やまのぼり
先日、自身の小5のキャンプぶりに大分の久住山へ行き、登山してきました。今回はそんな久しぶりの登山、久しぶりの久住山を振り返りブログ記事にしてみます。妻、息子、母、僕の4人で牧ノ戸登山口から出発!うっすら登山道の景色は覚えていましたが、山頂までの距離感などは全くわからないまま一歩一歩進みました。その日の天気は曇。登山口では薄い霧雨?のような、濡れないほどの雨が降っていました。モヤ(霧かなぁ)もすごくて、15m先は見えないような状況でした。ずっと息子の体力と、天候が心配でした。でも、心配をよそに息子はずんずん登ります。↑これは登山口直後のコンクリート坂です。コンクリート坂終盤のモヤ。(後で調べたらこの辺りで山頂まで10分の1くらいの距離でした。まだまだ全行程の序盤です。)この先は木で作られた階段や岩の合間を抜ける小さな登りと時々下りがあるような道でした。途中、鉄のはしごで下りる所なんかもあり、急な坂が続くような感じではない、狭所、難所、がありました。その先はながーく緩やかで少し狭い山路、時々休憩し、息子としりとりなんかしながら登りました。細め(といっても2m程の幅はありました。)の登山道が終わると、ケルン(石を積んで山にした登山道である目印)がぽつぽつと続く幅広い(4~6m幅くらいでしょうか。)一見ほぼ平坦な道へ。(序盤は登りです。)この辺りで、『もうすぐ山頂かなぁ』との淡い期待がありましたが、、。(後で調べたら、この幅広い登山道の真ん中あたりまできて、約全行程の中盤でした。)ながーいですね、思っていたより、、。よく小5のキャンプで登ったなぁ、と当時の自分に驚きながらも、引率の先生方の苦労を今更ながら考えさせられました。それに、当時の自分より小さな息子もよくこの長く、所々険しい山路を付き合ってくれてるなぁと感謝しました。その、広い登山道を抜けると今度はまた岩の狭所、、左手は高い崖がそびえ立っていました。この辺りで、ちょっと限界を感じてきました、、。相変わらずモヤで、先が見えないので、その辺りでも、山頂の距離はおろか方角もわからないんです。体力の限界というより、途方に暮れるような感じでしょうか、、。人けのない山であれば遭難の危険もあるような状態ですが、そこは紅葉シーズン入りたての久住山です。人は絶えず見渡せばどなたかいる状況でしたので安心でした。その狭所の後はまさかの下り、、。富士山登山でも経験したんですが、登山中の下りは体力ももちろんですが、メンタルにかかる負担が大きいですね、、。これまでがんばって登ったのに、という思いと、山頂はより高いのに、一旦下るというもどかしさ、両方がメンタルとモチベーションを消耗させます。距離にして50m程の下り坂でしたが、足元がゴロゴロの不安定な坂というのもあり、僕は全行程で、一番きつかった気がしました。その下りが終わると左手に避難小屋と、トイレのある広い平地へ。ここで昼食にしました。確か、小学校のキャンプでもここで昼食にした気がします。そこではまだモヤがありましたし、少し谷間になっていたのもあって、風が強く寒かったです。寒い中昼食を食べていると食べ終わるころにはふわっとモヤが消え、快晴になりました。モヤが消えると山頂が見え、また、眼下には雲海が広がっていました。(正面が山頂、登山道は左手に登り右へ曲がる1.5Km程の行程です。近くに見えますが、まだまだ、、。)(モヤがはれて、下に雲海が見えてました。)昼食後のゴロゴロ石の坂道からは息子に余裕がなくなり、だんだんペースダウン。ここあたりからは赤い溶岩のような石が増えて来たので、『青、黄色、赤の石を全色見つけよう!』と息子へ声をかけて遊びながら登りました。すると、また息子もテンションが上がり、登るペースがUP途中、赤と黄色の石は見つけられました。気がつけば山頂目前。石探しで下ばかり見ていましたが、母の『わぁ、すごい景色だよ。』の声に顔を上げて見渡すと、本当にすごく綺麗な景色でした。それからは雲海の景色にも励まされ山頂まではすぐでした。ゆっくりペースと昼食時間込みで4時間ちょっとの行程でした。1786.5mすごく疲れましたが、それ以上に景色と、がんばった息子に感激しました。帰りは嬉しい驚きもありました。行きにモヤで全く景色が見えなかったエリアのモヤがはれていて、そこには紅葉の景色が広がっていました。いろいろ天候など不安はありましたが、結果的に最高の登山でした。それに、奇跡的に下山中に青い石を見つけ、息子と遊んでいたクエストもクリアしました。次は屋久島行きたいなぁ。屋久島、これまでにたくさんのお客様にお勧め頂きました。日程が合えばまた息子も一緒に家族で登りたいなと思いました。これで、僕の登山歴は、富士山、宝満山、久住山の3峰になりました。まだまだですね、、。宝満山は下りで通ったうさぎ道(名前がかわいいですよね。)が冒険しているようで、段差も少なく楽しかったです。宝満山にもまた登りたいです!