『セラムン』、30周年。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 『美少女戦士セーラームーン』シリーズのアニメ放映が開始されて、本日で丁度30周年となります。オレもジジイとなるワケだ…(←こればっか)。この『セラムン』によって人生を踏み外してしまった、という人も多い事でしょう(苦笑)。

 実家に住んでいた頃は、さすがに堂々と観るのは憚られたのですが(汗)、上京して一人暮らしを始めてからは、誰にも遠慮する事無く観れるようになったモノでした。放映当時は、この『セラムン』のGK(当時はまだPVC製塗装済み完成品フィギュアなんて物はありませんでした…)や、薄い本(当時はまだその呼び名はありませんでした…)が、山のように出ていたモノでしたっけ。HJ誌でセーラー戦士のフィギュアの作例が表紙に掲載された時、

翌月のMG誌のMGメイトで批判が相次いでいたのも、今となっては懐かしいです。

 私のイチオシのセーラー戦士は、やはり何と言っても美奈子ちゃん=セーラーヴィーナスなのですが、儚げほたるちゃん=セーラーサターンも良いなぁ~。あと、黒髪ロング好きとしてはレイちゃん=セーラーマーズ、そして巨乳好きとしてはまこちゃん=セーラージュピター(私と同じ美奈子ちゃん推しだと思ってた戦車長殿は、実はまこちゃん推しだったそうで)も捨て難いです。…とまあ、このように個性豊かな美少女キャラが、「大きいお友達(この言葉も『セラムン』の着ぐるみショーが由来と言われています)」のそれぞれの嗜好に合致した事が人気の一因でした。現在のアニメやゲームの主流となっている、所謂「美少女動物園」の走りとなった作品である、と言えるでしょう。特に、ブーム初期は亜美ちゃん=セーラーマーキュリーが、後期はほたるちゃんが、薄い本において格好の餌食となってましたっけ…。また、ほたるちゃんの名字「土萠」が、「萌え」の語源となったとも言われています。後の『プリキュア』シリーズは、そうした「大きいお友達」による人気を取り込む事をあらかじめ織り込んだ上で企画されたそうですし、『Yes! プリキュア5』からは更に踏み込んで、『セラムン』の「美少女戦隊」のフォーマットが受け継がれる事になりました。

 

 …しかし、その『セラムン』シリーズも、4作目の『SuperS』辺りから、人気に陰りが見え始めて、5作目の『セーラースターズ』に至っては、真面目キャラだった亜美ちゃんがブッ壊れてしまったのみならず、美奈子ちゃんもアホさ加減更に磨きが掛かってしまい、人気の方も、当時猖獗を極めていた『ヱヴァ』に完全に喰われてしまってましたっけ…(20年位前、シリーズの再放送が日曜朝に行なわれてましたが、この『セーラースターズ』の分は放送されませんでしたしねぇ)。当時出ていた薄い本でも、『セラムン』のキャラを切り捨てて『ヱヴァ』のレイアスカに乗り換える、なんて露骨な内容の物があったりした位です。もっとも、その『ヱヴァ』にも、ミサトさんの前髪のスタイルがうさぎちゃん=セーラームーンから取られていたり、中の人が同じだったり、「綾波レイ」の名前は火野レイちゃんから取られていたりと、『セラムン』のオマージュが多々あったそうで…。2003年には実写版なんて物も登場しましたが…見なかった事にしましょう(汗)。

 現在でも『セラムン』の薄い本は細々と出ていますが、その内容はというと、30代になったセーラー戦士だったりと、何だかマニア向けの物が多いようです。かつては晴海を制していた作品だったというのに…(遠い眼)。