靭帯損傷
こんな時期に・・・・・・。足首を捻挫してしまいました。
二年前に一度捻挫して以来です。
病院に行っている余裕が無かったので、結局応急手当をしただけなのですが、
ただ冷やしつづけるだけで果たして治るようなものなのか・・・・・・。
以前捻挫したとき、治りかけに駅の階段から落ちてさらに悪化してしまい、結局完治に数ヶ月かかったという経験があるので、甘く見られないです。
数日様子を見て腫れが引かなければ、病院に行かないと。
とにかく、松葉杖は大変不便なので、早めに外したいものです。
二年前に一度捻挫して以来です。
病院に行っている余裕が無かったので、結局応急手当をしただけなのですが、
ただ冷やしつづけるだけで果たして治るようなものなのか・・・・・・。
以前捻挫したとき、治りかけに駅の階段から落ちてさらに悪化してしまい、結局完治に数ヶ月かかったという経験があるので、甘く見られないです。
数日様子を見て腫れが引かなければ、病院に行かないと。
とにかく、松葉杖は大変不便なので、早めに外したいものです。
三連休
世間一般では今日から三連休ですね。
自分のところは今日で三連休が終わりです。
こんな時くらい土曜日を休みにしてくれても良いのでは、と思うのですが、
どちらにしても、オープンスクールのために練習をしたいので行かなくてはなりません。
この調子だと来週も毎日練習になりそうです・・・・・・。
しかし、小さなイベントとはいえ、祭は準備の頃が一番面白いのです。
いつも来て下さっている方もいるので、今度はどのようなマジックを演じようか、と今から楽しみです。
毎回、「どうせなら今までに見たことが無いような驚きを」ということで新しいマジックを考案しているのですが、
ここ最近のうちに、自分でもそこそこ納得ができる手順が作れたので、直前になって案に困ることは無さそう。
とはいえ、少しでも楽しんでいただけるよう、練習は十分にしておかないと。
ちなみに、この三連休はずっと「うたわれるもの 」をやっていました。
メインで感想を書く予定はないので、こちらのほうで少しだけ書いておきます。何を語ってもネタバレになりそうな作品なので、あまり長い感想はかけないのです。
友人たちから「どんでん返しが凄い」「絶対に驚く」と強く勧められて興味が湧き、先日借りてきた作品なのですが、
・・・・・・正直、予想以上でした。「こんなのアリか」と思わないでもないのですが、それにしてもこれには驚かされました。
ミステリというわけではないのですが・・・・・・。全体の仕掛けが、想像を遥かに越える大掛かりさで思わず感嘆。
今のところ、今年最も驚いた作品ベスト3に入るかもしれません。
また、それ以上にストーリーやキャラクターが良いので一見の価値はあるかと。こういった路線のものが嫌いでなければ、是非。
それでは・・・・・・。
皆様、良い連休をお過ごしください。
自分のところは今日で三連休が終わりです。
こんな時くらい土曜日を休みにしてくれても良いのでは、と思うのですが、
どちらにしても、オープンスクールのために練習をしたいので行かなくてはなりません。
この調子だと来週も毎日練習になりそうです・・・・・・。
しかし、小さなイベントとはいえ、祭は準備の頃が一番面白いのです。
いつも来て下さっている方もいるので、今度はどのようなマジックを演じようか、と今から楽しみです。
毎回、「どうせなら今までに見たことが無いような驚きを」ということで新しいマジックを考案しているのですが、
ここ最近のうちに、自分でもそこそこ納得ができる手順が作れたので、直前になって案に困ることは無さそう。
とはいえ、少しでも楽しんでいただけるよう、練習は十分にしておかないと。
ちなみに、この三連休はずっと「うたわれるもの 」をやっていました。
メインで感想を書く予定はないので、こちらのほうで少しだけ書いておきます。何を語ってもネタバレになりそうな作品なので、あまり長い感想はかけないのです。
友人たちから「どんでん返しが凄い」「絶対に驚く」と強く勧められて興味が湧き、先日借りてきた作品なのですが、
・・・・・・正直、予想以上でした。「こんなのアリか」と思わないでもないのですが、それにしてもこれには驚かされました。
ミステリというわけではないのですが・・・・・・。全体の仕掛けが、想像を遥かに越える大掛かりさで思わず感嘆。
