『男はつらいよ』シリーズ
1979年、私は中学三年生。
高校受験が控えていながら、
どうせロック・スター(?)になるからと、、
勉強もろくにせず、ギターばかり弾いていた、親不孝者でした、、
「馬鹿だねぇ~俺はしらねぇよ…」なんて、初代おいちゃんの嘆きが聞こえてきそうですが、
後悔先に立たず、、
今思えば、あのとき、○○していれば?という、しなかった後悔をしてしまいました。
「だから、言ったんだよ…」と、おばちゃんの涙声も聞こえてきました(悲笑)
過去に戻って人生やり直せるなら、いつに戻りたいか?と聞かれると、、
必ずこの1979年、中学三年生に戻りたいと言ってしまいます。。
この時代は『金八先生』しかり「校内暴力」が全盛で、割りと激動の学校生活を過ごした年代だったとは思いますが……
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またまた、大脱線m(__)m
今回は、1979年公開の第二十三・二十四作を紹介します❗
『男はつらいよ』シリーズブログも今回で、ちょうど半分の折り返し地点まで来ました!!
益々、頑張って参ります👍
『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』
◇ 1979年8月公開
ゲスト出演 : 桃井 かおり、布施 明、湯原 昌幸、
〈簡単なあらすじ〉
北海道旅支笏湖を一人旅する寅次郎、
田園調布のお嬢様・ひとみ(桃井 かおり)が地元の若者(湯原 昌幸)に騙され襲われそうになっていた所を、助けた事が縁で、宿を見つける為、一緒に旅をする事になった、、
その夜、話を聞くと、ひとみは近く結婚式を控えていて幸せの絶頂期にある筈だが、どうも決心がつかないらしく様子がおかしい、、
寅次郎は何かあったら「とらや」を訪ねる様にと告げ、次の日には別れた。
そして数日後、ひとみと相手の邦夫(布施 明)の結婚式当日、滞りなく式は進んでいるかと思われたが……
お色直しで控え室に戻ったひとみは、堪えきれずウェディングドレスのまま、その式場から逃げ出し「とらや」へ向かってしまった。。
そして、旅の途中に柴又を立ち寄った寅次郎との再会。。
寅次郎は、この娘に惚れてしまうのか……
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満男の「たいへんよくできました💮」な作文を読む寅さんだが、、その内容は………
甥っ子からも、時に疎ましく思われてしまっていた、、精神的なダメージが大きく、何処か遠くに消えてしまいたかったのか、行き着いた先は北海道支笏湖。。
いつもより、、たそがれ感多目のカットが続きます。。(悲)
そこで知り合ったひとみは、歳の差もあり、
一目惚れと言うよりは、温情が徐々に愛情へ変化し膨らんで行く。。
恋をする男の純な気持ちをひとみに説く寅さん、、
自分もひとみを好きになっているのに、いつもの様に恋敵の男にも優しくエールを送ってしまう寅さん、、、
結局は「モトサヤ」に納まり、寅さんの失恋が確定すると、、直ぐに旅に出るのが毎度のパターンだが……今回は、ひとみと邦夫の披露宴の仲人を頼まれてしまい、渋々、柴又に残る事に。
そして、
披露宴でのひとみの挨拶の言葉には感動です!
ある意味、身勝手な女だったが「自分の幸せでなく相手の幸せを考えてる!」なんて凄い変貌ぶりです!
流石、歩く「恋愛指南書」寅さん!!
何と言っても経験が違いますね👍
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山田監督作品『幸福の黄色いハンカチ』から、本作ではマドンナに抜擢された、ひとみ役の【桃井 かおり】さん、、独特の気だるい喋り口で、この時既にブレイクしていた超個性派女優さん!
今も昔も本当に変わらない方ですね。
やっとの事でひとみの心を射止めた色男役に、
【布施 明】さん、寅さんに「お前、差し詰めインテリだな?」(笑)と言われてしまうが、、
女々しい男かと思いきや、何気に芯のある男でした!本業の歌は、やはり絶品です👍
本作のテーマは、まんま「結婚」!
最近では、結婚式・披露宴等はメッキリ減りましたね。。私もココ五年位で三度ほどしか出席してません、、
離婚率も鰻上り(苦笑)で、、日本人の美意識モッタイナイ🙏の精神から、お金の掛かる結婚式をする必要性が低くなっているのでしょう、、
「結婚式は形式でしかない、大事なのは結婚する二人の未来。」by 博
正にその通り!
