● お子さんの価値観より親の価値観の方が正しいと思っていませんか?【追記】
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
東京は夏休みになっても梅雨が明けませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
これまでの私は、不登校やひきこもりの親御さんからお話を伺うことがほとんどだったのですが、
最近は、不登校を経験し、大きくなったお子さんから、お話を伺う機会が増えました。
自分の心の中の葛藤を詳しく説明するのが難しい年齢のお子さんから話を聞くと、
こちらの推測になってしまいがちですが、
子どもの立場で、自分の心の中の葛藤を説明してくださる方がいると、
今まで学んできたことの検証をすることができて、
とても勉強になります。
以下、過去記事に追記しますね。
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お子さんが不登校になるまでの接し方などを伺うと、
何とか親の価値観から外れずに、子どもに育ってほしい
失敗も含めて、色々な人生経験をしてきた大人の考え方の方が正しい
子どもは、楽な方に流れてしまうから、親の言うことを聞いていた方が、有意義な人生が過ごせる
などなど…
こんな意識が伝わってきます。
親は正しい
子どもは間違っている
という意識だと、
お子さんの話から、お子さんの考え方や思い、
何に困っていて、何を求めているのか…
ということが分からなくなってしまいがちです。
子どもの立場からすると、親に否定されるのが怖くて、
自分の言いたいことが言えなくなってしまうのですね。
自分の正しさを、子どもに伝えないと、大変なことになる!
という不安から、自分の価値観を必死に押し付けようとしてしまい、
ご自分の考え方に合わないお子さんの話を、無意識にシャットアウトしてしまうからです。
すると、お子さんは、勇気を出して言おうとしても、
どうせ、親は自分が何を言っても分かってくれない…
と感じて、心を閉ざしてしまいがちです。
不登校やひきこもりに限らず、親子関係の問題の根本は、ここにあるような気がします。
親御さんから価値観を押し付けられたお子さんは、
その価値観通りにできない周囲の人だけでなく、自分も責めてしまいがちです。
こちらの記事に 共感ができない親について書かれていましたので、
一部引用させていただきますね。
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「(正しいことを)考えないことは、間違ったことであり、それを許すことができない。
それを正しい方向に導くことは正しい道である。」
このような正しい道に子供を導いていくうちに、子供が不登校になるのです。
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わが家の息子が不登校になる前の、情緒が不安定な頃
息子が友達にぞんざいな態度をとっているのを見た私は、
他人には親切にするべき
人の気持ちを考えるべき
と口が酸っぱくなるまで、繰り返し言い続けてきて、
勉強などのことより、人として最低限必要なことと、信じて疑わなかったのですね。
当時はUMIなどの心の学びをする前だったので、
自分の気持ちを大事にする
という発想もなかったので、今となってみれば、偏ったアドバイスをしていて、
「母さんは、他人の気持ち、他人の気持ちって言うけど、
じゃあ、自分の気持ちはどうなんだよ!」
と息子に言われましたが、あまりピンとこなかったと思います。
そして紹介記事にも書かれているように、
私が必死に、息子を正しい道に導いているうちに、
息子は心のエネルギーを奪われていきます。
友達に親切にしないと、友達がいなくなる
というイメージ通りのトラブルが起きて、
トラブルのストレスにに耐えきれずに、息子は学校に行けなくなる…
という宇宙の法則通りに、不登校になりました。
まずは、お子さんとの関係を良くするために、
親御さんのこれまで必死に握りしめていた価値観を
こちらで 手放してみませんか?
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応援ありがとうございました^^
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