今のところ、今年最も驚いた作品ベスト3に入るかもしれません。
また、それ以上にストーリーやキャラクターが良いので一見の価値はあるかと。こういった路線のものが嫌いでなければ、是非。
それでは・・・・・・。
皆様、良い連休をお過ごしください。
朱川湊人 「水銀虫」
期待の直木賞作家が描く鬱小説。
誰もが抱える水銀虫。彼らは人の心に寄生し、自殺へと導くのだ。読むほどに憂鬱になる、慰安と戦慄の七日間。
◆ ◆ ◆
朱川湊人の、久々に純粋なホラー短編集。
まず表紙のインパクトが強いです。 今年見た表紙の中で、最も印象に残るものかもしれません。
作者自身が「ジャケ買いもアリ」というほどのデザインで、これは一見の価値があると思います。
そして、内容もそんな表紙が表す通り、見事にダークなもの。
帯等の紹介からして、決して明るい話ではないというのは判りますが、 それにしても、ここまで暗い話ばかりだとは思いませんでした。
少なくとも、読み終わった後すっきりするタイプのホラー小説ではないですね。 初期の朱川作品に近い感じです。
ノスタルジーや切なさなどはほとんど無いので、「かたみ歌」や「わくらば日記」あたりが好き、という方にはあまり向いていないかもしれません。
一応、朱川さんらしく一つ一つの話にはそれなりの落ちが用意されてはいるものの、途中で読めてしまうものも結構多かったり・・・・・・。
落ちの意外性や全体の完成度で言えば、「薄氷の日」が圧倒的に一番で、次が「枯葉の日」でしょうか。 「薄氷の日」はお勧めです。最も怖い一編。
他の作品は、全体のダークな雰囲気を味わうのが良いと思います。
やはり、朱川さんは雰囲気作りが大変巧いので、ホラーも向いているのでしょう。
純粋なホラーを求める方には良いと思います。6点。
しかし・・・・・・。朱川さんはこのままホラー路線に戻ってしまうのでしょうか・・・・・・。 個人的には、今までどおりのノスタルジー路線で書いて行って頂きたいものです。
誰もが抱える水銀虫。彼らは人の心に寄生し、自殺へと導くのだ。読むほどに憂鬱になる、慰安と戦慄の七日間。
◆ ◆ ◆
朱川湊人の、久々に純粋なホラー短編集。
まず表紙のインパクトが強いです。 今年見た表紙の中で、最も印象に残るものかもしれません。
作者自身が「ジャケ買いもアリ」というほどのデザインで、これは一見の価値があると思います。
そして、内容もそんな表紙が表す通り、見事にダークなもの。
帯等の紹介からして、決して明るい話ではないというのは判りますが、 それにしても、ここまで暗い話ばかりだとは思いませんでした。
少なくとも、読み終わった後すっきりするタイプのホラー小説ではないですね。 初期の朱川作品に近い感じです。
ノスタルジーや切なさなどはほとんど無いので、「かたみ歌」や「わくらば日記」あたりが好き、という方にはあまり向いていないかもしれません。
一応、朱川さんらしく一つ一つの話にはそれなりの落ちが用意されてはいるものの、途中で読めてしまうものも結構多かったり・・・・・・。
落ちの意外性や全体の完成度で言えば、「薄氷の日」が圧倒的に一番で、次が「枯葉の日」でしょうか。 「薄氷の日」はお勧めです。最も怖い一編。
他の作品は、全体のダークな雰囲気を味わうのが良いと思います。
やはり、朱川さんは雰囲気作りが大変巧いので、ホラーも向いているのでしょう。
純粋なホラーを求める方には良いと思います。6点。
しかし・・・・・・。朱川さんはこのままホラー路線に戻ってしまうのでしょうか・・・・・・。 個人的には、今までどおりのノスタルジー路線で書いて行って頂きたいものです。
気になる新作
中澤さんの「Myself;Yourself」が気になるのは勿論ですが、
最近、気になる新刊が多いです。
先日も竹内真「自転車少年記」の文庫版が出ましたが、どうやらただの文庫落ちではなく、新規ストーリーなようで・・・・・・。
単行本は持っているのでスルーしていたのですが、そうとならば早く読まないと。
11月刊行のものだと、
西澤保彦の神麻嗣子シリーズ最新作「ソフトタッチ・オペレーション」(講談社ノベルズ)はやはり読んでおきたいですし、
何より、加納朋子「モノレールねこ」(文藝春秋)の刊行が楽しみ。
表紙絵・挿画は期待通り菊地健さんのようで、菊地さんの猫の絵のファンとしては、二重の意味で待ち遠しい作品。
