Marc のぷーたろー日記 -8ページ目

「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」('22)

 

驚異の3D映像が話題となり、世界中で大ヒットしたSF映画「アバター」('09) の16年後を描いた続編です。主演はサム・ワーシントン、共演はゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、クリフ・カーティス、ケイト・ウィンスレット他。

 

Wikipedia「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

 

前作は当時話題になっていた3D映像を「体験」するために観ただけで、ストーリーそのものは陳腐で退屈だったので、続編には全く期待するところがなく、観る気は全くありませんでした。ただ、今回たまたま機会があったので観てみました。

 

いつものことながら、ジェームズ・キャメロンは娯楽大作を作るのが上手いなぁ。

 

ストーリーもキャラクターもシンプルで分かりやすく、下手をすれば凡庸で退屈になりそうなところを、映像と演出で「映画として」観客を楽しませることを徹底して追求してる。

 

とは言っても、ストーリーそのものはあまりに単純なので「退屈な話」であることは否定しようがないけどね (^^;;;

 

宮崎駿監督作品からの影響を公言しているだけあって、前作は「もののけ姫」、本作は「風の谷のナウシカ」の影響がはっきりと見て取れますが、内容自体は劣化版でしかなく、薄っぺらい。とにかく「大味」。

 

それでも、広く一般大衆に受け入れられることを目的として作られる「ハリウッド超大作」としての仕上げ方は「流石」としか言いようがないです。

 

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「ハリケーン」('79)

 

南海の孤島を舞台に、禁断の恋に落ちた一組の男女のロマンスと彼らに襲い掛かる強烈なハリケーンの行く末を描いたスペクタクル冒険恋愛映画です。主演はミア・ファロー、共演はデイトン・ケイン、ジェイソン・ロバーズ、ティモシー・ボトムズ、マックス・フォン・シドー、トレヴァー・ハワード他。

 

Wikipedia「ハリケーン (1979年の映画)」

 

クライマックスの特撮シーンだけは今でも充分に観るに耐える出来ですが、それ以外の、特にストーリーは雑すぎてダウン

 

ヒロインも、当時とっくに30歳を過ぎていたミア・ファローが演じるには無理があるし、そもそも役に合ってないし。

 

何故これでOKと思ったのか謎。

 

「Make the Yuletide Gay」('09)

 

クリスマス休暇で帰省中の大学生のカミングアウトを描いたコメディ映画です。主演はキース・ジョーダン、共演はアダモ・ルッジェロ、ケリー・キートン、デレク・ロング、ハリー・ハーシュ、アリソン・アーングリム他。

 

今の時代に観ると、ちょっと古臭い題材。

 

それでも、今の時代にそぐわない話ではなく、今もこの主人公のような葛藤を抱えている人は少なくないのが現実ですから。

 

ところで、主人公の両親のキャラクター造形はかなりカリカチュアされていて、自分はとっても苦手なのですが、米国のコメディ作品では定番とも言えるキャラクターなので、こういったキャラクターを主人公の両親に設定している本作は、恐らく「米国では」安心して観られるホームコメディなんでしょう。

「憐れみの3章」('24)

 

ヨルゴス・ランティモス監督による3章形式のオムニバスドラマ映画です。主演はエマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、共演はウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ他。

 

Wikipedia「憐れみの3章」

 

ヨルゴス・ランティモス監督らしい不条理な世界。

 

かなり極端で突飛な話ではありますが、背景に「マインドコントロール」「被害妄想」「カルト宗教」という現実にある問題を置くことで「こういうこともあるかも…」と思わせる怖さがあります。人間とは何と恐ろしく、おぞましい生き物か…。

 

笑うに笑えない、でも笑っちゃうダークなユーモアもあり、ヨルゴス・ランティモス監督作品が好きな人なら充分に楽しめるはず。

 

ただ、これまでのヨルゴス・ランティモス監督作品と比べても、不条理さやおぞましさが増しているので、観る人を相当に選ぶことは確かでしょう。

「ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」('25)

 

イギリスの女流作家ヘレン・フィールディングの同名小説を映画化したラブコメディ「ブリジット・ジョーンズの日記」('01) とその続編「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」('04)「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」('16) の更にその後を描いた第4作です。主演はレニー・ゼルウィガー、共演はキウェテル・イジョフォー、レオ・ウッドール、ヒュー・グラント、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ、エマ・トンプソン、コリン・ファース他。

 

Wikipedia「ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」

 

1作目から四半世紀近く経っても主人公のキャラクターも作品全体の「ノリ」も全く変化がないのにはちょっと違和感があるものの、同年代の女性たちへの「応援歌」としての本シリーズの役目は充分に果たしている、気楽に観られるロマコメでした。

 

それにしても、いつものことながら、ブリジットは何故こうも「イケメンたち」に愛されまくるのか? (^^)

 

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「ブラザーサンタ」('07)

 

サンタクロースのダメ人間の兄を描いたコメディ映画です。主演はヴィンス・ヴォーン、共演はポール・ジアマッティ、ミランダ・リチャードソン、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、レイチェル・ワイズ、キャシー・ベイツ、ケビン・スペイシー他。

 

Wikipedia「ブラザーサンタ」

 

「ちぐはぐ」とはまさにこの映画のこと。

 

キャストは充実しているし、描きたいことも分かるのだけれど、世界観の構築を含め、全てが雑。とにかく雑。

 

何故この出来で公開OKになったのか謎。

 

誰も何も言えなかったのでしょうか?

