-詩- ~金星・ヴィーナス。ほほえみ。FRIDAY~
おはよう。Venos.
きづいてる?
ね、venous?
魅惑的、きみ。ぼくにとって。
うそ、じゃないよ。
なぞりたくなる。そっと、曲線。
行かせてよ。きみの星。
とおい?
きに、しない。
今日はきみの、日。
しってる?venous?
あかむらさき。
きみ、きっとそんな色。
想像だよ。勝手に。ぼくの。
「金」星ってさ。よばれてるけどさ、
きっと、あかむらさき、なの。
君の、いろ。
え?金星ってよばれてるよ。日本、ここでは、ね?
おぼえてね、地球のことも。ぼくのことも、ね。
venous.
みんなに、くれる?
わくわくするような、いちにち。
ありがと。
もう、わくわくしてきた。
週の、夕焼け、ちかい。
まだ、あさ、だけど。ね。
あ。やっぱり、ね?
あかむらさき。
小説NO.25 ~朱音の夢~
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
朱音は、雲の上を歩いていた。
ふんわり、ふわふわ
(わた飴みたい≧(´▽`)≦)
歩いていると、朱音の傍で、人の声がした。
雲の上、もうひとり、誰かいるようだ。
「だれ?」
朱音は少し警戒して聞く。
「いっただろ?いつもついている、と。」
その声は、頭の中でいつも響いていた、それであった。
まだ、姿が見えない。・・・が、
少しずつ、人影が歩み寄ってくる。
姿がぼんやり見えた。
そして段々と、はっきりと。
「父さん!?」
朱音は思わず、叫ぶ。
最近、現世の記憶が徐々に思い出されてきているのは確かだ。
でも、父さんのことは、全然思い出せなかったはずなのに・・・。
なのにどうしてなのか、すぐに父さんだと分かるの。・・・この人は、間違いなく私の父さん。
「朱音はむちゃくちゃ強い子だなぁ。さっきも見てたんだよ。
シュリ君も色々考えてくれているけど、自分で撒いた種だからね、今回のことは。」
父さんは優しく喋る。
ひげを生やしていて、がっちりした体。3センチくらい生えたベリーショート。
腰には日本刀を挿している。なぜか着物を着て(-。-;)
・・・おそらく単なる父さんの「趣味」であろう;
でも、そんな父さんには、あたたかい空気が、流れている。
「今、父さんは死界にいるんだよ。
朱音は覚えているかな?父さんが、現世で3年前、事故で死んでしまったことを。」
父さんの言葉に朱音はまたひとつ思い出す。
(そうだった・・・(((゜д゜;)!
父さんは3年前、バイクに乗っていて、大型トラックに跳ねられ、死んでしまったのだった・・・!)
どんどんと、朱音は父さんのことを思い出す。
父さん、・・・・・「健司」父さん。
健司は朱音にこういった。
「死界はね、父さんが岩砕だった頃の友人、頭輪が今もなお、王をしているんだ。
だから頼んだ。『ちょっくら娘を、助けに行かせてくれ』って。
そしたらさ、最初は駄目だのなんのいってたけど、俺、『昔お前がしたあ~んなことやこ~んなこと、
部下に言いふらすぞー』って、言ってやったんだ。そしたら即、OKしてくれちゃった(-^□^-)
あいつ、昔女好きだったからさ~(笑) あ、今もかもしれないけどね( ̄∇ ̄+)♪」
「あっそぅ( ̄Д ̄;;ん?・・・え!?
ってことは・・・父さん、つまり、こっちの世界にく・・・来るって事?!」
朱音はびっくりした。
朱音は浄化しきれなかった父の力が移行してしまった、と聞いていたから・・・。
それなら父さんは既に、戦士でも王でもないはずである。
その思いを朱音は健司に伝えた。
すると健司は「ハッハ(≡^∇^≡)!」と笑ってこう言った。
「頭輪は俺の力を受け継がせてある王だ。
今回のためだけに、昔の記憶と力を、分けてもらったんだよ(o^-')b
何だか、体がなまっちまってるけど、いねぇよりは居たほうがいいぜ?
