不登校 自傷、自殺のリスクを抱えている子に必要な支援とは | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

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不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 不登校 自傷、自殺のリスクを抱えている子に必要な支援とは

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

 

先日の、小学生の男の子の自殺が報道されるなど、ここ数年の流れを見ていると、

 

死にたいと思うほど苦しんでいる子ども、

 

苦しさのあまり、それを実行してしまう子どもが、

 

低年齢化しているような気がします。

 

 

 

夏休みに入り、学校に行くのがしんどいお子さんは、

 

学校のストレスから一時的には解放されると思いますが、

 

夏休みの最後になると、1年で最も自殺者数が高くなるとも言われています。

 

 

学校に行くのがしんどいお子さんにとって、

 

夏休みが終わっても、学校のストレスも減っていないし、

 

ストレスを感じる学校にも行かなくてはならないと感じているので、

 

状況は、何も改善していないのですね。

 

 

このブログを読まれている親御さんの多くは、

 

ただでさえ、お子さんの不登校やひきこもりで悩んでいるので、

 

親御さんの不安をあおりたくないのですが、

 

お子さんの悩みが大きくなって抱えきれなくなってくると、

 

この苦しさから解放されてラクになりたい

 

という思いから、頭に「死」という単語がよぎることがあります。

 

 

 

わが家の息子も不登校初期に

 

「死にたい」と言ってきたり、机に「死」という文字を彫ったりしていましたが、

 

当時は、私も心の学びをそれほどしていなかったこともあり、

 

心の準備ができていなかったので、

 

息子の辛い思いに寄り添うことができずに、

 

自分の不安をかき消すような対応をしていました。

 

 

自傷や自殺と聞くと、とても恐ろしいことやタブーとして考えてしまいがちですが、

 

悩んでいて、とても苦しいということの、延長線にある表れと考えると、

 

一部の特殊な人達が考えることではないと知っていただけたらと思います。

 

 

少ないページ数で、とても勉強になる本がありましたので、

 

紹介させていただきますね。

 

 

 

 

こちらの本にも書かれていますが、

 

ここ10年で日本の自殺者数は減少傾向にあると言われていますが、

 

10代は変化が見られず、若い世代ほど減っていないようです。

 

 

若い世代が悩みから解放される環境が整っていないことや、

 

新しい時代の、感受性が強いお子さんが増えて、

 

悩みをより強く感じる傾向にあるのかなと思います。

 

 

 

 

こんな強い悩みを抱えて苦しんでいる子ども達に

 

私達はどう接したらいいのでしょうか。

 

 

こちらの本に書かれていたことで、特に印象的だったのが、

 

以下の部分でした。

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

自傷、自殺のリスクを抱えている子が必要としているのは、

 

「命は大切」という道徳的な教えではありません。

 

 

命を大切に思えない、自分の思いを吐き出せる場です。

 

 

自殺を減らすための取り組みの一環として、

 

小中高などの教育現場では、「命を大切にする心の育成」

 

を目的とした教育が行われています。

 

 

ただ、こうした教育を通じて、「命を大切にしよう」と思える子は、

 

もともと自殺のリスクが低いと言えます。

 

 

リスクの高い子に必要なのは、自分の本音を言える場、

 

本音で話し合える関係です。

 

 

道徳的な教育には、「本当の気持ちは誰にも言えない」

 

などと思わせるような副作用もあることを認識しておく必要があるでしょう。

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

実際に悩んでいるお子さんの本心を伺ってみると、

 

こういうこと(理想)を親や世間は、押し付けてくるからしんどいんだ。

 

という感じです。

 

 

良かれと思って、裏目に出てしまっている典型かもしれません。

 

 

表面的に物事を捉えている大人より、

 

子どもの方が、物事を深く見つめて様々な事を感じて

 

傷つき、悩んでいるのですね。

 

 

 

確かに、自傷、自殺となってくると、命が関わり、出来事が大きくなってしまうので、

 

本人の辛さを受け止める という部分より、

 

自殺は良くない、とたしなめてしまう傾向が強くなってしまいがちです。

 

 

でも、死にたい苦しいほど悩んでいる子達は、

 

自殺は良くないとか、残された人が苦しむ

 

なんていうことは、当然分かっているのですね。

 

 

だから、余計に苦しんでしまうのですね。

 

 

不登校にも言えることですが、

 

学校に行かないことや、自傷行為や自殺願望について、

 

直接どうにかするよりも、

 

その原因となっている苦しみに目を向ける必要があります。

 

 

私は、UMIでカウンセラーになる時に、

 

出来事の大きさに振り回されるのではなく、

 

その人がどう感じているのかに意識を向けなさい

 

と師匠の川相ルミさんに口を酸っぱく言われてきましたが、

 

そのような訓練をしていない人や、親御さんなど当事者になると

 

なかなか難しいと思います。

 

 

わが子の気持ちを受け入れて、わが子の力になりたいと思っても、

 

親御さん自身に心の傷や思い込み、ブロックがあると

 

お子さんに、自分の思いや本音をストレートに言ってこられると、

 

つい、ブロックが反応してしまい、

 

敏感なお子さんは、すぐに気づいて、自分の言葉を飲み込んでしまいます。

 

 

子どもと本音で話し合える関係と言うのは、

 

簡単そうに見えて、とても難しいです。

 

 

上手くサポートできないと感じている親御さん、

 

こちらで お待ちしていますね^^

 

 

 

 

 

【関連記事】

 

 

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