幸せのありか
拓実との時間は無駄だった?
自分にそう問いかける。
私は拓実が好きだっただけ。何も悪いことはしていない。
そう思うんだけど、
何でだろう。
胸張って言えないんだ。
そうこうしてるうちに哲生が迎えに来た。
「おはよー。」
朝から異様なテンションの高さだ。
「おはよう。何かいいことでもあった?」
と私が聞くと
「別に。」
と言った。
その「別に」もすごく楽しそうだ。
哲生のわけのわからない陽気さはほっといて、私達は家を出た。
「どこ行く?」
と哲生が聞いてくる。
「どこでもいい。」
と私が答えると
「何だか薫、元気ないね。」
と哲生は言った。
「そうかな?」
「うん。何かあった?」「別に。何もないけどな。」
何もないから暗いのかもしれない。
そう言おうとしてやめた。
行き先は哲生におまかせしたら、勝手に車は走り出した。
自分にそう問いかける。
私は拓実が好きだっただけ。何も悪いことはしていない。
そう思うんだけど、
何でだろう。
胸張って言えないんだ。
そうこうしてるうちに哲生が迎えに来た。
「おはよー。」
朝から異様なテンションの高さだ。
「おはよう。何かいいことでもあった?」
と私が聞くと
「別に。」
と言った。
その「別に」もすごく楽しそうだ。
哲生のわけのわからない陽気さはほっといて、私達は家を出た。
「どこ行く?」
と哲生が聞いてくる。
「どこでもいい。」
と私が答えると
「何だか薫、元気ないね。」
と哲生は言った。
「そうかな?」
「うん。何かあった?」「別に。何もないけどな。」
何もないから暗いのかもしれない。
そう言おうとしてやめた。
行き先は哲生におまかせしたら、勝手に車は走り出した。
幸せのありか
準備をするものの結局誰も誘う人がいなかった。
友達も少ないうえ にみんな家庭があって忙しそうで誘うのも気が引ける。
やっぱり哲生を誘うしかなかった。
哲生に電話をすると快くOKしてくれた。
家に迎えに来てくれるって。
私は哲生が来るまで少し家を片付けた。
片付けながら考えた。
今日は二人でどこへ行く?
買い物?映画?遊園地?哲生は何が好きなんだろう。
哲生の趣味って何も知らない。
私もここ何年か拓実に費やしてきた時間はただ夜の営みだけだったから、普通のデートがどういうものかも忘れてしまった。
哲生と私の間にはかなりの感覚の差があると思う。
本当は普通の付き合い方を知らないんだ。
哲生は慣れてるのかな。
前の彼女といっぱいデートしたのかな。
きっと二人はお似合いだったんだろうな。
誰が見ても幸せそうで。
私みたいに一人、たまに訪れる彼を待つような無駄な付き合い方はしないんだろうな。
そう思うとだんだん自分が惨めになってくる。
所詮私は前の彼女に勝つことはないんだ。
友達も少ないうえ にみんな家庭があって忙しそうで誘うのも気が引ける。
やっぱり哲生を誘うしかなかった。
哲生に電話をすると快くOKしてくれた。
家に迎えに来てくれるって。
私は哲生が来るまで少し家を片付けた。
片付けながら考えた。
今日は二人でどこへ行く?
買い物?映画?遊園地?哲生は何が好きなんだろう。
哲生の趣味って何も知らない。
私もここ何年か拓実に費やしてきた時間はただ夜の営みだけだったから、普通のデートがどういうものかも忘れてしまった。
哲生と私の間にはかなりの感覚の差があると思う。
本当は普通の付き合い方を知らないんだ。
哲生は慣れてるのかな。
前の彼女といっぱいデートしたのかな。
きっと二人はお似合いだったんだろうな。
誰が見ても幸せそうで。
私みたいに一人、たまに訪れる彼を待つような無駄な付き合い方はしないんだろうな。
そう思うとだんだん自分が惨めになってくる。
所詮私は前の彼女に勝つことはないんだ。
幸せのありか
朝は当たり前にやってきた。
私の気分はすぐれなかった。
何もやる気がしない。
外に出る気分でもないし、かと言ってこの部屋で拓実に浸ってるのも嫌だし、居場所 がない。
せっかくの休みなのに楽しみがない。
こんな時は哲生が強引に外に連れ出してくれるといいのにな。
そう思いながらも哲生に電話するのも億劫で私はぼーっとテレビを見ていた。
コーヒーを飲みながら今日1日どうしようか考える。
このままだらだら過ごすのもいいか。
ぼーっとしてるのがすごく贅沢な時間の使い方だと思う。
そうして私はまた拓実のことを考える。
ダメだ!ダメだ!やっぱりこの部屋にいてはダメだ。
私は出かける準備をする。
女はいちいち面倒くさい。
髪は整えないといけないし、化粧はしないといけないし。
外に出るには最低30分はかかる。
男だったらよかった。
男だったら上着一つ羽織ってすぐ出れるのに。
男だったら結婚も焦らなくてすむのに。
女は疲れる。
私の気分はすぐれなかった。
何もやる気がしない。
外に出る気分でもないし、かと言ってこの部屋で拓実に浸ってるのも嫌だし、居場所 がない。
せっかくの休みなのに楽しみがない。
こんな時は哲生が強引に外に連れ出してくれるといいのにな。
そう思いながらも哲生に電話するのも億劫で私はぼーっとテレビを見ていた。
コーヒーを飲みながら今日1日どうしようか考える。
このままだらだら過ごすのもいいか。
ぼーっとしてるのがすごく贅沢な時間の使い方だと思う。
そうして私はまた拓実のことを考える。
ダメだ!ダメだ!やっぱりこの部屋にいてはダメだ。
私は出かける準備をする。
女はいちいち面倒くさい。
髪は整えないといけないし、化粧はしないといけないし。
外に出るには最低30分はかかる。
男だったらよかった。
男だったら上着一つ羽織ってすぐ出れるのに。
男だったら結婚も焦らなくてすむのに。
女は疲れる。