Marc のぷーたろー日記 -8ページ目

「刑事エデン/追跡者」('92)

 

ニューヨークのユダヤ教コミュニティで発生したダイヤモンド強奪殺人事件の捜査のために、厳格な戒律があるコミュニティに潜入した女性刑事を描いた、シドニー・ルメット監督によるサスペンス映画です。主演はメラニー・グリフィス、共演はエリック・タール、ジョン・パンコウ、ミア・サラ、トレイシー・ポラン、ジェームズ・ガンドルフィーニ他。

 

Wikipedia「刑事エデン/追跡者」

 

名匠シドニー・ルメット監督でも、こんなどーしょーもない駄作を撮るんだなぁ…。

 

そもそも、メラニー・グリフィスの声と喋り方で「タフな女刑事」役ってのが無理がありすぎ。役者が違えばもうちょっとマシな出来になったかも知れないけれど、それでも、ミステリサスペンスとしても、ラブストーリーとしても、超正統派ユダヤ教コミュニティという特異な世界を舞台にした物語としても、全てが中途半端なのは救いようがない…。

 

褒められるところが本当に何もありませんでした。

「FOG OF WAR 見えざる真実」('25)

 

スパイの正体を探れとの密命を受け、婚約者の伯父夫婦の屋敷を訪れた米空軍兵を描いたスパイサスペンスドラマ映画です。主演はジェイク・アベル、共演はブリアナ・ヒルデブランド、ジョン・キューザック、ミラ・ソルヴィノ、ルーリグ・ゲーザ他。

 

難しいことを考えなければ、娯楽映画としてはこれでも充分なのかも知れませんが、ストーリーがありきたりなのはまだしも、配役でオチが簡単に想像できてしまうのにはダウン

 

数多くの映画を観ているような映画好きの方なら、時間の無駄なので観なくていいです。

「ネイキッド・タンゴ」('91)

 

1920年代のアルゼンチンを舞台に、老富豪との新婚生活に飽きた若妻が自殺した女性になりすましたことで辿る数奇な運命をタンゴのリズムに乗せて描いたサスペンス映画です。主演はマチルダ・メイ、共演はヴィンセント・ドノフリオ、イーサイ・モラレス、フェルナンド・レイ、パトリシオ・ビッソ他。

 

不思議な世界観の映画。

 

舞台劇っぽいとも言えますが、色彩にしろ、ライティングにしろ、「悪夢」を見ているような気持ちに。

 

また、マチルダ・メイの美しさも印象的でしたが、何と言っても、いまや個性派俳優の代表格とも言えるヴィンセント・ドノフリオが悪魔的な魅力を持った二枚目役を違和感なく演じているのには心底驚きました (@o@)

 

とにかく、世界観にしろ、ストーリーにしろ、デカダンな空気を味わわせてくれるアート作品を充分に堪能させてもらいました (^^)v

「突然、君がいなくなって」('24)

 

訳あって周囲に秘密にしていた恋人が不慮の爆発事故で急死して取り残された美大生の女性を描いたアイスランドのドラマ映画です。主演はエリーン・ハットル、共演はミカエル・コーバー、カトラ・ニャルスドッティル、バルドゥル・エイナルソン、グンナル・フラプン・クリスチャンソン他。

 

ストーリーそのものよりも、映像の印象が強い映画でした。

 

特に、ある建物を下から眺めるシーンの浮遊感は見事としか言いようがなく、短いシーンですが、このシーンを観られただけで、この映画を観た甲斐はありました。

「ルックバック」('24)

 

藤本タツキさんの同名読み切り漫画を原作とし、2人の少女の漫画へのひたむきな思いを描いたアニメーション映画です。声の出演は河合優実さん、吉田美月喜さん、森川智之さん、坂本真綾さん、斉藤陽一郎さん他。

 

Wikipedia「ルックバック」

 

原作が公開された当時、SNSで話題となっていたので読んだのですが、正直なことを言うと、初見の時にはちょっとピンと来なかったのです。ただ、心に引っかかるところはあり、改めて読み返してみたところ、そこで初めて腑に落ち、心が強く動かされたのでした。

 

そんな原作をどんな風に映像化したのかと思っていたら、予想以上に「そのまま」映像化されていてビックリ。原作に対してそのまま色、音声、音楽をつけて動かしたようなイメージ。原作への敬意を強く感じます。とても良いアニメ化。

 

その一方で、原作は「漫画を題材にした漫画」であることに意味があるとも思えるので、原作未読の方にはまず原作を読んでから、この映画を観て欲しいです。

「レッド・アーミー 〜氷上の熱き冷戦〜」('14)

 

世界最強を誇ったアイスホッケーのソ連代表チーム「レッドアーミー」の栄光と苦悩の軌跡を元キャプテンのスラヴァ・フェティソフがインタビュー形式で回顧するとともに、選手たちの証言を通して冷戦下のソ連の実情を浮き彫りにしたドキュメンタリー映画です。出演はスラヴァ・フェティソフ、アレクセイ・カサトノフ、ウラジーミル・クルトフ、ウラディスラフ・トレチャク、スコッティ・ボウマン他。

