万世橋とわたし(神田)のブログ -81ページ目

柔軟な計画変更がポイント

少し隠れてました石川です。(´-┃
新年度早々から無断でブログをお休みしてしまい失礼いたしました。
これからも書かせていただく喜びいっぱいでアップさせていただきます。

前回の中野さんの記事を、興味深く拝見させていただきました。
東京駅の屋根は東北産だったんですね!
困難を克服して、宮城県・登米産の瓦が駅舎のリニューアルに使われたら、
どんなに素晴らしいことでしょうか。キャキラキラ

企業組織は、JRのように大規模になるほど、
一度決定した計画や納期を変更したがらない硬直性を持ちます。
たしかにこれは、集団や組織が典型的に持ちやすい性質に違いありません。
この硬直性の主な理由は、己が組織の目先のコストを減らしたいと
考える傾向にあります。

今回のJRの場合、品質統一するためなどの
設計上の重大な必要でもない限り、
登米産の瓦を使わない理由が利己的なものと捉えられても
仕方ないかもしれません。マリオ
今時は私企業でも、復興支援を試みています。
「やっぱり顧客と向き合ってこなかった団体らしい振る舞いだ」などと
謗(そし)りを受けないよう、ここでいいところを見せてほしいと思います。
JRさん、チャンスですよ!!

東京駅修復で東北復興支援を!!!

本格始動どころではなく、

木曜日から発熱し、木曜日以降の夜の予定をすべてキャンセルせざるを得なくなってしまいました。

本日、熱は下がりきったとはいえませんが、自営業の悲しさ、見切り発車的に仕事に向かい、パソコンも久々に開いた次第です。

いつも、パソコンの前で寝てしまい、深夜3時とか4時頃布団に入ると言うようなだらしない生活が祟ったなーーーと、いたく反省しました。


さて、北日本大震災の爪痕は、東京駅の保存にも及んでいました。

以下、「赤レンガの東京駅を愛する市民の会」の多児貞子さんと、

谷根千工房の森まゆみさんからのメッセージの転送文です。

東京駅修復の工期が震災の影響で遅れたからと、苦情を申し立てる市民が、果たしているでしょうか。

スペインからの代用品を使って間に合わせるより、

東北人の誇りがいっぱいの、

本来の歴史的な価値を最大限に活かすことのほうが、日本の国民の多くの共感を得るものと判断したことから、ここでみなさまにもお知らせすることといたしました。

ご賛同くださいます方は、こちら

(あて先につきましては、期限日を過ぎましたため、消去いたしました。)

まで、お名前と肩書き(または所在地名)をお知らせいただければ、

中野が責任を持って取りまとめ、このメッセージをお知らせくださった方にお届けいたします。

なお、緊急との状況ですので、期限を13日(水)までとさせていただきます。

どうかご了承ください。


『今回の東日本大震災の津波で、赤煉瓦の東京駅の屋根に使われる予定だったスレートが発送直前に被害に遭いました。
以下、森まゆみさんのメッセージをご覧ください。

赤煉瓦駅舎に被災地のスレートが使われることは、地元の方々に大きな希望を与えるものです。
そこで、緊急にJR東日本に添付の要望書を提出することになりました。賛同者名簿にお名前をいただける方、また、スレート洗いボランティアの場所についての情報提供もお願いいたします。
水が使える広い場所でトイレ設備がある場所。
その他、こんなことができるということでもOKです。
また、転送もおねがいします。できれば転送される方が賛同者名簿をとりまとめ、
エクセルファイルでいただけると助かりますが。

多児貞子』


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谷根千工房の森まゆみです。ご縁のある、頼りにする方達に
でお送りしています。

きょう、石巻市(旧北上町)で多くの文化財の茅葺きをしてきた熊谷産業社長熊谷秋雄さんが東京へ来て立ち寄ってくださいました。私の長年の町つくり仲間です。石巻市は死者2492人、行方不明2770人(7日付)と大変な被害です。熊谷さんのところは従業員は北上川で茅刈りの最中でしたが、日頃の訓練を生かしてみな無事、家族もみな無事でした。しかし家も会社もすべて失いました。

ちょうど、熊谷産業では赤煉瓦の東京駅の修復のため、屋根瓦をていねいに外して、北上に運び、使えるのと使えないのを選別して、汚れを取り、結束して東京へ持っていく直前でした。この瓦のほとんどは戦後の修復の際の登米産の良質なものです。それが津波に洗われ泥だらけになりました。しかし調べたところ、2万枚は回収が不可能でしたが、4万5千枚は洗って塩気を取ればじゅうぶん使えると熊谷さんは言います。
ところが残念なことに、JR東日本の設計部と施工会社(鹿島・清水)は工期が遅れないよう、スペインにスレートを発注すると言っているそうです。

そもそも東京駅は建築学会、建築家協会、「赤煉瓦を愛する市民の会」を始め、大正三年竣工した辰野金吾設計の建物を愛する人々によって、
ひろく結集した力で保存が決まり、重要文化財にも指定されたものです。

