人の家族は、見た目ではわからない③

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あれから数日、

 

しばらくちょくちょくこの友人のことを

書く機会がありそうなので

 

名前を「海ちゃん」とします。

 

 

 

本人が話す気になるまで

詳細を聞いていなかった私ですが

2話に書いたLINEの後

 

わりとすぐに

詳細を教えてくれました。

 

 

 

 

海ちゃんLINE

「旦那の不倫相手さ、、 

 会社の部下だった。

 

 旦那の会社って時々家族も呼ばれて

 バーベキュー大会したり

 餅つき大会したり

 数ヶ月に1回集まるんだけど

 そこにもいた子なんだよ。

 

 

 うちの子供とも遊んでくれて

 感じも良くて、、、いい子だと思ってた。

 

 

 夫のこと疑ったこともなかったから

 もちろんその子のことも

 疑いの目で見たことなんか

 1度もない。

 

 疑おうとすら思ってなかった。

 

 

 子供の顔も私の顔も知ってるのに

 二人してなんで

 そんな酷い事ができるんだろう。

 

 

 ⚪︎ぬつもりなんかないって

 パンダに言ったけど

 こんなに苦しいなら

 いっそ私なんかいない方が

 楽になるのかなって思ってしまう。

 

 それに、私がいなくなった後に

 あの二人に、あんたたちはそれほど

 酷いことをしたんだよって

 後悔させてやりたい。」

 

 

 

それから1分後

 

 

 

 

海ちゃんLINE

「ダメだ、こんなことパンダに送って。

 

 ダメだね。

 

 ダメだ、」

 

 

 

 

それから10秒後

 

 

海ちゃんLINE

「大丈夫。生きてるから。

 生きるから。」

 

 

 

 

あぁ、、、もう、、

 

 

私はすぐに、海ちゃんに電話をかけた。

 

 

まだ話す気持ちになれないって

そう言われたけど、でもかけた。

 

 

 

 

 

海ちゃん電話

「・・・」

 

 

 

私電話

「海ちゃん!!!」

 

 

 

 

海ちゃん電話

「うぅっ、、、、

 

 

 うぅぅぅぅぅぅぅ、、、

 

 あぁぁぁ、、、」

 

 

 

 

電話越しに海ちゃんが、

泣き崩れていた。

 

 

悲鳴みたいだった。

 

 

 

 

 

 

シーズン17−192 予感。

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登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に

突然やってきて色々暴露を始める。

 

児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で

誠との関係が判明した。

実家暮らし。その母親が強烈だが

誠はユリに100万円借りている?

 

この場にいる人(5名)

・誠 ・誠の母親 ・舞香さん ・舞香さんの父親

・紗栄子 ・電話の相手 香港にいるアンナ

 

 

 

お店を出て、紗栄子と別れ

舞香さんは父親と2人で歩く。

 

 

 

舞香さん

「・・・・・・」

 

 

舞香さんの父

「・・・・・・・・・・・」

 

 

 

舞香さん

「あぁっ!!!」

 

 

舞香さんの父

「どうしたんだっ!!」

 

 

 

舞香さん

「お姉ちゃんたちに

 電話繋げたままだった!!」

 

 

 

 

舞香さんの父

「えっ、えっ???」

 

 

 

舞香さん

「まさかまだ繋がってたり、、」

 

 

 

舞香さんがバックから

携帯電話を取り出す。

 

 

 

舞香さんの姉電話

「やっと気づいたか。

 

 ガサガサガサガサ、

 ずっとうるさかったから

 切ろうと思った。

 

 ちなみにパンダさんには

 一旦電話切ってもらった。

 

 あんな音が

 いつまで続くかわからないから

 聞かせられないでしょ。」

 

 

 

舞香さん

「ええっ!!じゃあ、、怒ってるかな・・」

 

 

 

 

全然怒ってないヨ( ・∇・)

 

むしろそれだけ、

緊迫してたんだなと思ってました。

 

 

 

そんなわけで舞香さんは

お父さんと近くのベンチに座り

慌てて、お姉さんとのグループLINE電話を

一旦切ってからもう1度

私も含めた状態で掛け直してきた。

 

 

 

舞香さん電話

「パンダさんっ!!ごめんなさい!!