表題作の評判も大変良いようなので、これは期待して良いと思います。
そして・・・・・・本ではありませんが11月はもう一つ、
映画「Saw3 」が公開される月でもあるので、こちらも観に行く予定。
R-18かR-15か、どちらにするかで何度も検討が行われた作品とのことで、ここまで来るとさすがに一般の人にはお勧めしづらいのですが、
結局R-15に落ち着いたので、安心して観賞できます。
来週にはオープンスクール等もあって忙しくなりますが、
せめてこれくらいの新作は抑えておきたいですね。
・・・・・・ところで、今日、半年ぶりに索引を更新しました。放置していて申し訳ありません。
作業をしていて感じたのですが・・・・・・。読んでいて感想を書いていない本も、全体の半分くらいありそうです。
まあ・・・・・・。これらに関しては、思い出したら感想を書くかもしれません。
とりあえず、近いうちに、東野圭吾「眠りの森」と朱川湊人「水銀虫」の感想はアップします。
明日が恒例の歩行祭もどきのイベント「歩く大会」で、それが終われば三連休なので・・・・・・。
今度こそ、本当に余裕が取れそうです。その間に感想書かないと・・・・・・。
最近、気になる新刊が多いです。
先日も竹内真「自転車少年記」の文庫版が出ましたが、どうやらただの文庫落ちではなく、新規ストーリーなようで・・・・・・。
単行本は持っているのでスルーしていたのですが、そうとならば早く読まないと。
11月刊行のものだと、
西澤保彦の神麻嗣子シリーズ最新作「ソフトタッチ・オペレーション」(講談社ノベルズ)はやはり読んでおきたいですし、
何より、加納朋子「モノレールねこ」(文藝春秋)の刊行が楽しみ。
表紙絵・挿画は期待通り菊地健さんのようで、菊地さんの猫の絵のファンとしては、二重の意味で待ち遠しい作品。
表題作の評判も大変良いようなので、これは期待して良いと思います。
そして・・・・・・本ではありませんが11月はもう一つ、
映画「Saw3 」が公開される月でもあるので、こちらも観に行く予定。
R-18かR-15か、どちらにするかで何度も検討が行われた作品とのことで、ここまで来るとさすがに一般の人にはお勧めしづらいのですが、
結局R-15に落ち着いたので、安心して観賞できます。
来週にはオープンスクール等もあって忙しくなりますが、
せめてこれくらいの新作は抑えておきたいですね。
・・・・・・ところで、今日、半年ぶりに索引を更新しました。放置していて申し訳ありません。
作業をしていて感じたのですが・・・・・・。読んでいて感想を書いていない本も、全体の半分くらいありそうです。
まあ・・・・・・。これらに関しては、思い出したら感想を書くかもしれません。
とりあえず、近いうちに、東野圭吾「眠りの森」と朱川湊人「水銀虫」の感想はアップします。
明日が恒例の歩行祭もどきのイベント「歩く大会」で、それが終われば三連休なので・・・・・・。
今度こそ、本当に余裕が取れそうです。その間に感想書かないと・・・・・・。
中澤工新作発表
・・・・・・というタイトルで記事を書き始めたら、中澤工氏(ご本人のサイトはこちら
)の紹介だけで普段の記事の倍以上の長さになってしまったので、新作発表に関することだけ先に書いておきます。紹介のほうは、いつかもう少しまとめて・・・・・・。
「Myself;Yourself(マイセルフ;ユアセルフ)」(公式サイト )
原案・ディレクション・プロデュースは中澤工氏、ジャンルは正統派学園恋愛アドベンチャー。
他のスタッフなどは公式サイトのほうに。
「Remember11」「I/O」とSFサスペンスものが二作続いた上、ブログのほうでも仄めかしていたので、今度はもしかしたら・・・・・・と思ったら、
本当に恋愛ものでした。
何年ぶりでしょうか。「Ever17」あたりはどちらかといえばSFサスペンスなので、「Never7」以来、あるいは「メモオフ」以来かもしれません。
・・・・・・しかし、ミステリやサスペンスではないのは予想できたのですが、まさかSFでもないとは。
これには正直驚きました。
もっとも、中澤氏の作品なら、ジャンルに関わらずどれも完全に波長が合うのは間違いないので、意外ではあったものの期待は大きいです。
若干女性に薦めづらくなる、というのはありますけどね・・・・・・。
