貞彦459話  『和解の話になる』

 

 

日曜日のお昼、実家で
ぷう助のお誕生日会を
した。

両親と一緒にお祝いをする
誕生日は、ケーキを前に
して、母とぷう助が一緒に
座っているというだけで、

少し涙がでそうになる

くらいの幸せを感じる。

母が孫の成長を見る事と、

ぷう助と母が同じ時間を

生きることができている

今に、心から感謝している

私の横で、父は唐揚げを

つまみ食いしようとして

母に怒られるという、
相変わらずな家族。

お誕生日会が終わった後は、
ぷう助にランドセルを
買ってあげたいという母の
希望で、タクシーを呼び
ランドセルの専門店へ向かう。

母はずっとぷう助にランド
セルを買ってあげたいと
いっていて、色々なお店の
カタログを見ては楽し
んでいた。

安いやつでいいよと
言ったところで聞く耳を
持たないだろうし、ぷう助
のために節約することが
生きがいだろうから、
遠慮なく母とぷう助が
満足するランドセルを
買ってもらう事にして、
私も数年ぶりに両親と
ショッピングを楽しんだ。


その数週間後、四条先生
から裁判の経過を知らせる
書面が届き、貞彦さんの
訴えは通らなかったとの事。

貞彦さんが訴えていた
銀行の支店は、私の居住地
にあるわけでもなく、
何ひとつ関わりのある所
ではないというのが
おおまかな理由で、
その件とは別に裁判官
から和解の話があった
という。

でもすでに私は、貞彦
さんが下げてきた
財産分与と養育に応じて
いる。

本当は最終的にすべて
お断りしてもいいつもり
ではいるけど、裁判官は
どういう和解を思って
いるのだろうかと気に
なり、四条先生に電話を
して聞いてみた。


「裁判官もそのことは
 貞彦さん側に伝えた
 ようです。

 このまま裁判を続けて
 いくと貞彦さん側に
 不利な結果になるし、
 こちらが貞彦さんの条件を

 うけいれていると

 いうのは、なかなか

 ないものだという

 ような話をしていると

 聞いています。

 私もおそらくここで和解が
 成立すると思います。

 このままいけば財産分与は
 半分になりますし、養育費も
 算定表通りです。

 今なら、貞彦さんの条件を
 こちらが前面に受け入れて
 いるので少額ですみます。
 
 ただ、今までも想像の
 つかないことをしてきた
 人なので、絶対とはいえ
 ませんが」


その話を聞いて、私も
貞彦さんは和解に
応じるだろうと思った。

 

 

 

☆まだスマホがなく携帯電話が主流の時の

お話です。

 

☆個人の特定につながらないよう

一部の表現をかえています。

 

 

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いつもお読み頂きありがとう
ございます。
あと何回かの裁判で離婚が
決まり、ぷう助が小学生に
なる前で、お話を終了します。

終わった後は、そこから
現在に至るまでに起こった
いくつかの出来事、この
ブログに登場してくれた
人たちの現在、ぷう助の事、
伝えるつもりが抜け落ちた
部分などの投稿をしてから
ブログの更新を終わらせて
頂く予定です。

あと数ヶ月の更新になるかと
思いますが、お時間の許す
時に読んで頂けたら
幸いです。

皆様のおかげで、とても
幸せな時間を過ごさせて
頂きました。
ありがとうございます。

 

 

 

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確認すると、いつ入荷されるか

わからず、ご紹介できる日を

待っていました。

 

道を歩いていると、たまに

今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

最後の最後までお読み

頂きありがとうございます。

小さな一歩も、その一歩が

例えできなかったとしても

心の中で一生懸命、葛藤

した人が幸せに近づいて

いますように。

 

 

 

貞彦458話  『子供の成長』


銀行の口座開示は、例え
裁判で決まったとしても
隠している財産は無く、
引き続き四条先生に
おまかせするということで、
私は週末に行うぷう助の
お誕生日会をどうしようか
考える。

