ホームメイト! (字幕版)
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結婚とも恋愛とも無縁のまま仕事一筋に生きてきた55歳の男性が、自ら創業した会社を売却して引退した後、予想外の恋に落ちて戸惑うさまを描いたロマンティックコメディです。主演はジョン・リンドストローム、共演はクリス・マーラー、ウェンディ・マリック、ナタリア・シグリウティ、キンバリー・S・フェアバンクス、アリエル・シャフィアー他。
題材もプロットも悪くない。
が、脚本の細かい部分があまりに雑なために、登場人物たちのキャラクター造形が記号的で、プロットに合わせて都合よく動かされてるだけにしか見えず…。
多様性か何かの教材動画みたいで、これじゃあ感情移入のしようがない…。
プロの役者を使いながら、脚本・演出はもちろん、照明や編集など、スタッフがことごとく素人としか思えませんでした。
人妻の不倫相手と夫が同居することになったことから巻き起こる騒動を描いたコメディです。主演はドーナル・グリーソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、クリスティナ・アップルゲイト、ニーナ・ドブレフ他。
年齢を含め、全てが真逆の2人の男が互いに影響し合いながら、「成長」する物語として悪くはないんだけど、どこを取っても凡庸。
トーマス・ヘイデン・チャーチ演じる中年男を魅力的なキャラクターに見せるためだけの映画で、その目的はそれなりに達成していましたし、ドーナル・グリーソンが引き立て役として頑張ってはいましたが、あまりに作為的なキャラクターで、演じる彼が気の毒でなりませんでした。
元恋人の親友の結婚を何とか阻止しようとする女性を描いたラブコメディ「ベスト・フレンズ・ウェディング」('97) のトルコ版リメイクです。主演はブルジュ・ビリジク、共演はマート・フィラット、ハザール・エルグチュル、イルケル・アクスム他。
元の作品から20年を過ぎてのリメイク、しかもトルコでのリメイクなので、何か大きな脚色があるのかと思いきや、驚くほど「そのまま」。
1990年代のハリウッド映画のノリをそのまま2018年を舞台に再現しているので、いくら舞台がトルコに変わっているとは言え、違和感は拭えず。
それでも、まぁ、気楽に観られることは確かなので、これはこれでアリなのかも。
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実話をもとに、喜びなどの強い感情が生じると失神してしまう珍しい症状を抱えた男性の恋の行方を描いたロマンティックコメディです。主演はマーティン・フリーマン、共演はモリーナ・バッカリン、ジェイク・レイシー、メリッサ・ラウシュ、ジェーン・カーティン他。
マーティン・フリーマンの個性と魅力(愛嬌)でなんとなく、可愛らしいロマコメに見えてしまうけれど、主人公のやってることはかなり酷い (^^;;;
いくら奇病を抱えているとは言え、やっていいことと悪いことはあるし、そんな酷いことをしている主人公が特に強く責められるわけでもなく、さらっと流されてしまっているのが気になってしまい、イマイチ入り込めず…。
モデルになっている本人や関係者たちが納得してるならいいんでしょうけど、もうちょっと何とかできなかったのかなぁと思えてなりません。
事故による脳死状態から奇跡的に生き返った娘が邪悪な何かによって別人のように変わってしまったことに恐怖する母親を描いたオカルトホラードラマ映画です。主演はコニー・ブリットン、共演はフレイヤ・ハンナン・ミルズ、ジョヴァンニ・チルフィエラ、トンマーゾ・バジリ、アレッサンドロ・リチェチ、アンドレア・ブルスキ、バベティダ・サジオ他。
母親の贖罪の物語としては陳腐だけれど、それをオカルトホラーのテイストで描くのは悪くない。特に主人公の終盤の行動も(かなり無理があるけれど)アイデアとしては面白い。
が、テンポがとにかく悪く、オカルトホラー的スリリングさが全くないのは致命的。そのせいでドラマ部分の陳腐さが際立っちゃって![]()
主人公の精神的な支えとなるはずのイケメンの医師が活躍しそうで何もしないとか、プール仲間の友人も物語上ほとんど必要性がないなど、登場人物が無駄に多いのものテンポを悪くしている原因。
もうちょっと工夫すれば、面白くなったんじゃないかなぁと思えて仕方ありませんでした。