タイトルを聞いて、咄嗟に「Remember11」を思い出したファンは僕だけではないと思いますが、
何となく意味深な感じで格好良いですね。相変わらず、タイトルのセンスは素晴らしいです。
これもまた、何か作品の真相に関連して二重三重の意味が隠されているような気がします。
中澤工氏といえば、プレイヤーの想像を遥かに越える奇想と、それを成立させる大量の伏線で有名な方ですので、タイトルが伏線になっていても不思議ではないはず。
とはいえ、インタビューによると、
「これまでの作品同様、主人公が複数いますが、でも”この先あっと驚く事実が!”ということはないので、あまりそこには期待しないでください(笑)」
とのこと。
・・・・・・と言いつつも、「プレイしてみて驚くような仕掛けはあることにはある」そうですし、インタビューやコメントの端々から、何らかの仕掛けがありそうな感じはするので、どうしても期待せずにはいられません。
中澤氏に「Ever17」や「Never7」は果たして”正統派”恋愛アドベンチャーなのかお聞きしてみたい気がします。
もっとも、ストーリー重視のゲーム、とのことで、仕掛けは無くても十分期待はできるのですが。
何より、様々な「センス」が一致する数少ない方なので、どのような展開でも楽しめそうです。
毎回毎回、中澤氏の新作をプレイするたびに人生観が変わる思いをしているので、今回も非常に楽しみ。
ストーリーはどうあれ、来年一番の期待作。
加納朋子、麻耶雄嵩に並んで、自分の人生に最も影響を与えてくれた方の作品なので・・・・・・。
今から応援させて頂きます。
とりあえず、自分の周りで再度中澤作品の布教を始めてみたり。
「Ever17」は今のところ、薦めた人全員から最大級の賛辞を貰っているので、こちらでも自信を持ってお勧めします。
「もう一つの新作」の発表も、今年中にはありそうなので、そちらもまた心待ちにしています。
・・・・・・しかし、とても気になることが一つ。
この作品は、原画担当のささきむつみ氏が、中澤氏が提示した三つの企画の中から一つ選んだものだということですが、
残り二つの企画、「ミステリータッチのもの」と「サバイバル的な緊迫した状況のもの」は、今後作られることはあるのでしょうか・・・・・・。
個人的に後者が気になって仕方がありません。いつか、これらも作って頂けると嬉しいです。
「Myself;Yourself(マイセルフ;ユアセルフ)」(公式サイト )
原案・ディレクション・プロデュースは中澤工氏、ジャンルは正統派学園恋愛アドベンチャー。
他のスタッフなどは公式サイトのほうに。
「Remember11」「I/O」とSFサスペンスものが二作続いた上、ブログのほうでも仄めかしていたので、今度はもしかしたら・・・・・・と思ったら、
本当に恋愛ものでした。
何年ぶりでしょうか。「Ever17」あたりはどちらかといえばSFサスペンスなので、「Never7」以来、あるいは「メモオフ」以来かもしれません。
・・・・・・しかし、ミステリやサスペンスではないのは予想できたのですが、まさかSFでもないとは。
これには正直驚きました。
もっとも、中澤氏の作品なら、ジャンルに関わらずどれも完全に波長が合うのは間違いないので、意外ではあったものの期待は大きいです。
若干女性に薦めづらくなる、というのはありますけどね・・・・・・。
タイトルを聞いて、咄嗟に「Remember11」を思い出したファンは僕だけではないと思いますが、
何となく意味深な感じで格好良いですね。相変わらず、タイトルのセンスは素晴らしいです。
これもまた、何か作品の真相に関連して二重三重の意味が隠されているような気がします。
中澤工氏といえば、プレイヤーの想像を遥かに越える奇想と、それを成立させる大量の伏線で有名な方ですので、タイトルが伏線になっていても不思議ではないはず。
とはいえ、インタビューによると、
「これまでの作品同様、主人公が複数いますが、でも”この先あっと驚く事実が!”ということはないので、あまりそこには期待しないでください(笑)」
とのこと。
・・・・・・と言いつつも、「プレイしてみて驚くような仕掛けはあることにはある」そうですし、インタビューやコメントの端々から、何らかの仕掛けがありそうな感じはするので、どうしても期待せずにはいられません。