 

ただ、ジェフリー・ディーン・モーガンがワンシーンのみのカメオ出演していたのだけは印象的でしたけど。

「華岡青洲の妻」('67)

 

有吉佐和子さんの同名小説を原作とし、江戸時代の紀州を舞台に、世界初の全身麻酔手術に成功した実在の医師・華岡青洲と、その妻・母との確執を描いた時代劇映画です。主演は市川雷蔵さん、若尾文子さん、高峰秀子さん、共演は伊藤雄之助さん、渡辺美佐子さん、浪花千栄子さん他。

 

Wikipedia「華岡青洲の妻」

 

有吉佐和子さんの原作小説をはじめ、非常に有名な作品ですが、これまで機会が全くなく、観ていませんでした。また、何度も映像化や舞台化もされていますが、それらも全く観ていません。

 

そんな訳で、ストーリーを全く知らない状態で観たのですが、確かに観応えがありました。

 

華岡青洲とその妻の物語は「美談」として知っていましたが、特に深く知っていたわけではなかったので、こういう見方で描いているのはとても新鮮。若尾文子さんと高峰秀子さんの演技も印象的でした。

 

他の映像化作品も、機会があれば観てみたいと思います。

「Kept Boy」('17)

 

中年セレブの愛人として贅沢な生活を送っていた美青年が、歳を重ねたことで自らの立場が危うくなったことから、相手の歓心を再び得ようとするさまを描いたダークなロマンティックコメディです。主演はジョン・ポール・フィリップス、共演はトゥーレ・ライフェンシュタイン、グレッグ・アウディーノ、デオシック・バーニー、ジョン=マイケル・カールトン、トニ・ロマーノ・コーエン、チャールズ・ファシー、エレン・カーステン他。

 

観る前はもっと単純な軽いロマコメを想像していたのですが、人間関係にしろ、登場人物の心情にしろ、意外に複雑で、一風変わった人間ドラマといった趣。

 

ところが実際に出来上がった映画自体は、その人間ドラマを充分に描き切れておらず、物足りなさでいっぱい。安易なハリウッド映画的結末もダウン

 

原作は小説で、設定がだいぶ違うみたいなので、これは原作を読むべきかなとは思わされましたし、それくらいには興味を持たせる設定ではありました。

「サイレントナイト」('23)

 

息子を殺された男性の復讐を全編セリフなしで描いたバイオレンスアクション映画です。主演はジョエル・キナマン、共演はスコット・メスカディ、ハロルド・トレス、カタリーナ・サンディノ・モレノ他。

 

Wikipedia「サイレントナイト (2023年の映画)」

 

「セリフなし」を売りにしていますが、厳密にはセリフ自体はちょこちょこあって、ただ、どのセリフも意味が全く分からなくても困らないレベルのものというだけ。

 

とにかく、ストーリー自体は陳腐でありきたりですが、セリフやナレーションによる説明なしに、映像だけで見せ切っている演出は見事。

 

ジョン・ウー監督らしい派手なアクションも健在ですし、娯楽映画としては充分な出来。

 

ただ、ストーリー自体は本当に陳腐なので、ところどころにある印象的な演出以外はほとんど何も記憶に残らないですけどね (^^;;;

「エミリア・ペレス」('24)

 

性別適合手術で女性として生まれ変わった麻薬カルテルのボスを描いたクライムミュージカルです。主演はカルラ・ソフィア・ガスコン、共演はゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス、エドガー・ラミレス他。

 

Wikipedia「エミリア・ペレス」

 

ミュージカル映画として観ると、曲がことごとく好みじゃなくて、視聴自体が苦痛なレベルだったのですが、物語としてはかなり楽しめました。

 

あまりに突飛な設定なので初めはイマイチ乗り切れなかったのですが、物語が本格的に動き始めてからの先の読めない展開、因果応報とも言える結末など、最後まで目が離せませんでした。

 

ただ、エドガー・ラミレスがエドガー・ラミレスである必要性の全くない役だったのはちょっと残念。近年もコンスタントに出演作はあって、キャリアは安定しているようですけど…。