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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

魚の解剖

 マナビオが開校して4年経ちます。そのわずかな期間においても生物を扱う実験は大きく変化しました。


 今から2年前、開校2年後までは、中級で生きた魚、上級では生きたカエルを解剖していました。


 現在は、内容を見直し、中級では虫を扱う実験にとどめ、上級でのみ魚の解剖を行なっています。しかも、生きた魚ではなくなりました。このような時代の流れの中で行う解剖実験は、貴重な体験機会です。


 虫や生き物が苦手な子どもも多いので、心配なさる保護者もいらっしゃいますが、実際に解剖をする子ども達のうち、ラテックス手袋に軽度のアレルギー反応が出たケースを除き、実験継続が困難だった子どもは、これまでいません。


 解剖実験が持つ意味と価値は大きいと思いますが、どうしても難しい場合は、その月だけ休会扱いにする対応も行っています。


ぼうえんきょうをのぞくと

 先日(2016/3/27)開催した「yotte2016-はるのま」では、「マナビオのぼうけん」として7つの課題を用意しました。


 小学生低学年でも分かる課題を中心に考えましたが、「保護者も一緒に考えられる方が楽しいかな?」との思いもあり、子どもだけでは答えることが難しい課題も盛り込みました。


 中でも、最も難しかった課題が、天体望遠鏡を使って3m先にある極小文字を読む「ぼうけん7:ぼうえんきょうをのぞくと」でした。


 手作りした天体望遠鏡は、ピント合わせ自体が難しいです。また、上下左右が逆さに見えるので、望遠鏡で目標を捉えることは、更に難しい課題でした。


 家族でいらした方々は、大抵、お父さん、お母さんが参戦されていました(笑)。


 なんでもないことなんですが、難しい課題ができた時、分かった時の嬉しさは、大人も子供も一緒です。保護者の方々が、「見えましたよ!」とニコニコしながら報告にくる姿を見ると、私もうれしい気持ちになりました。


春の光の中で

 受験を終えた生徒達が、3月、マナビオを卒業しました。そして、学年が上がる生徒達は、いつもとは違う、午前の明るい光の中で勉強をしています。


 中学生は、新しい学年を迎える前に、偏差値はもちろん、志望校判定の出る模試を受けています。


 いよいよ、新しい年度が始まります!


yotte2016-はるのま

 「手を使って考える」マナビオで、「学習とクラフト」をテーマにしたフェアを開催しました。


 館内全体を使った「マナビオのぼうけん」、キットパスを使ったワークショップやHands-on:登り人形を作ろう!、市原近郊で活躍中のハンドメイド作家さんによる販売、などをしました。


 くもり空でしたが、どうにか雨は降らず、沢山の方々にお愉しみいただきました。


 次回もご期待下さい。


鉄は燃える?

 3月の中級では鉄を使って、磁力、発熱、燃焼の実験を行います。


 実験に入る前の事前学習で

「鉄は燃えるでしょうか?」

ときくと、大抵の子どもは

「燃えませ~ん!」

と即答します。マナビオの生徒も同じです。ただ、言った後、

「いや、待てよ。コーチがする質問の答えはいつも自分の考えの反対だから...。」

と考え、

「鉄は燃えます!」

と勇気ある意見を述べる生徒もいます。


 自分の経験則に基づいて回答を選択するのも大切な経験です。しかし、このままでは科学的視点に欠けています。そこで、議論を始めるきっかけとなる言葉を投げかけます。

「えっ、本当?鉄が燃えるところを見たことある?」

すると、

「鉄は燃えないでしょう!」

「いや、何かを加えると燃えるかもしれないよ。」

「それは、加えた物が燃えているんだよ。」

と議論が始まります。


 実験教室でお友達と一緒に学ぶメリットは、このような話し合いができるところにあります。自分の意見を補強し、反論するには、相手が納得できる科学的意見が必要であることを子ども達は学びます。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験・見学会です。

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