中澤氏に「Ever17」や「Never7」は果たして”正統派”恋愛アドベンチャーなのかお聞きしてみたい気がします。
もっとも、ストーリー重視のゲーム、とのことで、仕掛けは無くても十分期待はできるのですが。
何より、様々な「センス」が一致する数少ない方なので、どのような展開でも楽しめそうです。
毎回毎回、中澤氏の新作をプレイするたびに人生観が変わる思いをしているので、今回も非常に楽しみ。
ストーリーはどうあれ、来年一番の期待作。
加納朋子、麻耶雄嵩に並んで、自分の人生に最も影響を与えてくれた方の作品なので・・・・・・。
今から応援させて頂きます。
とりあえず、自分の周りで再度中澤作品の布教を始めてみたり。
「Ever17」は今のところ、薦めた人全員から最大級の賛辞を貰っているので、こちらでも自信を持ってお勧めします。
「もう一つの新作」の発表も、今年中にはありそうなので、そちらもまた心待ちにしています。
・・・・・・しかし、とても気になることが一つ。
この作品は、原画担当のささきむつみ氏が、中澤氏が提示した三つの企画の中から一つ選んだものだということですが、
残り二つの企画、「ミステリータッチのもの」と「サバイバル的な緊迫した状況のもの」は、今後作られることはあるのでしょうか・・・・・・。
個人的に後者が気になって仕方がありません。いつか、これらも作って頂けると嬉しいです。
京極夏彦 「塗仏の宴―宴の始末」
- 京極 夏彦
- 文庫版 塗仏の宴―宴の始末
「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねえ」。その男はそう言った。
蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか?
ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴」の驚愕の真相。
◆ ◆ ◆
・・・・・・もう二週間以上前に読み終わっているにも関わらず、随分感想が遅れてしまいました。
「塗仏の宴」始末編。感想が書き辛い作品です。
支度編の内容に触れるとネタバレになってしまうので、曖昧な書き方しかできないのですが、
本書の印象を一言で言うなら、徹底徹尾「本末転倒」。
実際、「本末転倒」「どんでん返し」といった単語は、作中でも重要なフレーズとして何度も登場しますが、
最期の最期まで「本末転倒」な作品です。
良い悪いはともかく、本書のラストで明かされる真相には驚かされます。
ここまでやるか、と思わせられるような真実ですが、
同時に、この程度のことのために・・・・・・と呟きたくなってしまいます。
スケールも、大きいのか小さいのか判断がし辛いところです。
勿論、シリーズ中最も長いだけあって(支度・始末で一作と数えた場合)、スケールの大きさは過去作品を凌ぐものですが、
それ以上に、「宴」の準備に年月をかけすぎです。
・・・・・・これだけの年月、人数をかけて、その結果がこの「宴」というのは・・・・・・。虚しいような気もしてしまいます。
まあ、読んでいて楽しいので作品としては文句はありません。
レギュラーキャラは勿論、過去作品の登場人物まで様々な人間が登場し、シリーズ読者には嬉しい展開(実際のところ、自分はかなり忘れていましたが。細かなキャラクターになってくると、さすがに覚えていられないです・・・・・・)。
終盤は派手ですし、憑き物落しも圧巻。
相変わらず、ミステリではなく「京極小説」なのだなあ、と思わせられる話でしたが、これだけの厚さを読んだ甲斐はありました。
シリーズファンなら必読・・・・・・というのは言うまでもないですね。
ただ、これから読まれる方は、「支度」は勿論「姑獲鳥」の内容なども少し整理してから取り掛かったほうが良いと思います。
どうしても長すぎる印象はありますが、ラストは良かったので8点。
しかし、このクラスの作品を何度も再読できる方は凄いと思います・・・・・・。
京極夏彦 「塗仏の宴―宴の支度」
- 京極 夏彦
- 文庫版 塗仏の宴―宴の支度
宴の支度は整いました――。
京極堂、挑発される。
「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り ――たいです」。
