幸せのありか
哲生は家事を途中でやめて車を出してくれた。
私達はずっと無言だった。
口を開くのも面倒くさくて窓の流れる景色を見ていた。
だんだん見慣れた景色にかわっていく。
家は近い。
私は公園を歩いてみたくなって、そこで降ろしてもらうことにした。
「送ってくれてありがとうね。」
と私が言うと、哲生はすごく不安そうな顔をしていた。
「どうしたの?」
と私が聞くと
「薫は俺の前からいなくならないよね。」
と哲生は言った。
私は哲生の顔を抱きしめてそっとつぶやく。
「いなくならないよ。」
そうしたら哲生は泣き出すんじゃないかというような顔をしていた。
私と同じように不安なんだ。
私に対して、この想いに対して、未来に対して、自信がないんだと思う。母親が子をなだめるように私はしばらく哲生を抱きしめた。
「大丈夫。哲生と一緒だよ。」
と。
私達はずっと無言だった。
口を開くのも面倒くさくて窓の流れる景色を見ていた。
だんだん見慣れた景色にかわっていく。
家は近い。
私は公園を歩いてみたくなって、そこで降ろしてもらうことにした。
「送ってくれてありがとうね。」
と私が言うと、哲生はすごく不安そうな顔をしていた。
「どうしたの?」
と私が聞くと
「薫は俺の前からいなくならないよね。」
と哲生は言った。
私は哲生の顔を抱きしめてそっとつぶやく。
「いなくならないよ。」
そうしたら哲生は泣き出すんじゃないかというような顔をしていた。
私と同じように不安なんだ。
私に対して、この想いに対して、未来に対して、自信がないんだと思う。母親が子をなだめるように私はしばらく哲生を抱きしめた。
「大丈夫。哲生と一緒だよ。」
と。