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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


ロボット教室

 輪ゴムで動く投石型ロボットでピンポン玉を投げ、同一平面上に置かれた容器に納まる距離を競います。ロボットの改造と微調整を続けた結果、最高記録は、マナビオの歴代記録に並ぶ2.5mでした。


 マナビオのロボット教室で問われる内容は、学校とは大きく異なります。しかし、子ども達から

「習ったことがありません。」

と言う声を聴いたことはありません。


「どうすれば遠くかつ正確にピンポン玉を投げられるか?」

という問いかけに、子ども達は一生懸命取り組みます。その姿を見れば、ロボット競技が、子ども達の学ぶ意欲を強力に後押ししていることが分かります。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験・見学会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


湖畔の手づくりマーケット

 5/3,4、市原湖畔美術館で開催される「湖畔の手づくりマーケット」にマナビオが出店します。木製ぶんぶんゴマ(¥500-)と偏光板の万華鏡(¥800-)などを製作することができます。


 ぶんぶんゴマは木製なので適度に重さがあり、もの凄い勢いで回ります。小さなお子様でも安心して遊べるように木製の取っ手にしています。コマの表裏に好きな模様を描いて、回転速度による変化を楽しむのがこのおもちゃの面白さの一つです。

「ブーン」

と聞こえてくる音がどこから出ているのかに注目して、よく観察してみましょう。また、回す時の手ごたえも楽しいので、是非体感して下さい。糸が綺麗なカーブを描くところも見どころです。


 偏光板の万華鏡は、シャーレに仕込んだ2枚の偏光板を回転させることで、様々な色・影の見え方を楽しむことができます。好きな形を、刻々と色が移り変わるステンドグラスのようにデザインできます。万華鏡を光にかざして見たり、床や壁にできた影を見るのも面白いです。


 屋外イベントのため雨天は中止です。天気が悪い時は、お出かけ前に市原湖畔美術館(0436-98-1525)へお問合せ下さい。


スピード計算

 マナビオでは、算数の勉強前に「スピード計算」をやって頭の準備運動をします。


 「スピード計算」は、パソコンを使った計算問題です。100級から用意されています。画面下の電車が風船にぶつかるまでに正しい答えを入力します。ノーミスで100問連続正解すれば昇級です。


 通常、電車はゆっくり進むのですが、要所の級(写真は89級)では、電車が新幹線となって、制限時間が短くなります。89級は、20以下の2桁と1桁の繰り下がりのある引き算を学びます。100問の計算問題には、繰り下がりのない簡単な問題も混ざって出題されます。簡単な問題が続いて油断していると、突然、繰り下がりのある問題が現れます。

「アレッ!?」

と答えにつまると、新幹線はあっという間に風船を割ってしまいます。


 お友達がやっているのを見て

「簡単じゃ~ん!」

と言って始める生徒は多いですが、クリアできる生徒は高学年でも少ないです。学校の宿題の計算ドリルは退屈ですが、「スピード計算」で迫る新幹線を見ながらやる計算は、ドキドキ、ハラハラします。


ロボ・バッター

 仮想世界のゲームが得意でも、現実世界で飛んでくる球を打つのが苦手な子どもは多いです。まして、打つために練習が必要となれば、子ども達は皆嫌がります。


 そんな現代の子ども達でも、球を打つロボットの操作練習は嫌でないようです。球を打てない現実をロボット改造をして補う余地があることが、子ども達のやる気スイッチをオンにするようです。


 バッターロボットは、頭上でバットをグルグル回転させます。遅い球を打つには十分な回転速度のように見えますが、実際にやってみるとなかなか当たりません。バッターロボットの改造を続けると、大抵、バットが巨大化していきます。そして、しまいには巨大化したバットを自分の手で持って球を打つ生徒が必ず現れます(笑)。


 球に対するバットの角度、バットの打面面積、回転速度など、ロボットが球を打ち返す条件はいろいろ考えられます。そして、その考察は、そのまま自分で球を打つ時にも応用がききます。それが、「理科的に見る」ということなのです。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験・見学会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


中国ゴマ

 囲碁を指す人工知能(AI)がトップ棋士を圧倒しました。このような技術的進歩は、今の子ども達が学ぶべきことに何か変化を及ぼすのでしょうか?


 私は「学習するプログラム」に興味があり、今回の囲碁や将棋、画像認知や制御を学習するプログラムなどの技術文書によく目を通しています。その度にこの疑問を反芻して得た結論は、

「将来の子ども達がつく職業(正確には職能?)には大きく影響を及ぼすが、今日的にマナビオが大事だと考える≪学ぶこと≫に変化はない。」

です。


 今日も生徒が手を使い、足でリズムをとって中国ゴマを回しています。現在、人間にしかできないと思われている多くの作業、例えば建築家が建物を設計したり、作曲家が音楽を作ったり、医師がレントゲンを見て診断を下したりする作業の一部をアルゴリズムが処理する時代が到来しても、人間が体験と体験を繋げ、選択をすることで思いもよらないものを生み出すことがあるはずです。子ども達が自らの身体感覚と共に知恵を高め、豊かな知識を基に技術を学ぶのは、そんな人間的創造性を得るためなのです。