シーズン13 登場人物
主人公の女性3人組は、皆30代半ばの同級生です。
●山田日奈子
パンダの中学時代からの友人。シーズン12の翔くんの姉。
●芽衣
日奈子の高校時代からの友人。仕事に恋に熱心。
ダメンズを選びがち？出版社で働くキャリアウーマン。
●桃子
日奈子の高校時代からの友人。愛されキャラの２児の母。
子供は7歳の娘、すももちゃんと5歳のこもも。
デザインの在宅ワークをしている。
夫婦仲は良.…かったと思っていた。
●敦…桃子の夫。イクメンだと思われていたが、実際は…
不倫相手①守谷…敦が務める会社の社長（50代）の奥さん
（20代）3年前から関係は続いているダブル不倫。
不倫相手②浅野…10ヶ月前に合コンで知り合った。
浅野は敦のことをバツイチ独身だと思っている。
不倫相手③R…敦は土日が仕事だと思っている。
50代の社長夫とやってきた
20代の妻、守谷。
（※ちなみにこの守谷の苗字は
本当は守山ですが、多分
カモフラージュのために敦が
携帯に守谷と入れているので
今後もその呼び方で行きます。）
だいぶ、場違いな格好できた。
こんな格好で来た。
真っ白の、
パッツパツのパンツを履いて
CHANELのちっさいバックを
斜めがけにして、
赤いテカテカリップを塗って。
は？
なんであなたは、
小さなお子様もいるファミリーの
お宅のホームパーティーに
お背中丸出しでいらしてるの？
ええ、そりゃあ背中には
産毛1本ないですよ。
二の腕もツルスベですよ。
そのファッション自体は
いいと思いますよ。
でも
TPOッテゴゾンジデスカ。
コドモミエテマスカ。
ま、知らないか。
守谷
「あ〜おくさーん、
お久しぶりですぅー」
桃子
「お久しぶりですね。」
桃子は、いつも通りの笑顔で対応し
社長にもしっかりと
ご挨拶をしていた。
肩に布のある服で。
守谷
「お呼ばれ嬉しいですー。
これ、どうぞー。」
守谷が手渡したのは
シャンパン2本。
桃子
「あ、ありがとうございます！
あなた、戴いたわよ。」
敦
「おー、ありがとうございます。
少し冷やして
早速この後飲みましょう！」
敦はいつも通りの笑顔で
ものすごく自然な様子だ。
社長
「敦くん、なんかお洒落で
落ち着いた色合いの
すっごくいいお宅だね。」
そういう50代の社長は、
若々しくて、とてもお洒落な
イケオジだった。
不思議な日焼けとか
ギンギラギンにさりげない
アクセサリーもつけてない。
敦
「あぁ、インテリアは全部
妻の趣味なんですよ。
僕はもう任せっきりで。」
守谷
「へぇー。奥さんすごーい。」
守谷は一瞬桃子を
下から上まで見ていたが
今日はゆるふわなお団子ヘアーで
ナチュラルメイク。
動きやすいシャツと
ジーパンだけで
素敵な奥さん感漂う桃子は
守谷とは全くタイプが違う。
そんな会話が
繰り広げられている時、
リビング側の窓を開けてすぐの
庭の方で準備をしていた
シュッとした男A君が
私にこそっと話しかけてきた。
A男くん
「パンダさん。
社長の奥さん見て、
なかなかな感じだなって
思ってるでしょ。」
私
「なかなかとは。」
A男くん
「いや、普通あんな洋服で
人のお宅には、
こないじゃないっすか。
ちょっと、引いてますよね。」
私
「え？そう見えました？」
A男くん
「あ、いや、なんとなく(￣▽￣)」
いかんいかん、
ついつい私の目から
あんたなんやねんビームが
湧き出てしまっているようだ。
私
「まぁ…はい。あ、いや
お若いっていいわねーって
思ってます。
ちなみにあの奥さんとA男くんは
面識あるんですか？」
A男くん
「なんか社長と結婚する前に
飲み会連れてきたりしてたんで
多少は面識ありますけどね。」
私
「へぇ。」
なんだかまだここで
知り合ったばかりのA男くんに
根掘り葉掘りも怪しいかなと思い
ひとまず今のところ質問は
このくらいに留めておいた。
それから私たちは
一通り自己紹介などを済ませ
乾杯などをしてから
最初は、敦夫婦と社長夫婦が
そして私たちと男性陣、
子供たちに分かれて
談笑する時間が続いた。
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Pick Item
ここまで読んでくださってありがとうございます。
これまでのシリーズはこちら。
1.ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
2.武田さんの芝生『妊娠発覚。彼氏は既婚者だった。
3.紀子さんの芝生 『夫の不倫相手は、まさかのあの人。』
4.琴美ちゃんの芝生 「お笑い芸人の男。」
5..読者さんの芝生 「意見を聞かせてください。」
6.みどりさん親子の芝生 「父親の不倫を見つけました。」
7.春菜ちゃんの芝生『婚活アプリで結婚相手は見つかるか』
8.青木の芝生 男友達の告白
9. 紗子さんの芝生 「見て見ぬふりん。」
10. 百合子ちゃんの芝生 「運命の人の本性」
12、翔くんの芝生 「不器用で、愛すべき弟。」