現在のように正規の仕事に就く前、つまり専業主婦やアルバイト主婦の頃、
私はいつも疲れていました。
いつも体がしんどかった。
逆じゃないの?と思われるかもしれません。
でも、明らかに今のほうが元気なのです。
そのわけが、本書を読んでわかりました。
私は寝過ぎていたんです。
疲れが取れないから、体がしんどいから…
すぐに横になり、横になると眠ってしまう。
長時間の午睡は、夜の睡眠の質を下げる。
「メジャースリープ」という、1日の中で中心になる睡眠時間帯に必要な、「徐波睡眠」(深い睡眠)が激減してしまうそうなんです。
睡眠時間は短くても長すぎてもいけない。
睡眠時間が7時間台の人が1番長生きで、睡眠不足が影響する病気の有病率も7、8時間前後の睡眠で最低になる、というアメリカのデータもあるそうです。
今、私はだいたい11時半頃に寝て、6時半頃に起きます。
規則正しい生活をして、昼間忙しく働いているから、夜はコテンと寝てしまいますし、体も以前より疲れません。
それでも以前のクセで、たまの休みにお昼寝をしてしまうのですが、起きた後の体調は最悪です😅
お昼寝はせず、疲れた時に少し休むくらいにしておくのがベストだとわかりました。
また、子どもと接する仕事がら、
睡眠不足の子どもに注意欠陥・多動性障害や学習障害と似たような症状が出る
という部分も気になりました。
小学生は自分の眠気をうまく表現できないため、情緒的な反応を示したり、行動面で示すことになるからだそうです。
子どもに限らず、とにかく日本人は眠らなさすぎとのことで、特に働く女性は顕著らしいです。
睡眠不足に起因する経済的損失は年間3兆5千億円との試算もあるとのことで、
適切な時間と質の睡眠を取ることは、もはや国民的課題として取り組んでいかなくてはならないテーマだと思います。