双子の姉に卵子、パートナーから精子を提供してもらい、代理母出産で息子をもうけた男性を描いたプエルトリコのドラマコメディ映画です。主演はルチアーノ・ダレッサンドロ、共演はロドルフォ・サラス、ダヤナラ・トーレス、マルコス・カルロス・シントロン、ミミ・ラゾ、カロラ・ガルシア他。
あまりに古臭い内容で10年以上前の映画かと思ったら、2024年の映画。
確かに、日本よりははるかに進んでいますが、プエルトリコは欧米と比べると、ちょっと遅れてるんだなぁという印象。
それはともかく、主人公とそのパートナーの、親となるにあたっての覚悟の甘さ、もっと言ってしまうと準備不足の「無責任さ」が最後まで気になってしまい、「自分たちの甘さを棚に上げて権利だけ主張するってのはどうよ?」という気分に。
「終わりよければ全てよし」ってことなんでしょうけど、登場人物のキャラクター造形の薄っぺらさを含め、ただただ「雑な映画」としか思えませんでした。
メアリー・シェリーのゴシック小説「フランケンシュタイン」を、フランシス・フォード・コッポラ製作、ケネス・ブラナー監督・主演で映画化したホラー映画です。共演はロバート・デ・ニーロ、ヘレナ・ボナム=カーター、トム・ハルス、エイダン・クイン、イアン・ホルム、ジョン・クリーズ他。
→ Wikipedia「フランケンシュタイン (1994年の映画)」
原作に忠実な映画化を目指したという割にはかなり脚色しているし、それが映像作品としての面白さにつながっているかは微妙…。
ケネス・ブラナーの演出は「文芸作品」の趣があって、それ自体は悪くないのですが、とにかく「面白くない」。この一言に尽きます。
ホラー映画ではなく、最初から「怪物」の悲哀を丁寧に描いた「人間ドラマ」だと思って観れば、これはこれでアリかもしれませんが、グロテスクで残酷なシーンが多い割に、ホラー映画として求められる「怖さ」が全く描かれておらず、ハラハラドキドキするようなスリリングなシーンが全くないのは致命的。
要は文芸作品としても娯楽ホラー作品としても中途半端。
数時間だけ20代に若返る不思議なウイスキーを手にした70代の女性3人を描いたファンタジーコメディです。主演はダイアン・キートン、パトリシア・ホッジ、ルル、共演はボーイ・ジョージ、ジェネヴィーヴ・ゴーント、エスメ・ロンズデール、ハンナ・ハウランド、ヘイリー・ミルズ他。
手垢のついた題材に対して、主人公を3人にしたり、若返られるのは数時間だけとすることで、物語の中心を若い頃の姿ではなく、本来の年老いた姿にしていたりするなど、工夫はしていますが、所詮はありきたりな話。
「いい話」っぽくまとめていますが、説教くさいだけ。
40代の女優による脚本にしろ、年齢は不明ながら40代以上の中年男性であることは確かな監督の演出にしろ、「絵に描いたような都合のいい老女」を表現しているだけで、説得力が全く感じられない空虚なものでしかありませんでした。
ある屋敷に引っ越してきた一家に降りかかる悲劇を全編幽霊の一人称視点で描いた、スティーヴン・ソダーバーグ監督によるホラー映画です。主演はカリーナ・リャン、共演はルーシー・リュー、クリス・サリヴァン、エディ・マデイ、ウェスト・マルホランド他。
アイデアも面白いし、予想以上に「よくできた映画」でした。ふわふわ浮いたような視点の長回し映像がとにかく印象的。
ただ、いくら「裁きが下った」にしても、この終わり方で本当に良かったのかなぁという気も。ちょっともやもやした気分が残って後味は悪い。
とりあえず、頭のおかしい妻の言いなりだが心優しい父親を演じたクリス・サリヴァンは良かった (^^)v
多重衝突事故により崩落寸前の海上の巨大な橋を舞台に、次々と発生する危機を描いた韓国のパニックスリラー映画です。主演はイ・ソンギュンさん、共演はチュ・ジフンさん、キム・ヒウォンさん、ムン・ソングンさん、イェ・スジョンさん、キム・テウさん、キム・スアンさん他。
ツッコミどころはいろいろあるけれど、そんなことをイチイチ気にしてられないほど猛スピードで展開するのは、さすが「韓国映画」という感じ。アイデアもユニークだし。
ただ、登場人物のキャラクター造形に好みじゃないところがあって、積極的に他人に勧めたいとまでは言えないのですが、パニック映画としては充分な出来。
続編がありそうな終わり方で、実際に続編が作られたら観たいなと思えるくらいには楽しめました (^^)v