誰よりも多くの術、魔法、剣士を見てきたからさ。」
(ほほーう・・・。
やっぱり王様ともなるとそんなことまでできるのね・・・
ま、父さんのやり方が良いか悪いかは別として(^_^;))
「ありがとう、とうさ・・・」
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
目を開けると布団の上。
朱音は周りを見渡した。健司はいない。
なんだ・・・。夢かぁ(ノω・、)
(信じてたのに・・・)
朱音が悲しく思っていると、突然シュリが、青ざめた顔で朱音の部屋に飛び込んできた。
「よかった、起きていたか!!!」
小説NO.24 ~地下室の特訓 1日目~ 1日目、終了!
シュリが地下室に着いたとき、目にした光景は予想外のものであった。
ルースが必死で朱音の剣を受けている。
こういわれてもしっくりこないかもしれないが、驚いた点は2つある。
ひとつは、凄まじいパワーをコントロールできていない朱音が、それにも拘らず、攻撃を仕掛けていること。
普通だったら立っているのがやっと、又は、既に体が持たなくなって、倒れてしまうはずだ。
そしてふたつ目は、その攻撃に対して、経験豊富なルースがなんと、
押されているということである。
自分から攻める事ができないでいるのだ。
(ルースが防衛に必死だなんて・・・(ノ゚ο゚)ノ!)
とにかくここは、止めなければならない。
朱音の体もずっと持つはずがないし、
ルースに万が一・・・のことがあったら、困る。
シュリは剣を抜き、ルースの背後に身を隠しつつ、思い切り駆け込むと、
目にも留まらぬ速さで、朱音の左サイドに移動した。
今の朱音にはその動きさえ見えていた。
だが、不意をつかれたのとルースに攻撃を仕掛けている最中だったのもあり、
シュリの動きについて行けなかった。
ついていけなくて・・・良かったのだ。
シュリは、剣を空で振り、「風破」をつくり出した。
風破とは、「気」で風を起こし、その力をできるだけ一部に集中させて
対象物にぶつけることで、破壊力を生み出す技のことである。
風破が、朱音の胴体にぶち当たる。
朱音はもろに受けた風破の勢いで吹っ飛び、壁に激突した。
そして、そのまま失神してしまった。
剣を握り締めたまま・・・。
「た・・・助かりました、シュリ様。(´д`lll)
朱音ちゃんは、只者じゃ・・・ねぇ。」
ルースは肩で息をしながらそういった。
よく見ると、朱音から飛び散った火花で何箇所もやけどをしている。
「ルース、君ももっと技を磨くんだ!情けないよ(`・ω・´)
僕は上で、朱音の疲れを癒してやらないといけない。
君は、ほら、治してくれる人・・・というか、狼がいるから。」
シュリが指差した先には、狼になって降りてきたサラが、心配そうにルースを見つめている。
くぅんくん・・・。゚(T^T)゚。
「すいませんでした・・・俺も、次の満月まで、修行します。
朱音の相手をしないときは、ひとりで篭って修行します・・・(*´Д`)」
反省したルースはサラの頭を軽く撫でると、傷を舐めて癒してもらい始めた。
シュリは2人(1匹と1人?)を見守りつつ、朱音を背中におぶると
上の階にあがり、義手でもって、朱音の疲れを癒した。
(今日はここまでにしよう。
朱音が目覚めたら、今度は僕が稽古をつけるしかないな・・・。
地下は・・・狭すぎるから場所を変えよう。
ルースにはああいったが、あんな波の激しい「気」で攻撃されたら、
対処に困るのは仕方がないだろうなm(..)m)
ぐっすり眠っている朱音に、シュリは軽く「おやすみ」と言って、部屋をあとにした。
-詩- ~き・もく・ぼく・木・THURSDAY~
あいにいこう、君に。
無性に、あいたいんだ、君に。
君たちに、触れたい。
そう、いま。
朝のドライブ。
ブーン・・・
ブーーーーン・・・・
たくさん君たちに会えた。
まだ、走るよ。
悦び、感じながら。
寝そべるんだ、きみのうで。
ここは今だけちょっぴり、私の空間。
サルになったみたいだね。グッてつかむ。
そんな快感。
過ぎるのも、忘れちゃうよ、時間。
ほかの、なにもかもも、ね。
君たちがいないと、
やっていけない。
生きている。
私たちも、君たちも。
深呼吸・・・
大きく、ね。
いっぱい、感じたいから。
大地の、君の、
緑の澄んだ空気
胸いっぱい。吸収させてよ。
今度、連れてきてあげようかな。
たいせつなあのひとも、
ここへ。
小説 ~地下室の特訓 1日目~ 其の六
朱音は、以前サラが朱音にいった言葉を使ってみた。
ちょっと「カッコいい台詞だな・・・φ(.. ) 」と思ったからである。
あと、ルースがこれを聞いて攻撃を仕掛けてくるのを待つために。
「お、やる気だな!