あっという間におしゃべり
をするようになり、一緒に

笑い合えるぷう助を思うと、

きっとこの先も、気が付けば
いつのまにか大人になって

いる日が来るのかなと思う。

あの時お腹にいたぷう助を

中絶する決断をした後、

どうしても押さえきれ
なかった、産みたい!
という感情を押し通し
たことで、この世に
ぷう助が存在している。

でも、あの日からずっと
心の奥底には
「本当にあの時、産んで
 よかったのか?」
という気持ちが潜んでいた。

貞彦さんと一緒に
暮している時、離婚を

するという道を目指し

ながらも厳し生活環境

の中で、産むという

判断は間違っていた

のではないだろうか
と思う事が少なくなかった。

家を出てからも、どんな時
だってぷう助は何よりも
大事だけど、パートで
疲れている時に限って
トラブルが続いたりすると、
そんな思いがまた浮かぶ。

浮かんだところで、
けして強い思いでは
ないから、すぐにまた
心の奥底に潜んでいく
のだけど、思いがゼロに
なることはなかった。

でも、誕生日を目前に
ここまでぷう助が
大きな病気や怪我をすること
なく成長してくれた姿を
見た時、初めて
「あの時、産むと決断した
 ことは100%正しかった」
と思うことができて、
心に潜んでいたものが
消えていく。

消えてから振り返り、
なぜずっとそんな思いが
潜んでいたのかを考えて

みると、それは
「ぷう助にとって
 この世に産まれたことが
 不幸なのではないか」
という不安からだった。

けれど例えお金が
ない貧困という立場でも、
父親に愛されていなくても、
母親である私の体が
弱くても、ちゃんと
幸せそうな笑顔のぷう助が
私のそばにいる。

そんなぷう助を見て、
子供は経済的な事情や
環境、両親などの
すべてがそろわず、
不平等な人生の
スタートラインが
不利な位置からだったと
しても、幸せに生きて
いくことはできるんだと
私が長い時間のなかで教えて

もらっていた。

 

 

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今日はよく猫を見かけるな…

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この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

DV,モラハラに会っている人が

週末をなんとか乗り越え、

その苦しみから解放されますように。

 

 

 

 

 

 

 

貞彦457話  『架空の財産』

 

 

5月。
貞彦さん側へ、財産分与と
養育費も提示された金額で
応じるという返答をしてから
3週間後、書面が届く。

その内容は、私が財産を
隠し持っているはずだから、
指定した銀行口座の残高を
開示しなさいという要求
だった。

私が所有している
口座はすでに証拠として
提出しているけど、貞彦
さん側はその他にも口座が
あることを疑っていて、
財産を隠し持って
いるはずだという。

私は夜、ぷう助が寝静まった
後に1人でこの書面を読んでいて
「えっー!」
と声がでてしまうくらい
の驚きと変な笑いまで
でてしまった。

いったい、どこに隠す
だけの財産があるのか…。

婚姻費用でやっと借りていた
敷金礼金を親に返した
というのに、貞彦さんは

本気で主張しているのか、

書面には私が財産を隠して

いるであろう銀行名と
支店が記入されている。

でも、私はそこにいくつも
書かれている銀行に
口座を1つも持って
いない。

離婚までの時間を引き
延ばすつもりなのか、
それとも本当に財産が
あると信じているのか
わからないけど、裁判官は
この訴えに対してどこまで
応じるのだろうかと思った。

財産分与の時は夫婦で
築いた財産を半分に
しなくてはいけなけど、
その口座を隠したりした
場合、裁判の決定に
よって銀行に開示して
もらうことができるという。

ただ、銀行のすべてを
調べて貰えるわけではなく、
銀行と支店名が必要である
という話は、調停をやって
いた時に、四条先生から
聞いたことがある。

そうなると、また裁判が
長引くのだろうかという
質問も含めて四条先生へ
電話をしてみた。


「こちらかお電話しようと
 思っていました。
 
 貞彦さん側が銀行と支店名を
 書いて、開示を求めてきて
 いるのですが、まぁみさんは
 その銀行に口座をもっていま
 すか?」

「いいえ持っていません」

「1つも?」

「はい」

「そうですよね。
 わかりました。
 そういったものは
 調停の時にコピーを
 提出してもらって
 いるので」

「裁判官は銀行に
 開示を求めるので
 しょうか?」

「いや、この書面をみる
 かぎり、もしそういう
 ことになったとしても
 一ヵ所の銀行支店に求める
 程度だと思います。

 相手方はなんだかんだと
 いってきますが、年内には
 離婚を決める予定でいます」

「今後、私が裁判所へ行く
 ような日はありますか」

「最後の日以外は今の所
 ありません」


貞彦さんは、勘でいくつかの
銀行と支店を書いていたけど、
裁判では居住地や職場近くの
銀行の支店などで開示を求める

ことが多いらしく、貞彦さんの

ような根拠のない求め方では、

認められないのではないかと

いっていた。

 

