あれから数日、
しばらくちょくちょくこの友人のことを
書く機会がありそうなので
名前を「海ちゃん」とします。
本人が話す気になるまで
詳細を聞いていなかった私ですが
2話に書いたLINEの後
わりとすぐに
詳細を教えてくれました。
海ちゃんLINE
「旦那の不倫相手さ、、
会社の部下だった。
旦那の会社って時々家族も呼ばれて
バーベキュー大会したり
餅つき大会したり
数ヶ月に1回集まるんだけど
そこにもいた子なんだよ。
うちの子供とも遊んでくれて
感じも良くて、、、いい子だと思ってた。
夫のこと疑ったこともなかったから
もちろんその子のことも
疑いの目で見たことなんか
1度もない。
疑おうとすら思ってなかった。
子供の顔も私の顔も知ってるのに
二人してなんで
そんな酷い事ができるんだろう。
⚪︎ぬつもりなんかないって
パンダに言ったけど
こんなに苦しいなら
いっそ私なんかいない方が
楽になるのかなって思ってしまう。
それに、私がいなくなった後に
あの二人に、あんたたちはそれほど
酷いことをしたんだよって
後悔させてやりたい。」
それから1分後
海ちゃんLINE
「ダメだ、こんなことパンダに送って。
ダメだね。
ダメだ、」
それから10秒後
海ちゃんLINE
「大丈夫。生きてるから。
生きるから。」
あぁ、、、もう、、
私はすぐに、海ちゃんに電話をかけた。
まだ話す気持ちになれないって
そう言われたけど、でもかけた。
海ちゃん電話
「・・・」
私電話
「海ちゃん!!!」
海ちゃん電話
「うぅっ、、、、
うぅぅぅぅぅぅぅ、、、
あぁぁぁ、、、」
電話越しに海ちゃんが、
泣き崩れていた。
悲鳴みたいだった。