 

ソ連という国の異常性をリアルタイムで知っている世代の人間としては内容に驚きは全くないのですが、今の若い世代にかつてこんな異常な国が大国面して存在していた事実を知ってもらう教材の1つにはちょうど良いと思います。

 

そして、ここまで酷い仕打ちを受けてもなお、祖国を愛する気持ちを捨てることがなかったスラヴァ・フェティソフの姿に、何とも言えない複雑な気持ちを抱きました。

 

「ラスベガスをぶっつぶせ」('08)

 

中国系アメリカ人の実業家ジェフ・マーのマサチューセッツ工科大学在学中の実話をもとに、天才的な数学力を駆使してカジノで荒稼ぎする学生グループを描いた青春ドラマ映画です。主演はジム・スタージェス、共演はケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーン、ケヴィン・スペイシー、ジェイコブ・ピッツ、ジョシュ・ギャッド他。

 

Wikipedia「ラスベガスをぶっつぶせ」

 

難しいことを考えなければ、これはこれで娯楽映画としては悪くないんだけれど、実話通りなのは主人公たちが金を稼ぐ手口くらいで、それ以外は映画として本当にありきたりで、既視感ありまくり。

 

そもそもオチの全くない実話を「物語」としてまとめる上で、ある程度は仕方ないとは言え、あまりに陳腐で、手抜きとしか言いようがない。

 

この題材なら、もっと面白くできたはずで、本当に残念。

「ゴッドマザー コシノアヤコの生涯」('25)

 

世界的ファッションデザイナー「コシノ3姉妹」の母であり、自身も昭和初期から日本の洋装の世界で活躍したコシノアヤコさんの生涯を描いた伝記映画です。主演は大地真央さん、共演は黒谷友香さん、鈴木砂羽さん、水上京香さん、浅田芭路さん、永尾柚乃さん、江原璃莉さん、木村祐一さん、温水洋一さん、市川右團次さん他。

 

Wikipedia「小篠綾子」

 

NHK連続テレビ小説「カーネーション」('11-'12) の主人公のモデルにもなった人物ですが、さほど興味もなかったので全く観ていませんでした。

 

そんなわけで、どんな人生を歩んだ人物かは全く知りませんでしたが、それでも、予想していた通りの人生を歩んだ人物だったので、この映画のストーリーそのものには驚きも何も全くありませんでした。

 

ただ、映画としての描き方はとても「興味深い」ものがありました。

 

彼女の奔放な生き方を、基本的には肯定的に描きつつも、100%完全に肯定するのではなく、ダメな部分も毒親な部分もしっかり描き、観る人に判断を委ねる一方で、それでも「こういう生き方もアリだし、本人が幸せだったんだからいいんじゃね?」と、意識的に「軽く」描いているのは悪くないです。

 

また、主人公を大地真央さんに演じさせる時点で現実離れした「ファンタジー」なのですが、そのどう考えても無理があるキャスティグの「可笑しさ」を開き直って活かし切るためか、彼女に15歳から92歳までを演じさせるトンチキぶりも、ここまでぶっ飛んでると痛快。ミュージカルっぽい演出もあるなど、実話に基づいた伝記映画なのにファンタジーという奇妙奇天烈な世界観自体が「コシノアヤコ」という人物そのものを表しているようで印象的でした。

「ヒットマン リサージェンス」('25)

 

韓国国家情報院の最強ヒットマンだった過去を持つ売れない漫画家を描いたスパイアクションコメディ「ヒットマン エージェント:ジュン」('20) の続編です。主演はクォン・サンウさん、共演はチョン・ジュノさん、チェ・ジウさん、ファンウ・スルヘさん、イ・イギョンさん他。

 

輝国山人の韓国映画「ヒットマン リサージェンス」

 

前作以上にキャストの個性や魅力を活かしており、その点では充分に楽しめました (^^)v

 

ただ、ストーリーはあまりにご都合主義で陳腐だし、アクションも悪くはないけど、これといって目を奪われるほどの新鮮味や迫力は感じられず。

 

ちょっと手抜きじゃないかなぁ。続編があるなら、もうちょっと工夫して欲しい。

 

関連記事

「スカーレット 復讐のダイヤモンド」('24)

 

最愛の恋人を殺された女性が「公爵夫人」の異名を持つ非情なレディに変貌して復讐を始めるさまを描いたリベンジアクションです。主演はシャーロット・カーク、共演はフィリップ・ウィンチェスター、ショーン・パートウィー、ホジ・フォルトゥナ、コリン・エッグレスフィールド、ステファニー・ビーチャム、コルム・ミーニイ他。

 

これから始まるシリーズの「エピソード0」って感じ。

 

予想通り、中身なんて何もないし、まさに「B級映画」なんだけど、主人公とその仲間たちが魅力的なので、同じキャストでシリーズ化して欲しい (^^)

 

でも、評価は低いし、大してヒットもしてないので、これで打ち止めだろうな…。

 

それがちょっと残念。