答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団6つ。
15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第6弾。
◆ ◆ ◆
「邪魅の雫」ついに発売・・・・・・ということで、
購入してから丸二年間積んでいた本書を、ようやく読む機会ができました。
久々の京極堂シリーズで、登場人物もすっかり忘れてしまっているんだろうな・・・・・・と読む前はそんなに乗り気ではなかったのですが、さすが京極、すぐに話に引き込まれます。
意外と登場人物も覚えていたり。
中篇集で、しかも下巻で繋がる構成なので、いちいち話を整理していかないと先に進めないのですが、それでも一話一話のリーダビリティが高いので大した問題ではありません。
・・・・・・いや、実際は、下巻でわけがわからなくなることがしばしあったのですが。
少なくとも、「支度」時点では、そこまで気にしなくても良いと思います。ただ、「始末」の前に、登場人物などを一旦整理する必要がありますが。
「支度」のテーマは催眠術と新興宗教、でしょうか。
ほとんどの話に催眠術やら宗教やらが関わってきます。
・・・・・・催眠術はアリなのか? という疑問はあるものの、これはミステリではなく京極小説なので・・・・・・。
もっとも、ミステリとしてもそこそこフェアな使い方はされています。
「ひょうすべ」「しょうけら」あたりはなかなか巧いなーと。
単品で読んでも楽しめる出来です。
全体を通して見ると、「ぬっぺらぼう」と「おとろし」が特に目を引きます。
どちらも発表された当時は意外だったのでしょう。
今は、「始末」のあらすじでネタバレをされていたりするので、多くの人がその展開を先に知ってしまうと思うのですが・・・・・・。
何にしろ、シリーズとして「始末」が気になる終わり方です。
ちなみに自分は、「支度」を読む前、どころか京極堂シリーズを読み始めた頃にこの部分のネタバレを知ってしまっていたのですが、
おかげで某作品はとても楽しめました。むしろネタバレをされていて良かったとさえ思ったり。・・・・・・まあ、人によると思いますが。
「支度」はあくまで「支度」、本格的に話が動き出すのは「始末」。
「支度」だけでの評価は保留にします。
楽観的に
中間テストは無事終了――だったら良かったのですが、試験二日前に勉強を始めた人間に”無事”も何もあるわけがなく。
・・・・・・もう何も考えたくないです。
終わっても、今日はまた原稿・・・・・・。
何時が期限なのか聞かされていないのですが、それがかえって怖い・・・・・・。
明日で終わればいいな、と思いつつ、終わる気配が見えません。いざとなれば、このブログで書いてきた書評をいくつか取り出して適当に修正して出せば良いので、実はそんなに緊張感があるわけでもないのですが。
原稿が終われば、期末まではまだ時間があるので、当分はゆっくりできますね。・・・・・・テストの結果はひとまずおいておいて。
一年近く待った、加納さんの「モノレールねこ」も11月出版とのことですし、
今月末には中澤工の新作タイトルの発表も。
学校のイベントも多いですし。
・・・・・・それはゆっくりできるということになるのか? という疑問が一瞬よぎりましたが、
楽しみが多いのは良いことです。何事も前向きに。
とりあえず、原稿を書く合間にYouTubeで見たアニメ「パンプキン・シザーズ」とノンフィクション風ミステリ「放送禁止」シリーズがかなり面白かったので、明日にでも残りを見る予定。
前者は普通にストーリーが面白いので、誰にでもお勧めできます。
後者は、「ひぐらし」的な感じのドキュメンタリー風ホラーミステリ。よく出来ています。相当怖いですし、衝撃度も高いです。自分で解くタイプのミステリが好きな人にお勧め。
さて・・・・・・。そろそろたまった感想も書かないと。
・・・・・・もう何も考えたくないです。
終わっても、今日はまた原稿・・・・・・。
何時が期限なのか聞かされていないのですが、それがかえって怖い・・・・・・。
明日で終わればいいな、と思いつつ、終わる気配が見えません。いざとなれば、このブログで書いてきた書評をいくつか取り出して適当に修正して出せば良いので、実はそんなに緊張感があるわけでもないのですが。