手加減はいらねぇってことか!そいじゃ、行かせてもらうぜ?!」
ルースは使っていなかったもう1本の剣も抜き、2本の剣を両手に握り締めると、
目にも留まらぬスピードでこちらに向かってかかってきた。
(ギリギリまで自分を追い詰めてみよう。そうじゃなきゃ、本当の力は出ないんだわ。
だって、初めて剣を持つ姿になったときもそうだったもの!)
朱音の意図はそれであった。
そう、「感情の湧く間なく、戦う」こと・・・。
「そりゃぁ!」
2本の剣を交差させ、手加減なしで朱音に切りつけるルース。
何かに当たった手ごたえ。
思い切り走りこみつつ切りつけたので、「気」の煙がもくもくと立ち込めている。
「まずい・・・!やりすぎたかな( ̄Д ̄;;?!」
ルースは挑発されて攻撃したものの、ちょっと朱音が心配になった。
すると、何かが割れる音がした。
メキ・・・パリパリっ・・・・と。
「な・・・?!」
驚きを隠せないルース。
自分の武器で、朱音はしっかりと二刀流を受け止めていた。
朱音が前に押し出す「気」、と、ルースの「気」がぶつかり、
朱音の鞘にはひびが入っていた。
驚くルースに朱音はひびが入っているのに気づきもせず、攻撃を仕掛けていった。
(すげぇ「気」だ・・・)
ルースが朱音の攻撃を受け止めたときだった。
パキーン・・・・・・・・・・・
朱音の鞘は砕け散った。
(こ、こいつ、俺の「気」を吸収してそれに自分の「気」も乗せて・・・鞘をぶっ壊しやがった・・・!
相手の力を利用する戦い方なんて、そうそう出来るものじゃ・・・ねぇぞΣ(゚д゚;)?!)
剣は・・・・その姿をあらわにした。
真っ直ぐな剣。剣先が剣の根元よりも太くなっており、その剣先には、まるで鳥をモチーフにしたかの様な、
彫刻が入っていた。
何よりもルースが驚いたのは、その色であった。
朱音の剣は、燃えたぎる炎のような色をいていたのだ・・・!
ルースはかつて、このような剣など、見たことがなかった。
「あ、朱音ちゃ・・・(((゜д゜;)))?!」
声をかけようとしたルースは、思わず息をのんだ。
朱音の瞳がギラギラと燃えている。
内なる力が、今の朱音には抑えきれないのであろう、放出された力は、渦を巻いている。
バチッ・・・バチッ・・・と、体の周りに火花まで散っている。
「まずい!このままじゃ、自分の内面の力に、体のほうが耐えられなくなって・・・、朱音ちゃんが死んじまう!」
地下室はガタガタと音をたてて揺れ始めた。
上の階でサラの治療を終えたシュリは、今起こっている事態を感じ取り
急いで地下室に向かうことにした。
「サラ、もうすぐ月が出る。狼になったら、君も地下室へきてくれ!」
と、サラに言い残して。
その言葉に、サラは頷いた。
シュリは「このようなことが起こるのではないか・・・」、という予想はしていた。
しかしこんなにも早い時期に、しかもここまでの力が外に放出される事になろうとは、
シュリにも予測できていなかったのだ。
(コントロールする力が備わってないというのに、ここまでの力が出るとは・・・
朱音はどれだけの力を内に秘めているのだ?!
とにかく急がねば!)
シュリはガタガタと揺れる城の中、地下室へ向かって、全力で走った。
小説NO.22 ~地下室の特訓 1日目~ 其の伍
「ひとつ、最初に言っておくよ。」
ルースはひと指し指を立てて続けた。
「鞘のついた剣、それで倒せる敵は、ごく僅かだ。
今回、その剣の刃を見られるまで、俺の担当する特訓に、終わりはないからね。」
( ほんとに?!これって抜ける物なのヽ((◎д◎ ))ゝ?)
自信がなくなっている朱音に、ルースは言った。
「そんな顔してるようじゃぁ・・・鞘が付いていようがなんだろうが、俺にかすりもしないぜ?
相手の言葉にいちいちへこんでるんじゃねーよ(`・ω・´)
・・・じゃ、はじめっからな!」
すると・・・
(消えた?!)