 私、どれだけ失礼なことを!!」

 

 

 

私電話

「いやいや、こっちは家のことやりながら

 聞かせてもらってし

 時間も無駄にしてないし

 

 大変な状況をわかって

 電話繋げてたんだから

 何も気にしないでくださいな。」

 

 

 

舞香さんの姉電話

「お詫びに今度、パンダさんに

 牛乳奢ってあげて。」

 

 

 

私電話

「いやあの、ホットミルクね。真顔

 

(私のブログを、最近のシーズンから

 読み進めてくださっている方へ。

 私は時々、牛乳ぶほーとか

 やっちまう40歳児ですが、ごきげんよう。)

 

 

 

私電話

「って、そんな話じゃないですよね。

 舞香さんの大変な時に。」

 

 

 

舞香さん電話

「あはは、いや、、今のでだいぶ

 心が軽くなってますよ。

 

 さっきの短時間でも、

 いろんなことがありすぎて・・・」

 

 

 

舞香さんの姉電話

「そうだね、、もうとことん

 どうしようもないやつだったね。

 

 お父さん、その場にいて

 殴ってやろうとか思わなかったの?」

 

 

 

お姉さんが、側で話を聞いていた

お父さんに話しかける。

 

 

 

舞香さんの父電話

「そんなことは何度も思ったけど

 殴る価値もない話だっただろう?

 

 ・・・それよりもう、

 なんか変な夢を見てる気分だったよ。

 ドラマとか、そういう話の中でしか

 起こらないようなことというか。」

 

 

 

舞香さんの姉電話

「そうだね、他の女たちも

 随分強烈だと思ってたけど

 アンナはもっとやばかったよね。」

 

 

 

舞香さん電話

「やばかった、、、あのさ

 あとで紗栄子が、

 アンナの連絡先送ってくれるって

 そう言ってたけど、、、

 

 慰謝料とか請求して

 なんか逆上されたりしないかな。」

 

 

 

舞香さんの姉電話

「逆上?そんなことされたって

 上等じゃないの。」

 

 

 

私電話

「舞香さんには、心強いご家族がいますね。

 だから、大丈夫ですよ。」

 

 

 

なんて、そんなことを話していたが

 

 

 

お姉さんの予感は

 

 

 

本当になった。

 

 

 

 

 

 

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素敵な理由ね。

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ある日の午後、仕事の移動で

タクシーに乗っていた時

 

私は乗車してすぐに北斗の拳ばりに

パソコンのキーボードを連打中。

 

 

 

しかしそんなことは知ってかしらずか

その運転手さんがなかなかのお話好き。

 

 

 

申し訳ないですけど、

急ぎのメールもあったので

私は軽い相槌を打ちながら

聞き流していたのですが

 

なぜかふと会話の中で

運転手さんの前職の話になり

 

その内容は

あまり深くは覚えていないのですが

 

 

 

運転手さん

「この仕事はね、空が見えるから

 選んだんですよ。

 

 本当はパイロットになりたかったけど

 健康面でダメでね。

 

 でも、こうして毎日空が見れるんだから

 幸せですよ。」

 

 

 

と。

 

 

 

 

・・・・そっか。

 

 

 

私は、パソコンをパタンと閉じました。

 

 

そして、窓から空を見上げる。

 

 

 

 

「・・・・綺麗ですね。」

 

 

 

運転手さん

「でしょ。」

 

 

 

「はい 照れ

 

 

 

 

運転手さんのおかげで、

ほんの数分、空を見上げながら

気持ちをリフレッシュ出来ました。

 

 

 

そういえばしばらく私は

タクシーに乗る時といえば

 

時間をお金で買って、その間

仕事を終わらせる。

 

そんな感じで過ごしていたわけですが

頭を休めることも、育児や仕事において

良いパフォーマンスを生むために

大事なことですよね。

 

 

 

 

「空を見上げたくて選んだ仕事。」

 

 

 

 

運転手さんの夢、素敵ですよね。

 

 

 

ふぅ。今日は祝日ですが

私は仕事でございます。

 

 

空を見上げて、頑張るぞーーチョキ

 

 

 

 

 

 

 

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このお話は、私の5歳上の兄が

当時小学校1年生だった頃のエピソードです。

 

 

「母親から聞いた、当時のママ友の話 ①」

 

私と兄は両親が働いていた東京で生まれ

しばらく親子4人で暮らしていました。

しかし兄が7歳の頃祖父が倒れてしまい

長男だった父親が西の方にある実家に帰る形で

父の地元に暮らすことになりました。

 

