今朝こんなニュースを見ました。

すごく気になります!


オードリーの若林正恭さんの著書で、旅にかかわる優れた著書を表彰する「斎藤茂太賞」を受賞されました。

Amazonで注文しようとしたら6/6到着。

そんなに待てません。

最近ちょうどキューバの事が気になっていたので、個人的にはものすごいタイミング、これは読まないと!
と居ても立っても居られなかったんです。

帰りに自転車で本屋さんに寄って買いました。

家に帰ってすぐどんどん読み進めて、夕飯前に読み終わりました。


そこで本についてですが、
、、本や映画の感想はこれから読む方の事も考えるとなかなか難しいですよね。

例によって好きな内容と文だったか、で表すと僕は結構好きでした。

若林さんの描写がわかりやすく、こう、景色を想像しやすいので非常に読みやすかったです。

もうベタベタのベタ、ですが、キューバに行きたくなります。もともと行ってみたかったので尚更、、。
しかも行くなら出来るだけ早いうちに行きたくなる内容でした。


とここまで書いてみましたがやはり、、これから読む方の為にあまり内容に触れたくないので、僕がこの本を知って、タイムリーだなと思ったあたりを掘り下げることにしてみます。


最近、いろんな昨今の世知辛いニュースや、ちょっと大げさだけど日本の経済の事を自分なりに考える事が多くて、いろいろな事ひっくるめて、突き詰めていくとどうしても
「現代の日本って何だろう、どうなっているんだろう」
「資本主義って何だろう」
から、
「資本主義じゃない国の暮らしってどんななんだろう」
って考えて興味が湧いていたんです。

資本主義じゃない国というと身近なアジアにもありますが、その辺りの話って距離の近さや、身近な国際問題や歴史問題があって、日本との利害関係が出てしまいます。
今はそういうの無しに、純粋に資本主義とそれ以外という点で比較したり考えてみたくて、キューバが気になっていました。
いろいろと勉強してみたくなります。
そんなキューバへの興味は今回だけでなくこれまでも何度かあり、キューバ革命がテーマの映画や文献、それにネットで調べたりしていました。

そんな中、ひとり旅好き、キューバ知りたがり、海好き、南米好き、古いアメ車好き、の渦中にいる自分が、ちょうど読書欲が湧いていたタイミングで、自分にぴったりな内容です。
読まないわけにはいきませんでした。

内容に触れずに一言で感想を表すなら、
「なるほど!」
の一言。
一言だと薄いですよね、、、。
読んでない方でも言えちゃう、、。

もうちょっとだけ掘り下げると、
前半から中盤は思っていた通りのキューバのイメージ、日本との違いも想定していた感じです。
終盤に差し掛かるに連れてアレっそうなの??そんな感じなんだぁ。
と、個人的にはなりました。

資本主義の日本とそうでないキューバ、
海外旅行とカルチャーショック、
あたりまえと思っている事にふと疑問が湧く、
そんなキーワードに少しでも興味が湧く方にはすごく読んで頂きたい本でした。

あ、そうだ、あと若林さんが出演されている「7RULES」という番組を見ていた時に、(食パン屋さん「利」さんを追っていた回です。)
若林さんがぽろっと、
「なんとなくわかるなぁ、親父が亡くなってからの方が親父が身近にいて、会話できている感じがするんだよなぁ」
というような事をおっしゃっていたんです。

それがずっとどういう事なのかなって気になっていたので、この本がニュースになった時、若林さんのお父さんについてもこの著作の中で触れられていると知って、その点でも読んでみたくなったんです。

その辺りもこの本を読んでわかりましたよ。
よかった。

いろんな気になる事、知りたかった事がものすごくタイムリーにこの1つの本に凝縮されているような気がして、吸い込まれるように買って、読んで、じんわりと自分の中に浸透するような気がしました。

これまでの人生に、こんな事あったかなぁ。

少なくとも本を「知って、買って、読み終わる」までが自分史上最も短いケースでした。

今回本当に気になりすぎてサッと読んでしまったので、もう一度じっくり読んでみたいと思います。

すてきな本に出会えました。