 

 

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今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

最後の最後までお読み

頂きありがとうございます。

ため息ばかりの今日を忘れて

しまうくらい、いい事が訪れる

明日になりますように。

 

 

 

貞彦456話  『裁判官が代わる』

 

 

4月。
ぷう助は保育園生活最後の
年になったけど、担任の
先生もかわることなく、
新しいお友達が1人だけ
転入してきただけで環境は

まったくかわらずに、
仲のいいお友達と毎日
楽しく遊んでいる。

私はパートとして
やる仕事はかわらない
けれど、会社の事業
拡大は続き、時には
ヘルメットと軍手を
して産業廃棄物の処理を
したり、トラックを
修理をするアシスタントを
したりと何でも屋さんを
兼業している感じで
忙しかった。

そんな日々のなか、
四条先生から郵便が届き
裁判のやり取りを知らせる
書面が届く。

貞彦さん側には、通常通りの
財産分与と養育費を要求
していたけど、結局返事は
こなくて、その返答は
裁判が行われる日の

ぎりぎりに来たという。

内容の主な主張は、
面会交流のやり方を
決め直してほしいと
いうもの。

ぷう助に会わせてもらえ
なくては、妻に虐待されて
いても気がつけないから
というような訴えが

書面に書かれている。

そして書面の残り5行に、
通常よりかなり減額された
財産分与と養育費が記入
されていて、
『この金額なら応じることを
検討するのは意味がある
ものとしている』
という文章でしめくくられていた。

「応じる」ではなく
「応じることを検討」
という、この言葉の使い方は
貞彦さんっぽい書き方だな
と思いながら、四条先生から
この書面を読んだら電話を
してほしいといわれていて、
すぐに連絡をする。

四条先生に取り次いで
もらい、最初に今回の
裁判について内容を
教えてもらうと、
新しい裁判官になった
という。

前の裁判官は移動になった
ということで、予定
通り財産分与と養育費の
話を進めたかったけど、
今回の裁判官は裁判官に
なりたての新人との事。

それでまた貞彦さんの
訴えている面会の方を
メインに養育費の話もして…
というような感じで、
まとめかかった話も含めて
あっちもこっちもと散らかり、
長引きそうな可能性が
あるという。

その話を聞き、裁判官にも
移動があることや、
やり方も色々なんだと
という事を知る。

ただ、そういう状態では
あるけれど、予定通り
貞彦さん側には提示された
金額に応じるという返事を
して良いかということで、

私は同意をした。

 

 

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現在は離婚して平穏に暮らしています。

 

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今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

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道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

人生は悲しい事だけじゃない

という未来が、今日も

涙を流した人に届きますように。

 

 

 

貞彦455話  『燃えた理由』

 

 

報告を受けた人たちが
入れ替わりながら
ベランダへ出て上を

見上げては
『あれか』
『こりゃ酷いな』
といいながら、写真を
撮ったり無線で連絡を

いれたりしている。

そして、私も消防の人に

ベランダへ来て欲しいと

いわれ説明を受けた。


「アパートの屋根の近くに
 雨どいがありますよね?」

「はい」

「あの横になっている雨どいでは
 なく、縦に下へ伸びている
 下へ雨水を排出する
 ほうの雨どいが少し斜めに
 ぐらついているんですが、
 その雨どいを支えている
 金具のような部分をみると
 緩んでいてそこが
 黒く焦げています。

 どうしかというと、
 おそらくこの雑誌が
 そこへ挟み込まれて
 いたからです。

 管理会社なのか誰かが、
 劣化などで金具が緩み
 雨どいがぐらついているのを
 修理するために、金具と
 雨どいの隙間にこの雑誌を挟み、
 雨どいがぐらつかないように
 したんだと思います」

