性的マイノリティーの子どもの親から学ぶ、不登校、発達障害の捉え方 | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

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不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 性的マイノリティーの子どもの親から学ぶ、不登校、発達障害の捉え方

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

 

土曜日の夜に、テレビのチャンネルを回していると、

 

Eテレのウワサの保護者会がやっていて、

 

性的マイノリティーの子どもたち(1)~誰にも言えない思い~

 

という番組がやっていました。

 

 

とても気になる内容でしたが、途中からしか観ていなかったので、

 

タイムシフトレコーダーで、再度観なおしました。

 

(普段はあまりTVを観ないのですが、こういう時にタイムシフトレコーダーは便利ですね。

 

ブログに適当に書けないので(苦笑)

 

 

 

気になる方は、

 

 

 

 

 

この日に出演したのは、尾木ママと、性的マイノリティーに悩んできたご本人3人と、その親御さん、

 

女装パフォーマーでゲイのブルボンヌさん、

 

ゲストのユージさんでした。

 

 

最初にセクシュアリティーとは何なのか?という話になった時に、

 

「尾木ママはオネエなの?」と質問されますが、どう答えたらいいのですか?

 

という質問が出てきました。

 

 

それに対して、尾木ママは、

 

「服装や言葉や好きな芸術など“表現する性”が多数派と違っている。


好きな芸術は、女と男の間かな。あるいは分野によっては

 

ぐっと男性に近づいていることもあれば女性に近づいていることもある。

 

グラデーションをイメージしてもらうと分かりやすいかなと思います。」

 

と答えていて、

 

性的マイノリティーもLGBTという、

 

Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、

 

Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、

 

Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった略称

のように

 

タイプ別にラベルをつけて、理解しようとしますが、

 

人それぞれ傾向や偏りも違い、

 

尾木ママのグラデーションという言葉が、とてもしっくりきました。

 

 

 

発達障害を、ADHD、アスペルガー症候群、自閉症、LD、など…

 

というようにラベリングして、

 

わが子の場合はどれに当てはまるのか?と調べて、

 

(過去の私のことですね…(汗)

 

アスペの、この傾向はあるけど、別の傾向はそれほどでもないし…

 

うちの子は困っているけど、いったいどの発達障害なのか…

 

と分からなくなって、困ってしまうこともあるかもしれませんが、

 

尾木ママの「グラデーション」という言葉が理解できたら、

 

そんな悩みも減るのかなと思います。

 

 

 

 

 

そして後半は、子どもが、性的に違和感を抱えていると、カミングアウトする時の、

 

親の受け止め方についての話になりました。

 

 

VTR出演していた保護者の方も、

 

子どもが勇気を出してカミングアウトをしてくれても、

 

最初は、ショックが強くて、つい、あなたはそうじゃないと思う

 

と否定してしまい、

 

子どもは分かってもらえないと感じていたようです。

 

 

そして、そのことがきっかけで親子の会話が少なくなり、溝ができてしまいました。

 

とお話していました。

 

 

親として受け止められるか、試される時かもしれませんね。

 

 

 

精神科医の針間先生が親の受け止め方について、以下のように言われていました。

 

 

~~~~~~~~~~~~~

 

●あまり本人の中で熟していないときには、カミングアウトできない


子どもが隠しているときに、無理やり言わせるのは、逆に苦痛を与えることに。


●子どもが悩むこと自体は悪いことじゃなく、自分自身を見つめて、自分のセクシュアリティーに向き合うことで、すごく考えが深まっていく。


●子どもが性的マイノリティーではないかと思っているのであれば、

“理解がある親なんだよ”ということを日常の中で何気なく示すのがいい


例)テレビを見て「こういう人・こういう生き方もあるよね」と言う


  性同一性障害の本を置いておいて「親も勉強しているよ」と伝える


●子どもがカミングアウトをしてきたときは、まず親がしっかり話を聞いてほしい。


子どもの気持ちからすると、いきなり「じゃあ精神科へ行くぞ」と言われたら、ショックを受けることもある。


親がしっかり話を聞くことは、お子さんにとって8割も9割も大事なこと。


これまでどおり子どもを愛するよ、ということを伝え、さらに相談にも乗ってくれるし、何かあれば学校や病院とやりとりしてくれるとなると、非常に心強い。

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

これって、不登校やひきこもりをこじらせない親の受け止め方に似ていませんか?

 

 

生まれた時の性別のまま、世間一般の「普通」の通りに生きた方が、

 

困難がなく、幸せに生きられるのではないか。

 

 

そうではないと、困難な人生になるのではないか。

 

という親の思いや不安があって、つい否定したり、受け止めるのが難しくなります。

 

 

ですが、世間の人の「普通」と同じように生きることではなく、

 

自分が自分らしく生きることが、その人にとっての幸せなのですね。

 

 

 

カミングアウトを親御さんに受け入れてもらった

 

性的マイノリティーのお子さんは、

 

~~~~~~~~~~~~

 

「100%理解してもらうことは、結構難しい。

 

でも、自分の親はカミングアウトを受けてから、本とか心療内科の先生に話を聞きにいったり、

 

情報を一生懸命集めて、理解しようとしてくれていました。

 

親が、私のことを愛してくれているし、とにかく一生懸命受け入れようとしてくれているんだって伝わってきたので。

 

それで本当に十分でした」

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

と言われているように、本当に幸せそうなのですね。

 

 

お子さんの性的マイノリティーを受け入れるために、

 

当事者の方に会いに行ったという親御さんがいて、

 

話を聞いていくうちに、この子達は、何もおかしくないし、悪くもない

 

ということに気づいて、

 

お子さんの性的マイノリティーを受け入れられるようになった

 

という話もありました。

 

 

 

不登校やひきこもりのお子さんも、不登校経験者の話を聞いて、

 

何かの理由で、一時的に学校に行かないことは、別に悪いことをしている訳ではない

 

今の日本では、学校で勉強して、社会に出て行くことが一般的だけど、

 

そうでなくても、幸せに暮らしている人はたくさん居る

 

ということが親子で分かれば、

 

悩みの半分はなくなるのではないのかと思います。

 

 

このように少数派の人を受け入れるためには、

 

多様性を認める、ということが必要になりますが、

 

他人からどう思われるか?を気にしていると、なかなかできません。

 

 

強い不安感を隠すため、見ないようにするために、

 

○○であるべき

 

△△しなければならない

 

という制限をゆるめる必要があるのですね。

 

 

すると、悩みの大半は解決します。

 

 

そうは言っても、どうやって制限をゆるめていいのか分からないという方、

 

こちらで お待ちしていますね^^

 

 

 

 

 

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