1994年に、今は亡き晴海の東京国際見本市会場新館において「JAF-CON III」が開催されてから、本日で30年となります。
このJAF-CON IIIは、私にとって初めてのGKイベントであったのみならず、私が上京してから初めて参加したオタク系のイベントで、大袈裟かもしれませんが、私のオタク人生を一変させてしまったイベントでした…というのは、一昨年も書いた通りです。
このJAF-CONは、1991年にHJ誌主催の「F-CON’91」として(この年公開された『F91』とも掛けたイベント名ですね。
ちなみに、↑のガイドブックは後年入手した物です)、ワンフェスからガンダム関係のGKの当日版権許諾権を引き抜いた形で開催され、翌年からは「JAF-CON」と改名しました。そして、1996年から会場をビッグサイトに移して開催された「JAF-CON V」では、MG誌サイドによる「問い合わせ」を受けて、センチネルの当日版権を降ろさなくなってしまい、2001年にガンダムGKの当日版権許諾権をC3PRE(後のC3AFA)に譲渡して、同年開催された「JAF-CON 10」を最後に終了してからも「ホビーEXPO」と名を変えて細々と続きましたが、ガンダムの当日版権を失ったイベントに存在価値があろう筈は無く(ヲイ)、C3と統合して「キャラホビ」となり、ガンダム系GKの当日版権イベントは、その中の「キャラホビマーケット」となりました。
そしてこのキャラホビは、2014年にセンチネルの当日版権を18年振りに再開させ、更に「アニメ・フェスティバル・アジア」と統合して「C3AFA」へと改名したのですが、2020年のオンライン方式での開催を最後に、コロナ明け後も一向に再開の告知が無かったばかりか、今年5月になってとうとうサイトごと消滅してしまい、ガンダムのGKの当日版権イベントは、現在の所白紙状態となってしまいました(泣)。
それにしても、このC3AFA、即ちガンダムGKの当日版権イベントの復活を希望する声が驚くほど少ないってえのは、一体全体どうした事でしょう。みんな、バンダイが片っ端からキット化を行なっているんで、もうGKは要らないとでも言うんでしょうか? まだまだキット化されない機体も数多いですし、GKならではの立体の人気も高いので、需要はある筈なのですが。ガンダム以外のサンライズアニメの当日版権は、ワンフェスにおいては下ろされてるってえのに…。
『セラムン』のGKの当日版権も、一部メーカーを除いては、当初はこのJAF-CONでしか下ろされていませんでした。今ではワンフェスにおいても下ろされるようにはなったものの、もはや昔日の勢いは見る影もありませんが、当時のセラムンGKの熱気は凄まじい物があったんですよ。今では考えられない事ですが、アニメイトでも販売されていた程です。当時は、塗装済み完成品フィギュアなんてまだありませんでしたからねぇ。
ちなみに、このJAF-CONのマスコットキャラの「邪腐子ちゃん(ヲイ)」ことJAF子ちゃんは、
現在もこいで たく先生の手によって、HJ誌上で模型のアレコレを取り上げた4コマ漫画『JAF子MG』として連載され、今やHJ誌自体のマスコットキャラと化しています。JAF-CONが終了して四半世紀が経とうとしている現在、このJAF子ちゃんの「JAF」の由来を知らない読者も増えてきているでしょうね(日本自動車連盟のマスコットキャラと思われてたりして…)。しかし、最近はやたらバンダイに忖度した内容になってしまった事や、3年前のHJ誌の転売屋擁護事件を受けてHJ誌を立ち読みで済ませるようになってからは、読み飛ばしてばかりになってしまいました。かつて『JAF子MG』を愛読していた戦車長殿も、その転売屋擁護事件以来、HJ誌を立ち読みすらしなくなったそうで…。