「ここは建て替え予定で
 修理をしない方針みたい
 なので、そういった補修の
 しかたはなんとなく想像
 できるのですが、なぜそれが
 燃えたのですか」

「そっちの右下を見てください。
 タバコの吸い殻が下に
 いくつも落ちています。

 多分、向かいの建物の
 3階に住んでいる人が窓から
 吸ったタバコを投げ捨てて
 いるんだと思います。

 そのタバコがたまたま

 こちらへ投げられ雑誌へ

 のっかり燃え落ちてベランダに

 というような感じでは

 ないかと」


たしかにベランダは、タバコ
を投げたら簡単に届くくらい

近い位置にお隣のアパートが

ある。

消防の人は、燃えた雑誌から
わずかについていたタバコの
燃えカスも見つけ、さらに

別の雨どいと金具の隙間も

丸めた軍手を挟み補修
されているのを発見したという。

今までベランダにタバコの
吸い殻が落ちていたことは
なかったけど、ベランダの
周囲をみると、たしかに
落ちている。

この件は、消防の人が
向かいのアパートを
管理している人に電話を
して、住人にタバコの
ポイ捨てを注意するよう
即し、私が住んでいる
アパートの管理をしている
不動産にも、火災に繋がる
ようなものを使用しない
という指導をするという
ということで、無事に
解決することができた。

沢山の警察官や消防、
捜査をする人達が
帰り支度をしながら
『旦那さんじゃなくて
 よかった』
 

『はっきりわかって
 よかったよ、わからなかった
 ら今夜怖いもんな』

『この結果でご安心して
 いただけましたでしょうか?
 もし不安なことがあったら、
 なんでもいいので連絡
 ください』


と、気遣う言葉をかけて
くださり、本当にありがた
かったけど複雑な心境。

私が貞彦さんではないと
思っていても、通報登録を
していると何かあった時に、
警察や消防の人たちは
貞彦さんを念頭におく。

例え通報登録をして
いなくても、放火の可能性が
あったから大事になって
しまったのかもしれないけど、
登録をしている私だったから
さらに事が大きくなって
しまったのだと思う。

けれど、警察官や消防の

人が丁寧に細かく対応

してくれて、実際に

何かあった時はこうやって

来てくれるということも

わかり、ありがたくも

あった。

 

ただ警察官や消防、近所の人

にも心配をかけ、私も疲れた

1日になってしまい、タバコを

窓から捨てるのは本当に

辞めて欲しいと思った日だった。

 

 

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道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

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ありがとうございます。

今日の歩みが未来の不安を

1つずつ消してくれますように。

 

 

 

 

貞彦454話  『騒ぎが広がる』

 

 

 

消防署の人からは燃えカスの
状態を見ながら、こぼれ落と
してしまいそうなほど
たくさんの質問がとんでくる。


「いつ発見しましたか?」

「朝です」

「昨日はどうでしたか?」

「昨日の夜に洗濯物を
 取り込んだ時は
 ありませんでした。
 

 周囲にもこのような
 雑誌やゴミは置かれて
 いませんでした」

「見つけた時は、まだ熱が
 あったり臭かったり
 しましたか」

 「いいえ」

「おうちにマッチやライター
 ろうそくはありますか」

「ライターとろうそくは
 ありますが、日頃から
 子供には触らないよう
 言い聞かせています。
 
 一ヵ所にしまっていて、
 夜は私が家をでたりしない
 ので、子供が1人で火遊び
 というのは無いと思います」


警察に渡されていた紙の
記入を途中にしながら
返答をしていると、再び
ドアがのっくされ、今度は
事件などを捜査する
作業着の人が数人訪れた。

室内も人が溢れてしまい
玄関前で入れ替わりながら
ベランダを見にいくような
状態。

私は身動き取れず、消防と
捜査にきた人たちにも
警察と同じような書類を
渡され書きながらも、
四方八方から質問が
飛び交い誰に何を答えて
いるのかだんだんとわからな
くなりながら、同じ質問も
繰り返し返答を続ける。