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好きなシーン☝
何と言っても、間抜けな女たらし(笑)【湯原 昌幸】さんに襲われそうになったひとみを助けた寅さんとの対決シーンは、最高の昭和コントになってます👍必見です❗
◎◎◎◎◎○○○○○◎◎◎◎◎
『男はつらいよ 寅次郎春の夢』
◇ 1979年12月公開
ゲスト出演 : 香川 京子、林 寛子、ハーブ・エデルマン、
★本作より初代ポンシュウ役 : 小島 三児
〈簡単なあらすじ〉
柴又は紅葉の季節、
アメリカから来た薬のセールスマン・マイケル(ハーブ・エデルマン)、帝釈天で英語が通じずに困っていたところを見つけた御前様が、さくらに通訳して貰おうと「とらや」へ行くと、
丁度、英語塾の先生・めぐみ(林 寛子)の母・圭子(香川 京子)が店を訪れていて、英語が堪能な圭子に通訳して貰い、マイケルは宿泊先を探している事が分かったが、、柴又では結局宿が見つからず、、
困っているマイケルを見兼ねて、当分の間「とらや」に泊める事になった。。
マイケルは車家の人々に感謝しきりだが、その中でも、心優しいさくらに恋心が芽生えてしまった。。
すると、タイミング悪く寅次郎のご帰還。。
アメリカ人に強い偏見を持つ寅次郎は、マイケルをハナから敵視している。。
翌日、話をつけると意気込む寅次郎は仕事から帰るマイケルを玄関で待っている所に、、
英語塾の母娘・圭子とめぐみが、「とらや」を訪ねてきた。
そして、毎度の事、圭子に一目惚れする寅次郎は、マイケルと仲良しだと嘯き、気に入られようとする。。
似た者同士の、
寅次郎とマイケルの恋愛の行方は?
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またまた、特殊な展開の作品で、飽きる事がありません!
本作でのマドンナは、圭子でもめぐみでも無く「さくら」だと思います。。
まさかの、、マイケルの求愛に動揺し困惑する表情、、【倍賞 千恵子】さんはいつもの事ですが、素晴らしかった。
マイケルの「I love you」にさくらは「This is impossible」と答え、更にどこまでも健気なさくらは博の事を「I love him」と言って断る。
めぐみから聞いていた対処法(?)が役にたった場面☝
また、おばちゃんがマイケルを気に入ってしまい、外人さんはほんとに優しいねぇ!と今まで無下に扱われて来た事を考えれば確かにそうなりますよね👍さくらを嫉妬するような素振りもあり、、おばちゃんも女という事ですねm(__)m
一方の、寅さんは、マイケルに翻弄されっぱなしで、結局自分の恋愛は、、圭子さんの彼氏登場であっけなく終了でした………
本作最高のシーンは、
最後に旅立つ前の、寅さんとさくらのやり取りだと思います。
いつもは、寅さんを励ますさくらの図なんですが、本作では、寅さんがさくらを励まします。
また、出先から電話で「この事は、博には黙ってろよ」と念を押す寅さんの気遣いにも、痺れてしまいました。。
やはりこの二人の兄妹愛には泣かされます。。こんなにも気遣ってくれるから、どんなに酷い仕打ちを受けてもさくらはお兄ちゃんの味方なんですね。。
そこにアメリカ人には分からない、日本人気質があるという事かな。。
夜明けの上野の高架下の交差点でのマイケルとの別れも感動モノです!
本作のテーマは「価値観」かな…?
日本人とアメリカ人の其々の価値観の違いが随所に表れていますが、、
感謝の気持ちを言葉にして!「ありがとう❗」
『家族はつらいよ』でも復習したので、覚えていると思いますが(笑)これは日本人にも大事な事!
逆に、言われなくても分かってるからと、、
そっとしてあげる事も人間関係の中で大事な時がありますね。。
うまくケース・バイ・ケースで使い分けられれば一番いいんですが、、難しいですね。。
本作は寅さん持ち前の日本人的優しさに触れられる作品です❗
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少し残念なマドンナになってしまった【香川 京子】さん、『東京物語』での可愛らしさと『悪い奴ほどよく眠る』の三船俊郎さんの奥さん役が印象的でした。。出来ればもう十年前位に出演していただきたかったm(__)m
【林 寛子】さんは、この作品の後すぐに、黒澤明監督のご子息でタレントやプロデューサーの黒澤 久雄氏とご結婚し、世間を騒がせてましたね!…調べると本作が引退作(?)の様ですね。
好きなシーン☝
久し振りに「とらや」に帰って来た寅さん、
満男が英語塾から帰って来て、伯父さんに英語で挨拶をすると、、勉強の成果を披露する満男、お父さんが「ファーザー」お母さんが「マザー」、それじゃ伯父さんは?「タイガー!」(笑)寅さんは、真面目顔で感心する。。
タコ社長とマイケルのいつもの会話❗
「ノーマネー、メニータックス」からの「ノーマネー、ハラキリ!」も笑えました。。

