
ワケアリの三流歌手役に一瞬驚きますが、、
ストレートに気持ちをぶつけるリリーは寅さんとの相性バッチリなんですが、、前作同様に相手からコクられると、逃げ腰になってしまう所が、、寅さんのピュアで愛らしい所。。

ホント残念だったが……もっとまともな人と一緒になって幸せに暮らして欲しいと、自ら身を引いた感じの寅さんも男だね👍💧

また、
本作では、さくらが寅次郎の為に、あっちこっちを奔走する。。大活躍回だった!

上野駅の食堂で寅さんとの別れ際、さくらが寅さんの財布に有るだけのお金を入れるシーンでは、さくらの家計事情を考えても、健気過ぎて涙が出てしまった。。昭和の兄妹愛がヒシヒシと伝わる名場面でした💧💧

…………

いつもの余談m(__)m⬇

寅さんが、探し当てたリリーのアパートはきっと、錦糸町だと思います。
(※ 駅前のロッテ会館が決め手✋ 1970年開館なので間違い無い筈。)

また、
最後にさくらが訪れる、、リリー=京子の店の所在地は、千葉県松戸市の五香ですね。。
随分渋い町を選びましたね👍

…………

好きなシーン☝
酪農牧場で世話になると決めて、、仕事着に着替えて来た時のオーバーオール姿の寅さん!
ギャップが、ホント笑えましたね(^_^)v

やはり寅さんは、何でも形から入ろうとする所が可愛いですね👍


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『男はつらいよ 私の寅さん』

◇ 1973年12月公開
ゲスト出演 : 岸 恵子、前田 武彦、津川雅彦



〈簡単なあらすじ〉

さくらと博夫婦は、日頃世話になっている、叔父母への感謝の気持ちとして九州旅行に連れていく事になっていた。
その出発前日、タイミング悪く、、寅次郎が久々に故郷柴又へ帰って来てしまった。。

寅次郎は旅行の件を知り、案の定、ムクれてしまうものの、渋々了承して、留守番をする事になったが、やはり、寅次郎の様子が心配になり旅行を一日切り上げ、みんなが帰って来て、一件落着する。。

ある日、さくらと満男が「とらや」へ向かう途中、土手から不審な男に尾けられて急いで逃げてくる。。
それを聞いた寅次郎は、剣幕を上げて不審な男に突進するが、、彼は、寅次郎の幼馴染の柳文彦(前田 武彦)だった。
懐かしさから、、二人は直ぐに酒盛りを始め、、泥酔状態で、文彦は妹・りつ子(岸 恵子)を紹介すると実家に連れて行く。

りつ子は画家をしており、実家は彼女のアトリエになっていた。酔っぱらった勢いで、作成中の絵にイタズラ書きをしていまい、りつ子は寅次郎に激情し、喧嘩状態で別れてしまう。。

翌日、りつ子は怒り過ぎたとお詫びの為に、「とらや」を訪れた。

あまりにも、イメージが違ったりつ子、
その美貌に、、惚れてしまう寅次郎………

…………………

本作のマドンナ・りつ子役の【岸 恵子】さんは、当時、ブルジョワ?(外国に住むお金持ち家庭の人)みたいなイメージを持っていましたが、、
調べてみたら、あながち間違いでは無かったみたいですね。。
フランスの映画監督と結婚して渡仏したが、、諸々あって離婚、、日本に戻り女優業に復帰して本作品に出演されたとの事です。。
だけに、芸術家的な雰囲気を自然に表現出来ていたんでしょうね👍

当時の日本人で、あんなにフランスパンが似合う人は居なかったでしょう(笑)

寅さんの気持ちを知ってしまったりつ子は、
割りと無情にストレートに寅さんを振ってしまい海外へと飛び立ってしまう。。
やはり芸術家は自由奔放で無ければならない、か。。

今回の別れは、寅さんにとっても良かったんだと思えました。☝

…………

必見オススメシーン👍
一人留守番する寅さん、、寂しさから、掛かってきた電話で一人一人と話しをするが、、最後に息子・満男に換わって「おみやげかってかえるからね!じゃーバイバイ、オナラブーだ!」は笑えました👍
満男くん、初めての長い台詞でしたね(^_^)v

家族が旅行から帰って来るその日、
今まで自分もして貰っていた様に、
食事や風呂等の準備をして、最高のおもてなしをしようとする寅さんは、、
子供みたいに、嬉しくてソワソワしたり、、
ホントに優しくて、何とも暖かくて涙が出た。。💧

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好きなシーン☝
りつ子が昨日の非礼を詫びに「とらや」に来たときの寅さんの180度回転・態度転換シーン❗
ベタですが、本作の転換ぶりは、、希にみるスピードだったので(大笑)◎👍