当時私は2歳。母は福島生まれで

友達は0人。そんな中

兄がいじめられていることが発覚しました。

 

パンダ兄 7歳 小学1年生

健吾くん 7歳 パンダ兄と同級生

健吾くんの兄 9歳 小学3年生

健吾兄弟の母 高校教師

父親(夫)は何も言わない人だそうだ。

 

伊藤先生 パンダ兄の担任の先生

拓郎先生:健吾兄の担任の先生

 

佐伯さん:噂好きの40代ご近所さん

成人しているお子さんもいる。

 

本田さん:パンダ兄と同じクラスに、みゆきちゃん

というお嬢さんがいる。

 

山本さん:見た目は少しぶっきらぼうそうな印象だが

話すと優しい。5歳・7歳・9歳の男の子の母

小学校の PTA会長をしていて

自営業もされている。

 

 

 

健吾兄の母親は、

自分の息子をいじめたであろう

5年生の男子に会うために

 

その5年生が通う

そろばん塾の建物の前で

待ち伏せをしていたという。

 

 

 

パンダ母電話

「えっ、そろばん塾の前でっ?

 そんな、、それで、、?」

 

 

 

山本さん電話

「すぐに見つけて、私が急いで

 声をかけに行きました。

 

 なんでこんなことしてるんですか!

 って。

 

 そしたら

(親が対応しないんなら

 直接本人に言うしかないでしょ!)

 って、その建物の外で

 大きな声出すんですよ。」

 

 

 

その当時、近所の子供たち通っていた

そろばん塾というのは

神社の中にある建物を借りた

寺子屋のような場所にあった。

 

 

 

パンダ母

「そんな場所で大きな声って、、

 誰か、出てきたりしませんでしたか?」

 

 

 

山本さん電話

「出てきてましたよ。何人も!

 

 あそこは、行く時間だけ決まってて

 掛け算・割り算・見取り算なんかの

 問題を一通りやって、採点をして

 その修正が全部終わった人から

 帰れるんですよ。

 

 だから出入りがバラバラで

 子供達が何人もそこを通るんです。」

 

 

 

パンダ母電話

「それは。。もうきっと誰かに

 見られたり聞かれたりしてますね・・

 

 結局、その5年生の男子には

 会えたんですか?」

 

 

山本さん電話

「そんなことになる前に

 急いでその場を離れてもらいました。

 

 でも、、もちろんあの人が

 そんなことで終わるはずがなくて、、」

 

 

パンダ母電話

「・・・え、、、」

 

 

 

山本さん電話

「いったん家に帰ったふりをして 

 

 ・・・結局その子の家に

 行ったんですよ・・」

 

 

 

パンダ母電話

「え・・」

 

 

山本さん電話

「健吾兄の母がそろばん塾に行ってたって

 わかった後、

 

 すぐに学校に電話して

 念の為に5年生児童の母親のところに

 連絡を入れてもらったんです。」

 

 

 

となるとその当時、携帯などないので

先生たちはずっと学校で

待っていたことになる。

 

 

 

山本さん電話

「そしたらその10分後くらいですかね、、

 

 健吾兄の母が、

 家まで押しかけてきたと

 

 5年生児童の母親から学校に

 連絡が来たという流れで・・・

 

 もちろん私も急いで

 その子の家に行ったんです。」

 

 

 

家に行くとか、習い事の外で

人の親が待ち伏せとか

今なら考えられないようなことが

たくさん巻き起こっている。

 

 

 

 

「その時代だって、

 考えられないようなことよ」

 

と、パンダ母は言っていた。

 

 

 

 

まぁ、そりゃあそうか。

 

 

 

 

 

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シーズン17−191 終わらせてたまるか。

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登場人物

 

高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。

パート勤めをしており、

4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。

相談相手は実のお姉さん。(春香さん)

 

 高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。

ある日突然、好きな人がいるから

離婚したいと舞香さんに告げる。

相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。

 

鈴木紗栄子…土曜日の夕方、舞香さんたちの家に

突然やってきて色々暴露を始める。

 

児島ユリ…23歳。紗栄子の突撃で

誠との関係が判明した。

実家暮らし。その母親が強烈だが

誠はユリに100万円借りている?