その運動に際しては登米や雄勝からも多くの署名や協力をいただきました。自分のところのスレートが東京駅に使われているというのが土地の誇りだったからです。今回,打撃を受けた当地の人たちはスペイン産のスレートに変わったとしたらどんなにがっかりなさるでしょう。

反対にJRがそれでも泥のなかからよみがえった登米さんの瓦を洗って使ったらどんなに元気が出るでしょう。JRは全面広告で新幹線の復旧や東北復興に全力を注ぐといっています。高い広告料を払うより、べつのかたちで東北を支援してほしいものです。

熊谷さんは「スレート瓦を一枚に付き2000円とか、3000円とか寄付をいただき、一枚一枚に東北へのメッセージと名前を書いてもらう、それを東京駅の屋根に乗せ、集まったお金でぜひ、全壊した木村満
さんの「雄勝天然スレート」の工場を再建することはできないだろうか」と相談に見えました。

いまあるスレートで使えるものはとにかく使い、足りなければ雄勝のスレートを使うなり、スペインに発注するなりすればいいと思います。登米のスレートを載せた東京駅が東北復興のシンボルになる、大変素晴らしいプランだと思います。

なぜ心配かというと「雄勝天然スレート」が復興できないと、これから日本の文化財洋館は国産のスレートで葺けなくなります。登米の方は掘り尽くし
て天然スレートの岩盤が露出して取れるのは木村さんのところだけです。私も前にお訪ねし、戦争直後、東京駅の応急処置をした職人さんのはなしも聞きました。
熊谷さんの方はどうするの?と聞いたら、僕の方は自分でどうにかしますよ、と意気軒昂でした。でも熊谷産業も会社の形で文化財の茅葺きをしている日本で唯一の会社です。応援したいです。

今日聞いた話で情報に多少まちがいなどもあるかもしれません。でも保存に関わったものとして、自分を度外視した熊谷さんの義侠心にお味方申さないわけには参りません。JRにパイプのある方、メディアに
いる方、アイディアのある方、お金のある方、どのようにでも御協力ください。何ができるかなど具体的にメールをくだされば嬉しいです。
さっき、千駄木安田邸へいって『赤煉瓦の東京駅を愛する会」の中心メンバーである多児貞子さんとも相談しました。そこにあつまった女性ボランティアたちはみんなでスレートを洗おう、スレート洗い観音を作ったら、と盛り上がりました。

みなさま、いろいろの形で被災地支援されていると思います。お騒がせして申しわけありません。でもこれもはっきり顔の見える支援先であることは間違いありません。
http://www.kayabukiyane.com
http://blogs.yahoo.co.jp/akanef0118

森まゆみ


さあ、新年度本格始動!!

本日から、いよいよ新年度が本格的に始動した感があります。

とはいえ、多くの大学は入学式を行わなかったり、5月からスタートだったりします。

また、昨年度の終了式や卒業式も行われなかったところは多々あり、

有事ゆえとはいえ、この機に節目を迎えられた方々にはお気の毒なことでした。


でも、私たち生きるものは日々を誠実に生きることが一番の「べきこと」かもしれません。

もろもろの不足はさておき、前を向いて、

一日一日を大切に進んでまいりたいものですね。


石川さんは、めでたく昨年度で修士課程を修了されました。

こころより、お祝い申し上げます。

でも、これからもこのブログの担当を続けてくださるとのお言葉、

大変うれしく、ありがたく、ホッとしています嬉しい

何分、颯爽と新年度をはじめたかったのですが、

早速大失敗をやらかしまして、

昨晩深夜、周辺友人を巻き込んで、小騒動を巻き起こしました

皆さん、ごめんなさい土下座

こんなですから、石川さんのような地に足着いた方が仲間でいてくださるのが本当にありがたいです。

石川さん、どうか見捨てず、今年度もよろしくお願いいたします。sao☆

また、これからのご活躍をブログを通して垣間見られること、

楽しみですドア


法政大学大学院 政策創造研究科修士課程の同期入学されたかたがたは、

2年目の前期で卒業された超優秀な方、2年で卒業されたたくさんの方、

せっかく学生のうちに本の執筆をしようかと、卒業を延期された方、

更に博士課程に進まれた方、

ご自身の研究を深めると同時に後進のサポートのためにゼミつきのTAをされる方などなど、

皆さん、戦略的、積極的、前進をされておいでなので、

まごまごしている自分に まずい叫び

と、あせりが(-。-;)


さあ、ちまちましたことはさておいて、

今年度も頑張りましょうお


末筆にて恐縮ですが、

武藤先生、

いつも笑ってごまかしておりまして、申し訳ありません。

今年度は卒業を目指し、5月から発表入ります。


どうぞ、完璧復活され、厳しいご指導賜りますよう、

宜しくお願い申し上げます。


中野