原稿が終われば、期末まではまだ時間があるので、当分はゆっくりできますね。・・・・・・テストの結果はひとまずおいておいて。
一年近く待った、加納さんの「モノレールねこ」も11月出版とのことですし、
今月末には中澤工の新作タイトルの発表も。
学校のイベントも多いですし。
・・・・・・それはゆっくりできるということになるのか? という疑問が一瞬よぎりましたが、
楽しみが多いのは良いことです。何事も前向きに。
とりあえず、原稿を書く合間にYouTubeで見たアニメ「パンプキン・シザーズ」とノンフィクション風ミステリ「放送禁止」シリーズがかなり面白かったので、明日にでも残りを見る予定。
前者は普通にストーリーが面白いので、誰にでもお勧めできます。
後者は、「ひぐらし」的な感じのドキュメンタリー風ホラーミステリ。よく出来ています。相当怖いですし、衝撃度も高いです。自分で解くタイプのミステリが好きな人にお勧め。
さて・・・・・・。そろそろたまった感想も書かないと。
道尾秀介 「シャドウ」
- 道尾 秀介
- シャドウ
―いなくなるのよ―
いなくなって、どうなるの?
―いなくなって、それだけなの―。
その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。
父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。
父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?
話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。
◆ ◆ ◆
個人的に、今最も注目の「ミステリ作家」です。
本書も入手してすぐに読了したのですが、期待通りの傑作でした。
以下の文章には重大なネタバレはありませんが、事前情報は出来るだけ少ないほうが良い本ですので、
これから読もうと考えている人は、まず本書を読むことをお勧めします。
・・・・・・というわけで、感想ですが。
一言で言って、素晴らしいです。やはり本書も――これぞミステリ、と思わず言いたくなる作品でした。
読み始める前は、「骸の爪」のような大量の小技&伏線回収で挑んでくるタイプのミステリなのか、それとも「向日葵の咲かない夏」のような大どんでん返し一発系のミステリなのか、果たしてどちらなのだろう・・・・・・と想像しながら楽しみにしていたのですが、
実際に読んでみると、そのどちらとも微妙に違った感じでした。
本書は、まるでその中間のような作品です。
ストーリー自体は、どちらかといえば「向日葵の咲かない夏」に近く、じわじわと「影」が侵食してくるような雰囲気に覆われています。ある意味では「向日葵」以上に暗く、少なくとも読んでいて楽しい話ではありません。ただ、引き込まれる物語であるのは確かです。
しかし、「骸の爪」や「向日葵」と同様、真相が明かされるまで、ミステリとしての核心が何処にあるのか想像がつきません。
正直に言えば、「ミステリ・フロンティア」で、しかも道尾秀介作品だというのに、途中までは全くミステリだと感じませんでした。
まあ、これでミステリというのなら、叙述トリックか何かがどこかに仕掛けられているのだろうな・・・・・・くらいのことは思いましたが、だからといって仕掛けがどこにあるかも判らず、序盤は本当に、通常の小説だと思って読んでいました。
勿論、それは序盤のみの話。中盤くらいまで読むと、段段話の方向性が見えてきます。きっと真相はこういうことなのだろうな――と、一部の事件に関してはある程度推測も立ちます。実際、最も怪しい人物に絞っていけば、なんとなく話が見えてくるのです。
・・・・・・それが。
後半。一つの「真相」が明らかにされた瞬間から。
全てが覆されていきます。
驚愕、というよりは、呆然としました。
あれもこれも伏線、そしてミスリード。
序盤で何故ミステリらしくないなどと思ってしまったんだろう、と感じるほどに、
完璧な本格ミステリ。
途中で真相が見抜けた、と感じたにも関わらず、
読み終わって見れば、欠片すら真相をつかめていませんでした。本当に全てが予想外。
再読すると、あらゆる場面が初読時と違ったものに見えてきます。
これはもう・・・・・・ただ感嘆するしかないでしょう。
また、ミステリ部分のみならず「物語」としても綺麗な着地を見せているのが良いです。