ルースの姿が突然見えなくなった。この長方錐の部屋の中、どこに・・・・
「フッ( ̄ー ̄ )、こんなじゃだめだぜ?
本当の敵だったら、ここで一突きだからな。」
朱音の真後ろで声がする。振り返ろうとしてびっくり・・・
朱音の背中にはルースの剣先が触れていた。
柄を握り締め、鞘から刃を抜こうとする・・・・が、やはり抜けない。
鞘と刃が一体化しているかのようだ。
(仕方ない!)
朱音は鞘が突いたままの状態で、ルースの剣を払い、前に突いて仕掛けた。
ルースは朱音の攻撃をいとも簡単に交わし、
払われた剣を片手でくるっと一回転させ、刃が朱音に向かない方向に持ち直した。
そして瞬時に、剣の柄頭(剣の持ち手部分の角のこと)で朱音の脇腹を突いた・・・!
「ううぅっ・・・」
うなりながら倒れこむ・・・朱音。
( くそ・・・なぜこんなにも私は遅いのかしら?ルースは二刀流だけど、
まだ一本しか使っていない・・・。
しかも今の攻撃・・・、刃で来なかったのは、完全なる「情」だわ・・・。。)
悔しかった。
ルースとは、戦いのスタイルも経験も違うのは分かっている。
しかし、抜けるはずの剣が、抜けない。
これが・・・今一番朱音にとって、痛いところであった。。
怖がるな・・・怯えるな・・・!
怯えれば、力の扉は閉ざされてしまうのだから。
体を張ってぶつかる、それが戦いだ・・・!
朱音の頭の中で、「例の声」が響く。
いつになく、大きな声で・・・。
(そうだ、戦士になるってきめたのは、私だわ!)
朱音は、そう自分に強く言い聞かせると、何を思いついたのか・・・どんな決心したのか・・・
細く長い部屋の隅まで、一気に駆け出した。
できるだけルースから遠くなるように。
(ん、・・・なんだ?(。・ε・。))
ルースには朱音が何を考えているのか全く分からなかった。
だが、少し興味深かったので、あえて追いかけないで、したいようにさせてみることにした。
この部屋はかなりの縦長構造である。
なので、隅にたどり着くには、200m全力疾走した以上にスタミナを使う。
隅にたどり着いた朱音は、ぜぇぜぇと肩を上下さていた。
すると何を思ったか、ルースに向かって「ニヤッ」と笑って見せ、こういった。
「さぁ、(ぜぇぜぇ・・・)ウォーミングアップはおわったわ!(ぜぇぜぇ・・・)
どっからでも・・・・・・・かかって、来い!!!」
小説NO.21 ~地下室の特訓 1日目~ 其の四
朱音は休憩中、ずっと自分の剣を眺めていた。
鞘から抜けない・・・剣を。
なぜ、抜けないのか?
そんな想いに若干あせりを感じていた。
このままでは王には勝てない、と。
そして・・・ずっと「頭の中で響くことば」のことも考えていた。
誰なのか、気のせいなのか・・・?
(もう、頭ん中ゴチャゴチャよ!(´Д`;)お腹空くどころじゃないわよ~・・・)
大の字になって寝転ぶ。
朱音に与えられた部屋は、「純和風」であった。
まるで昭和初期のような部屋。
畳のいい香りがする。
「日本人はこういうのが好きかな・・・(●´ω`●)ゞ」
朱音が部屋に案内されたとき、シュリは照れくさそうに、そう言っていた。
正直なところ、朱音が期待していたのは
「マリー・アントワネットが住んでいそうな部屋」だったが・・・(;´▽`A``
シュリの好意を考えると、何も文句は言えなかった・・・し、これはこれで嬉しかったのだ。
部屋に案内されたそのときに、「そういえば、現世で自分が住んでいたのは
マンションだった」と、思い出した朱音には、
この部屋はまるで旅館の一室のようであった。
(次はルースが先生・・・というか、敵役かぁ・・・。
やりずらいなぁ、いつもは愛想よくて優しいし・・・)
暫くすると、朱音の寝転んでいる畳の一枚がカタカタと震えだした。
スコーン・・・(((( ;°Д°))))!
・・・どっすーん!!(ノ◇≦。)ひぃ・・・!
