お正月の締めくくり!1月7日<松納め><七草粥><人日(じんじつ)>という区切りの意味と行い方
あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。早速ですが本日は一般的には<七草粥>や<松納め>の日として知られています。そしてもう一つ<人日(じんじつ)>という「五節句」の一日でもあります。昨年12月の<すす払い>から始まり年末まで年末年始の歳神様をお迎えしおもてなしをするお正月行事についてのお話をしてきました。さて今日はいよいよ1月7日<松納め>の日となりこれからは歳神様をお送りするための行事が続きます。ここまで皆さまは歳神様をお迎えしおもてなしをしていただき歳神様も皆さまも共に新年をお祝いすることができました。今日からは歳神様をお送りするための行事や頑張って準備してつつがなく過ごせたお正月の疲れを癒したりお供え物を下げてきていただくなどお正月を「しまう」行事が続きます。お正月の「しまい方」を正しく理解することでいらしてた歳神様にも安心してお帰りいただけるとともに皆さまも師走からバタバタしていた年末年始の疲れをちゃんと癒して取り除くことができます。きちんと理解してお送りしてさしあげないと歳神様はお帰りになることができませんし皆さまの師走からお正月にかけてのお疲れもスッキリしないことでしょう。ということで今日は1月7日に行うべきことの由来ややり方についてお話していきますね。1月7日は<松納め>と言い飾っていた<門松>や<しめ飾り>を取り外してお正月が終わります。(地方によっては異なります)<元旦>から<松納め>までを「松の内」と言い歳神様がいる期間です。取り外したお正月飾りは1月15日の<どんど焼き>で燃やします。またこの日は「七草の節句」とも言われ前日に積んだ「春の七草」を7日の朝に包丁でたたいて粥(かゆ)に炊き込んで<七草粥>を食べます。この七草は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら,ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)」のことですが、今はスーパーやデパートで「七草粥セット」として販売されています。元々はこれだけの草を前日に実際に摘んでくることはほとんどできないですからとりあえず摘んできた草を「七草」と称してお粥を作っていたもので台所にある「大根の葉」を刻んで作ることでもいいのです。このように<七草粥>では使う七草がどのようなものかというよりは「桶の上にまな板を置いておまじないの歌を歌いながら音を立てて草を刻み込むことが重要」すなわちこの行為が「厄払い」になっていたのです。そして1月7日は<人日(じんじつ>とも呼ばれ五節句の一つとされていました。五節句とは古くから続く節句の中でも江戸幕府が特に重要なものとして定め公的行事祝日としたため庶民にの広まったものです。1月7日 人日(じんじつ)3月3日 上巳(じょうし)5月5日 端午(たんご)7月7日 七夕(しちせき)9月9日 重陽(ちょうよう)の5つ節句のことです。<人日>の由来はこの日に古来中国でその年の人間の運勢を占ったということによります。いかがですか?1月7日が<松納め>であったり<七草粥>を食べるということはなんとなく知っていることかと思いますがその意味するところをハッキリと理解していただけたかと思います。<人日(じんじつ)>については初耳!という皆さまも多くいらっしゃるかと思いますが「五節句」の一つとしてちょっと覚えておいてくださいね!さてさて今日は1月7日当日ですがまず<門松><しめ飾り>を取り外してくださいね。(そのままゴミ箱には捨てないで!)そして「七草粥セット」か自宅の冷蔵庫の中にある大根の葉などをまな板の上で音を立てて刻んでお粥を炊きましょう!新年になってから風が冷たく寒い日が続いています。<七草粥>で温まりちょっと食べすぎたお正月の胃腸を整えしっかり厄を払ってくださいね!! by マミー追伸:鏡餅は1月11日の <鏡開き>まで飾って おいてくださいね!