暗い話ではあるのですが、決して後味は悪くありません。
そういった意味でも、道尾作品では最も人に薦めやすい作品です。
個人的には「骸の爪」のほうが好みですが、これもまた傑作であることには変わりありません。
9点。
疑いは捨てて、是非読んでみて下さい。
ちなみに、自分は東京創元社でサイン本を注文したのですが、
届いた本には名前だけではなく以下のような英文が一緒に書かれていました。
「Find the shadow!」
とても気の効いたメッセージです。読了すると、その意味が良くわかります。
副題の「Who's the shadow?」とあわせて、よく考えられているなと思いました。
このセンスは大好きです。
一週間のしごと
まあ、ただ原稿を書いていただけなのですが。・・・・・・中間試験一週間前に。
ただの書評に加えて、以前から言っていた「涼宮ハルヒ論」と「小説における読者の立場と不完全性定理の関係(要はメタフィクション論)」を一つに纏めたものを書こうかな・・・・・・と思い、実際途中までは書き上げたのですが。
・・・・・・固有名詞と代名詞の違いがわからず途中で挫折しました。何故こんな基本的なところで躓いてしまうのでしょう? 結局答えは得られないままです。
挙句、金曜日の時点で書評自体も書き終わらず、「どうしよう・・・・・・」などと思っていたら、
「提出期限延長」
・・・・・・そう来るか。
しかし、それなら先に言って欲しかった・・・・・・。
仕方ないので、今日からようやくテスト勉強です。ちなみにテストは明後日からです。
・・・・・・何とかなるはずです。
そんなわけで、今日は一日、図書館で勉強していました。
先週は原稿、今週はテスト勉強・・・・・・。
それが終わったら、すぐにオープンスクールなどもやってきますし・・・・・・。充実しているのは良いのですが、もう少し間隔を空けてほしいものです。
もっとも、先週は暇が無かったというわけではなく、
「塗仏の宴」含め数冊の本を読んだり、「DEATH NOTE」を観たり(BS-iが映らないので今期はこれのみ)する余裕はありました。
とりあえず、「DEATH NOTE」のアニメ版は凄いです。
原作を知っていても知らなくても、絶対に観る価値がある作品だと思います。お勧め。
小説では道尾秀介の「シャドウ」が良かったです。事前情報を知ってしまう前に、是非一読を。
詳細な感想については、テスト中に余裕があれば順次上げていく予定ですが、
それもテストの難易度次第なので・・・・・・どうなるかわかりません。
ともかく、今は勉強。
ただの書評に加えて、以前から言っていた「涼宮ハルヒ論」と「小説における読者の立場と不完全性定理の関係(要はメタフィクション論)」を一つに纏めたものを書こうかな・・・・・・と思い、実際途中までは書き上げたのですが。
・・・・・・固有名詞と代名詞の違いがわからず途中で挫折しました。何故こんな基本的なところで躓いてしまうのでしょう? 結局答えは得られないままです。
挙句、金曜日の時点で書評自体も書き終わらず、「どうしよう・・・・・・」などと思っていたら、
「提出期限延長」
・・・・・・そう来るか。
しかし、それなら先に言って欲しかった・・・・・・。
仕方ないので、今日からようやくテスト勉強です。ちなみにテストは明後日からです。
・・・・・・何とかなるはずです。
そんなわけで、今日は一日、図書館で勉強していました。
先週は原稿、今週はテスト勉強・・・・・・。
それが終わったら、すぐにオープンスクールなどもやってきますし・・・・・・。充実しているのは良いのですが、もう少し間隔を空けてほしいものです。
もっとも、先週は暇が無かったというわけではなく、
「塗仏の宴」含め数冊の本を読んだり、「DEATH NOTE」を観たり(BS-iが映らないので今期はこれのみ)する余裕はありました。
とりあえず、「DEATH NOTE」のアニメ版は凄いです。
原作を知っていても知らなくても、絶対に観る価値がある作品だと思います。お勧め。
小説では道尾秀介の「シャドウ」が良かったです。事前情報を知ってしまう前に、是非一読を。
詳細な感想については、テスト中に余裕があれば順次上げていく予定ですが、
それもテストの難易度次第なので・・・・・・どうなるかわかりません。
ともかく、今は勉強。