図書館多読の不都合な(悩ましい)真実 | 英語多読のメイプルハウス

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英語多読図書のライブラリーを運営しているメイプルハウスのブログです。英米の児童書の書籍・多聴素材の紹介を中心に、運営ネタ、ITネタ、ジャズピアノまわりの音楽ネタを記載しています。

英語多読サポーターのクミですニコニコ

 

今年に入ってから、英語多読サポーターとして、有り難いことにいろいろ機会をいただく事が増えてきましたキラキラ

すでにブログで報告している野本恭子さんからの取材に始まり、

 

・図書館で始まる英語多読教室の講師役

・「英語多読支援」研究をしている教授からの取材

 

などなど。

 

英語多読愛好家として、一貫して発信を続けながらコロナ禍も乗り切り、地道に活動してきた賜物なのかなと感じております。

この地味なブログを読み続けている読者の皆様にも感謝申し上げます。

 

一部の方は誤解しているかもしれないのですが、私はこの英語多読啓発活動で収益はほぼ得ておりません。

本業は別です。(多読支援にもっと時間を割けるよう、転職はしたけれど

 

私なりの「英語多読」に対する信条は、過去ブログでも発信していて、今も変わっていないです。

この信条に沿って、年齢層を問わず全ての人を対象に多読を広めたいと思っています。

 

 

 

そして、たどり着いたのが、NPO多言語多読が取り組んでいる「図書館多読」です。図書館多読に参画できるよう昨年から動いてきて、今ようやく入り口にたどり着いたかな、という所です。

 

先日、奈良県桜井市の図書館での多読教室の際に、NPO多言語多読の理事である酒井邦秀氏が見学に来て下さいました。

そこでお話する中で、今関東や中部地方で広がりつつある図書館多読について、主に外からは見えない金銭的な実情が見えてきました。

 

図書館は公共施設ですので、財源は市町村が徴収する住民税と地方交付金なので、私塾や私立学校とは全く異なるだろうなと考えておりましたが、実際かなり厳しそう。

 

人材も同様で公立学校の状況に近く、英語多読活動に理解のある図書館関係者がいる間は活動が続いても、異動でいなくなれば活動が止まってしまう。

 

今の日本はどんどん貧しくなっているので、英語多読のような「文化的活動」よりも、もっと基本的な生活資源(住む、食べる、健康に暮らす)に多くの財源が必要とされている。

 

究極に言うと

「英語多読、なにそれ食べれるの?」

という状況になりつつある。。。

 

財源が回せない=利益追求が目的の民間教育機関が入ってもペイ出来ない。

儲からないから、参入企業も現れず、なかなか広がらないという事です。

 

私が理想とする英語多読は生涯学習です。生涯学習は、教育というよりも文化的活動に近いイメージです。

 

そして文化というものは、儲かるから広がるのではくて、市井の人々の中で少しずつ親しまれ、その中からマニアが出てきて、一部の篤志家?に支えられながら花開いていくものなので:今の漫画・アニメだって、業界のクリエイター達の情熱と読者に支えられてきた賜物だと思っている:英語多読も同じように、子供からシニアまで親しんでもらえる環境でずっと続けていけれるよう、支援者側がすり減らないような持続可能な活動を考え続けたいです。

 

 

野本恭子さんのnoteで紹介されました

マレーシアにお住まいで、教育事情など情報発信をされている文筆家の野本恭子さんから、多読についてインタビューされた記事です。(300円の有料です)

静かに流行っている「多読」について聞きました

 

Oxford Reading Treeレベル別紹介記事

ダイヤオレンジ当ブログの閲覧レビューNo.1 の、ORTのレベル別紹介記事のリンクです。

 

 各レベルごとの紹介記事をまとめました

 

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 1.ワーク体験:英語多読を仕事に活かそう

 2.登録しないと始まらない

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 5.英語多読経験を有利な理由(わけ)

 6.管理は厳しいけれど「メリット大」

 

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