「旦那さんは今どこに
 勤めていますか?」

「ここから3時間ほどはなれた
 ところに住んでいてい
 そこから近くの会社へ
 いっていると思います」

「今日勤めているというのは
 確実ですか」

「それはわかりません」

「旦那さんのお勤め先と
 連絡先をお願いします」


消防の人がそういうと
警察が


「いや、これDVの話だから
 とりあえず原因探してから…
 そっちはどうなの?」

「そうっすね…今、管理人
 に電話して上の階へいけるか
 許可待ちです。焦げ臭くないので
 火がつけられてから時間が
 たっているような」

「でも昨日はなかったという
 ことだし…ね。
 奥さんは旦那さんが
 関係していると思いますか?」

「いいえ、これは違うと
 思います」

「なぜそう思うのですか?」

「夫は、後先考えない
 嫌がらせをする
 人ではありません。

 アパートを燃やし他者の
 命もうばえば、死刑に
 なりかねないことを
 ちゃんと知っています。

 私には証拠に残る身体的暴力は
 いっさいふるわず、証拠に
 残らない法律をすり抜ける
 ようなことが得意な人です。

 そういった意味では短絡的に
 行動をする人よりも予想が
 つかないので危険な存在
 ですが、社会的地位を
 ほこりに思っている人が
 やるととは思えなくて」


質問に答えながらも、
ベランダと玄関の
外で待っている人と、
私への聞き取り調査を
する人が万電車の中を
行き来するかのように

移動する。

そのなかでまた、開けっ放し

になっているドアをノックされ
混みあっている室内を
すり抜けながら玄関へ
いくと、さらに応援で
呼ばれたような警察官だった。

私はサンダルをはき廊下
から外の通りをみて見ると、
道路にパトカー2台、消防車2台、
消防っぽい赤い車1台、覆面パトカー
に警察官の自転車が複数台の
大事件になっていて、ご近所
の方や遠くに住んでいる人も
お庭からこちらを見ている。

後でご心配をおかけして
しまったことを伝えに
いかなければと思いながら
玄関へ戻ると、部屋では
燃えた雑誌は夫がやった
ものではないというような
話になっていた。

その理由としては、私が
今まで警察にしていた相談の
記録内容や私の意見、居場所も
知られていないだろうという
ことなどがあげられていたけれど、
絶対的な証拠がない限り
疑いからはずすことはできない
よう。

消防の人は外へでて建物や周囲を
見に行き、捜査する人は
雑誌とベランダの周囲を360度
何度も見ては写真を撮っている途中、
外から消防の人が戻ってきて
室内にいる人達に詳しく報告

している。

 

 

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私が子供を望み、貞彦さんと
幸せな未来を思い描いている
シーンです。

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待っていました。

 

道を歩いていると、たまに

今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

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道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

 

最後の最後までお読み頂き

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DV,モラハラの自分勝手さで

家族みんなが嫌な思いを

しながら我慢している

家庭に、救いが訪れますように。

 

 

 

 

 

貞彦453話 『110番通報登録』

 

 

電話をして事情を話すと
すぐに
「これから向かいます」
といってもらい、引っ越して

きた当時、ぷう助を病院へ

連れていってもらう

ために電話をした119番

よりもあっさりとした

やり取りで不思議に思う。

でも、そんなことを
思っている場合じゃない!
と、慌てて散らかっている物を
片付けシンクの洗い物を
していると、近所の
交番から警察官が来て、
片付け途中の部屋を
通りベランダの燃えかけた
雑誌をみてから

「旦那さんは現在どちらへ?」

といわれ、私は転居時に
『110番通報登録』
していたことを思い出した。

この登録をすると、110番
をした時、事前に登録した
住所や名前などが警察で
すぐわかるようになっていて、
万が一電話越しに話が
できない状態になっていても、
すぐ駆けつけてくれると
いうようなシステム。

だから救急車を要請した
時よりも、やり取りが
手短だったんだと
気づく。


「夫はここから3時間くらい
 の所に住んでいて、
 今日も会社へ出勤して
 いると思います。
 
 ここの住所はおそらく
 ばれていないはずで、
 夫がこれをやったとは
 思えないのですが…」

「現在は、まだ離婚されてない
 というか…、ちょっと込み入った
 ことをきくことになってしまい
 ますが」

「まだ裁判中です」


ここでドアをノックする
音がまた聞こえ、玄関へ

行くとドアの向こうには

警察官が3人立っていて、

その向こうに見える外の

道路にはパトカーが止って

いた。

大事になってしまい
申し訳ないと思いながら、
3人の警察官にもベランダへ
行ってもらう。

3人のうち1人の警察官は
無線でどこかへ報告を
して、もう1人の警察官は
ベランダの周囲を見渡し、
1番若い警察官は私に
住所や名前を記入する
紙を書いてほしいという。

