幸せのありか
家に帰るとまたドッと疲れた。
この部屋は忘れたい拓実への気持ちで満ちている。
拓実との思い出がつまってる。
引っ越そうかな。
そう思うくらいに拓実が離れない。
ベッドに横になるものの、毛布に枕に拓実のぬくもりを探してしまう。
あの火照った体に抱かれたい。
心どこかで思っていた。
「やっぱり帰って来ないとよかった。」
と私は独り言をぽつり。
ベッドから這いでて床にゴロンと横になる。
ひんやり冷たい。
頭を冷やすにはちょうどいい。
床の堅さが、床に触れる違和感が、気持ちよかった。
面倒くさいことは何もかも忘れたい。
忘れたいんだよ!!
私はどうでも良くなってそのまま目を閉じた。
起きたら少しはマシになってる。
私はそのまましばらく眠ってしまったんだ。
この部屋は忘れたい拓実への気持ちで満ちている。
拓実との思い出がつまってる。
引っ越そうかな。
そう思うくらいに拓実が離れない。
ベッドに横になるものの、毛布に枕に拓実のぬくもりを探してしまう。
あの火照った体に抱かれたい。
心どこかで思っていた。
「やっぱり帰って来ないとよかった。」
と私は独り言をぽつり。
ベッドから這いでて床にゴロンと横になる。
ひんやり冷たい。
頭を冷やすにはちょうどいい。
床の堅さが、床に触れる違和感が、気持ちよかった。
面倒くさいことは何もかも忘れたい。
忘れたいんだよ!!
私はどうでも良くなってそのまま目を閉じた。
起きたら少しはマシになってる。
私はそのまましばらく眠ってしまったんだ。
幸せのありか
哲生が少し落ち着いてから私は車から降りた。
これからの二人に、自分に自信がないのは私も同じだった。
もし哲生とも別れるようなら私は立ち直れないだろう。
結婚もあきらめるだろう。
結局、人の気持ちを捕まえておくことなどできないのがわかるから、どんな言葉も不安に感じるんだと思う。
一秒でもそばにいてくれるほうが安心するんだ。
好きの言葉より肌のぬくもりのほうが愛を感じるんだ。
それが誰よりもわかる。
哲生と一緒にいてあげたいけど、一緒にいると窮屈に感じるのは何でだろう。
すごく疲れる。
私は公園のベンチに座って考えていた。
これからの私のことを。
哲生を傷付けたら後悔する。
それだけはわかっていた。
わかってはいるけど、私は哲生に素直に飛び込めないでいた。
これからの二人に、自分に自信がないのは私も同じだった。
もし哲生とも別れるようなら私は立ち直れないだろう。
結婚もあきらめるだろう。
結局、人の気持ちを捕まえておくことなどできないのがわかるから、どんな言葉も不安に感じるんだと思う。
一秒でもそばにいてくれるほうが安心するんだ。
好きの言葉より肌のぬくもりのほうが愛を感じるんだ。
それが誰よりもわかる。
哲生と一緒にいてあげたいけど、一緒にいると窮屈に感じるのは何でだろう。
すごく疲れる。
私は公園のベンチに座って考えていた。
これからの私のことを。
哲生を傷付けたら後悔する。
それだけはわかっていた。
わかってはいるけど、私は哲生に素直に飛び込めないでいた。
幸せのありか
哲生は家事を途中でやめて車を出してくれた。
私達はずっと無言だった。
口を開くのも面倒くさくて窓の流れる景色を見ていた。
だんだん見慣れた景色にかわっていく。
家は近い。
私は公園を歩いてみたくなって、そこで降ろしてもらうことにした。
「送ってくれてありがとうね。」
と私が言うと、哲生はすごく不安そうな顔をしていた。
「どうしたの?」
と私が聞くと
「薫は俺の前からいなくならないよね。」
と哲生は言った。
私は哲生の顔を抱きしめ てそっとつぶやく。
「いなくならないよ。」
そうしたら哲生は泣き出すんじゃないかというような顔をしていた。
私と同じように不安なんだ。
私に対して、この想いに対して、未来に対して、自信がないんだと思う。母親が子をなだめるように私はしばらく哲生を抱きしめた。
「大丈夫。哲生と一緒だよ。」
と。
私達はずっと無言だった。
口を開くのも面倒くさくて窓の流れる景色を見ていた。
だんだん見慣れた景色にかわっていく。
家は近い。
私は公園を歩いてみたくなって、そこで降ろしてもらうことにした。
「送ってくれてありがとうね。」
と私が言うと、哲生はすごく不安そうな顔をしていた。
「どうしたの?」
と私が聞くと
「薫は俺の前からいなくならないよね。」
と哲生は言った。
私は哲生の顔を抱きしめ てそっとつぶやく。
「いなくならないよ。」
そうしたら哲生は泣き出すんじゃないかというような顔をしていた。
私と同じように不安なんだ。
私に対して、この想いに対して、未来に対して、自信がないんだと思う。母親が子をなだめるように私はしばらく哲生を抱きしめた。
「大丈夫。哲生と一緒だよ。」
と。