畳がいきなり抜けたのだ。朱音はまたさっきの地下室にまで落下していた(_ _。)
「い・・・いた・・・い・・・」
そう呟いてから、ふと顔をあげた。ルースが立っている。
地下室は、まるで先ほどの円状の部屋とは違い、
今度は細い一本道のような・・・、長方体を横に倒したような形状に変化していた。
「ルース、これってさっきと同じ部屋なの・・・?」
「来たな、休憩は終わりだ!」
質問しようとした朱音の言葉に、ルースは聞く耳持たず。
これまでになく、とても険しい表情をしている。
(・・・切り替えって、やつね・・・さすがだわΣ(・ω・;|||)
ルースの表情からだけでも、
これからの修行が、決して簡単なものでないことが理解できた。
小説NO.20 ~地下室の特訓 1日目~ 其の参
それから暫く朱音は構え続けていた。
・・・が、サラはかかって来ない。
(なぜ?短剣で突っかかってくると思っていたのに・・・)
朱音がそう思っていると、サラの声が響く。
「あたいがかかって行かないと朱音さん、攻撃できてないって言ったでしょ?
あたい、今度は逆の立場になってるんだよ。
朱音さんは、自分であたいの場所を探して、かかってきて。」
(見えないのに?どうやって・・・)
朱音は構えたまま、ゆっくりと前に歩み始めた。
どこかにはいるのだから・・・。
まずは近付くこと。それが一番だ。
遠ければ遠いほど、朱音には相手の場所は分からない。
歩んで、歩んで・・・歩み続けた。
「いでっ(ノω・、)」
前だけに集中しすぎていたのだ。体ごと壁にぶつかったらしい;
部屋の形も分からないのだから、それでは厳しい・・・ということを
朱音は「自虐的」に・・・肌で実感した(_ _。)
(気を取り直して・・・っと)
朱音は今度は円を描くように周囲に気を張りつめた。
最初は自分を軸に、小さな円を・・・
そしてだんだん大きな円を描きながら。
大きな円を描いて暫くした頃、ふと呼吸を傍で感じた。
そこか!
朱音は、剣を鞘ごと振り回す。
するとキーン・・・という金属音がして、鞘が交わされたのがわかった。
間違いなくそこにサラは居たのだ。
一瞬右サイドに風を感じた。そして、キラリと短剣が光ったように見えた。
朱音は左側に体を交わすと、身をががめて「サラの居ると思われる場所」で脚をすくった。
つま先上部に何かが当たる感触はあったが、避けられたようだ。
見えてない分、まだ行動が遅いのだろう。
つま先上部に感触があり、避けたということはサラは上に飛んだのだろう。
着地を狙うか。
今度は逃がさない!
考えるまもなく朱音は行動することにした。
やや前方に、サラの瞳が光った気がした。
朱音は懇親の力をこめて、鞘部分を前に突き出した。
サラは身をくねらせて避ける。
その瞬間が朱音の目にはっきりと映った。
みえた!
今度は逃がさない。
鞘をもち体ごと何回転かしてみた。ハンマー投げのような状態;
ドズドズドズっと鈍い音がしてサラは吹っ飛ばされた。
(や、やった・・・( ゚ ▽ ゚ ;) でも・・・)
サラが動かない。朱音は彼女に駆け寄る。・・・と・・・
「敵に情はみせちゃいけない!今は敵って言う設定だからねA=´、`=)ゞ」
ルースが階段を降りてきた。
サラをそっと抱えるとグッと親指を立ててこういった。
「さ、行こうか♪サラなら魔法ですぐ回復するレベルだよ(^^)」
「第一関門突破だな。気の読み取りができるようになったから。」
いつの間にか朱音の後ろの壁にシュリがもたれてこちらを見ている。
いつからいたんだろうか。
(気配・・・これで感じられてるのかなぁ(;^_^A??)
ちょっと不安になる朱音。
それを察したシュリは彼女に言った。
「慣れ。これが大事。今はすべての気配を感じられなくてもいい。
経験とともに、その感受性は高くなる。必ずね。
さ、ひとまず休憩だ。次があるんだから。
それに君は・・・言いにくいが・・・
よく食べた方が、体に・・・いいみたいだし、ねσ(^_^;)」
ルースが爆笑する。
朱音はルースに思いっ切りデコピンした。
「いって~。
今度の師匠は俺だってのにぃ(ノω・、)」
おでこを擦るルースに今度は朱音が笑う。
そう、休憩の後は次なるステップが朱音を、待っているのだ。
まだまだ、朱音は強くなれるし、なってもらわなければならないから・・・。