言われた通りに記入
していると、またドアが
ノックされ、今度は消防署
の人でパトカーの後ろに
消防車が止められていた。

すでにうちの狭い玄関には
靴が入りきらず、アパートの
廊下で靴を脱いでもらう。

 

☆まだスマホがなく携帯電話が主流の時の

お話です。

現在は離婚して平穏に暮らしています。

 

☆個人の特定につながらないよう

一部の表現をかえています。

 

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バナーの絵は、漫画家さんが
描いてくださった下絵です。
私が子供を望み、貞彦さんと
幸せな未来を思い描いている
シーンです。

漫画家さんと繋いでくださった

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【お気に入りの紹介です】

ブログでご紹介している

『ねこはるすばん』を描いている

町田尚子さんの絵本です。

 

ずっとネコヅメのよるをご紹介

したかったのですが、楽天で

確認すると、いつ入荷されるか

わからず、ご紹介できる日を

待っていました。

 

道を歩いていると、たまに

今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

週末を家族のために頑張った

人が明日、ゆっくり自分の時間を

すごせますように。

明るい未来を信じられない

毎日でも、生きて幸せに

なろうと頑張っている人が

笑顔になれる明日が来ますように。

 

 

 

 

貞彦452話  『不審物を見つける』

 

 

3月。
貞彦さん側には金額を
はっきりと示した書面が
そろそろ届いている頃で、

後はその返答を待つのみ

となり、保育園では新年度の
役員決めが行われ、私は

流れのままに役員となる。

在園中に1回は役員を
やらなくてはいけない
というルールで、ぷう助は
途中から入園して昨年は
役員希望者が多く、
自然と最後の年に役員を
やることになった。

最後の年は卒園関係の
取り決めが多く、役員の
仕事は大変だという。

だけど、なるように
なっていくものだと
思い、他に大きな出来事も
なく春の心地い陽気で
気分よく洗濯物を干して
いた朝、ベランダに
古い月刊誌が半分だけ
黒い燃えかすになって

いるものが落ちていた。

びっくりしながら
よく見ても、やっぱり
燃えかけた男性むけの
月刊誌で、こういう時は
どうしたらいいのか
混乱しながら、意味もなく
1度室内に入り早歩きで
うろうろする。

いたずらな放火だろうか…
もしかして私個人に恨みを
持つ人がいるとか…
と思った時、貞彦さんの顔が
浮かんだけど、貞彦さんは
こんなことをする人では
無いというのを、私が
1番よく知っている。

貞彦さんが何かやる時は
合法的な嫌がらせか、疑われて
も言い逃れできるような事
をやるから、いたずらに
こんなことはしない。

そう思うと本当に放火なのか、
どこからか風で飛んできただけ
なのかもわからず、アパートを
管理している不動産へ電話を
してみると、担当者がお休み
でよくわからないから警察へ
電話をするようにと言われた。

もし不審火といわれる
ものだったら危ないし、
すぐ警察へ電話を
してみる。

 

☆まだスマホがなく携帯電話が主流の時の

お話です。

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したかったのですが、楽天で

確認すると、いつ入荷されるか

わからず、ご紹介できる日を

待っていました。

 

道を歩いていると、たまに

今日はよく猫を見かけるな…

という日があるのですが、

この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

溺れてしまいそうな

毎日を生きている人に

救いの手が差し出され

ますように。

 

 

 

貞彦451話 『裁判の終わり方』

 

 

最後の打ち合わせを

するために、ずっと

通い続けた法律事務所へ

行く電車の中では、

久しぶりに緊張した。

事務所へ着き、個室で
先生が来るのを待って
いると、四条先生のほかに
お世話になった弁護士さんも
一緒に部屋へ来る。

「今日は養育費と財産分与の
 打ち合わせということで、
 2人にも参加してもらった
 ほうがいいかなと思いまして、
 いいですか?」

そういわれ、とても嬉しい

ことだったから承諾をした。

 

