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漫画大好きりょう(@mangaryou)です。

(o_ _)o))

 

 

無能なナナ5巻が発売されていたので、今回はその感想になります。

 

無能なナナ5巻のあらすじは、メインヒロインであるナナの直属の上官である鶴岡さんが初登場すると同時にナナが所属している組織の今後の目標が人類全体に対し能力者を『人類の敵と認識させる』ことであり、それを餌に政権を手に入れることであることが明らかになりました。

 

政権絡みの生々しい展開になってきたり、ここまでの『能力者を無能力者のナナが暗殺していく』という物語から大きなターニングポイントを迎えた1冊でした。

(;゚д゚)ゴクリ

 

 

大まかなあらすじを触れたところで、無能なナナ5巻の感想になります♪

※ネタバレ注意

 

鶴岡の性格と目的

 

5巻にてナナの上官である鶴岡タツミが能力者が集められた島で相次いでいる死亡/失踪事件の説明責任を果たす為に軍隊系の部隊を率いて登場しました。

 

が、鶴岡は島に到着後に生徒たちを集め話を始めるも、島で起こっている事件に対して説明するのではなく、話の論点をずらし能力者たちを殺し合わせるよう焚き付ける始末でした。

 

元々ナナの上官であり、人心操作などを始め人を理解し適切に誤情報を与え操ることが得意な人間なのでしょうが、能力者とは言えまだ幼い子供たちを死地に追いやるような発言を悪びれる様子もなく淡々としている姿からは狂気を感じる展開でした。

(´-ω-`;)ゞ

 

 

 

また、5巻にて鶴岡の性格が良く分かる展開も描かれました。

 

そのシーンとは、重傷を負ったミチルをどうにか救って貰えないかと懇願してきたナナに対してのシーンであり。。。

鶴岡『”人類の敵”ではあるがお前の友人だったというのなら手を尽くしてやりたい 敵を許すこともまた人間だけが持つ強さの証だ』

引用:無能なナナ5巻

 

ミチルは人類の敵と名称される『能力者』ではあるが信頼する部下であるナナの友人であるというのであれば最善を尽くすと素晴らしい上官風の内容で約束をしてくれました。

 

が、ナナが居ない場では平然と死体袋に詰め込んだミチルに銃弾を浴びせるなどナナとの約束を守りミチルを助ける気は一切ない姿も描かれました。

(;^_^A アセアセ・・・

 

 

 

と、ここまでを見ると鶴岡は能力者に恨みがある様にも思えるのですが、どうやらそうでは無いようです。
 

そう思える展開は、橘ジンと名乗る能力者に変身出来、変身した能力者の能力を使用できるという化物染みた能力者と出会った際に鶴岡は。。。

ジン『君に非情な命令を下しているかの鶴岡先生は私を仲間に誘ってきたんだ』

引用:無能なナナ5巻

 

ジンの発言が真実であると仮定するなら鶴岡は最強格の能力者であるジンを仲間に引き込もうとしたことになり、鶴岡の性格というのは利用価値の有無であり損得勘定が中心にある可能性が高いと考えられます。

 

ジンがナナに告げた言葉以外にも鶴岡が自分にとって有益かどうかで判断している可能性が高いと思える展開が5巻では描かれており、ナナの後輩(替えの暗殺者)を島に送り込んだというのが決定的だと思っています。

 

ナナとの約束を平然と破ったというよりも、元より鶴岡にとってナナは利用するだけの駒であると考えていたのは観て獲れます。

 

ナナ(暗殺者のカード)が使い物にならないので、新しいカードを送り込んだと考えれるのが自然ですし、時折見せる人間味に溢れた姿は偽りであり鶴岡は誰にも本心を見せることなく使える駒を使い捨てにし自分の目的を達成しようとしている冷徹な人間だと考えています。

(´-∀-`;)

 

ナナの決意で泥沼へ?

 

ジンにより鶴岡の本心を知ったナナは、自分がこれまで鶴岡や組織に利用されていただけであることを悟りました。

 

その結果として。。。

ナナ『私はもう誰かの言いなりにはならない』

引用:無能なナナ5巻

 

誰かの言いなりにならないことを決意するという展開で無能なナナ5巻は終わりでした。

 

 

元々鶴岡により訓練を受けてきたナナは心理面がかなり優れており、4巻にて殺害推定という情報が偽りであることを確信していましたので当然と言えば当然の決断だとは思います。

 

が、問題は今後ナナがどう立ち回っていくのか?という疑問です。

 

ナナ1人では鶴岡達組織に立ち向かうことは出来ないでしょうし、ナナが暗殺を働いたことを告白しない限り能力者の仲間も増えないはずですからね。

(―‘`―;) 

 

 

おまけにナナが怪しいと睨んでいるキョウヤには『島に妹を探しに来た』という発言をしてしまった事でかなり怪しまれてしまったというか、ナナが能力者ではないという事に対しての確信を得られてしまった可能性が高いです。

 

キョウヤの趣味や大人びたというより古臭い言動を考慮すると可能性として最も高いのは、キョウヤが島に来た理由は『妹ではなく娘』を探しにきている可能性が高く、過去に心が読めるというナナに対してそのことを打ち明けている可能性も十分ありますからね。

 

キョウヤの口からナナが殺しの犯人であることが打ち明けられてしまえば、ナナが能力者から信頼を得ることは難しく孤立無援状態に陥る可能性すらあると感じているほど状況は悪いと感じています。

(゚□゚;)アワワ

 

まとめと評価

 

物語が大きく動きだした展開でした。

 

組織の命に忠実な犬だったナナがミチルとの出会いをきっかけに変わり始め遂には誰かの言いなりにはならない!と決意を固めたわけですからね。

 

今後は自分の意思で自分が正しいと思うことをしていくわけですが、鶴岡や組織を相手にするには間違いなく能力者の協力が必要不可欠ですが、これまでナナがやってきた事を知られてしまえば誰もナナに協力するわけはありません。

 

ここから物語がどう展開していくのか?というのが非常に楽しみな展開であり、早く続きが読みたいって素直に思える内容でした♪

((o(> <)o))

 

 

橘ジンを含み、まだまだ強力な能力を隠し持つ人間は居るでしょうから、本当に泥沼まっしぐらなのかな?

 

先が楽しみ過ぎる無能なナナ5巻の感想でした!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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