 

この場にいる人(5名)

・誠 ・誠の母親 ・舞香さん ・舞香さんの父親

・紗栄子 ・電話の相手 香港にいるアンナ

 

 

 

 

アンナ電話

「お母さんにかなり甘やかされて

 手取り足取りなんでも

 やってもらったんだろうなーって

 思いますね(笑)」

 

 

 

アンナの茶化すようなものの言い方。

 

それはお義母さんじゃなくても

そばで聞いていてそれはそれは

気分のいいものではなかった。

 

 

 

誠の母電話

「それでもあなたには

 ご迷惑おかけしてないので。

 

 もう、いいですかこれで!」

 

 

 

 

アンナ電話

「はい、そもそも私は

 息子さんと話していたので

 お母様とお話をしていたわけでは

 ありませんから。」

 

 

確かにそれはそう。

 

 

 

アンナ電話

「いったん電話切るから、一人になったら

 また後で電話して。」

 

 

 

誠電話

「いや、あ」

 

 

 

ぶつ。

 

 

 

 

また電話を切られた。

 

 

 

 

誠の母

「あの女は一体なんなの!!!

 なんであんなのと遊んでたのよ!!

 

 最低女じゃないの!!」

 

 

 

やっぱり湯気が出ているかもしれない。

 

 

 

 

「母さんが急に、余計なこと

 話し始めるからだよ、、

 

 どうして黙ってられないんだ?」

 

 

 

誠の母

「あんたがだらしないからに

 決まってるでしょ!!」

 

 

 

舞香さんの父

「もう、親子喧嘩は

 家に帰ってからにしてくれませんか。

 

 こっちはそろそろ帰りたいんですよ。

 

 正直、浮気相手がどうだろうが

 もう舞香には関係ない。」

 

 

 

舞香さん

「・・・もう、、一体なんのために

 ここに来たのか、

 目的がわからなくなった、、」

 

 

 

つまり、なんかもうどうでもいい。

 

ここに皆を呼び出したことは

結果的に良かったと思っているが

 

どうしてついこの間まで

このロクデモない男と

結婚生活を送れていたのか

全然わからないのだ。

 

 

 

舞香さん

「あなた、また今夜も美波と

 連絡取り合うんだろうけど

 

 さっきのアンナとの会話も

 全部教えてあげたらいいわよ。

 

 それでもあなたと結婚したいなら

 もう、してあげたら?

 ここまでのことがあって

 それでも結婚したいなんて

 ある意味すごいじゃないの。」

 

 

 

「いや、、結婚なんかしないよ・・」

 

 

 

舞香さん

「どっちでもいいけど

 まぁこの先、頑張ってね。

 

 お父さん、もう行こう。」

 

 

 

舞香さんの父「あぁ、そうだな。」

 

 

 

「・・俺は、、これからどうすれば・・」

 

 

 

舞香さん

「私と離婚する以外は、

 何も変わらないよ。

 

 あなたの人生も、終わってないし

 私の人生も終わってない。」

 

 

 

そう、離婚する以外

自分の人生は終わってない。

 

終わらせてたまるか。

 

 

 

紗栄子

「お二人が出るなら、私も出ます。」

 

 

舞香さんの後を、紗栄子がついてきた。

 

 

 

 

 

 

 

紗栄子

「今後アンナに内容証明を送るなら

 私、住所わかりますよ。

 

 こっちの実家の住所ですけど。」

 

 

 

お店を出てすぐに、紗栄子がそう言った。

 

 

 

 

舞香さん

「・・・この会話もどこかで

 みられてそうなので・・・

 

 後で、、メールしてもらえますか。」

 

 

 

 

紗栄子

「あぁ、了解です。

 

 

 あと、、、あの、、、

 

 奥さんの最後の言葉を聞いて、、

 

 私は奥さんのことを裏切りましたけど

 もう絶対に敵わないって、、、

 はっきり分かりました。」

 

 

 

舞香さん

「え・・?」

 

 

 

紗栄子

「さっきおっしゃってた

 

 

(あなたの人生も、終わってないし

 私の人生も終わってない。)

 

 

 

 って、、あんな酷いことした人に

 あなたの人生も終わってないって

 

 ・・そんな言葉かけられるの、、 

 すごいです。

 

 

 それに

 

 (私の人生も終わってない)

 

 

 そうですよ、奥さんはこれからの方が

 絶対にすごい人になります。

 

 

 ・・すごい以外のボキャブラリーがなくて

 すいません、、、、」

 

 

 

 

紗栄子とは、分かり合えることなどない。

 

 

舞香さんはそう思っているし

これからもそうだが

心底憎らしい女とは、思えなくなっていた。

 

 

 

 

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