2人の男性弁護士さんは
裁判所へ行く時に、四条先生と

共に付き添ってくれた先生で、
たくさんおしゃべりをして
いる。

 

その先生がなぜ打ち合わせ
に参加してくれたのかは、
なんとなくわかった。

40代くらいの弁護士さんは、

民間企業で長い間勤めながら

弁護士さんになった先生で、

企業の内情に詳しく、仕事が
人生のすべてである
貞彦さんの発言を予測
するのが上手だった。

もう1人の男性弁護士さんは、
私が調停を始める時に事務所へ
入社している若い先生で、
物腰柔らかく勉強熱心な先生。

今回の打ち合わせは
貞彦さんの発言を予測
するのが上手な弁護士さんが
主動のようで


「養育費、財産分与は
 いらないということで、
 されどもらえるのに
 最初からいらないという
 のはもったいない話
 なので、離婚を1番にして
 もらえるぶんはしっかり
 もらうという方向で
 いいですか?」

「はい」

「ではまず、相手方は両方
 とも一切払わないと
 いっていますが、こちらから
 一般的な財産分与と養育費の
 額を請求しましょう。

 そうすると、おそらく
 相手方だって弁護士が
 ついていて何も払わないで
 終われるなんて思っては
 いないはずなので、
 こちらの提示より
 まぁまぁな減額をして
 提示してくると思います。

 その返答がきたらすぐ
 同意して離婚にしましょう。

 ただ、相手方はあまり離婚を
 するきがなさそうなので、
 離婚は成立しても、その後に
 もしかしたらまた訴訟のような
 ことをいってくる可能性が

 ないとはいいきれませんが、

 そのことに関しては
 離婚を先延ばしにしたところで、
 あまり関係ないような気が
 しますので、その時は
 その時で考えるというふうに
 したほうがいい思います」

「もし貞彦さんが一切
 払わないといってき場合、 
 どうするのですか?」

「まー、それは困りますが
 おそらくそうならないのでは
 ないかと思ってます。

 貞彦さんが今までやってきた
 やりとりを見ていると、
 サラリーマンのお手本に
 なるような見事なといいますか、
 そんな交渉をしてくるので、
 この感じであれば進むはずです」


そんな話をしながら雑談で

盛り上がったとは、四条

先生から離婚が決定した後に
どういう手続きをして
完全に終わらせるかという
説明を聞き、打ち合わせは
終わった。

 

 

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ました。

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最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

DV、モラハラにあっている

人が週末、少しでも嫌な

思いが減りますように。

 

大事なものを守ろうと、

倒れそうになっていること

にも気が付かずに頑張って

いる人が、必ず報われる

未来になりますように。

 

 

貞彦450話『最後の決断』

 

 

裁判は、調査官調査が
終わったことで親権と
面会交流の結果も見えて、
残るのは、養育費と
財産分与の取り決めに
なった。

この流れは一般的な
ものらしく、お金の事は
1番長引き揉めるから
お金以外の事を先に決め
るらしい。

貞彦さんは調停の時と
何もかわらない同じ主張で、
財産分与と養育費を
払う気はないといっている。

その主張を続ける限り
離婚は、はるか遠くの
ものになるけど、
私がお金を手放せば
終わりを迎えるはず
だから、何度も本当に
お金を手ばなして良いか
自問自答した。

気持ちは、ずっとお金を
手放すつもりでいたけど、
最後の一歩という決断が
できず、何週間か四条先生へ
連絡をしないまま、やっと
心を決めたところで四条先生へ
電話をする。

そして、養育費と財産分与は
受け取らないという方針で、
少しでも損のない終わり方を
する為、最後の打ち合わせを
することになった。
 

 

 

 

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たまに道を歩いていると、

今日はよく猫を見かけるな…

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この絵本を読んだ時、

道を歩く猫たちのひみつを

知ったような気持ちになり

ました。

ねこたちが大好きな、ある夜の

お話です。

 

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

このブログも、かすかに終わりが

見え始めてきました。

どうかDV,モラハラにあっている

人が自分の幸せを取り戻せますように。

 

辛さも悲しみも明日には

打ち消されてしまうほど

良い事がおきますように。